カナダ王立協会が、カナダの公共の記憶を保存する機関としての図書館、アーカイブズの将来について、検討したレポート“The Future Now: Canada's Libraries, Archives, and Public Memory”を2014年11月に公開していました。そのうち、第2章のA節では、特にカナダ国立図書館・文書館(LAC)について取り扱われており、これに対し、2015年2月18日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、回答を公開しました。
・テネシー州:University of Tennessee – Knoxville、Tenn-Share、Tennessee State Library and Archivesの3機関が共同運営
・メリーランド州:Digital MarylandとUniversity System of Maryland and Affiliated Institutionsが共同運営
・メイン州:Maine State Library
・カリブ海地域:Digital Library of the CaribbeanとUniversity of Floridaの連携により運営
2015年2月12日、ProQuest社が、フランス国立図書館が所蔵する1700年までの貴重書約5,800タイトル、200万ページのデジタル化を行い、同社の“Early European Books”のコレクションとして提供を開始したと発表しています。このプロジェクトでは、最終的に、28,000タイトル、1,000万ページをデジタル化し、提供する予定とのことです。
同社の“Early European Books”プロジェクトではデンマーク王立図書館、イタリア・フィレンツェ国立中央図書館、オランダ王立図書館、ウェルカム図書館などのコレクションをデジタル化して提供しているとのことです。
2015年2月5日、米国歴史学協会(AHA)は、“Debating the History Dissertation Embargo Policy at the Annual Meeting”という記事をブログに掲載しました。記事は、今年1月に開催されたAHAの年次大会でのパネルセッション”Choosing to Embargo? What to Do with Your History Dissertation”の記録で、これは、2013年7月にAHAが発表した歴史学博士論文のエンバーゴ期間を最大6年間認めるよう求めた声明のその後の議論として行われたものです。同記事の執筆者はそのセッションにパネリストとして参加したハッテム(Michael D. Hattem)氏です。