英国の国立公文書館(TNA)と、英国とアイルランドのアーカイブズ・記録協会(Archives and Records Association )は、2015年11月14日から22日まで、アーカイブの利用促進キャンペーン“Explore Your Archive”を開催していますが、Twitter上では、ハッシュタグ“#explorearchives”を使って、アーカイブに関心を持つ人や機関が会話をするイベントが実施されています。
2015年11月16日、『オクスフォード英語辞典』等を出版する英国オクスフォード大学出版局(OUP)は、OUPが選出する2015年の”Oxford Dictionaries Word of the Year”に、これまでで初めて絵文字(”emoji”)を選んだことを発表しました。
選出された絵文字は涙を浮かべた笑顔を表現したもので、公式には”Face with Tears of Joy”と呼ばれているものです。絵文字は1990年代から英語圏でも使用されはじめていましたが、2015年により利用が広がり、”emoji”という語自体の使用も2014年の3倍以上に増えているとされています。それらの絵文字の中でも特によく用いられているのが”Face with Tears of Joy”で、OUPの調査によれば2015年に英国で用いられた絵文字全体の20%、米国の17%をこの絵文字が占めていた、とされています。
なお、”emoji”という語は2013年から『オクスフォード英語辞典』に採録されています。
Oxford Dictionaries Word of the Year 2015 is…(OxfordWords blog、2015/11/16付け)
20世紀前半にオハイオを基盤にした研究者で、かつ、利益を得るため、また、そうでなければ決して買うことができなかった中世の遺物へ人々がアクセスできる寛大な目的を提供しているとして、中世やルネサンス期の手稿を解体して、個々のページごとに販売していたエゲ―(Otto F. Ege)氏が、1951年に死亡した際に家族に残した50以上の完全な手稿や手稿の断片のコレクションを、イェール大学バイネッキ貴重書・手稿図書館が、最近、エゲー氏の孫たちから購入したとのことです。