アーカイブ - 2015年 11月 27日 - car

ルクセンブルク大公国、国内の加盟館で電子書籍の貸出しが可能に

2015年11月24日付のLucemburger wort紙によると、ルクセンブルク大公国の住民は同国内の図書館で電子書籍を借りることが可能になったとのことです。

7万8,200点の電子書籍は英語、フランス語、ドイツ語のもので、国立図書館や自動車図書館を含む12の加盟館で借りることができるとのことです。

同サービスは、Higher Council of Publicとルクセンブルク国立図書館との共同イニシアチブであり、同国のコンソーシアム省と国立図書館のIT部門による試行プロジェクトとして公開されているとのことです。

プロジェクトに先立ち、コンソーシアム省は、5万3,000点の電子ジャーナルと9万3,500点の科分野の電子書籍と370の専門的なデータベースを利用可能にしたとのことです。

Luxembourg libraries roll out ebook rental service(Lucemburger wort,2015/11/24)
http://www.wort.lu/en/luxembourg/78-200-digital-books-in-english-french-german-luxembourg-libraries-roll-out-ebook-rental-service-56546b570da165c55dc4e084

英国・Libraries TaskForce、2015年の上半期の進捗レポートを公表 2016年の3月までに99%の公共図書館で無料のWiFiが利用可能の見込み

2015年11月26日、文化・メディア・スポーツ省と地方自治体協会によって設立された、英国のLibraries TaskForceが、2015年の上半期の進捗レポートを公表しています。

レポートの主な内容として以下の点があげられています。

・英国の全ての公共図書館に無料のWiFiを設置するために740万ポンドの資金を用意し、これにより2016年の3月までに99%の公共図書館で利用できるようになる。
・Tinder財団からの10万ポンドの資金で、16の公共図書館で、社会的に排除され集団に溶け込むのが難しい集団にデジタル技術を身に着けさせる試行的な新しいアプローチを実施。
・6つの市立図書館が、中小企業や起業のための中核機能を持つために、英国図書館(BL)、英国芸術評議会(ACE)、コミュニティ・地方自治省からの進取的な図書館に対する40万ポンドの資金を確保することを支援。
・首長や議長が、中央省庁や地方自治体と面談する際、図書館の価値や如何に図書館がリテラシー構築やビジネス、健康、社会福祉のような分野で地域を支援しているか強調。

また今後のこととして、優秀事例を参考にすることを目的とした地方自治体のためのツールキットを作成するとのことです。

【イベント】九州大学附属図書館、学術講演会「図書館における資料選択―2015年のトピックから―」を開催(12/15)

九州大学附属図書館は、同大大学院ライブラリーサイエンス専攻との共催で、日本女子大学准教授の大谷康晴氏による講演会「図書館における資料選択―2015年のトピックから―」を、2015年12月15日に開催するとのことです。

定員は150名で、聴講には申し込みが必要とのことです。

ラオス図書館・情報コンソーシアム(LALIC)創設10周年(記事紹介)

図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織“Electronic Information for Libraries”(EIFL)のウェブサイトに、2015年に創設され、創設10周年を迎えた、ラオス図書館・情報コンソーシアム(Laos Library and Information Consortium :LALIC)の紹介記事が公開されています。

LALICは12のメンバーで創設されたが、電子資源を使うために必要な技術、図書館とICTインフラ開発のための資金、図書館館協力、情報リテラシー技術など図書館や利用者にとって、創設当初は全てが「不足」という言葉で概括できたとのことです。

10年後の現在、LALICは、大学図書館、研究図書館、大学や工芸教育図書館、公共図書館とラオス国立図書館など20のメンバーで構成され、ラオス政府によって承認された登録組織となっているとのことです。

LALICによる研修は、何百もの図書館員や研究者、学生に技術を伝え、オンライン調査や電子図書館・データベースの利用など、デジタル技術を使用することへの自信を与えているほか、デジタル資源をメンバーの大学へ推奨し、EIFLのライセンスプログラムを使って利用させており、若い研究者や学生からデジタル資源に関する研修への継続的要望があるとのことです。

Scopus、1996年以前の500万件の論文と9,300万を超える参考文献を追加

Elsevier社の抄録・引用文献データベースScopusが、1996年以前の500万件の論文と9,300万を超える参考文献を追加したと発表しています。

Scopusの内の既存の論文へ、1996年以前の参考文献を追加することと、参考文献を含めてバックナンバーのファイルの論文を追加することで、1970年まで遡って作業を実施しているとのことです。

今回は、2014年3月から継続している、1970年から1996年までの参考文献を追加する目的の事業“Scopus Cited Reference Expansion Program”のマイルストンであり、この拡張プログラムの目標は、Scopusの利用者が、長期間で、詳細な計量書誌学や、歴史的な傾向分析が可能となり、1996年以前に出版された研究者のh指数算出に必要なものを全て満たすよう向上させることであるとのことです。

Scopus has added 5 million pre-1996 articles and over 93 million references - and we’re not even half-way(Elsevier,2015/11/26)

Emerald社、Thomson Reuters社のEmerging Sources Citation Index (ESCI)と連携

Emerald社(Emerald Group Publishing)は、著者の論文の学術的影響を最大化するために、Thomson Reuters社によって新しく開始されたEmerging Sources Citation Index (ESCI)と連携すると発表しています。

ESCIは、高品質で、地域で重要なピアレヴューの出版物などを含むようにしてWeb of Scienceの出版物の世界を拡張しているとのことで、Emerald社では43の雑誌がESCIで受け入れられたとのことです。

Emerald has 43 journals accepted in ESCI newly launched by Thomson Reuters(Emerald,2015/11/25)
http://www.emeraldgrouppublishing.com/about/news/story.htm?id=6450

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、米国独立戦争時の、アフリカ系英国王党派を検索できる新しいデータベース“Carleton Papers―Book of Negroes, 1783”を公開

カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、新しいデータベース“Carleton Papers―Book of Negroes, 1783”を公開しています。

米国独立戦争時の、アフリカ系英国王党派3,000名を参照できるもので、アフリカ系住民の帳簿や米国独立戦争終了時にニューヨーク港から撤退したアフリカ系英国王党派についての詳細を含む登録簿から名前を採取しているとのことです。

Launch of “Carleton Papers―Book of Negroes, 1783” Database(LAC,2015/11/26)
http://thediscoverblog.com/2015/11/26/launch-of-carleton-papers%E2%80%95book-of-negroes-1783-database/

NHK「くらし☆解説」で「図書館の役割って何?」がテーマに(記事紹介)

2015年11月26日、NHK「くらし☆解説」で「図書館はどう変わろうとしているのか」が放送され、当該放送の記事が、「NHK 解説委員室」の「解説アーカイブス」に掲載されています。

佐賀県の武雄市図書館の登場、本の分類・選書の問題、全国図書館大会における新潮社の佐藤隆信社長の発言など、公立図書館を中心とした図書館をめぐるニュース等に触れられ、図書館の役割についての議論の深化を期待したい、と結ばれています。

NHKオンライン
http://www.nhk.or.jp/
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/232510.html
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-11-26&ch=21&eid=11636&f=2265
※2つ目のリンクは、NHKオンラインの「NHK 解説委員室」、「解説アーカイブス」の「くらし☆解説 「図書館の役割って何?」」の記事で、3つ目のリンクは、番組表の当該放送のページです。

参考:
NHK「視点・論点」で「視覚障害者と読書」が取り上げられる(記事紹介)
Posted 2015年10月2日
http://current.ndl.go.jp/node/29561