2015年9月に、国際連合(UN)が、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を承認しましたが、国際図書館連盟(IFLA)は、このアジェンダの17ゴール・169ターゲットからなる持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)の作成プロセスに関与しており、アジェンダに含まれる、情報・文化へのアクセス、ICTへのアクセス、識字について支持をしているため、今回、図書館がこの開発のために重要な貢献をするためのツールキットを公開しました。
2015年11月3日、米国議会図書館(LC)が、新規開発中の語彙”Library of Congress Demographic Group Terms”(LCDGT)の現状を報告し、フィードバックを求めています。
第1段階では、2015年6月に約400の用語を承認しました。第2段階ではそれらを修正し、新規のものを含めて、約480の用語を提案しています。また、語彙の概要や開発の方向性について記述した”Library of Congress Demographic Group Terms: Introduction and Guiding Principles for the Pilot”(2015年5月)を2015年11月3日付けで改定しています。これらについて、LCは12月1日までコメントを求めています。
Titles
Agents and Roles
Items
Events
Identifiers and Notes
Administrative Metadata
Categories
これらのうち、”Events”は、録音・映像資料をBIBFRAMEで記述するためのモデルを分析した2014年5月のAV Preserveの報告書”BIBFRAME AV Modeling Study: Defining a Flexible Model for Description of Audiovisual Resources”に示された要件に対応するものとのことです。
全米人文科学基金(NEH)と米国議会図書館(LC)が連携して実施している、全米電子新聞プログラム(National Digital Newspaper Program:NDNP)の“Chronicling America”では、多くの州の歴史的新聞がデジタル化され、オンラインで公開されているが、いくつかの州では未着手のため、この重要なプログラムにDPLAで新たに追加することには意味があるとのことです。
英国図書館(BL)は、2015年12月3日、“Digital Conversations @BL: Games, Literature, Libraries and Learning”を開催するとのことです。
同イベントは、BLが、“Playing Beowulf project”の支援を受けた、英国芸術・人文科学研究会議(Arts and Humanities Research Council: AHRC)とともに主催するもので、デジタルゲームが如何に芸術、エンターテイメント、教育目的に使われるかや、文学や歴史的なアーカイブコレクションの新しい解釈を提供するかについて議論をするとのことです。