Teresita C. Moran氏(ファーイースタン大学)による「ハイヤン台風から学んだこと:フィリピン図書館の経験」、Premila Gamage博士による「スリランカの津波で影響を受けた図書館の復旧努力」、河村宏氏(DAISY Consortium前会長)による「インクルーシブな災害アーカイブの開発-人類の共有資産としての被災体験と災害知識の共有における図書館の役割」の3つの講演が予定されているとのことです。講演には通訳がつくとのことです。
物理学を中心としたプレプリントサーバ"arXiv"の収録論文数が100万件を突破したことを、現在"arXiv"を運営しているコーネル大学図書館(Cornell University Library)が発表しています。既に英Nature誌オンライン版ニュース記事で2014年12月29日に100万件を突破したことが報じられていましたが、2015年1月12日付けでコーネル大学図書館から正式にプレスリリースが出されました。また、arXiv設立者のPaul Ginsparg氏等から寄せられた、収録論文数100万件突破に対する祝福のコメントがYouTubeで公開されています。
記事では最初にSTAP細胞事件に関連する論文撤回が取り上げられているほか、SAGE社の雑誌” Journal of Vibration and Control ”で1人の著者が複数の別名を使って自分の投稿論文を自分で査読していたことが発覚した事件や、SpringerとIEEEの出版する会議録に機械生成されたでたらめな論文が掲載された事件等、査読をめぐる不正も取り上げられています。
2014年11月28日、JISCの委託で、Hazel Woodward氏により編集された高等教育における電子書籍をテーマとした書籍“Ebooks in education: Realising the vision”が刊行されました。オンラインで、無料で全文が閲覧でき、CC-BY 3.0のライセンスで提供されています。ブラウザ上での閲覧のほか、PDF形式、Kindle用の形式、ePub形式でのダウンロードも可能です。
ニューヨーク公共図書館の2015年1月5日のブログで、“NYPL Lab”のMauricio Giraldo Arteaga氏がコロンビア国立図書館の“2nd Digital Book Week”(2014年11月11日-14日開催)で行った、デジタルマップを利用したワークショップの内容が紹介されています。
2014年1月7日、米国議会図書館(LC)が、米国の都市を40年にわたり記録し続けている写真家Camilo Jose Vergaraのアーカイブコレクションを入手したことを発表しました。LCのPrints and Photographs Divisionのサイトで、コレクションの概説を掲載し、アーカイブのうち約400点の画像を紹介しています。