アーカイブ - 2013年 - car

12月 12日

Altmetricスコアの“2013年トップ100”の論文

Altmetric.comのサイトに、“Altmetric 2013 Top 100”が掲載されています。2013年に刊行された論文について、Altmeticスコアの高い論文のトップ100をリストアップしたもので、データはAltmetricのデータベースから2013年12月3日に取得したものとのことです。“The world we live in”や“Real-life science fiction”など、テーマ別の表示も用意されています。

また、それぞれの論文について、スコアや、その詳細についてのレポートを確認することができます。

Altmetric blogに掲載された紹介記事では、概況についてのコメントとして以下の数値が紹介されています。
・トップ100のうち、12件はハーバード大学からのものである
・トップ100のうち、13件はPLOS ONEで刊行されたものである
・トップ100は、39の学術誌から刊行されている
・トップ100のうち、42件はオープンアクセス誌で刊行されたものである
・トップ100のうち、43件は、Altmetric blogで言及されたものである

なお、トップ1は、日本における淡水魚のセシウム汚染についてのものです。

国立国会図書館、『外国の立法』2013年12月号で「台湾の個人情報保護法」を掲載

国立国会図書館の調査及び立法考査局が刊行する『外国の立法』(2013年12月号)において、台湾の個人情報保護法についての記事が掲載されました。この「個人情報保護法」(中国語では「個人資料保護法」)は、2010年5月26日に公布されたものです。

「台湾の個人情報保護法」 外国の立法 258(2013. 12)(国立国会図書館調査及び立法考査局)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8382753_po_02580008.pdf?contentNo=1

外国の立法 2013年刊行分 No.254-1~
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/legis/2013/index.html

カナダのエドモントン公共図書館、メイカースペースをオープン

カナダにおいて、エドモントン公共図書館(Edmonton Public Library)が、メイカースペースをオープンしました。3Dプリンターやエスプレッソ・ブック・マシーンを導入しています。

EPL Makerspace
http://www.epl.ca/makerspace

New Edmonton Public Library digital space boasts 3D printers, book-printing machine(Metro, 2013/12/10付け)
http://metronews.ca/news/edmonton/880829/new-edmonton-public-library-digital-space-boasts-3d-printers-book-printing-machine/

Edmonton Public Library makes space for tech-friendly creations(Metro, 2013/8/22付け)
http://metronews.ca/news/edmonton/774745/edmonton-public-library-makes-space-for-tech-friendly-creations/

参考:

アイオワシティ公共図書館の取組みに続け? デンバー公共図書館が地域のミュージシャンの音楽をダウンロード可能にするサービスを計画中

デンバー公共図書館が、地域のミュージシャンの音楽を同館のウェブサイトからダウンロード可能にするプロジェクトを開始しているようです。2013年12月11日づけのWestwordというオンラインサイトで紹介されています。記事によると、来年の春に図書館カードを保有している人へのサービス開始を目指しており、現在アーティストへの働きかけを行うなどして、データベースの構築に取組んでいるようです。

なお、同様の取組みとしては、以前、アイオワシティ公共図書館のプロジェクトがLibrary Journalのサイト等で紹介されましたが、これに刺激され、今回の企画開始にいたったようです。

The Denver Public Library is seeking local music for its brand-new Volume Denver program(Westword, 2013/12/11付け)
http://blogs.westword.com/backbeat/2013/12/denver_public_library_local_music_volume_denver_program.php

Iowa City Library Launches Local Music Project(Library Journal, 2012/6/26付け)

ラテン語の辞典“Dictionary of Medieval Latin from British Sources”、100年の時を経て完成

2013年12月11日、英国学士院(British Academy)が、ラテン語の辞典“Dictionary of Medieval Latin from British Sources”の最後の分冊を刊行しました。

この辞書は、紀元前540年から1600年までに書きのこされたラテン語のテキスト(英国で生まれた、あるいは英国で働いた人物によるもの)を基に作成されたもので、これらのテキストには、著名なものとしては、ドゥームズデイ・ブック(Domesday Book)、マグナ・カルタ(Magna Carta)、バイユーのタペストリー(Bayeux tapestry)などが含まれているとのことです。また作成には、1913年の事業開始から200人以上の研究者が従事してきたとのことです。

全体で58,000語が採録され、17分冊3,830ページとなったそうです。

100 years on, final part of Latin Dictionary is finished
http://www.britac.ac.uk/news/news.cfm/newsid/1029

Dictionary of Medieval Latin from British Sources
http://www.britac.ac.uk/pubs/cat/dml.cfm

12月 11日

コミュニティの公共図書館はどれほどの価値をもつのか?Pew Research Center調査より(米国)

2013年12月11日、米国調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectが、コミュニティの公共図書館についての米国民の評価に関する調査結果“How Americans Value Public Libraries in Their Communities”を公表しました。この調査結果は、2013年7月18日から9月30日にかけて、16歳以上の米国在住者6,224人を対象にして行われた電話調査に基づいているとのことです。

調査結果によると、約90%が地域の公共図書館が閉鎖するとコミュニティに影響があると考えており、63%はその影響が“深刻”であると考えているとのことです。一方で、34%は公共図書館が新しい技術についていけていないと考えており(55%はこの考えに反対)、52%は、情報の大部分は自分で探すことができるため、かつてほどは公共図書館を必要としていないと考えているとのことです(46%はこの考えに反対)。

How Americans Value Public Libraries in Their Communities(Pew Internet & American Life Project 2013/12/11付け)

Google Cultural Institute、“Google Open Gallery”を開始:アーティスト等がコンテンツを公開しオンライン展示サイトを構築できる無料ツール

Google Cultural Instituteが、“Google Open Gallery”というツールの提供を開始しています。コンテンツをアップロードし、展示サイトを構築することのできるもので、“アーティスト、美術館、アーカイブ、ギャラリーのためのパワフルな無料ツール”とのことです。

“Google Open Gallery”のサイトでは、紹介動画が掲載されているほか、活用事例が複数紹介されています。

利用するためには招待をリクエストをする必要があります。

Google Open Gallery
http://www.google.com/opengallery

Google Makes Creating Online Exhibitions Easy For Anyone With Google Open Gallery(TechCrunch, 2013/12/10)
http://techcrunch.com/2013/12/10/google-open-gallery/

Google Open Gallery brings the art to you(CNET, 2013/12/10)

教材向きのオンライン動画を管理するツールは?(記事紹介)

2013年12月9日付けのThe Digital Shift(from School Library Journal)で、教材向きのオンライン動画を組織化しておくのに役立つツールを紹介しています。YouTubeやVimeoなどの動画共有サイトにより動画を見つけるのは課題ではなくなっており、生徒に最適なものを記録しておくのが課題だとして、OpenEd、Teachem、Huzzazの3つを紹介しています。OpenEdとHuzzazについては、動画による利用方法の紹介も掲載されています。

米国図書館協会のストリプリング会長、メイカースペースに関する無料ウェビナーを実施

米国図書館協会(ALA)会長のストリプリング(Barabara Stripling)氏の無料ウェビナーシリーズとして、メイカースペースに関する“Building Community Through Making”が実施されるとのことです。

このシリーズは3回に渡って実施され、スケジュールとタイトルは以下の通りです。
2013年12月16日“Community Engagement through Making”
2014年1月13日“Making Strategic Partnerships”
2014年2月14日“What is and What’s Next – Making Assessment and Opportunities”

いずれもベストプラクティスや成功事例を示すものとのことで、第1回のプログラムとしては、デトロイト公共図書館の“HYPE Makerspace”やチャタヌーガ公共図書館の“4th Floor”などがとりあげられるようです。

Free webinar to kick off ALA President Barbara Stripling’s 'Community Building and Makerspaces' series(ALA news, 2013/12/10付け)

Cooperative Afiricana Materials Project、リベリアの新聞をマイクロフィルム化:CRL加盟館で利用可能に

1990年代から2000年代を中心とするリベリアの新聞について、CAMP(Cooperative Afiricana Materials Project)が、収集保存、マイクロフィルム化を進めています。研究図書館センター(CRL)は、このプロジェクトについて、2012年12月に13紙のマイクロフィルム化の完了がアナウンスしていましたが、2013年12月9日追加の7紙のマイクロフィルム化の完了をアナウンスしています。

CRLのアナウンスによると、ミシガン州では、リベリアが内戦に苦しんできた時期から同国の新聞を受け入れており、またCAMPはこのコレクションの保存に資金を提供してきたとのことです。また、今回マイクロフィルム化されたのはミシガン州立大学所蔵のものとのことです。

CAMP Preserves Liberian Newspapers(CRL, 2013/12/9付け)
http://www.crl.edu/news/10171

関連:
CAMP Preserves Liberian Newspapers (CRL, 2012/12/4付け)
http://www.crl.edu/news/8946

CAMP(Cooperative Afiricana Materials Project)

南アジアからのバーミンガムへの移民の歴史を残すオーラルヒストリー・アーカイブ構築

バーミンガム図書館が、“Four Fathers”というオーラルヒストリープロジェクトに協力するボランティアの募集をアナウンスしています。

“Four Fathers”は、バーミンガムの“True Form Projects”というグループが実施しているもので、南アジアからバーミンガムへの移民のオーラルヒストリー・アーカイブの構築するものです。すでにFour Fathersのサイトでは、既に複数のインタビューのファイル(一部は動画もあり)や写真が掲載されています。

同サイトの案内によると、これらのコンテンツはバーミンガム図書館のアーカイブからも利用できるようになるようです。

Volunteer for the 'four fathers' Oral History Project(Library of Birmingham, 2013/12/10付け)
http://www.libraryofbirmingham.com/blog/News/fourfathersproject

Four Fathers
http://www.fourfathers.org.uk/
※既にインタビューファイルの掲載あり。

About Four Fathers
http://www.fourfathers.org.uk/about/

米国デジタル公共図書館(DPLA)のパートナー別コンテンツ登録数の概況

2013年4月に公開された米国デジタル公共図書館(DPLA)について、The Chronicle of Higher Education誌(オンライン)において、“Digital Public Library of America: Young but Well Connected”と題する記事が掲載されています。

この記事に関連して、infoDOCKETの2013年12月9日付けの記事で、開始当初からのコンテンツ登録数の増加状況について、パートナーごとの数値が紹介されています。DPLAの現在のウェブサイトに掲載されている数値と、Internet Archiveで保存されている同ページから過去の数値を取り出し並べたものです。

現在最大の連携先となっているのは、6月に新たにパートナーとなったHathiTrustで、170万件以上のデータがDPLAで利用できるようになっているとのことです(1,741,537件)。このほか、Mountain West Digital Library(794,983件)、米国公文書館(NARA)(701,357件)、スミソニアン(624,986件)、The Portal to Texas History(325,552件)、南カリフォルニア大学図書館(257,115件)などが、件数の多い機関となっています。

公共図書館におけるMOOCを活用したプログラムの事例(米国)

2013年12月10日付けのLibrary Journal誌(オンライン)に、“MOOCing at the Public Library”と題する記事が掲載されています。この記事では、コネチカット州のEidgefield Libraryで実施された、MOOCを活用した大人向け読書プログラムの概要が紹介されています。筆者は同館のDorothy Pawlowski氏です。

記事によると、同館はCourseraにコンタクトを取り、そのMOOCの講座の1つである Fiction of Relationship(Brown University提供)を読書プログラムに活用することの許可を得、2013年夏に実際に実施したとのことです。内容としては、図書館のスクリーンで講義を聴講し、その後その内容やリーディングの課題についてディスカッションをするもので、図書館員やボランティアもファシリテーターとしてディスカッションに参加したとのことです。またこのミートアップ(会合)は、10週間の講義期間中、毎週1回実施されたとのことです。

12月 10日

英国公文書館、認定標準“Archive Service Accreditation”を満たしたアーカイブサービスを発表

2013年12月9日、英国公文書館(NA)とUK Archive Service Accreditation Committeeが、英国のアーカイブサービスの新たな認定標準である“Archive Service Accreditation”を満たした最初のアーカイブサービスを発表しました。この認定標準は、アーカイブサービスのグッド・プラクティスを明示し、承認された基準を確認することで、アーカイブサービスの発展を促し、サポートするものとのことです。

初の認定を受けたアーカイブサービスは以下の通りです。

Cumbria Archive Service
Exeter Cathedral Library and Archives
Media Archive for Central England (MACE)
Network Rail Corporate Archive
Tyne and Wear Archives
Worcestershire Archive and Archaeology Service

First accredited archive services announced(NA 2013/12/9)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/897.htm

「勉強が終わるまでゲームはお預け」をシステムで実現 米Amazonが児童向け定額コンテンツサービスに「ゴール」機能を追加

2013年12月9日、米Amazonはタブレット端末「Kindle Fire」で提供している児童向け定額コンテンツサービス”Kindle FreeTime”に、新たに「ゴール」(”educational goal”)を設定できる機能を追加したことを発表しました。

この機能を用いると、子どもの一日の読書や教育用アプリの利用時間が指定の時間に達するまで、ゲームや漫画などの他のコンテンツにアクセスできないようにすることができます。さらに夜間は漫画を読めないようにする機能や、それらの時間設定を平日と休日で変えられるオプションも実装されたとのことです。

Kindle Fire—the Best Tablet for Kids and Families—Getting Even Better with New Education Features for Kindle FreeTime(Amazon.com、2013/12/9付け)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1883064

米Amazon、児童向け定額コンテンツサービス「Kindle FreeTime」に“課題”機能を追加(ITmedia、2013/12/10付け)

IFLAの「メディアリテラシー・情報リテラシーに関する提言」と「印刷物を読むことに障害がある人々に対する図書館サービスについてのマニフェスト」、UNESCO総会で承認

2013年11月5日から20日かけてパリで開催されていたUNESCO総会で、国際図書館連盟(IFLA)が策定した「メディアリテラシー・情報リテラシーに関する提言」(“Media and Information Literacy Recommendations”)と「印刷物を読むことに障害がある人々に対する図書館サービスについてのマニフェスト」(“Libraries Serving People with Print Disabilities Manifesto”)が承認されていました。IFLAは、ウェブサイトでこのことをアナウンスし、今後、UNESCO加盟国はこれらの提言・マニフェストを支持し、情報アクセスを促進するための政策においてこれらを考慮に入れることが求められる、としています。

ワールド・ブックナイト2014、英国・アイルランドで配布される書籍は?

世界図書・著作権の日である4月23日に、大人のための読書振興イベント“ワールド・ブックナイト”(World Book Night)が開催されます。これまで、米国、英国、アイルランド、ドイツなど世界各国で実施されてきました。2014年に英国・アイルランドで配布される書籍のタイトルが公表されていました。

The 2014 Book List (World Book Night UK & Ireland)
http://www.worldbooknight.org/books/2014-book-list

参考:
ワールド・ブックナイト2014、米国で配布される書籍は?
Posted 2013年10月25日
http://current.ndl.go.jp/node/24683

“師走の贈り物” 北海道釧路市の3小学校に本1,000冊ずつ

2013年12月10日付けの北海道新聞(オンライン)に、匿名男性が、釧路市阿寒地区の3小学校(阿寒、中徹別、仁々志別)に、合計3,000冊の本の寄贈があったことが報じられています。

記事によると、男性は、学校向けに書籍を販売する釧路市内の会社に赴き、「子どもたちにプレゼントしたい」として3校を指定してその場で発注したとのことです。同社は各校に1,000冊ずつ贈ることにし、本を選定し、3校に経緯を説明した後、児童向けの百科事典や小説を各校に届けたとのことです。

同社は「責任を持って『サンタからのプレゼント』を届けられた」と話し、また阿寒小の教頭は、図書室に入りきらないため「ホールに『サンタ文庫』をつくりたい」と話しているとのことです。

「図書館に入りきらない」本3千冊、匿名男性が北海道・阿寒の3小学校に師走の贈り物(北海道新聞、2013/12/10付け)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/509181.html

埼玉県立図書館、雑誌創刊号の資料展示「創刊号大集合!第2弾」を開催

埼玉県立久喜図書館が、2013年12月10日から、雑誌創刊号の資料展示「創刊号大集合!」の第2弾を開催しています。この展示は、2013年1月に実施した展示に続くもので、「情報化が進展し、バブル景気が始まった昭和後半の激動の時代」(昭和50年から昭和63年まで)に創刊された約40冊を紹介しているとのことです。開催期間は2014年1月13日までです。

なお、2013年1月の展示では、明治末期から昭和40年代までの雑誌創刊号を展示していました。

資料展示「創刊号大集合!第2弾」のご案内
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/reference/list/kuki_soukangou2_list.html
※資料リストを掲載

関連:
資料展示「創刊号大集合!」開催中!!(埼玉県立図書館ブログ, 2013/1/9付け)
http://libprefsaitama.seesaa.net/article/312121829.html

資料展示「創刊号大集合!」のご案内
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/reference/list/kuki_soukangou_list.html

ノーベル文学賞は書籍の売り上げにどれくらい影響を与えるのか(文献紹介)

カナダの非営利団体であるBooknet Canadaが、"Alice Munro, At Home And Abroad: How The Nobel Prize In Literature Affects Book Sales"と題するレポートを発表しました。2013年10月10日にノーベル文学賞を受賞したカナダの作家Alice Munro氏の作品の週間売り上げのデータを使用し、受賞前後8週間の10か国における売り上げの変化を調査した結果とのことです。9月21日に終わる週1週間と、受賞後の10月19日に終わる週1週間での売り上げを比較すると、増加率が最も高かったのはカナダでの4424%とのことです。また、いくつかの国では、受賞直後よりも数週間遅れて売り上げが増加しており、Booknet Canadaでは、このラグは小売店が需要にあわせて急きょ在庫を増やしたからと推測しています。

Alice Munro’s Sales Soar Internationally After Nobel Prize in Literature Win (Booknet Canada 2013/12/9)
http://www.booknetcanada.ca/press-room/2013/12/9/alice-munros-sales-soar.html

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