アーカイブ - 2014年 8月 19日 - car

国際図書館連盟(IFLA)・世界図書館情報会議(WLIC)2014の日本からのポスターセッション

2014年8月16日から22日まで、フランスのリヨンを中心に国際図書館連盟(IFLA)・世界図書館情報会議(WLIC)の年次大会が開催されています。

ポスターセッションのうち、日本からの参加は以下の通りです。

111 Library services for international students
Yuka Sugimoto,Taro Miura

127 "Students’ Booktalk" as a Teaching Method for Reading Promotion in Junior High School in Japan
Fumie Niwai,Mitsuhiro Oda

129 Forgotten teenage readers - Juvenile delinquents and reading
Yasuyo Inoue, Masayuki Hioki, Miki Nakanishi, Mitsuko Hirata

130 Empowering Librarians: Career Development for Women in the Library Profession in Japan

他人の論文をソーシャルネットワークで共有した学生が起訴される 有罪の場合、刑期は最長8年(コロンビア)

2014年8月12日付けのNature News Blog記事で、他人の論文をソーシャルネットワークで共有した学生が著作権侵害で訴えられ、捜査中であることが報じられています。もし有罪が確定した場合、刑期は4~8年になるとのことです。

同記事によれば、訴えられているのはコロンビアの大学で生物学を専攻していたDiego Gómez Hoyos氏です。Gómez氏は2011年に見つけた、自身の研究に重要な情報が載っていたある修士論文を、他人にとっても有益なものだろうと考え文書共有サイトScribdにアップロードしました。しかし2013年になって論文の著者がGómez氏を著作権侵害で訴えた、とのことです。

この事件についてはコロンビアの人権団体がGómez氏を支持し、“Sharing is not a crime”というキャンペーンを展開しているとも報じられています。

Student may be jailed for posting scientist’s thesis on web(Nature News Blog、2014/8/12付け)
http://blogs.nature.com/news/2014/08/student-may-be-jailed-for-posting-scientists-thesis-on-web.html

eLifeの論文出版にかかるコストは1本あたり14,000ドル?(記事紹介)

2014年8月18日付けの学術出版系ブログ“The Scholarly Kitchen”に、”How Much Does It Cost eLife to Publish an Article?”と題した記事が掲載されています。著者はKent Anderson氏です。

この記事では英国のウェルカムトラスト、米国のハワードヒューズ医学研究所、ドイツのマックスプランク協会が創刊した、当面はAPCも無料の完全OA雑誌eLifeについて、発表された2013年の財務報告に基づき、論文1本の出版にかけているコストを見積もっています。Anderson氏は米ドル換算で論文1本あたり14,000ドルのコストがかかっていると見積もっており、過去にNatureが行った、同誌をOA誌として刊行するならば1本あたり10,000ドルは料金をとる必要がある、という主張と対比しています。

How Much Does It Cost eLife to Publish an Article?(The Scholarly Kitchen、2014/8/18付け)
http://scholarlykitchen.sspnet.org/2014/08/18/how-much-does-it-cost-elife-to-publish-an-article/

120万本以上の学術論文がクリエイティブ・コモンズライセンスを導入(記事紹介)

2014年8月15日の米PLOSのブログ”PLOS Opens”に、学術論文におけるクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスの導入状況の見積もりに関する記事が掲載されています。同記事の見積もりでは世界中で少なくとも120万の論文がCCライセンスを導入しており、うち72万以上はCC-BYであろうとされています。

この見積もりはDirectory of Open Access Journals(DOAJ)のデータに基礎を置きつつ、DOAJに含まれていない個別の論文に関わる数字を大手のOA雑誌等のデータによって補う等して算出された、とのことです。

The rise and rise of Creative Commons: Over 1.2M CC Licensed Scholarly Articles(PLOS Opens、2014/8/15付け)
http://blogs.plos.org/opens/2014/08/15/rise-rise-creative-commons-1-2m-cc-licensed-scholarly-articles/

参考:
オープンアクセス雑誌におけるCCライセンスの導入状況(記事紹介)
Posted 2014年6月24日
http://current.ndl.go.jp/node/26423

国際図書館連盟(IFLA)、情報へのアクセスと開発に関するリヨン宣言を発表

2014年8月18日、リヨンで開催されている国際図書館連盟(IFLA)・世界図書館情報会議(WLIC)年次大会において、国連のポスト2015開発アジェンダ(United Nations post-2015 development agenda)を積極的に推進することを目的として、“Lyon Declaration on Access to Information and Development”が宣言されました。125以上の機関が署名しているとのことです。

The Lyon Declaration - On Access to Information and Development
http://www.lyondeclaration.org/

Lyon Declaration on Access to Information and Development launched(IFLA, 2014/8/18)
http://conference.ifla.org/node/522

Signatories(The Lyon Declaration)
http://www.lyondeclaration.org/signatories/
※署名した機関の一覧。2014年8月19日現在で、134機関が掲載されています。

参考:

ひとあし早く「マッサン」を学ぼう:北海道立図書館北方資料室で資料展示「竹鶴政孝と北海道」開催

北海道立図書館が、北方資料室資料展示「竹鶴政孝と北海道」を、2014年8月16日から9月11日にかけて開催しています。2014年9月から始まるNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」に関するもので、竹鶴政孝・リタ関連資料50冊、パネル・写真30数枚、ウイスキー7本、留学時のノートなど、100点を超える資料を紹介するとのことです。数本しか残っていないニッカ第1号ウイスキー(昭和15年)も展示しているそうです。

ひと足早いマッサンを学ぼう「竹鶴政孝と北海道」展始まりました!
http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/news/qulnh00000003tem.html

関連:
NHK連続テレビ小説「マッサン」
http://www.nhk.or.jp/massan/

アイオワ州立図書館、州憲法をデジタル化

2014年8月13日に、1857年のアイオワ州憲法が、スキャナによりデジタル化され、オンラインに公開されました。同州では23,000ドルのスキャナを導入し、今回、州立図書館と州務長官室の協力により州憲法のデジタル化を実施したそうです。

アイオワ州立図書館からその模様等を収めた動画が公開されています。

State library digitizes the Iowa Constitution(2014/8/15付け)
http://www.radioiowa.com/2014/08/15/state-library-digitizes-the-iowa-constitution/

Video highlights preservation of Iowa Constitution
http://www.statelibraryofiowa.org/archive/2014/08/news-const

#IowaConstitution
http://www.statelibraryofiowa.org/services/collections/law-library/iacon

州憲法(画像、PDF40ページ)

ALA、図書館の防災計画策定マニュアルを刊行(文献紹介)

米国図書館協会(ALA)が、図書館の防災計画マニュアル“Library as Safe Haven: Disaster Planning, Response, and Recovery; A How-To-Do-It Manual for Librarians”を公開しました。

この資料では、リスク評価計画を策定するための8段階のステップ、サービス継続計画を1ページにまとめる方法、災害時にモバイル端末やソーシャルメディアを効果的に使用するための情報、防災計画のサンプルやマニュアル等のトピックを取り扱っているとのことです。

Library as Safe Haven: Disaster Planning, Response, and Recovery; A How-To-Do-It Manual for Librarians(ALAStore)
http://www.alastore.ala.org/detail.aspx?ID=4233

A library how-to-do-it manual for disaster planning, response and recovery(ALA 2014/8/14)

IFLAのNew Professionalsグループが10周年

国際図書館連盟(IFLA)の若手図書館員のための活動を行っている“New Professionals Special Interest Group”が、2004年にブエノスアイレスで開催されたIFLA年次大会で設立されてから、10周年を迎えたそうです。同グループのサイトに、この10年の活動内容や、IFLA会長や設立関係者のコメントなどが掲載されています。

IFLA's New Professionals Special Interest Group Celebrates 10th Anniversary!(IFLA NPSIG, 2014/8/13付け)
http://www.ifla.org/node/8926

Residency models on the rise - chances and challenges for new librarians, educators and employers(2014年8月19日開催)
http://conference.ifla.org/ifla80/node/338

Business meeting(2014年8月18日開催)
http://conference.ifla.org/ifla80/node/315

参考:

“Girl が選んだGirlに贈る125 冊”:金城学院大学図書館と紀伊國屋書店のコラボフェアが名古屋空港店で開催

金城学院大学図書館と紀伊國屋書店が、共同企画のフェアとして、“金城学院創立125周年 「Girl Girl 125」ブックフェア”を開催するとのことです。場所は紀伊國屋書店名古屋空港店、期間は2014年8月20日から9月18日までとなっています。

「Girlが選んだGirlに贈る125冊」を紹介するブックフェアであり、「森の中の図書館大賞」30作品、「つぶや木おすすめ本」95作品などが展示されるそうです。また、この企画にあたっては、選書から棚作りまで、全て図書館ボランティアのLiLian(リリアン)の学生が行っているとのことです。

なお、「つぶや木」プロジェクトは、図書館に立ち寄った学生が、お薦めの本のタイトルとコメントを木の葉の形のカードに書き、ロビーの壁に貼り、読書の木を育てる企画だそうです。

金城学院大学図書館×紀伊國屋書店コラボフェア Girl Girl 125
http://opc.kinjo-u.ac.jp/Girl-Girl-125.pdf

紀伊國屋書店 <金城学院創立125周年>大学図書館と共同企画フェアを実施(2014/8/18付け)
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201408042708/

ライブラリーサポーターズ LiLian

PorticoがCHORUSに協力し、OSTPの指令による公的助成を得た研究の長期アクセスを保障するための保存を支援することで合意

2014年8月14日、Porticoが、公的助成研究成果のパブリックアクセスに向けた官民連携イニシアティブ“Clearinghouse for the Open Research of the United States(CHORUS)”と保存についての取組みで合意したと発表しています。米国大統領府科学技術政策局(OSTP)が2013年2月に出した、政府機関に対して、政府助成を受けた研究の成果出版物やデータへのパブリックアクセスを促進させるための計画案策定を求めた指令に関して、その長期的なアクセスを保障するため、保存を支援することで合意したとのです。

CHORUS-Portico Agreement Supports Preservation Requirements of U.S. Federal OSTP Policy(Portico, 2014/8/14)
http://www.portico.org/digital-preservation/news-events/news/chorus-portico-agreement-supports-preservation-requirements-of-u-s-federal-ostp-policy