アーカイブ - 2014年 6月 11日 - car

トムソン・ロイター、次世代“InCites”の公開について発表

2014年6月10日、トムソン・ロイター社が、7月に予定される次世代“InCites”の公開について発表しました。同社の研究評価ツール“InCites”に、科学研究業績に関する統計・動向データベース“Essential Science Indicators”と学術誌評価分析データベース“Journal Citation Reports”(JCR)を包括し、プラットフォーム間でシームレスな連携を可能にするとのことです。

Thomson Reuters Launches Game-Changing Enhancements to Its Flagship Research Analytics Platform Providing Unparalleled Scholarly Benchmarking & Analysis(Thomson Reuters, 2014/6/10)
http://thomsonreuters.com/press-releases/062014/Thomson-Reuters-Research-Analytics-Enhancements

参考:
トムソン・ロイター、研究評価ツール“InCites”に“Essential Science Indicators”を統合予定
Posted 2012年11月9日

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、2012会計年度の州図書館行政機関の調査レポートを公開

2014年5月付で、、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、米国内の州図書館行政機関(State Library Administrative Agencies:SLAA)についての調査レポート“State Library Administrative Agencies Survey Fiscal Year 2012”を公開しました。

全米50州と特別区のSLAAの財政、運営、サービスの傾向について、歳入と歳出、労働力と人材育成、サービス、ガバナンスの観点から調査したレポートとのことです。2012会計年度のSLAAの歳出は10億ドルで、2003会計年度から比べると27%減少、2010会計年度から比べると12%増加していることなどがまとめられているとのことです。

1994年から実施されてきた調査で、今回で6回目とのことです。2010年までの“State Library Agency Survey”から、名称が変更になったとのことです

State Library Administrative Agencies Fiscal Year 2012 (PDF;90ページ)

【イベント】米国図書館協会会長講演会「インフォプロと図書館の新たな役割:米国図書館協会(ALA)の取り組み 」(7/28・大阪)

2014年7月28日、関西アメリカンセンターと大阪府立中之島図書館の共催により、米国図書館協会(ALA)会長のバーバラ・ストリプリング氏の講演会が開催されます。会場は大阪府立中之島図書館です。

案内によると、会長イニシアティブとして、Libraries Change Livesを掲げて図書館の重要性を提言するストリプリング氏を迎え、「地域の学校図書館、公共図書館におけるインフォプロや図書館司書の教育的役割」について、また、「日々変化する司書やインフォプロへの資質、能力に対応するため、ALAがどのような取り組みをしているのか」についての講演が行われるとのことです。

インフォプロと図書館の新たな役割
https://ssl.form-mailer.jp/fms/a5ca50b3304800
※リンク元
米国総領事館(大阪)
http://japanese.osaka.usconsulate.gov/ja/index.html

連邦第二巡回区控訴裁判所、HathiTrust訴訟の連邦地方裁判所の判決を一部支持

米著作者団体Authors Guild等が、HathiTrustおよびその参加館である米国の大学図書館5館(コーネル大学、ミシガン大学、カリフォルニア大学、ウィスコンシン大学、インディアナ大学)を提訴していた裁判について、2014年6月10日、連邦第二巡回区控訴裁判所にて判決が下りました。連邦地方裁判所での判決を一部支持し、フェアユースにより、著作物の全文テキスト検索が可能なデータベースの作成、および、これらの著作物を障害のある人々にアクセスしやすいフォーマットで提供することが認められるとしているようです。ただし、ミシガン大学が2011年5月から開始した取組みである孤児著作物プロジェクトについては、判定を下すにはまだ機が熟していないとしているようです。また、著作物の保存が著作権を侵害しているという原告の訴えについての判決を無効とし、差し戻すとしているようです。

No. 12‐4547‐cv
Authors Guild, Inc. v. HathiTrust
In the United States Court of Appeals For the Second Circuit

フィラデルフィア公共図書館が新しいキッチンをオープン

フィラデルフィア公共図書館 (Free Library of Philadelphia:FLP)の中央図書館が、料理リテラシーセンター(Culinary Literacy Center)を開設し、プログラムの提供を開始したそうです。

AP通信の記事によると、設備については、料理リテラシーセンターの新しいキッチンは、公的資金と民間からの寄付により設置されたもので、オーブン3台、ウォークインの冷蔵庫、バーナー16個、料理カウンターを映すモニターなどを備えているとのことです。またプログラムについては、複数の組織が図書館と提携して料理リテラシーのクラスを提供しており、キッチンを使って料理をしながら、リテラシーを習得していくもの、レストランで働く移民の英語学習向けのものなどが提供されているようです。また記事では、年間2,000人ほどの利用を見込んでいること、フィラデルフィアの成人のリテラシーが低いことが、このプログラムの実施の背景にあることなどが言及されています。

Philadelphia library cooks up culinary literacy(AP, 2014/6/9付け)

カーネギー英国財団、“Carnegie Library Lab”プログラムの開始をアナウンス

Carnegie UK Trust(カーネギー英国財団)が、2014年からの新しいプログラムとして、“Carnegie Library Lab”を開始することを発表しています。公共図書館におけるイノベーションとリーダーシップを支援するものとのことで、2017年までの3年間に渡り実施されるそうです。その具体的な内容としては、学習機会の提供や資金提供などがあげられており、学習機会の提供については、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団により運営されるINELI(the International Network of Emerging Library Innovators” をベースにするものとされています。
(※発表では“Innovators”ではなく、“Leaders”になっています。)

なお、プログラムの内容はこの夏に開発していくとのことで、秋にも詳細が発表されるようです。

Carnegie Library Lab
http://www.carnegieuktrust.org.uk/changing-minds/knowledge---culture/carnegie-library-lab

ハーバード大学図書館、チベット語文献のデジタルデータの長期保存に協力

ハーバード大学図書館が、Tibetan Buddhist Resource Center(TBRC;チベット仏教資料センター)との協同により、チベット語文献のデジタルデータの保存に取り組むことが、Havard Magazine誌で紹介されています。TBRCでは収集、スキャニング、デジタル保存を行ってきていますが、記事によると、ハーバード大学図書館では、これらの1,000万ページものデータを、同館のデジタルリポジトリシステムに登録し、長期保存するようです。データのアップロードは2014年7月から開始され、1年ほどかけて行われるそうです。また、同館の目録システムであるHOLLISにTBRCの目録データを統合する計画もあるようです。

革新的な図書館サービスを生み出す仕組み:ヒューストン大学図書館の小額助成金制度の紹介文献

オープンアクセスの『Journal of Library Innovation』誌最新号(vol.5, No.1(2014))に、ヒューストン大学図書館で実施されている、革新的な図書館サービスを提供する活動に対する小額助成金制度に関する記事が掲載されています。2007年に開始された同制度の起源や発展について紹介されています。

なお、この制度を活用して複数のプログラムを実施したRachel Vacek氏は、2014年の「図書館界を動かした人,揺るがせた人」(Movers & Shakers)に選ばれています。

Encouraging Entrepreneurism with Internal Small Grants: The Strategic Directions Microgrant Program at the University of Houston Libraries (Library Innovation誌、vol.5, no.1(2014))
http://www.libraryinnovation.org/article/view/321