アーカイブ - 2014年 3月 - car

3月 13日

米国の公共図書館の統計・概況調査、2011年度版のプレビューが公開

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米の公共図書館の統計や概況をまとめた“Public Libraries Survey”の2011年度版公開に先立ち、結果のプレビューを公開しています。2011年度、米国における公共図書館の数は8,956館で、米国の人口の95.3%にあたる2億9990万人が利用したとのことです。調査結果のハイライトをまとめた“Fast Facts”や各州の公共図書館に関する統計データ等が紹介されています。

Preview of FY 2011 Public Libraries Survey Available(IMLS, 2014/3/12)
http://www.imls.gov/preview_of_fy_2011_public_libraries_survey_available.aspx

Public Libraries in the United States Survey: Fiscal Year 2011 (IMLS)
http://www.imls.gov/research/public_libraries_in_the_us_fy_2011_report.aspx

参考:
米国の公共図書館の統計・概況調査、2010年度版が公開(米国)
Posted 2013年1月23日

千葉県立西部図書館が展示「東日本大震災 あれから3年」を開催

2014年2月26日から4月17日までの期間、千葉県立西部図書館で、同館蔵書の中から、地震後に出版された震災に関する資料を集めた展示「東日本大震災 あれから3年」が開催されています。

西部図書館 展示「東日本大震災 あれから3年」のお知らせ(千葉県立図書館, 2014/2/25付)
http://www.library.pref.chiba.lg.jp/information/west/post_24.html

「東日本大震災 あれから3年」展示資料の一覧 計77タイトル
http://www.library.pref.chiba.lg.jp/information/west/Risuto_HP.pdf

IFLA、EUの著作権制度改革についての意見招請への回答を公開

IFLAが欧州の著作権制度改革についての意見招請への回答を2014年3月5日付で提出したと公表しています。

IFLAは、著作権制度の改革は、重要な研究開発を制限することなく欧州連合の創造的な産業を充分に保護する事と、情報へのアクセスという公共の利益のバランスを取るべきであると考えているとのことです。また、図書館のデジタル活動をよりよく支援するための欧州連合の著作権の例外規定の改革がなければ、欧州連合の図書館やそのコミュニティは、海外の関係機関から取り残されてしまうのではないかという懸念も表明しているようです。

意見招請のために提示された80の論点のうち、IFLAではリンクや閲覧、単一市場における例外規定、電子的な貸出、テキストとデータマイニング、インターネット仲介者(プロバイダ等)の責任等について回答しており、変化する技術とサービスにあわせて、柔軟で変更可能な著作権の例外が必要である旨の主張等がなされているようです。

IFLA submission to EU Copyright Consultation now available online(IFLA, 2014/3/12付)
http://www.ifla.org/node/8437

ソニーとパナソニックが、長期保存用の光ディスク規格「Archival Disc」を策定

ソニー株式会社とパナソニック株式会社が、2014年3月10日、デジタルデータを長期保存するアーカイブ事業の拡大に向けて、業務用次世代光ディスク規格Archival Disc(アーカイバル・ディスク)を策定したと発表しています。ロードマップとして、2015年夏以降に1ディスクあたりの記憶容量が300GBのシステムを各社が順次市場導入していくことを目指すこと、その後、両社が保有する技術をベースに、1ディスクあたりの記憶容量を500GB、1TBに拡大していくとの計画を示しています。

業務用次世代光ディスク規格Archival Disc(アーカイバル・ディスク)を策定(ソニー、パナソニック、2014/3/10付け)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201403/14-0310/

"Archival Disc" standard formulated for professional-use next-generation optical discs(Sony, Panaconic, 2014/3/10付け)
http://www.sony.net/SonyInfo/News/Press/201403/14-0310E/index.html

報道:

Booktrust、読書習慣に関する調査報告書を公表(英国)

英国の読書関連団体Booktrustが、2014年3月11日、英国の成人の読書習慣に関する調査報告書“Booktrust Reading Habits Survey 2013”を公開しました。この調査は、Booktrustが調査会社のDJS Researchに委託して実施したもので、1,500人に対する電話調査の結果をまとめたものです。サマリーでは以下のような数値が示されています。

・18%が本を読まず、まだ71%が電子書籍を読まない。
・20%が本を購入しない。
・36%は本を読み始めてもすぐに飽きる。また35%は読む時間がない。
・56%は、インターネットやコンピュータが今後20年のうちに本にとって代わると考えており、特に18歳から30歳の年齢の人は64%がそのように考えている。
・27%が本を読むよりインターネットやソーシャルメディアを好んでおり、特に18歳から30歳の年齢の人は56%がそうである。
・45%は本を読むよりテレビやDVDを好んでいる。
このほか、貧困との相関などについても数値が示されています。

3月 12日

米国アイオワ大学図書館、研究者がデータ管理のために必要としているサービスに関する調査報告を公表

2014年2月28日、米国アイオワ大学図書館が、“Data Management at the University of Iowa: A University Libraries Report on Campus Research Data Needs”と題する、研究者がデータ管理のために必要としているサービスに関する調査レポートを公表しました。2012年の夏にキャンパスの研究者に対して行われたオンライン調査と、その調査で得た784の回答を元にして、2013年夏に行われた約40件のインタビュー調査の結果とのことです。調査結果は「データ管理計画」や「データ保存」等、データ管理に関する5つの領域における課題として提示されているとのことです。

Data Management at the University of Iowa: A University Libraries Report on Campus Research Data Needs (Iowa Research Publications, 2014/2/28)
http://ir.uiowa.edu/lib_pubs/153/

人文・社会科学領域の電子書籍を出版するNPO法人ratik、3冊目の新刊を刊行

2014年3月6日、NPO法人ratikが、3冊目となる新刊を刊行したと発表しています。

ratikは、主として人文・社会科学領域の専門書・新刊を電子書籍として出版(企画・編集・制作・販売)するNPO法人で、学問やそれに根ざす実践にかかわる情報を「選り集め、編み、発信する」ことで、学術コミュニケーションの活性化を目指しているとのことです。2013年5月2日に正式に発足したとのことです。理事には大学の教員や研究者、デザイナーら13名が名を連ねています。

報道によると、NPOによる電子書籍専門の出版組織は全国で初めてとのことです。

about us(ratik)
http://ratik.org/about-us/

設立趣旨書(ratik)
http://ratik.org/about-us/mission/

新刊書籍(ratik)
http://ratik.org/ebook/new/

“Syriac Reference Portal”からシリア文字のデータがVIAFに追加

2014年3月11日、OCLC Researchは、“Syriac Reference Portal”からシリア文字の人名表記がVIAFに追加されたと発表しました。

2013年11月には、研究者のVIAFへの協力をよびかける“Scholars’ Contributions to VIAF”の一環として、Perseus Catalogからギリシャ文字やアラビア文字の表記がVIAFに追加されましたが、今回は、その事例に次ぐ、研究者からの貢献の2例目とのことです。

Syriac Reference Portal contributes names to VIAF(OCLC, 2014/3/)
http://www.oclc.org/research/news/2014/03-11.html

Syriac Reference Portal
http://www.syriac.ua.edu/wiki/index.php5/Main_Page

New Scholars’ Contributions to VIAF: Syriac!(h
angingtogether.org, 2014/3/11付)
http://hangingtogether.org/?p=3634

参考:

YALSA、図書館のメイカースペースのための手引書“Making in the Library Toolkit”(2014)を公開

米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が、図書館のメイカースペースのための手引書“Making in the Library Toolkit”を公開したようです。この手引書は、2014年のTeen Tech Week(3月9日から15日)の期間中に公開するとアナウンスされていたもので、YALSAのMakerspace Resources Task Forceが取りまとめたものです。

概要情報のほか、実際のものづくりのプログラムに立つツール(製品)や、利用促進、プログラムの評価、プログラムの例などの情報がまとめられています。

Making in the Library Toolkit
http://www.ala.org/yalsa/sites/ala.org.yalsa/files/content/Making%2CDIY%26CraftingintheLibraryFINAL.pdf
※公式Tweetからのリンク
https://twitter.com/yalsa

Maker March: Are You Already Making @ Your Library?(YALSA, 2014/3/3付け)

学習ゲーム用端末“Early Literacy Station”を導入したクリーブランド公共図書館(記事紹介)

School Library Journal誌(オンライン)で、2014年3月10日、AWE社の“Early Literacy Station”を導入した、米国クリーブランド公共図書館の事例を紹介する記事が掲載されています。“Early Literacy Station”は2歳から8歳の子供を対象とするコンピュータと学習ゲームソフトのパッケージであり、ソフトとしては60点ほどがインストールされてそうです。記事によると、同地域では、リテラシーの習得の遅れのある子どもが多いことが問題となっているようであり、同館では、幼少期の子供たちのリテラシー向上のため、同製品を27分館に54台を導入したとのことです。

Cleveland Public Library Pushes Out 54 New Literacy Stations(School Library Journal, 2014/3/10付け)
http://www.slj.com/2014/03/featured/cleveland-public-librarys-literacy-stations-entice-kids-into-thinking-learning-is-play-time/

国立国会図書館デジタルコレクションに、米国戦略爆撃調査団文書、極東軍文書、プランゲ文庫等の資料を追加

2014年3月12日、国立国会図書館が、「国立国会図書館デジタルコレクション」に、14,000点の資料を追加しました。資料の内訳は、米国戦略爆撃調査団(USSBS)文書約2,200点、極東軍文書約600点、プランゲ文庫の社会科学分野及び人文科学分野の図書約1,500点、プランゲ文庫の児童書約8,100点、図書1,800点です。このうち、インターネット上でご覧いただけるのは、米国戦略爆撃調査団(USSBS)文書約2,200点(一部を除く)で、その他については、国立国会図書館の施設内でご利用いただけます。

また、上記の公開にあわせて、2013年3月に提供を開始した極東軍文書のうち約650点をインターネット公開しました。これにより、デジタル化資料の総数は約231万点(うちインターネット公開は約48万点)となりました。

日本占領関係資料(国立国会図書館デジタルコレクション)
http://dl.ndl.go.jp/#senryo

プランゲ文庫(国立国会図書館デジタルコレクション)
http://dl.ndl.go.jp/#prange

図書(国立国会図書館デジタルコレクション)
http://dl.ndl.go.jp/#books

参考:
国立国会図書館デジタル化資料に日本占領関係資料が追加―米国戦略爆撃調査団文書、極東軍文書

英国Northampton Museum、12,000足の靴のデジタルアーカイブのオンライン公開を計画

英国のNorthampton Museumが、靴のデジタルアーカイブのオンライン公開を計画していることが報じられています。同館では12,000足の靴を所蔵しており、“Highlights of the Footwear Collection”では、英国19世紀のヴィクトリア女王の靴や、1959年に制作された象のための靴等が紹介されています。また、写真共有サイトFlickrでコレクションの一部の画像を公開しています。

Northampton Museum and Art Gallery to put shoe archive online (BBC, 2014/3/8付け記事)
http://www.bbc.com/news/uk-england-northamptonshire-26486528

Museums (Northampton Borough Council)
http://www.northampton.gov.uk/museums

Highlights of the Footwear Collection (Northampton Borough Council)
http://www.northampton.gov.uk/homepage/274/highlights_of_the_footwear_collection

このアート作品について思うことを140文字で:ニューヨーク近代美術館(MoMA)等が“ART140”を開始

ニューヨーク近代美術館(MoMA)と、“creative agency”のPOSSIBLEが、Twitter上で、アート作品について思うことを募集する企画“ART140”を開始しています。一般の人たちがどのように作品をとらえるかを集める企画で、誰でも参加することができるものです。最初の対象作品として、ゴッホの作品など6作品の画像がウェブサイトに掲載されています。

ART140
http://artoneforty.com/

Talking Art140 with David Stocks(POSSIBLE, 2014/3/7付け)
http://www.possible.com/perspectives/art140-david-stocks

6作品の作品別のツイートをまとめたサイト
http://artoneforty.com/main/art/boccioni
http://artoneforty.com/main/art/popova
http://artoneforty.com/main/art/vangogh
http://artoneforty.com/main/art/klimt
http://artoneforty.com/main/art/gauguin

“なぜ私たちは移動図書館が好きなのか?”-第5回全米移動図書館の日を動画で祝う企画が実施、作品募集中

第5回「全米移動図書館の日」が2014年4月16日に予定されていますが、その開催を動画により祝う企画“Why We Love Our Bookmobile”が実施されるそうです。作品の募集を3月11日より開始すると、米国図書館協会(ALA)がアナウンスしています。

募集する作品は、(1)移動図書館をサポートするパトロン(利用者)、(2)移動図書館サービス、(3)図書館の2014年全米移動図書館の日の祝賀会、の3つのテーマのいずれかとのことです。

#NBD2014: Why We Love Our Bookmobile Video Celebration
http://www.ala.org/offices/nbd2014-why-we-love-our-bookmobile-video-celebration

National Bookmobile Day 2014
http://www.ala.org/offices/olos/nbdhome

Showcase your bookmobile in 'Why We Love Our Bookmobile' video celebration(ALA news release, 2014/3/11付け)

2014年の日本の“Library of the Year”候補の推薦の募集が開始

図書館総合展運営員会が主催、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が企画・運営する“Library of the Year”の2014年の候補の推薦募集が開始されています。募集期限は2014年5月31日となっています。

Library of the Year 2014 候補推薦ページ
http://www.iri-net.org/loy/loy14recommend.html
※2014年3月10日オープン

参考:
2012年の日本の“Library of the Year”候補の推薦の募集が開始される Posted 2012年5月17日
http://current.ndl.go.jp/node/20866

3月 11日

OCLCが開発者向けのウェブサイト、“OCLC Developer Network”を公開

2014年3月9日、OCLCが開発者向けのウェブサイト、“OCLC Developer Network”の正式公開を発表しました。

OCLCのウェブサービスについての情報を提供する“Web Services”、OCLCの提供する各種のAPIを試すことのできる“API Explorer”などのページが公開されているようです。

Welcome to the New Developer Network Website(OCLC, 2014/3/9付)
http://www.oclc.org/developer/news/2014/welcome-to-the-new-developer-network-website.en.html

OCLC Developer Network(OCLC)
http://www.oclc.org/developer/home.en.html

Web Services(OCLC)
http://www.oclc.org/developer/develop/web-services.en.html

The Developer Network handbook(OCLC)

英国公文書館、議会文書は原則として電子版の提供のみに

2014年3月7日の英国公文書館(TNA)のニュースで、議会文書の印刷についての運用の変更が伝えられています。

2014年2月24日から、TNAは紙での印刷は行わず、電子版を提供することで、どの出版者でも政府文書の印刷・販売できるようになっているとのことです。

政府文書は、Gov.ukのウェブサイトで、印刷ができる状態のPDFで公開されており、"Official document status"で対象となる文書を絞り込むことも可能です。

紙媒体の政府文書を購入できる出版者も紹介されています。

Change in the publication of parliamentary papers
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/915.htm

Publications(Gov.uk)
https://www.gov.uk/government/publications

How to buy print copies of official documents
https://www.gov.uk/how-to-buy-printed-copies-of-official-documents

Types of parliamentary papers

学術文献の引用ネットワークを可視化するソフトウェア”CitNetExplorer”公開

2014年3月10日、オランダ・ライデン大学のCentre for Science and Technology Studies(CWTS)が、学術文献の引用ネットワークを可視化・分析するためのソフトウェア、”CitNetExplorer”を公開しました。

CitNetExplorerはCWTSに所属する二人の研究者、Nees Jan van Eck氏とLudo Waltman氏が開発したものです。Web of Scienceから出力した引用文献情報に基づき、論文間の引用関係のネットワーク構造を可視化すること等ができます。非商用の研究・教育目的であれば、自由にダウンロードして使用することができるとのことです。

CitNetExplorer
http://www.citnetexplorer.nl/

Ithaka S+R、米国の大学図書館長を対象とする質問紙調査の結果を公表 共通の課題は学部生の研究スキルと情報リテラシー教育

2014年3月11日、Ithaka S+Rが、米国の大学図書館のリーダーを対象とする質問紙調査の結果に基づくレポート”Ithaka S+R US Library Survey 2013”を公開しました。

このレポートは米国の大学図書館のリーダーらが、組織をとりまく環境の変化、組織を率いうる中で直面している機会や制約にどのように対処しているかを明らかにすることを目的とするものです。調査票は2013年の秋に、米国の4年制大学の図書館長等を対象にeメールを通じて配布され、499の回答が集まり、回答率は33%でした。

調査の結果から、コレクションやサービスに関する考えは大学の規模や性格によって様々であるものの、図書館の役割として学部学生の研究スキルや情報リテラシー教育への寄与を挙げる回答者が多い、という点は一致していたこと等が示されています。

Ithaka S+R US Library Survey 2013(Ithaka S+R、2014/3/11付け)
http://www.sr.ithaka.org/research-publications/ithaka-sr-us-library-survey-2013

株式会社はてな、東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」に協力:専用タグ「ひなぎくはてな」 を付与してブックマークされたウェブサイトを「ひなぎく」へ推薦

2014年3月11日、株式会社はてなが、同社の運営するソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」を通じて、国立国会図書館の運営する東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」に協力することを発表しています。

同社のブログによれば、はてなブックマークにおいて、利用者が推薦したい東日本大震災に関連したウェブサイトに、専用のタグ「ひなぎくはてな」を付与してブックマークすると、そのURLが記録すべき情報として「ひなぎく」プロジェクトへ推薦されます。

推薦されたウェブサイトから長期で保存すべきものは順次、国立国会図書館とハーバード大学ライシャワー日本研究所が協力して、収集します。国立国会図書館が収集したサイトは、WARP(国立国会図書館インターネット資料収集保存事業)で保存・提供されます。

東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」への情報提供にご協力をお願いします。「ひなぎくはてな」タグでブックマークしてください(はてなブックマーク開発ブログ、2014/3/11付け)
http://bookmark.hatenastaff.com/entry/hinagikuhatena

東日本大震災に関する写真・動画の投稿、ウェブサイトの発見にご協力ください(国立国会図書館、2014/3/11付)

ページ