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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2014年12月26日付で、日本図書館協会が「障害者差別解消法に基づく基本方針(原案)に関する意見」を公開していました。
障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成25年法律第65号)に基づき、障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本方針を政府が定めることとされています。政府において取りまとめられた基本方針の原案について、内閣府障害者施策担当が2014年11月26日から12月25日まで、意見募集を行っていました。
日本図書館協会は、この基本方針(原案)の方向性や内容について、高く評価しているとのことです。また、障害者が現代社会で生きていくためには平等な情報の入手が不可欠であるとし、障害者の情報環境は甚だ貧しい現状にあることを指摘しているようです。そこで、情報提供機関である図書館はもちろん、社会のあらゆる場所で(政府・自治体・民間会社・個人等)、障害者への情報提供を自ら行うこと(=合理的配慮と環境整備)が必要であることを明らかにすることを求めているようです。
障害者差別解消法に基づく基本方針(原案)に関する意見(日本図書館協会, 2014/12/26)http://www.jla.or.jp/demand/tabid/78/Default.aspx?itemid=2518
2014年12月25日の岩手県遠野市長記者懇談会にて、「3.11東日本大震災 遠野市後方支援資料館」の整備について発表されたようです。
記者発表資料によると、東日本大震災において、遠野市が行った沿岸被災地への後方支援活動にかかる記録資料を展示するため、仮設展示場として、「3.11東日本大震災 遠野市後方支援資料館」を整備するとのことです。
震災発生以来、遠野市が官民一体で取り組んだ後方支援活動は、災害支援における先進的な取り組みとして、「遠野モデル」と称され、国内外から評価、注目されており、視察や講演依頼が相次いでいることが資料館整備の背景とのことです。
また、遠野市では、後方支援活動に関する手書きの模造紙(約80枚)、情報処理票(約8,000枚)、写真(約15,000枚)等、膨大かつ貴重な記録資料を保存しているとのことです。資料館は、遠野市総合防災センター駐車場敷地内に、2015年3月から、3年間設置されるとのことです。設置期間は必要に応じて延長されるとのことです。
遠野市長記者懇談会(平成26年12月25日)発表項目http://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/1,30710,c,html/30710/20141225-193545.pdf
遠野市長記者懇談会(平成26年12月25日)(遠野市)
ほぼ日刊イトイ新聞において、2012年に死去した思想家の吉本隆明氏による講演のデジタルアーカイブ「吉本隆明の183講演」が公開されました。2015年1月9日に、「子どもの心」をテーマとした子どもや教育に関する6講演が無料で公開され、今後、テーマに沿った講演を順次公開していき、最終的には1960年代から2008年までの183講演が利用できるようになるとのことです。
吉本隆明の183講演 (ほぼ日刊イトイ新聞)http://www.1101.com/yoshimoto_voice/index.html
吉本隆明さん講演をサイトで公開 無料、183講演を順次(47News 2015/1/9付けの記事)http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015010901001649.html
長崎県長崎市立図書館では、地域の関係機関と連携し、“もっと役に立つ図書館”の実現を目指し、「がん情報サービス」を行っているとのことです。2015年1月8日、この「がん情報サービス」を紹介するプロモーションビデオ(PV)が、同館の業務を受託している図書館流通センター(TRC)のウェブサイトに公開されました。
PVのバックには、同館の図書館員が作詞を手掛け、作曲・歌唱をビクターエンターテイメントに依頼して作成されたオリジナルソング「明日の風」が流れています。歌詞もウェブサイトに掲載されています。
長崎市立図書館「がん情報サービス」のPVができました。(TRC、2015/1/8付け)http://www.trc.co.jp/information/150108_nagasaki.html
長崎市立図書館「がん情報サービス」のPVができました!(長崎市立図書館, 2015/2/19)http://lib.city.nagasaki.nagasaki.jp/oshirase/oshirase/oshirase.html#15021901
関連: 第15回図書館総合展でのフォーラム「ひとりのがんに、地域の力を」https://www.youtube.com/watch?v=Wqvui5NaYVM
児童向けの出版・教育などを手掛ける米国のScholastic社が、 子どもとその保護者を対象とした、読書に関する調査報告書 “Kids & Family Reading Report”を公表しました。0歳から5歳の子どもの保護者506人、6歳から17歳の子ども1026人とその保護者を対象として、2014年8月29日から9月10日にかけて行われた調査の報告書とのことです。子どもと読書の状況、家庭での読み聞かせ、学校での読書、子どもが図書に求めるもの等の項目で、調査結果がまとめられています。
National Survey of Kids and Parents Provides Insight Into What Makes Children Frequent Readers (Scholastic, 2015/1/8)http://mediaroom.scholastic.com/press-release/national-survey-kids-and-parents-provides-insight-what-makes-children-frequent-readers
Kids & Family Reading Report (Scholastic)http://www.scholastic.com/readingreport/
2015年1月8日、米国情報標準化機構(NISO)が、Standardized Usage Statistics Harvesting Initiative (SUSHI) Protocol (ANSI/NISO Z39.93-2014)を改訂したと発表しています。
SUSHIは、電子情報の利用統計データを自動的に収集するモデルを定義するもので、今回の改訂により、リクエスト時に複数のフィルターやレポート属性を使えるようになったとのことです。
NISO Publishes Revised SUSHI Standard and Supporting Documentation(NISO, 2015/1/8)http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=2895fae13f1068deb6b405161a9f27a0ecff1d56
The Standardized Usage Statistics Harvesting Initiative (SUSHI) Protocol(ANSI/NISO Z39.93-2014)(NISO)http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/14217/Z39-93-2014_SUSHI-1_7.pdf
2015年1月8日、一般社団法人情報処理学会と株式会社ドワンゴ、株式会社二ワンゴが、情報処理学会の学術コンテンツ(動画や論文など)をドワンゴのniconico(ニコニコ動画など)を活用して配信することで、より一層効果的に学術研究の推進と社会への貢献に取り組むべく提携することを発表しました。日本学術会議協力学術研究団体と動画共有サイト運営企業が提携する初めての事例とのことです。
提携の最初の取組として、2015年3月17日~19日に京都大学で開催される「情報処理学会第77回全国大会」をニコニコ生放送で生中継するとのことです。また、情報処理学会は公式ニコニコチャンネルを開設し、学術講演などの生中継(ニコニコ生放送)を実施するとともに、永続的なアーカイブを行うとのことです。さらに、今後はニコニコでの学術論文閲覧を可能にするなど、学術コンテンツの新たな流通プラットフォーム構築を目指すとのことです。
学術コンテンツを広く世に届けるため、情報処理学会とニコニコが提携 ~ 情報処理学会最大のイベント「情報処理学会全国大会」をニコニコ生放送で配信 ~(情報処理学会, 2015/1/8)https://www.ipsj.or.jp/release/niconico_partnering.html
情報処理学会第77回全国大会(情報処理学会)
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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