2015年11月16日、『オクスフォード英語辞典』等を出版する英国オクスフォード大学出版局(OUP)は、OUPが選出する2015年の”Oxford Dictionaries Word of the Year”に、これまでで初めて絵文字(”emoji”)を選んだことを発表しました。
選出された絵文字は涙を浮かべた笑顔を表現したもので、公式には”Face with Tears of Joy”と呼ばれているものです。絵文字は1990年代から英語圏でも使用されはじめていましたが、2015年により利用が広がり、”emoji”という語自体の使用も2014年の3倍以上に増えているとされています。それらの絵文字の中でも特によく用いられているのが”Face with Tears of Joy”で、OUPの調査によれば2015年に英国で用いられた絵文字全体の20%、米国の17%をこの絵文字が占めていた、とされています。
なお、”emoji”という語は2013年から『オクスフォード英語辞典』に採録されています。
Oxford Dictionaries Word of the Year 2015 is…(OxfordWords blog、2015/11/16付け)
20世紀前半にオハイオを基盤にした研究者で、かつ、利益を得るため、また、そうでなければ決して買うことができなかった中世の遺物へ人々がアクセスできる寛大な目的を提供しているとして、中世やルネサンス期の手稿を解体して、個々のページごとに販売していたエゲ―(Otto F. Ege)氏が、1951年に死亡した際に家族に残した50以上の完全な手稿や手稿の断片のコレクションを、イェール大学バイネッキ貴重書・手稿図書館が、最近、エゲー氏の孫たちから購入したとのことです。
米国・カリフォルニア州サンマテオ郡内のいくつかの図書館では、2015年11月16日から12月31日まで、箱入りや缶詰等の非生鮮食品を提供することで罰金や使用料金が免除される“Food for Fines”を実施しています。収集された食料品は、セカンドハーベストフードバンクに寄贈され、必要な人に配られるようです。
・Google Cultural Instituteでの所蔵品の公開(2015年11月16日時点で約4,600件)
・ウェブサイト“The Museum of the World”の公開
・館内のストリートビュー(ミュージアムビュー)
・バーチャル展示
となっています。
“The Museum of the World”については、時間と地域(アフリカ、アメリカ大陸、アジア、欧州、オセアニア)のグラフ上に、同館のアイテムをプロットしたもので、プロットされたアイコンをクリックすると、他のアイテムとのつながりが視覚的に把握できるようになっています。また、アイテムの詳細を確認することや、“Art and design”、“Trade and conflict”といったテーマで絞り込んで表示することも可能なようです。