国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)が、2014年11月24日、世界166か国におけるICTの状況を調査したレポート“Measuring the Information Society 2014”を公開しました。ICTの状況を指標化した「ICT発展指標」によるランキングも収録されており、第1位はデンマーク、第2位に韓国、第3位にスウェーデンがランクされているとのことです。
2014年11月27日、図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる国際的な非営利組織“Electronic Information for Libraries(EIFL)”が、そのEIFL-PLIP(公共図書館イノベーションプログラム)の一環として、ケニア国立図書館サービス(Kenya National Library Service)と協力して行う研修プログラムの実施について発表しています。
2015年1月15~16日に、ギリシャのNational Documentation Centreにて、研究データのオープンアクセス(OA)をテーマにしたカンファレンス“Open Access to Research Data as a Driver for Open Science”が開催されます。
欧州の研究データをOAにするための政策提言を行う、欧州連合(EU)助成のプロジェクト“The Policy RECommendations for Open Access to Research Data in Europe:RECODE”によるもので、カンファレンスでは、このプロジェクトの成果として、“RECODE Policy Recommendations”が発表される予定とのことです。
2014年11月20日、米国農務省(NSDA)が、学際的な研究ネットワークのためのツール“USDA VIVO”を公開しました。学際的な共同研究を促進するためのツールで、同省のAgricultural Research Service (ARS)、Economic Research Service (ERS), National Institute of Food and Agriculture (NIFA), National Agricultural Statistics Service (NASS)、Forest Service (FS)の研究者や機関、グループ、研究成果等の情報が公開されているとのことです。
USDA VIVOでは、ARSの“Agricultural Research Information System (ARIS)”、 NIFAの“Current Research Information System (CRIS)、FSの“Research Information Tracking System (RITS)”などの既存のデータベースからデータを取得しているとのことです。対象とするデータは今後も追加される予定とのことです。
2014年10月11日から15日まで、スペインのジローナで開催された、国際文書館評議会(ICA)の年次大会(2nd Annual Conference of the ICA)において、デジタル情報の保存を推進するためのユネスコ、国際図書館連盟(IFLA)、ICA等の共同プロジェクトであるPERSIST(Platform to Enhance the Sustainability of the Information Society Trans globally)のワークショップが行われました。
実務的な研究や革新的な活動についての“The OPF Award for Research and Innovation”には、フライブルグ大学およびその関係者による、サービスとしてのエミュレーションの提供を試みるプロジェクト“bwFLA Functional Long Term Archiving and Access”が受賞したとのことです。
デジタル保存における最も顕著な学生による成果物に贈られる“The DPC Award for the Most Distinguished Student Work”は、
グラスゴー大学のAlasdair Bachell氏の“Game Preservation in the UK”が受賞したとのことです。