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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2015年2月4日、Altmetric社が、同社が提供する論文単位の評価サービスの情報源に、Wikipediaでの引用情報を追加したと発表しています。記事の“Wikipedia”タブをクリックすると、当該記事が引用されているWikipediaのページへのリンクが表示されます。まずは英語版のみの対応ですが、その他の言語についても、今後2、3か月の間に対応することを予定しているとのことです。
New Source Alert: Wikipedia(Altmetric, 2015/2/4)http://www.altmetric.com/blog/new-source-alert-wikipedia/
https://www.altmetric.com/details.php?citation_id=422759 ※Wikipediaの引用情報のある記事が事例として紹介されています。
2015年2月6日、国際STM出版社協会が、学術的なネットワークにおける自主的な論文の共有に関する原則案を公開し、意見募集を行うと発表しています。
同協会では、論文にアクセスと利用についての権利を紐づけ、研究者にとって、シンプルでシームレスな共有を実現すると同時に、学術的な協力関係を深めたいとしているようです。
2015年2月9日から2015年4月10日まで意見が募集されています。
STM opens community-wide consultation on article sharing(STM, 2015/2/6)http://www.stm-assoc.org/2015_02_09_News_Release_STM_opens_communitywide_consultation_on_article_sharing.pdf
Draft voluntary principles for article sharing on scholarly collaboration networks(STM)http://www.stm-assoc.org/2015_02_09_Draft_voluntary_principles_for_article_sharing_on_scholarly_collaboration_networks.pdf
2015年3月4日、日本学術会議講堂において、「科学を変えるデータジャーナル-科学技術データの共有・再利用の新たなプラットホーム構築へむけて-」が開催されるそうです。
開催の趣旨は「データ共有・再利用の本格化時代に臨み、“データ力”が問われている。国際アカデミー及びG8等政治の場ではデータに関する議論が積み重ねられ、 オープンアクセス、オープンデータ、オープンサイエンスへの動きが推進されている。そうした状況の下で、従来からのデータベース専門家を中心にした大規模なデータベースやアーカイブの構築の活動ではなく、 データの生産者、データ専門家、そしてデータの利用者が連携して科学技術データを構築するための新たな方法としてのデータジャーナルの発刊が始まっている。将来、データジャーナルは、オリジナル論文主体の学術誌を補完し、専門分化した学術分野のカベを超え、社会と学術とのより緊密な関係を築くための“メディア”となりうるのだろうか?データの時代における科学技術データの活動と役割について、あるべき姿・展望を明らかにする。」とのことです。
参加費は無料で、当日先着順300名とのことです。
学術フォーラムのご案内/日本学術会議(SENTOKYO ブログ,2015/2/9)
GISデータを手掛ける米国のesri社が、同社のArcGIS Open Dataを使用してオープンデータサイトを構築している機関のオープンデータを検索できるデータベースを公開しました。現在、1,486の機関が公開する23,047のオープンデータセットが利用できるとのことです。日本では北海道室蘭市の「むろらんオープンデータライブラリ」が登録されています。
ArcGIS Open Datahttp://opendata.arcgis.com/
Esri Launches New Site to Find Open Data (Esri, 2015/2/9)http://www.esri.com/esri-news/releases/15-1qtr/esri-launches-new-site-to-find-open-data
ArcGIS Open Data Site of the Week: Muroran, Japan (Esri, 2015/1/27)http://blogs.esri.com/esri/arcgis/2015/01/27/arcgis-open-data-site-of-the-week-muroran-japan/
むろらんオープンデータライブラリ(ArcGIS Open Dataの室蘭市公式サイト)
2015年の第12回“Knight News Challenge”に選ばれたプロジェクト“Measure the Future”がウェブサイトを立ち上げています。13万ドルが助成されます。
Measure the Futureは、ウェブサイトのアクセス解析に使用される“Google Analytics”のように、図書館の建物について、利用者がどのくらいか、1日のうち図書館のどの場所がどのくらい混むのかなどについて、安価なセンサーで情報を収集し、解析を行うためのプロジェクトとのことです。
物理的な場所としての図書館を測定するツールをオープンなハードウェア、オープンソースのソフトウェアで構築し、図書館員が自身でそうしたツールを活用できるようなオンラインチュートリアルの提供を行うとのことです。
Measure the Futurehttp://measurethefuture.net/
Make the Things that Measure the Future: Libraries & Open Hardware(Knight Foundation)
2015年2月9日、米国情報標準化機構(NISO)が、英国逐次刊行物グループ(UKSG)のTRANSFER実務指針(Transfer Code of Practice)について、今後は、NISOにて維持管理すると発表しています。
TRANSFER実務指針は、学術雑誌の出版元が変わる際に、移行元・移行先の出版社が実施すべき事項をガイドラインとしてまとめたもので、図書館や利用者が引き続き円滑にアクセスできるよう保証することを目指したものとのことです。最新バージョンである3.0については、NISOの実務指針として再刊行されました。
UKSG Transfer Code of Practice to be Maintained by NISO(NISO, 2015/2/9)http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=a0d43901fbfd7674d20a70dfee8c78f9014b9a86
Transfer Code of Practice version 3.0(NISO RP-24-2015)http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/14411/rp-24-2015_Transfer.pdf
Transfer(NISO)
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調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
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