アーカイブ - 2015年 11月 11日 - car

Project Next-L、オープンソースの図書館システム“Next-L Enju ”バージョン1.1.0をリリース

2015年11月11日、Project Next-Lが、同プロジェクトが開発しているオープンソースの図書館システム“Next-L Enju Leaf”のバージョン1.1.0のリリースを発表しました。

本システムは、10館を超える専門図書館や「国立国会図書館サーチ」などでも利用されているもので、今回、書誌・利用者情報の入力機能や統計機能の拡充、クラウド環境での動作の改善、テスト追加による安定性・信頼性の向上など,様々な機能の追加や改善が行われ、かつバグの修正も行われたとのことです。

また、本バージョンからシステムに詳しくない人でも、導入の検討等を可能とするため、利用者用のマニュアルが全面的に見直され、整備されたとのことで、同プロジェクトのウェブサイトで、当該マニュアルが公開されています。また、“Next-L Enju”の標準的なシステムとすぐに使える設定データをパッケージングしたセットも提供しているとのことです。

Next-L Enju Leaf 1.1.0(GitHub, 2015/11/11)
https://github.com/next-l/enju_leaf/releases/tag/v1.1.0

マニュアル一覧(Project Next-L)
http://next-l.github.io/manual/

公共図書館が金融リテラシー教育の情報資源となり得るために(記事紹介)

2015年10月9日付けのLibrary Journai誌(LJ誌)の記事に、公共図書館が金融リテラシーの情報資源となり得ているかについての調査記事“Public libraries are offering financial literacy resources to their communities? but is anyone listening?”が掲載されています。

2015年2月に1,466名の公共図書館のカード保有者、4月に230の公共図書館職員を対象に行なわれたLJ誌の金融リテラシー調査では、利用者にとって公共図書館は金融情報を探す最初の場所とはなっておらず、公共図書館で金融に関する情報を探すと回答した米国人は18%で、あげられた項目の中では最下位であったとのことです(家族から:49%、インターネットで:40%、学校で:34%、友人から:27%、図書で:27%、金融機関から:26%、金融アドバイザーから:26%、職場で:22%、メディアで:21%)。

しかし、これは利用者が図書館を金融の専門家と考えていないということではなく、もし知っていたならば、55%の回答者が図書館の金融リテラシープログラムに参加したと回答しているとのことです。

RDA(Resource Description and Access)の運営組織が改組

2015年11月6日、RDA開発・運営を担う組織である、合同運営委員会(Joint Steering Committee:JSC)の会合が開かれ、主要委員会(Committee of Principals)および合同運営委員会(Joint Steering Committee:JSC)が解消となり、それぞれ、RDA役員会(RDA Board)、RDA運営委員会(RDA Steering Committee:RSC)という名称となりました。リニューアルされたRSCのウェブサイトも公開されています。

この改組は、8月に発表された“Transition to the new RDA governance structure”に沿ったもので、2019年まで管理体制の移行は段階的に行われる予定とのことです。

RSCは、アフリカ、アジア、欧州、ラテンアメリカ・カリブ、北米、オセアニアの代表者で構成されるようです。

RDA Governance Review Takes First Step in Implementation(RSC, 2015/11/7)
http://www.rda-rsc.org/RDAgovernancefirststep

Elsevier社、新しいオープンアクセス(OA)雑誌“Physics in Medicine”を創刊

Elsevier社が、医学・生理学・生物学への理論物理学・応用物理学の適用に焦点をあてた新しいオープンアクセス(OA)雑誌“Physics in Medicine”を創刊したと発表しています。

Physics in Medicine welcomes submissions(Elsevier)
http://www.journals.elsevier.com/physics-in-medicine/news/physics-in-medicine-welcomes-submissions/

これからの学術情報システム構築検討委員会、「NACSIS-CAT/ILL の軽量化・合理化について(基本方針案の要点)」の資料を公開

2015年11月10日、大学図書館と国立情報学研究所との連携・協力推進会議のもとに設置された「これからの学術情報システム構築検討委員会」は、「NACSIS-CAT/ILL の軽量化・合理化について(基本方針案の要点)」と題した、2015年10月27日付資料を公開しました。

NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化は、2015年5月29日付で公開された「これからの学術情報システムの在り方について」において最重要課題と掲げられたものです。

当該資料によると、2016年6月にて大学図書館側での基本方針を承認し、7月に、大学図書館と国立情報学研究所との連携・協力推進会議で了承、将来的には2020年に新システムの運用開始を目指す予定であるようです。

当委員会での検討状況について(平成27年10月27日付)(これからの学術情報システム構築検討委員会, 2015/11/10)
http://www.nii.ac.jp/content/korekara/2015/11/271027.html
http://www.nii.ac.jp/content/korekara/archive/korekara_doc20151027.pdf
※2つ目のリンクは、「NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(基本方針案の要点)」です。

関連:

Time社が同社のアーカイブをニューヨーク歴史協会に寄贈

2015年11月6日、ニューヨーク市最古の博物館兼研究図書館であるニューヨーク歴史協会は、Time社が同社のアーカイブが、同協会のPatricia D. Klingenstein図書館に寄贈されたと発表しています。

同コレクションは7,500フィート以上の推定700万の文書や記事から構成され、研究者や歴史家に相当なレベルの資料や情報を提供し、20世紀の歴史とタイム社のメディア帝国の詳細な視点を提供するものとのことです。

最も初期の資料は1898年刊行のもので、Time社の“Time”“Fortune”“ Life”“Sports Illustrated”“People and Time-Life Books”などの雑誌からの記事が含まれ、また、チャーチル、蒋介石、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアなどの国内外の要人と取り交わした論文も含まれるとのことです。

記事以外にも、モハメドアリのサイン入りのガウンとグローブ、1985年のフィレンチェ市長主催のパーティーで着用したジャック・アザグリーがデザインしたダイアナ妃のドレスなども含まれるとのことです。

NEW-YORK HISTORICAL SOCIETY TO RECEIVE TIME INC.’S ARCHIVE(New-York Historical Society,2015/11/6)

自転車の整備道具が設置されている公共図書館(米国)

2015年11月10日付けのSeatle Times紙によると、環境にやさしい旅を促進するという図書館の目標を展開するため、米国・ワシントン州キング郡の9つの図書館には、自転車の空気入れや道具が装備された日曜大工ステーションが設置されているとのことです。

自転車の日曜大工ステーションは、図書館員と利用者にサービスを提供することに加えて、コミュニティー全体にサービスを提供することを意図しているとのことで、バーク・ギルマン・トレイルが近くにあるボセルとケンモアの分館では特に現実的であるとのことです。

ステーションのコスト1,026ドルは税金で賄われているとのことです。

【イベント】研究データ同盟(RDA)、第7回総会を東京で開催 テーマは“Making Data Sharing Work in the era of Open Science”(東京・2016/3/1-3)

2016年3月1日から3日まで、研究データ同盟(RDA)は科学技術振興機構JSTとの共催により、7回目となる総会を一橋大学一橋講堂で開催します。

テーマは、“Making Data Sharing Work in the era of Open Science”で、総会に先立ち前日の2月29日には同じ会場で、JST主催のデータシェアリングシンポジウム「科学の発展への起爆剤~データ駆動型科学の推進に向けて~」が開催されます。

今回の総会は、初のアジア地域での開催です。

現在、RDAのウェブサイトでは、第7回総会のページが、JSTは同総会とシンポジウムに関するFacebookのページを開設しています。

RDA Seventh Plenary Meeting(RDA)
https://rd-alliance.org/plenary-meetings/rda-seventh-plenary-meeting.html

Facebook(RDATokyoGlobal)
https://www.facebook.com/RDATokyoGlobal/

第7回RDA総会およびデータシェアリングシンポジウムのFacebookページを開設しました!(科学技術プラットフォーム, 2015/11/10)

韓国鉄道公社・京義中央線で2016年初頭から「図書館列車」が運行開始

2015年11月10日、韓国・坡州市、韓国出版文化産業振興院、出版都市入居企業協議会は、韓国鉄道公社(KORAIL)の京義中央線で、「図書館列車」を運行することに関して業務提携を結んだとのことです。

2014年12月の京義中央線開通と、今年統計庁が発表した韓国人の生活実態調査の結果において、1日10分以上の本を読む国民が10%にとどまるなど、毎年読書率が低くなっていることから、国民読書振興の事業として「図書館列車」を企画することになったとのことです。

協約書では、坡州市民の読書文化推進のためのインフラ構築や、定期的な読書文化行事の開催のための読書コンテンツ支援・協力などが盛り込まれたとのことです。

列車名は「독서바람 열차(読書の風が吹く列車)」で、この名前には、京義中央線の片道124km・2時間以上の移動時間の間、スマートフォンよりも「読書することを希望する」という意味と「大韓民国読書ブーム」を起こすという意味を含んでいるとのことです。

全国初の「図書館列車」は、書架の設置など列車内外の改造と、坡州・平和・文学・出版の4つのテーマの図書を配架するなどのリフォームを経て、2016年初頭から運行される予定であり、多様な読書振興プログラムを実施する計画であるとのことです。

英国・王立盲人擁護協会(RNIB)、録音図書の制作開始80周年を迎え、視覚障害者向けの録音図書サービスを無料に

2015年11月9日付けのThe Booksellerによると、英国の王立盲人擁護協会(RNIB)が視覚障害者向けの録音図書サービスを2015年11月10日から無料にしているとのことです。

これは、録音図書の制作開始から80周年記念にあたり、また、4,000もの録音図書が日々提供されることに対しての慈善事業とのことです。

以前は、利用にあたって年間50ポンドの購読料が必要でしたが、現在は、登録した視覚障害者は、6点の録音図書をいつでも無料で借りることができるとのことです。

3万人もの視覚障害者が録音図書とRNIB図書館を使用しており、ヨーロッパでは大規模な種類にあたるとのことです。

今回、HarperCollins社がRNIB図書館に全ての新しいタイトルを提供することに応じた最初の出版社となっており、視覚障害者が、現在のベストセラーに対して平等にアクセスできるように提供しているとのことです。

英国における録音図書サービスは、第一次世界大戦で盲目となり、点字を学ぶのに苦労した兵士を支援するために1935年に発足したとのことです。

Talking Books now free to access(The BookSeller,2015/11/9)

小松市立図書館、同館所蔵の地域の映像を撮影した16ミリフィルムをデジタルリマスターしDVD化

小松市立図書館(石川県)が、同館で所蔵する1960年代前半の小松の風景を撮影した16ミリフィルムをデジタルリマスターしDVD化したとのことです。

同館の視聴覚ライブラリーには、フィルムや映写機があり、貸し出しを行っているが、近年はほとんど使用されておらず、フィルムの劣化が目立つようになっていたため、市内の印刷会社に依頼し、夏から秋にかけてDVD化したとのことです。

DVDは、1962年開催の小松博、1961年の曳山子供歌舞伎の上演、市公会堂ができるまでの記録、航空自衛隊小松基地の開庁式など12枚で、映像は、白黒やカラーで四~三十分ほどとのことです。

11月23日には、図書館で上映会が開かれるとのことです。

DVDは今後、一般の貸し出しはしないが、公民館や学校など上映会のリクエストがあれば応じるようです。

図書館 16ミリフィルム影像上映会 (小松市,2015/11/10)
http://www.city.komatsu.lg.jp/item/16506.htm#moduleid7743