アーカイブ - 2014年 6月 - car

6月 17日

オープンアクセス雑誌におけるAPCの導入状況

2014年6月15日、ザールラント大学のUlrich Herb氏がオープンアクセス(OA)雑誌におけるAPC(論文出版加工料)の導入状況を国別に比較したデータを公開しました。このデータはDirectory of Open Access Journals(DOAJ)を用いて、DOAJに収録されているOA雑誌数の多い出版元国上位10位について、その国で出版されているOA雑誌の数や、そのうちAPCを課している雑誌の数と割合をまとめたものです。

Herb氏のデータによれば、出版している雑誌数に対するAPCを課している雑誌の割合が最も高いのはエジプトで、約87%の雑誌でAPCが課されていました。次いで英国、インド、米国の順にAPCを課している割合が高かったとしています。

The prevalence of Open Access publication fees(scinoptca Blog、2014/6/15付け)
http://www.scinoptica.com/pages/topics/the-prevalence-of-open-access-publication-fees.php

Shares of Open Access journals charging publication fees per country(ZENODO、2014/6/15付け)

ウィキメディア財団、有償での編集について開示を義務付け

2014年6月16日、ウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)がWikipediaをはじめとするすべてのウィキメディア・プロジェクトに関して利用規約を変更し、有償での編集について開示することを義務付けました。

この変更により、なんらかの報酬を得てWikipedia等を編集している場合には、ユーザーページ等で雇用主の情報を明記することが求められます。なお、「自分の機関についてではなく、自分の専門分野で善意の寄稿を行う職員に支払う場合がある美術館、図書館、公文書保管所、博物館(GLAM)、または類似の機関により雇用されている場合」には、この開示義務の対象外とされています。

Making a change to our Terms of Use: Requirements for disclosure(Wikimedia Blog、2014/6/16付け リンク先は日本語表記)
https://blog.wikimedia.org/2014/06/16/change-terms-of-use-requirements-for-disclosure/#Japanese

Board letter on paid contributions without disclosure(Wikimedia Meta-Wiki、2014/6/16付け)

ProQuest社、ebraryの電子書籍コレクション“Academic Complete”にタイトル追加:LibraryThing for LibrariesのBook Display Widgetも

2014年6月16日、ProQuest社が、同社のebraryの“Academic Complete”にWileyとWolters Kluwer Healthの電子書籍タイトル1,650点以上を追加したことをアナウンスするとともに、機能面で、コンテンツの利用促進につながるものとして、LibraryThing for LibrariesのBook Display Widgetを取り入れたことを発表しています。

ProQuest Enriches Ebook Value with New Content and Features in ebrary Academic Complete (ProQuest, 2014/6/16付け)
http://www.proquest.com/about/news/2014/ProQuest-Enriches-Ebook-Value--with-New-Content-and-Features-in-ebrary-Academic-Complete.html

関連;Book Display Widgetについて
Book Display Widgets from LibraryThing for Libraries

1930年代-40年代に作成された、図書館に関するインフォグラフィック

図書館員のRuby Ethel Cundiff氏の監修のもと、1930年代、40年代に作成された図書館に関する“ヴィンテージ・インフォグラフィック”10点が紹介されています。図書館についてのクラスで使用されたもののようです。

Char Booth氏がClaremont Colleges Digital LibraryのGabriel Jaramillo氏に依頼しデジタル化したものとのことで、元のデジタル画像は、Booth氏のFlickrに掲載されています。

10 vintage library infographics from the 30s and 40s (pictures)(EBOOK Fiendly, 2014/6/13付け)
http://ebookfriendly.com/vintage-library-infographics/

Library Infographics: 1930′s style(2013/6/10付け)
http://blog.seattlepi.com/bookpatrol/2013/06/10/library-infographics-1930s-style/

Flickr
https://www.flickr.com/photos/68103485@N05/with/6208384471/

関連

オーストラリア図書館協会、図書館における電子書籍貸出サービスの状況に関する調査結果を公表(2014年)

オーストラリア図書館協会(ALIA)のAustralian Public Library Alliance (APLA) が、オーストラリアの公共図書館における電子書籍貸出サービスの状況に関する調査結果を公表しています。この調査は、2014年5月に実施されたもので、2013年1月に、公共図書館におけるインターネットアクセスに関する調査に併せて実施されたのに続いて2回目となるものです。回答数については、2013年度は190件(788館分)、2014年は72件(480館分)であったとのことです。

要点として以下のような結果が紹介されています。
・2014年調査では97%の図書館が電子書籍を貸出している。(2013年調査では69%)
・電子書籍は、平均で蔵書の5%から6%を示している。
・2社以上の電子書籍ベンダーを利用している割合は60%であり(2013年は33%)、そのトップ3はBolinda、Overdrive、Wheelersである。
・図書館の目録から電子書籍が検索できるようになっているのは、71%である。また23%は、目録から直接電子書籍を提供している。

Report on ebooks and elending in Australian public libraries released(ALIA, 2014/6/16付け)

英国の7つの研究会議が研究成果保存のプラットフォームとして“Researchfish”を採用

2014年6月11日、英国の7つの研究会議が、その資金を提供した研究の成果を統一のプラットフォーム“Researchfish”で保存することを発表しました。

参加するのは、英国芸術・人文科学研究会議(Arts and Humanities Research Council:AHRC)、バイオテクノロジー・生物学研究会議(Biotechnology and Biological Sciences Research Council:BBSRC)、工学物理学研究会議(Engineering & Physical Sciences Research Council:EPSRC)、経済社会研究会議(Economic and Social Research Council:ESRC), 自然環境研究会議(Natural Environment Research Council)、科学技術施設会議(Science & Technology Facilities Council)、医療研究会議(Medical Research Council)の7つです。

このうち、科学技術施設会議、医療研究会議は2009年から同プラットフォームの開発に関与しており、このたび、その他の5つの研究会議が参加したとのことです。

EBSCO社、オープンなメタデータ提供方針の対象となるデータベースを追加

2014年6月16日、EBSCO社が、ディスカバリーサービスのベンダーとの相互協力を推進するために設定している同社のデータベースのメタデータの提供方針“Open Metadata Sharing & Technology Collaboration Policy”の対象データの追加を発表しました。

これにより、EBSCO社の179のフルテキストデータベース、55万件以上の電子書籍、74件のフルテキストの歴史的デジタルアーカイブのメタデータ等が対象となったようです。

EBSCO Makes 50 Additional Databases Available Through its Open Metadata Sharing & Technology Collaboration Policy(EBSCO, 2014/6/16付)
http://www.ebscohost.com/newsroom/stories/ebsco-makes-50-additional-databases-available-through-open-metadata-policy

参考:
EBSCOが、ディスカバリー・サービスのベンダーに対する同社のデータベースのメタデータを提供方針を発表
Posted 2014年4月21日

【イベント】シンポジウム 「マンガと震災」開催(6/29・京都)

2014年6月29日、京都国際マンガミュージアムでシンポジウム 「マンガと震災」が開催されます。

東日本大震災から3年、マンガが震災に対してどう向き合ってきたのか、マンガは震災に対して何ができたのか、何ができるのかを、多数のマンガ家と話し合うとのことです。シンポジウムは第1部「マンガ家の支援活動」、第2部「震災を描く」の2部構成でとのことです。

日本マンガ学会第14回大会の一環として開催されます。参加費500円および、京都国際漫画ミュージアムの入場料が別途必要とのことです。定員は先着で200名とのことです。

シンポジウム 「マンガと震災」
6月29日(日)10:30~ 京都国際マンガミュージアム 1階多目的映像ホール
http://www.jsscc.net/convention/14#symposium

6月 16日

Oxford University Press、『オクスフォード英語辞典』(OED)オンライン版で第一次世界大戦に関する一部の語彙を改定

Oxford University Pressが『オクスフォード英語辞典』(OED)オンライン版の2014年6月の更新で、第一次世界大戦開戦から100年を機に、第一次世界大戦に関する一部の語彙の改定を行ったことを発表しました。第一次世界大戦を特徴づける100語として選ばれた単語を表示する画像つきの年表も公開されています。

また、今季の更新としてhashtagやselfieを含む500以上の新しい語も追加されたとのことです。

June 2014 update (OED)
http://public.oed.com/the-oed-today/recent-updates-to-the-oed/june-2014-update/

100 Words that Define the First World War(OED)
http://public.oed.com/media/ww1-timeline/

New words notes June 2014 (OED)
http://public.oed.com/the-oed-today/recent-updates-to-the-oed/june-2014-update/new-words-notes-june-2014/

New words list June 2014 (OED)

米国デジタル公共図書館(DPLA)事務局長Dan Cohen氏の講演:DPLAの過去・現在・未来(動画)

米国デジタル公共図書館(DPLA)初代事務局長であるDan Cohen氏が、2014年6月3日に“The Digital Public Library of America: Past, Present, and Future”と題して行った講演の録画が公開されています。Minnesota Digital Libraryの第12回年次会合で行われたもので、1周年を迎えたDPLAの状況、今後の取り組みなどが語られているようです。

Dan Cohen Keynote: MN Digital Library 12th Annual Meeting (YouTube, MinitexMN, 2014/6/13付け)
https://www.youtube.com/watch?v=JY_aljhc4bk
※約1時間13分。

Minnesota Digital Library 12th Annual Meeting
http://www.minitex.umn.edu/MDL/2014/#keynote

via.

“Is it in the Public Domain?” カリフォルニア大学バークレー校がハンドブックを公開

カリフォルニア大学バークレー校のSamuelson Law Technology & Public Policy Clinicが、著作権法(1976年法)前の1923年1月1日から1977年12月31日の間に米国で創作された作品について著作権の状態を判別するためのハンドブック“Is it in the Public Domain?”を公表していました。同資料には、チャート図も含まれています。

The Samuelson Clinic releases "Is it in the Public Domain?" handbook(BarkeleyLaw University of California, 2014/5/27)
http://www.law.berkeley.edu/17178.htm

“Is it in the Public Domain?”(PDF)
http://www.law.berkeley.edu/files/FINAL_PublicDomain_Handbook_FINAL%281%29.pdf

accompanying visuals(PDF)
http://www.law.berkeley.edu/files/FINAL_PublicDomain_Flowcharts_FINAL%281%29.pdf

“Happy”ダンスの公共図書館バージョン infoDOCKETまとめ

ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)の“Happy”という曲で図書館員等が踊る動画のまとめ記事が、2014年6月14日付でinfoDOCKETに掲載されています。

Roundup: More “Happy” Videos From Libraries Around the U.S.(infoDOCKET, 2014/6/14付け)
http://www.infodocket.com/2014/06/14/roundup-more-happy-videos-from-libraries-around-the-u-s/

参考:
ワシントンD.C.公共図書館のライブラリアンも“Happy”ダンス:YouTubeで動画が公開 Posted 2014年5月23日
http://current.ndl.go.jp/node/26198

関西大学、「Web泊園文庫」を公開

関西大学が、「Web泊園文庫」を公開したそうです。泊園文庫は、江戸時代後期に大阪に開かれた漢学塾である泊園書院の旧蔵書とのことです。このWeb泊園文庫は、「泊園文庫蔵書書目検索」「文庫目録」「自筆稿本目録」の3部分からなり、「泊園文庫蔵書書目検索」では、さまざまな情報検索が可能となっています。

なお、自筆稿本を中心とした主要な書籍のデジタル画像については、CSAC Digtal Archivesのプラットホームにおいて7月以降に順次公開するそうです。

WEB泊園文庫の公開について(関西大学図書館、2014/6/14付け)
http://web.lib.kansai-u.ac.jp/library/news/info/2014s_773.html

泊園文庫蔵書書目検索
http://www.db1.csac.kansai-u.ac.jp/hakuen/search/search.php

小松左京ライブラリ、「怪人スケレトン博士」が小松左京の著作物であるとする検証資料を公開:漫画デビュー作品である可能性

米メリーランド大学プランゲ文庫で保管され、デジタル化されたデータが国立国会図書館デジタルコレクションに掲載されている「怪人スケレトン博士」(小松実・著)について、小松左京氏の作品とみられることが報じられています。小松左京氏は京都大学在学中に複数の漫画本を出版しているものの、それ以前の作品の存在は知られておらず、今回の作品が「幻のデビュー作」とみられるとのことです。

この資料は、国立国会図書館のデータベースにおいて館内限定公開されているもので、2014年春に小松左京氏のファンによって見つけられ、その後、著作権管理を行う「小松左京ライブラリ」が複数の専門家の意見も参考にして本人の作品と確認したそうです。

「小松左京ライブラリ」が、ウェブサイトに、「『怪人スケレトン博士』が小松左京による著作物であることは明白になったと考えられ」るとする、検証資料(2014年6月15日付け)を公開しています。

【小松左京、幻のデビュー作か】米で漫画本所蔵  「日本沈没」に通じる 実名作品、ファン発見 
http://www.47news.jp/47topics/e/254417.php

小松左京のデビュー漫画「怪人スケレトン博士」検証資料を公開します。(小松左京ライブラリ、2014/6/15付け)

学校図書館法の一部を改正する法律案が衆議院本会議で可決

第186回通常国会において、学校図書館法の一部を改正する法律案が、2014年6月13日、衆議院本会議で可決されました。この後、参議院で審議が行われます。

この法律案では、学校図書館法に、学校図書館の職務に従事する職員「学校司書」についての規定を追加し、学校には学校司書を置くよう努めること、学校司書の資質の向上を図るため、研修の実施その他の必要な措置を講ずるよう努めることとされています。附則として2015年4月1日から施行されること、学校司書としての資格の在り方、その養成の在り方等について検討することとされています。

衆法 第186回国会 33 学校図書館法の一部を改正する法律案 議案審議経過情報(衆議院)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1DBAF42.htm

衆法 第186回国会 33 学校図書館法の一部を改正する法律案 提出時法律案(衆議院)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g18601033.htm

学校図書館法の一部を改正する法律案要綱(衆議院)

6月 13日

東京大学、京都大学等9大学が加盟し、電子教材における著作物の円滑な利用環境の整備等を目的とした大学学習資源コンソーシアム(CLR)が設立

2014年5月1日、大学学習資源コンソーシアム(Consortium of Learning Resources:CLR)の設立総会が開催されました。

このコンソーシアムは、大学関係者が、学習、教育における電子的学習資源の製作、共有化を促進し、また学習・教育において著作物を最適に利用できる環境を整備するための検討を行い、具体化することを目的としているとのことです。

北海道大学、東北大学、筑波大学、千葉大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、九州大学、慶應義塾大学の9大学が加盟しています。

大学学習資源コンソーシアム(CLR)
http://clr.jp/

CLRについて 設立趣旨
http://clr.jp/about/index.html

関連:
教材作成支援 千葉大学アカデミック・リンク・センター
http://alc.chiba-u.jp/hybrid.html

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)、公共図書館の職員の仕事認識等についての調査報告書を公開

2014年6月11日、英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が、公共図書館の職員の仕事認識等について調査した結果をまとめたレポート“Public library staff attitudes to work and advocacy”を公開しました。

この調査は、Public Mobile Library Groupのメンバー、および、公共図書館で働くスタッフ3,500人に対して、オンライン回答フォームへのリンクを掲載した電子メールを送付する方法で行われ、有効回答は328件であったとのことです。2013年12月に行われました。

現在の公共図書館部門で働くにあたって、主要な課題と認識していること等について調査したもので、その結果は、CILIPの今後のアドヴォカシー活動の計画に役立てるとのことです。

Public library staff attitudes to work and advocacy, December 2013(CILIP, 2014/6/11付)
http://www.cilip.org.uk/cilip/advocacy-campaigns-awards/advocacy-campaigns/public-libraries/briefings-resources/public

スイス国立図書館、2013年の年報を公表:第100号

スイス国立図書館が、2013年の年報を公表しています。同館は1895年に設立され、以来活動報告を継続して刊行してきましたが、いくつかの活動報告は複数年を統合したものとして作成されており、2013年の年報が第100号となるそうです。これを記念して、過去のすべての年報についてウェブ上でアクセスできるようにしたそうです。

100th Annual Report of the Swiss National Library: cooperation beyond borders(Swiss National Library, 2014/6/12付け)
https://www.news.admin.ch/message/index.html?lang=en&msg-id=53299

FIFAワールドカップのデータを地図で

GISデータを手掛ける米国のesri社が、1930年から今回までの FIFAワールドカップの結果が閲覧できるWorld Cup History Mapや、2014年大会の参加チームの情報や試合結果がわかるWorld Cup Dashboard等、FIFAワールドカップにに関わるデータを掲載した様々な地図を公開しています。

2014 World Cup Maps(esri)
http://www.esri.com/esri-news/maps/2014/world-cup-maps

高さ2メートルの巨大絵本「やまどりのゆめ」が、前橋こども図書館に寄贈

2014年6月14日に、高さ2メートル幅1.2メートルの巨大絵本「やまどりのゆめ」が、前橋こども図書館に贈呈され、この絵本を使った読み聞かせが行われるそうです。報道によると、「やまどりのゆめ」は、前橋市の美術館「アーツ前橋」と、市出身で東京芸大名誉教授の池田政治さんが制作したもので、アーツ前橋開館記念展で展示されたものだそうです。

巨大絵本「やまどりのゆめ」の贈呈式及び読み聞かせ
https://www.tosyokan.city.maebashi.gunma.jp/event/event_20140614.htm

巨大絵本を読み聞かせ 前橋の図書館に寄贈(東京新聞, 2014/6/13付け)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20140613/CK2014061302000167.html

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