大学・研究図書館協会(ACRL)“College & Research Libraries News”(C&RL News)2013年12月号に、“Financial literacy Why students need librarians to get involved”と題するコラムが掲載されています。ACRL会長のTrevor A. Dawes氏の依頼によりAdi Redzic氏が寄稿したものです。ACRLでは、フィラデルフィアで開催される米国図書館協会(ALA)冬季大会(2014)において、金融リテラシーに関するフォーラムを開催する予定となっており、Redzic氏は、このフォーラムのゲストスピーカーでもあるとのことです。
2013年12月4日、米国議会図書館(LC)が"The Survival of American Silent Feature Films: 1912-1929"と題するレポートを発表しました。このレポートは、1912年から1929年に米国で作成された無声長編映画の保存状況に関する包括的な調査結果報告で、LCの依頼により、歴史学者でアーキビストであるDavid Pierce氏が執筆し、米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)から出版されたとのことです。
なお、このデータベースへのアクセスが認められた150人の研究者の多くは、その研究分野がエイズ、マラリア、結核などの疾病の治療と予防、水や衛生状態、食物の安全性の改善による農村開発の促進などを含む国連のミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)に関連するものとのことです。
Elsevier and the Library of Alexandria Sign a Three Year Agreement to Provide Access to ScienceDirect and Scopus to 150 Researchers in Low-income Countries(Elsevier, 2013/12/3)
米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が感謝祭後の最初の火曜日(今年は12月3日)を「寄附の日」とすることを呼び掛けるキャンペーン“Giving Tuesday”にあわせ、図書館とティーンを支援する方法を案内したり、動画“Teens Need Libraries”を公開するなどの活動を実施しました。支援方法については、10件にまとめて、“10 Easy Ways to Give Support to Libraries and Teens”としてALAのウェブサイトに掲載しています。
図書館のデザインに関する情報を提供する“Model Programme for Public Libraries”というウェブサイトが立ち上がっていました。
主に3つのコンテンツから構成されており、サイトの紹介によると、“The Changing Public Library”では戦略検討に資する記事が提供され、“Design Challenges”では変わりゆく図書館の機能をサポートするスペースやデザインのアイデアと可能性が示され、また“Cases”では、実際の事例が紹介されているようです。“Cases”においては、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、オランダの図書館掲載されており、現時点で15事例が写真と共に紹介されています。
このウェブサイトは、デンマークのDanish Agency for Culture等によるもので、2013年9月に立ち上げられたようです。
CALSはBC Libraries Cooperative により開発されたもので、National Network for Equitable Library Service (NNELS)のサービスの一環であるとのことです。NNELSは、印刷物を読むことに障害がある利用者へのサービスを提供する図書館(特に地方または遠隔地)を支援するプロジェクトで、ある図書館に対して、アクセスしやすいフォーマットでデジタル資源を提供することで、利用者へのサービスを支援するものとのことです。
2013年11月27日に刊行されたJournal of Librarianship and Scholarlyの2巻1号に“Communication“Knowledge Level of Library Deans and Directors in Copyright Law”という論文が掲載されています。執筆者はサザンユタ大学のJohn Eye氏です。
この論文では、米国の図書館長等(Library Deans and Directors)を対象に、著作権の知識とその知識が著作権関係の図書館の方針を監督する際にどのような影響を及ぼすと認識しているのかについて調査を行ったものとのことです。