全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP)が維持管理しているデジタル・フォーマットの利用可能性についての情報を提供するサイト“Sustainability of Digital Formats”において、Office Open XML(OOXML)に関する9つのフォーマットの掲載を開始したそうです。米国議会図書館(LC)のブログ“The Signal”でその概要が紹介されています。
Microsoft Office製品のWord、PowerPoint、Excelそれぞれのファイルの拡張子は、以前は.doc、.ppt、.xlsでしたが、XML構造を取り入れ、独自フォーマットから標準的なフォーマットを採用し、それぞれ"x"を付与した.docx、.pptx、.xlsxのフォーマットが最新版となっているとのことです。
LCが公開している長期保存に適したフォーマット仕様“Recommended Format Specifications”では、文字資料については、OOXMLに加えて、XMLベースのオフィス文書の形式であるOpen Document Format(ODF)も推奨しています。
Office Opens up with OOXML(The Signal, 2015/2/3付け)
2015年2月2日、スミソニアン・アメリカ美術館が、コンソーシアム“The American Art Collaborative(AAC)”の立ち上げを発表しました。コンソーシアムには、アメリカの美術館・博物館14館が参加しています。参加館のコレクションについてのデータをLinked Open Dataで公開し、デジタルでの検索や学術的な発展に寄与することを目的としているとのことです。アンドリュー・メロン財団からの助成を得て、9か月のプログラムに従事しており、第1フェーズで美術館・博物館のデータをLinked Open Data形式に変換して公開し、第2フェーズで研究や教育目的のアプリケーションを開発するとのことです。