アーカイブ - 2015年 2月 17日 - car

TPPで著作権の保護期間が20年延長されると失われるもの(記事紹介)

環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉において、著作権の保護期間が著作権者の死後70年とする案で調整されていることをうけ、2015年2月10日、電子フロンティア財団(EFF)が、カナダ、ニュージーランド、マレーシア、ブルネイ、日本、ベトナムの各国において、著作権の保護期間が20年延長された場合の影響をまとめています。これらの6か国のうち1国でも反対すれば成立しないため、反対に向けて立ち上がるよう呼びかけています。

A Few Global Cultural Treasures We Will Lose For 20 Years Under the TPP(EFF, 2015/2/10)
https://www.eff.org/deeplinks/2015/02/few-global-cultural-treasures-lose-20-years-under-tpp

TPPで著作権の保護が20年延長されると何が失われてしまうのか?(Gigazine, 2015/2/12)
http://gigazine.net/news/20150212-tpp-20-years/

参考:
TPPの著作権法に関連する動きに対し、交渉関係者宛てに公開書簡:EFF、Creative Commons、図書館関連団体等
Posted 2014年7月10日

【イベント】「第6回DAN(Digital Archive Network)ワークショップ」開催(2/20・仙台)

2015年2月20日に、東北大学災害科学国際研究所にて、第6回DAN(Digital Archive Network)ワークショップが開催されるとのことです。

ワークショップは二部構成で、杉本重雄氏(筑波大学図書館情報メディア系教授)の挨拶に続き、第一部では、「総務省におけるデジタルアーカイブの取組」、柴山明寛氏(東北大学災害科学国際研究所准教授)による「大学や自治体等の東日本大震災アーカイブの構築について(仮題)」、永森光晴氏(筑波大学図書館情報メディア系講師)による「メタデータスキーマレジストリMetaBridgeに関して」の三つの講演が予定されています。第二部は、デジタルアーカイブの今後に関する意見交換と東北大学内施設の内覧会が行われる予定とのことです。

第6回DAN(Digital Archive Network)ワークショップの開催(総務省, 2015/2/13)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu02_03000197.html

第6回 DAN(Digital Archives Network)ワークショップ
「知のデジタルアーカイブの構築・連携」~ 社会の知識インフラの拡充に向けて ~(筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター)

「博士論文のエンバーゴを最大6年間に」のその後の議論 米国歴史学協会2015年年次大会におけるパネルセッションの記録から

2015年2月5日、米国歴史学協会(AHA)は、“Debating the History Dissertation Embargo Policy at the Annual Meeting”という記事をブログに掲載しました。記事は、今年1月に開催されたAHAの年次大会でのパネルセッション”Choosing to Embargo? What to Do with Your History Dissertation”の記録で、これは、2013年7月にAHAが発表した歴史学博士論文のエンバーゴ期間を最大6年間認めるよう求めた声明のその後の議論として行われたものです。同記事の執筆者はそのセッションにパネリストとして参加したハッテム(Michael D. Hattem)氏です。

記事では、ハッテム氏を含む、米国大学出版局協会のバークレー(Peter Berkrey)会長、ユタ大学図書館員アンダーソン(Rick Anderson)氏、テキサス大学オースティン校教授で元AHA専門職委員会副委員長のジョーンズ(Jacqueline Jones)氏らパネリストの発言の要点と、その後の質疑応答での論点がまとめられています。

【イベント】「人文科学における災害情報の共有化に関する研究会」(3/28・京都)

2015年3月28日、京都リサーチパークにおいて、第10回 人間文化研究情報資源共有化研究会「人文科学における災害情報の共有化に関する研究会」が開催されます。

同研究会の開催趣旨には、「今年度から歴史学、考古学、地震学、情報学の連携によって開始されている歴史地震資料情報の共有化の取組について、その計画と現状を報告するとともに、将来に向けての課題を考えたい。
 他方、阪神淡路大地震以後、地震のたびに各地域での自主的な取組によって、被災文化遺産の救出保全活動が行われてきた。東日本大震災は被災地域が広範囲にわたったため、被災資料についての記録、情報共有化が大きな課題となった。史料救出の現場からの報告とともに、文化遺産を未来に伝えるために必要な課題を考えたい」とあります。

【研究資源の共有化】 第10回 人間文化研究情報資源共有化研究会 (人間文化研究機構 2015/1/29)
http://www.nihu.jp/events/2015/01/29/system/

優れたデジタル人文学の成果に表彰を DH Awards 2014投票受付中

2014年に公開や完成等がなされたデジタル人文学のプロジェクト等に対し、一般投票を受け付け、それをもとに表彰を行う「デジタル人文学アウォーズ(DH Awards)2014」が現在開催中です。

2015年1月18日までのノミネートの結果、6部門約80点がDH Awards 2014の対象に選ばれています。

投票は2月28日までとなっています。

デジタル人文学アウォーズ(DH Awards) 2014 投票 (Digital Humanities Awards)
http://dhawards.org/dhawards2014/voting-announcement-japanese/

DH Awards 2014 Voting
http://dhawards.org/dhawards2014/voting/

大日本印刷、東京大学附属図書館の蔵書デジタル化において、高速ブックスキャナーの試験運用を開始

2015年2月16日、大日本印刷株式会社が、東京大学附属図書館の蔵書のデジタル化において、東京大学と共同開発した高速ブックスキャナーの試験運用を開始すると発表しています。

このスキャナは、書籍などを冊子体のまま1ページずつめくりながら撮影し、1分間に250ページを画像データとして保存できるとのことです。試験運用では、この画像データの文字を光学文字認識(OCR)処理によってテキスト化し、検索可能なデータとして活用するとのことです。

従来のブックスキャナーでは、文字や絵がゆがまないように、1ページずつ手でめくって平らにしてから撮影するため、読み取りに時間がかかるだけでなく、資料を破損させる可能性が高いことが課題となっていたとのことです。この課題を解決するため、大日本印刷と東京大学の研究チームは、機械による高速ページめくりの機能と、リアルタイムで書籍の3次元状態を認識する技術、高速でゆがんだ画像を補正するアルゴリズムを導入し、冊子体のまま、電子書籍の要求解像度での高速スキャンを実現したとのことです。

世界最速レベルの高速ブックスキャナーによる書籍のデジタル化を開始
http://www.dnp.co.jp/news/10107652_2482.html

参考:
大日本印刷と東大、世界最速レベルのブックスキャナーを開発
Posted 2012年11月19日

岐阜女子大学、デジタルアーカイブ研究所を開設

岐阜女子大学が、同学の文化情報研究センターに、デジタルアーカイブの専門知識・技能を持つ人材の育成や、企業との連携を強化する目的の「デジタルアーカイブ研究所」を開設し、2015年2月11日に開所式を行いました。

平成27年2月11日 デジタルアーカイブ研究所の開所式を行ないました。(岐阜女子大学)
http://www.gijodai.ac.jp/circ/ivent/da20150211.htm

「デジタルアーカイブ研究所」を開設しました。(岐阜女子大学, 2015/2/12)
http://www.gijodai.jp/201502/post_265.html

岐阜女子大学文化情報研究センター
http://www.gijodai.ac.jp/circ/

姫路市立図書館、姫路市映像アーカイブの提供を開始

2015年2月12月から、兵庫県姫路市立図書館(城内図書館)の館内で姫路市映像アーカイブの視聴利用が可能になったと発表されています。姫路市映像アーカイブスは、NHKが過去に放送した姫路市に関するニュースや番組を軸に、これまで姫路市が制作した広報映像や民間で記録された貴重な映像資料などを収集・整理し、デジタル化し、映像アーカイブとして公開するシステムとのことです。

姫路市に関する映像58タイトルが視聴できるとのことです。

姫路市映像アーカイブスの視聴利用が始まります。(姫路市, 2015/2/4)
http://www.city.himeji.lg.jp/koho/press/_33150/_33333/_33467.html

姫路市映像アーカイブス(姫路市)
https://www.library.city.himeji.hyogo.jp/archives.pdf

「全国史料ネット研究交流集会」参加者一同、「『地域歴史遺産』の保全・継承に向けての神戸宣言」を採択

2015年2月14日、15日に兵庫県神戸市で、設立から20周年を迎える歴史資料ネットワークと国立文化財機構の共催により全国史料ネット研究交流集会が開催されました。2月15日には、同集会の参加者一同により、「『地域歴史遺産』の保全・継承に向けての神戸宣言」が採択されました。

神戸宣言は、「全国史料ネット研究交流集会」の開催を機に、全国の関係者間の連携を強め、大規模自然災害に対応し得る歴史資料・文化財等の保存・継承に向けた取り組みを進めていくためになされたとのことです。

宣言の内容は以下の通りです。

一、基本的な考え方
歴史文化に関わる多様な分野の専門家と地域の歴史文化の多様な担い手が、ともに手を取りあって、文化財等の保存・継承活動を一層強めていきます。
一、専門家の役割
多様な分野の専門家は、その専門領域を超えて、地域の方々との持続的な連携を進め、相互につながりを強めていきます。
一、市民の役割
地域の歴史文化の担い手である市民は、文化遺産の保存・継承活動へ積極的に参加し、またその活動を支援します。
一、政府、地方公共団体および大学等の役割
政府、地方公共団体および大学等が、この活動を支援し、地域の歴史文化を豊かにするための基礎的な環境を、縦割りを超えて整備するよう求めます。