アーカイブ - 2014年 6月 24日 - car

The Wikipedia Library、Wikipedia編集者が自由にアクセスできるデータベースの範囲を拡大

The Wikipedia Libraryは、Wikipedia編集者を支援するため、編集者がデータベースに自由にアクセスできるようアカウントの寄付を求める活動をしています。2014年6月18日付のSignpostで、JSTOR、Credoのアカウントが追加されたと紹介されています。また、18世紀から20世紀の英国の新聞をデジタル化したBritish Newspaper Archive、1931年から世界のニュースの抄録を収録するKeesings World News Archivesについても新規にアカウントが追加されたとのことです。

Wikipedia:Wikipedia Signpost/Single
In brief Wikipedia Library expands with new JSTOR accounts, others:
http://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Signpost/Single#In_brief

The Wikipedia Library
http://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:The_Wikipedia_Library

参考:
E1528 - 図書館とウィキペディアのこれからの関係は?

ナイト財団が“Knight News Challenge”に選ばれた19のプロジェクトを公表

2014年6月23日、ナイト財団(John S. and James L. Knight Foundation)が2014年の“Knight News Challenge”に選ばれた19のプロジェクトを公表しました。Knight News Challengeはニュースや情報における画期的なアイデアに資金提供することにより、メディアの革新を促進させるプログラムで、今年は652件のプロジェクト提案書が応募されたとのことです。

ニューヨーク公共図書館(NYPL)や米国デジタル公共図書館(DPLA)、シカゴ公共図書館等によるプロジェクトが、受賞プロジェクトとして発表されています。

19 projects win Knight News Challenge on strengthening the Internet(Knight Blog, 2014/6/23)
http://www.knightfoundation.org/blogs/knightblog/2014/6/23/19-projects-win-knight-news-challenge-strengthening-internet/

情報通信研究機構、「ソーシャル・ビッグデータ利活用・基盤技術の研究開発」の採択課題を公表

独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が、2014年6月19日、ソーシャル・ビッグデータ利活用・基盤技術の研究開発の採択課題を決定し、広報しています。この課題は2014年1月から3月にかけて公募が行われていたもので、今回22件の採択課題を決定したとのことです。課題A(ソーシャル・ビッグデータ利活用アプリケーションの研究開発)について教育分野、防災・減災・観光分野などから15件、課題B(新たなソーシャル・ビッグデータ利活用基盤技術の研究開発)に7件が採択されています。

なお、NICTでは、公共性を有し社会に貢献するビックデータのことを「ソーシャル・ビックデータ」と位置付けているとのことです。

ソーシャル・ビッグデータ利活用・基盤技術の研究開発の採択課題を決定 (情報通信研究機構、2014/6/19付け)
http://www.nict.go.jp/press/2014/06/19-1.html

日本学術会議、提言「文化財の次世代への確かな継承―災害を前提とした保護対策の構築をめざして―」を公表

2014年6月24日、日本学術会議が、史学委員会文化財の保護と活用に関する分科会の審議結果として、提言「文化財の次世代への確かな継承―災害を前提とした保護対策の構築をめざして―」を公表しました。

今後の災害を前提とした文化財保護政策の効果的な実現のために、関係する行政機関と研究・高等教育機関に向けた提言をおこなっており、以下の4項目について内容が示されています。
(1)文化財の防災と救出にむけた国レベルの常設機関の必要性と期待される業務
(2)文化財専門職員配置の必要性
(3)災害遺構保護の必要性
(4)被災文化財救援における大学の役割

大学出版局にとって図書館における売り上げはどの程度重要なのか?(記事紹介)

大学出版局は図書館による本の購入によってどの程度支えられているか。学術出版系ブログ“The Scholarly Kitchen”の2014年6月23日付けの記事の中で、この疑問について、同ブログの記事執筆者の一人でユタ大学の図書館員であるRick Anderson氏と、シカゴ大学出版局(UCP)のElectronic Marketing ManagerであるDean Blobaum氏が行った調査の結果が公表されています。

Anderson氏とBlobaum氏は出版局が持つ図書の販売部数データと、WorldCatに含まれる同じ図書の所蔵数を照らし合わせることで、出版部数に占める図書館購入分の割合を特定することを思いつき、UCPが出版する図書を対象に調査を実施しました。対象は2012年にUCPが出版した図書326タイトルで、その中には学術的なモノグラフ(単行書)のほかに年報なども含まれていました。

調査の結果、全体で見ると図書館による購入分は全販売部数の20~25%程度で、中でもモノグラフの販売に図書館が占める割合が最も高く、46.7%になっていました。分野別では音楽研究(58.8%)や図書館研究(52.7%)、歴史学(51.4%)において図書館における購入が占める割合が高かったとのことです。

オープンアクセス雑誌におけるCCライセンスの導入状況(記事紹介)

2014年6月23日付けのザールラント大学Ulrich Herb氏のブログで、オープンアクセス(OA)雑誌におけるクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスの導入状況に関する調査結果が公開されています。この調査はDirectory of Open Access Journals(DOAJ)のデータを用いて行われたものです。

調査の結果、DOAJ収録誌の中でなんらかのCCライセンスを導入している雑誌は40%弱で、そのうち最も多かったのはCC-BY(表示)ライセンスを導入している雑誌(全体の約21%)でした。一方、社会学分野に限ってみると、なんらかのCCライセンスを導入しているのは約32%にとどまり、CCライセンス導入誌の中でもCC-BYではなくCC-BY-NC(表示-非営利)やCC-BY-NC-ND(表示-非営利-改変禁止)を採用している雑誌が多かった、としています。

Editors of sociological Open Access journals seem hesitant to adopt Open Knowledge principles(scinoptca Blog、2014/6/23付け)

イスラム過激派、支配地域から多数の貴重書持ち出しか(イラク)

2014年6月22日付けのアッシャルクル・アウサト紙オンライン版で、イスラム過激派「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が支配するイラク北部・モスルの複数の図書館から、多数の貴重書等がトルコへ持ち出されている可能性が報じられています。

これはイラク当局がアッシャクル・アウサト紙に示した見解によれば、これらの貴重書の中にはアッバース朝時代のコーラン等が含まれているとのことです。

イラク観光省は同国の文化財や遺跡を保護するための早急な手助けを、国際機関等に対して求めているとのことです。また、UNESCOも危機感を示していることが報じられています。

Iraq authorities: Rare manuscripts smuggled out of Mosul(Asharq Al-Awsat、2014/6/22付け)
http://www.aawsat.net/2014/06/article55333503

参考:
イラク戦争下の資料救出とその後の復興(記事紹介)
Posted 2013年3月18日
http://current.ndl.go.jp/node/23105

E608 - 館長の日記に綴られるイラク国立図書館・文書館の現状 カレントアウェアネス-E No.101 2007.02.28

PLOS ONE、出版論文数が10万本に到達

2014年6月23日、米PLOS ONEが創刊から10万本目の論文を公開したことをブログで発表しました。

PLOS ONEは2006年12月に創刊し、その後2年間で4,000の論文を出版、創刊の4年後には世界最大の学術雑誌になっていました。出版論文数が10万本に達するまでにかかった期間は7年半でした。

PLOS ONE Publishes its 100,000th Article(EveryONE The PLOS ONE Community Blog、2014/6/23付け)
http://blogs.plos.org/everyone/2014/06/23/plos-one-publishes-100000th-article/

参考:
PLoS ONE、創刊
Posted 2006年12月25日
http://current.ndl.go.jp/node/5121

米国議会図書館(LC)、アナログ、デジタル両方の資料について、長期保存のための推奨フォーマット仕様を公開

2014年6月23日、米国議会図書館(LC)が、図書館のコレクションについて、長期保存のための推奨フォーマット仕様を公開しました。

文字資料や楽譜、静止画像資料、録音資料、動画資料、ソフトウェアや電子ゲーム・教材、データベースの6つの資料群ごとに、望ましい仕様をまとめているとのことです。資料収集の際の内部的な指針を提供すること、また、著作者や図書館関係者に長期保存のベストプラクティスを提示することを目的としているとのことです。

著作物のフォーマットの変化に対応するため、毎年見直しが予定されており、小さな改訂は随時行われるとのことです。

Recommended Format Specifications(LC)
http://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/

Library of Congress Recommended Format Specifications 2014-2015
http://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/TOC.html

Library of Congress Identifies Recommended Formats for Long-Term Preservation(LC, 2014/6/23付)