アーカイブ - 2013年 - car

12月 18日

NISOがInformation Standards Quarterly刊行、今号は書誌データ相互利用の展開がテーマ

2013年12月16日、米国情報標準化機構(NISO)が、季刊誌“Information Standards Quarterly”(2013, vol.25, no. 4)を刊行しました。今号は書誌データ相互利用の展開(Evolution of Bibliographic Data Exchange)がテーマとなっています。

Information Standards Quarterly (ISQ) Winter 2013 Volume 25, no. 4
http://www.niso.org/publications/isq/2013/v25no4/

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第338号を刊行 - 「図書館における主題リポジトリの運営」がテーマ

2013年12月17日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第338を刊行しました。今号のテーマは「図書館における主題リポジトリ(disciplinary repositories)の運営」となっています。

PubMed Centralなど12の主題別リポジトリをとりあげ、研究図書館が主題別リポジトリの運営にどのように関わるかについて検討したもので、主題別リポジトリのスコープ、収集方針、資金調達モデル、評価と実践、人員配置等について考察したものとのことです。

なお本文は有料ですが、目次とサマリーは無料で公開されています。

Library Management of Disciplinary Repositories, SPEC Kit 338, Published by ARL (ARL 2013/12/17付けの記事)
http://www.arl.org/news/arl-news/3068-library-management-of-disciplinary-repositories-spec-kit-338-published-by-arl

SPEC Kit 338: Library Management of Disciplinary Repositories (November 2013)

DAISYコンソーシアム、オーディオブック作成ツール“Obi”のバージョン3.0をリリース

2013年12月15日、DAISYコンソーシアムは、オーディオブック作成ツール“Obi”のバージョン3.0をリリースしたと公表しました。Obi3.0は、 DAISY3および2.02に準拠したオープンソースのツールで、43のDAISY作成機関などで使用されているとのことです。

DAISY Consortium Releases Obi 3.0(2013/12/15, DAISY Consortium)
http://www.daisy.org/news-detail/1310

Obi: DAISY/NISO Audio Authoring Tool
http://www.daisy.org/obi/

12月 17日

レゴブロックでつくられるボストンを象徴する建物は?!結果発表

2013年12月16日、レゴ社のテーマパーク“LEGOLAND Discovery Center Boston”のfacebookで行われていたコンテストで、ボストン公共図書館が、レゴブロックでつくられるボストンを象徴する建築物として選ばれたことが発表されました。このコンテストの結果を受け、2014年5月にボストンでオープン予定の同テーマパーク内に、ボストン公共図書館の建物の大型レプリカが、レゴブロックで作成されるとのことです。

LEGO-bound, with Thanks (Boston Public Library, 2013/12/16)
http://www.bpl.org/press/2013/12/16/lego-bound-with-thanks/

BOSTON PUBLIC LIBRARY WINS LEGOLAND DISCOVERY CENTER BOSTON'S MINILAND CONTEST (LEGOLAND Discovery Center, 2013/12/16)(PDF)
http://www.bpl.org/press/files/2013/12/LDCBoston_MINILANDwinnerFINAL.pdf

参考:

オンラインコースよりも従来型の授業の方が単位修得率は高いが、そもそも多くの大学は自機関の単位修得率を把握できていない(米国・カナダ)

教育技術に関する非営利の共同団体WCETが行った大学等のオンライン教育に関する調査(”2013 Managing Online Education Survey”)が公開されています。この調査は米国およびカナダの4年制・2年制大学を対象に、2013年の春に行われたもので、225の大学から回答がありました。

調査の結果、オンラインコースと従来型の教室で受講する授業では、従来型の授業の方が平均して単位修得率が3~5%高かったことが報告されています。しかし、そもそも多くの機関は自機関の単位修得率を把握していないことも明らかになりました。オンラインコースについては55%、従来型の授業については65%といずれも過半数の機関が単位修得率を把握しておらず、報告書では「学生の単位修得率を向上させたいのであれば統計をとる必要があるだろう。測っていないものを改善するのは難しい」と指摘されています。

なお、報告書中ではその他にオンラインコースのコンテンツ作成者や遠隔受講者へのサポート状況等に関する調査結果も述べられています。

Managing Online Education Survey(WCET)
http://wcet.wiche.edu/advance/managing-online-education-survey

フランス国立図書館、2014年1月から記述メタデータをオープンライセンスで提供

フランス国立図書館(BnF)が、2014年1月から書誌レコード1,200万件や典拠データ250万件を、オープンライセンスで提供することを発表しています。情報源を明示さえすれば、商用利用も自由に行ってよいとしています。

Ouverture des données publiques Les métadonnées descriptives de la BnF sous "licence ouverte" de l'État(2013/12/13付け)
http://www.bnf.fr/fr/professionnels/anx_recuperation_donnees/a.ouverture_donnees_bnf.html

MOOCで良い成績をとっても就職に結びつくとは限らない? edXの場合

2013年12月16日付けのThe Chronicle of Higher Educationの記事で、MOOCプラットフォームの一つであるedXが過去に、MOOCで良い成績を収めた受講者を選び出し、企業とのマッチングを図るパイロットプロジェクトを行っていたものの、失敗に終わっていたことが報じられています。

同記事によれば、このパイロットプロジェクトはカリフォルニア大学バークレー校のコンピュータサイエンスに関するMOOCを受講していた学生の中で、好成績を修めていた者868人を対象に、GoogleやAmazon等のIT関連企業へのマッチングを図る、というものでした。868人のうちの多くは米国外で、専門職として働いている者であったとのことです。

MOOCを受講していることはより良い職を得る際に有利に働くともいわれますが、このパイロットプロジェクトでは868人中、面接にこぎつけられたのは3人のみで、就職にまで至ったものはいなかったとされています。この理由について、記事の中では企業の人事部門が採用候補者を調査する際に、従来型の大学での経験を重視することが一因ではないかと述べられています。さらに記事中では、この結果を受けて現在edXでは異なるビジネスモデルを模索していることが紹介されています。

『オクスフォード英語辞典』(OED)オンライン版、2013年12月の更新で新たに”emoji”を採録

世界最大の英語辞典である『オックスフォード英語辞典』(Oxford English Dictionary: OED)のオンライン版が、2013年12月の更新で新たに”emoji” (絵文字)を採録したと発表されています。

今回の更新では新たに500以上の言葉が取り入れられていますが、その中の一つとして”emoji”を採録したことが、OEDのサイトで紹介されました。”emoji”は既に、言葉の現在の使用法に着目した辞書であるOxford Dictionaries Online(ODO)には採録されていましたが、今回採録されたOEDは現在の用例だけではなく、言葉の意味の変遷などにも注目した辞書です。無料で閲覧可能なOEDの記事概要の中では、”emoji”は1928年かそれ以前に現れた言葉で、1990年代には”small digital image or icon used to express an idea, emotion, etc. in electronic communications”という意味で使われるようになった、とされています。なお、全文の閲覧には購読契約か、契約している図書館の利用者カードが必要です。

New word notes: December 2013(The OED today)

「社史への招待-ただ重いだけではない-」: 一橋大学附属図書館が社史に関する常設展示をスタート

一橋大学附属図書館が、2013年12月17日から、常設展示として「社史への招待-ただ重いだけではない-」を開始しました。2013年末をもって閉室したイノベーション研究センター資料室(前身:産業経営研究所)の旧蔵資料を中心に、特色ある社史を紹介するとのことです。

なお、展示パンフレットでは、社史の歴史、社史の資料的意義、展示資料、社史に関する/社史を用いたおもな研究文献・著作が紹介されています。

常設展示 社史への招待-ただ重いだけではない-
http://www.lib.hit-u.ac.jp/pr/tenji/jousetsu/2013/hoc.html

展示パンフレット(常設展示 図書館所蔵コレクション紹介   社史への招待 ―ただ重いだけではない―)
http://www.lib.hit-u.ac.jp/pr/tenji/jousetsu/2013/pamphlet_hoc.pdf

ベネッセ、小中学生向けの電子書籍ストア「ブクフレ本」と読書SNS「ブクフレWeb」を開始

株式会社ベネッセコーポレーションが、2013年12月16日、小学校高学年から中学生向けを対象とした、電子書籍ストア「ブクフレ本」と、読書に関するSNSサービス「ブクフレWeb」の提供を開始しました。

「ブクフレ本」は、出版社4社が提供する250タイトルからのスタートで、“親子モード”の仕組みがあるとのことです。

また「ブクフレWeb」は「ブクフレ本」と連動するものではなく、他者との直接のメッセージのやりとりのない読書SNSであるとのことです。

ブクフレ
http://bkandfr.jp/

12月16日(月)より小中学生向け書籍専門の 電子書籍ストア「ブクフレ本」をスタート 読書に関するSNS「ブクフレWeb」も同時に提供開始(PRweb、株式会社ベネッセコーポレーション、2013/12/16付け)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000394.000000120.html

ベネッセ、iPad用小中学生向け電子書籍ストア「ブクフレ本」をスタート(ReseMom, 2013/12/16付け)
http://resemom.jp/article/2013/12/16/16403.html

図書館におけるメイカースペースに関する調査 回答館の41%はメイカースペースを提供、利用料金をとる図書館も

マイアミ大学Gardner-Harvey Libraryの図書館長、John Burke氏が2013年10~11月にかけて行った、図書館におけるメイカースペースに関するweb調査の結果の一部が2013年12月16日付けのLJ INFOdocketの記事で公開されています。

この調査は12の図書館関係メーリングリストやTwitter、Facebookを通じて回答を呼び掛けたもので、143の図書館員から回答が集まりました。回答のあった図書館のうち、41%は現在すでにメイカースペース(ないしはそれに類する活動)を提供しており、36%は近い将来、メイカースペースをはじめることを計画しているとのことです。これらの現在すでにメイカースペースがある、ないしは近い将来はじめることを計画している図書館のうち、

・51%は公共図書館、36%は大学図書館、9%は学校図書館である
・36%は図書館の予算内からメイカースペースの費用を捻出しており、29%は助成金を取得、14%は寄付を得ている
・52の図書館で利用に際しなんらかの料金をとっている、またはとることを検討している。このうち40%は消耗品費をとっている

米国のTVニュースで言及されている地域はどこか:Internet Archiveの40万時間分のニュースを解析

Internet Archiveに蓄積されている米国のTVニュースのデータを用い、TVニュースにおいて、いつ、どの地域が言及されているのかを地図上で視覚的に示す試みが、Internet Archive Blogで紹介されています。説明によると、クローズドキャプション (closed captioning、字幕テキストデータ) から言及されている世界の地域を抽出し、その前後の情報からあいまいさをなくすようにし、それらを地図上に表示したものとのことです。各ポイントをクリックすると、該当する実際のニュース番組を表示することができるようにもなっています(“TV News Search & Borrow”にリンク)。

4年分のデータのアニメーションと、テレビ局ごとに表示することが可能な地図の2種類が公開されています。

なお、同じ地名など、正確にコーディングされていない部分もあり、エラーも多いようです。

Mapping 400,000 Hours of U.S. TV News(Internet Arhive blog, 2013/12/13付け)
http://blog.archive.org/2013/12/13/mapping-400000-hours-of-u-s-tv-news/

Watch 4-Year Animation

米Amazon利用者の40%はKindle端末を所持 総保有台数は2,050万台以上?

米国の市場調査会社Consumer Intelligence Research Partners (CIRP)がAmazon利用者を対象に行った、Kindle端末の所持状況等に関する調査の結果が複数のブログ等を通じて報じられています。

この調査は2013年8~11月中の3ヶ月間にAmazon.comで商品を購入した300人を対象に行われたものです。調査の結果、回答者の40%はなんらかのKindle端末を所持しており、28%はKindle Fireを、21%はKindle e-Readerを、重複している9%はその両方を持っていました。この結果から、CIRPは全米のKindle端末総保有台数は2,050万台に至っていると見積もっています。

また、Amazon.comでの商品購入に費やす金額は、Kindle端末を持っていない回答者は1年あたり790ドルであったのに対し、Kindle端末を持っている者は1,233ドルと50%以上の差があったことも報じられています。

The Amazon Kindle Numbers That Jeff Bezos Must Really Care About(All Things、2013/12/12付け)

図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”、初のフォーラム開催へ

北米研究図書館協会(ARL)の加盟館など50以上の大学図書館が参加している、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”が、初のフォーラム“Library Publishing Forum ”を開催することをアナウンスしていました。2014年3月5日、6日にカンザスシティで開催するとのことです。

Library Publishing Forum 2014 Location: Intercontinental Hotel, Kansas City Dates: March 5-6, 2014
http://www.librarypublishing.org/events/annual-forum

Call for Posters
http://www.librarypublishing.org/events/annual-forum/cfp

参考:
図書館による出版活動に関する中心的団体“Library Publishing Coalition”の立ち上げが進行中(米国)Posted 2013年1月18日
http://current.ndl.go.jp/node/22738

12月 16日

米国西部11州から自然の音を集めたアーカイブ(記事紹介)

2013年12月10日、米国のユタ州立大学が配信しているラジオサービスUtah Public Radioのウェブサイトにおいて、米国西部11州から集めた動物や環境の音を記録したアーカイブ“The Western Soundscape Archive ”が紹介されています。このアーカイブは同大学のJ. Willard Marriott Library が管理しており、自然保護活動家や科学者、ボランティアの人びと、州政府・連邦政府機関の職員等から2,600以上の動物の音記録が寄付されているとのことです。

Western Soundscape Archive
http://westernsoundscape.org/

英国の公共図書館の閉鎖数が前年度比で減少(2012-2013英CIPFA統計)

2013年12月10日、英国公認会計士協会(Chartered Institute of Public Finance and Accountancy:CIPFA)が、2012-2013年の公共図書館統計を発表しました。

英国においては、政府の緊縮財政による公共図書館の閉鎖が問題となっていますが、この統計によると、この1年間で図書館(library service point)の数が74減少したということです。2011-2012年においては、減少数は201であったため、閉鎖状況が前年度に比べると改善しているとのことです。

その他にも、予算減、職員の減少、ボランティアの急増、来館者数および貸出数の減少、蔵書の減少がみられるとのことです。

CIPFA library survey shows closures slowing, visitor numbers falling but volunteers soaring
http://www.cipfa.org/about-cipfa/press-office/latest-press-releases/cipfa-library-survey-shows-closures-slowing-visitor-numbers-falling-but-volunteers-soaring

参考:

UKSG、図書館におけるディスカバリー技術のインパクトについての最終報告書を公開

英国逐次刊行物グループ(UKSG)は、英国JISCの助成を受けて、図書館の学術コンテンツの利用におけるディスカバリー技術のインパクトを評価する報告書“Impact of library discovery technologies”を公開しました。

この報告書は、英ラフバラ大学のLISUがバーミンガム・シティ大学のEvidence Baseと協力して2013年7月から9月にかけて行った調査をまとめたものとのことです。図書館におけるディスカバリー技術、図書館と利用統計、ディスカバリー技術についての図書館の認識と経験、出版者やコンテンツプロバイダーなど関係者の見解、まとめと提言の6章から構成されています。

Assessing the Impact of Library Discovery Technology on Content Usage
http://www.uksg.org/researchstudy

米国著作権局、追及権に関するレポート“Resale Royalties: An Updated Analysis”を公表

米国著作権局(U.S. Copyright Office)が、2013年12月付けで、画家、彫刻家、写真家等の芸術家(visual artists)の“追及権”に関するレポート“Resale Royalties: An Updated Analysis”を公表しました。このレポートは、2012年に議員からの要望がありまとめられたもので、著作権局に寄せられた様々な意見を踏まえ、議会が協議にあたり考慮することが望まれる著作権局の見解と提言を示している、とのことです。

Copyright Office Releases New Report on Resale Royalties(2013/12/13付け)
http://www.copyright.gov/newsnet/2013/520.html

Resale Royalties: An Updated Analysis(PDF 124ページ)
http://www.copyright.gov/docs/resaleroyalty/usco-resaleroyalty.pdf

参考:
「文化審議会著作権分科会国際問題小委員会報告資料」(小川明子、2012/9/7)

クリスマス休暇中に読書を 英国読書協会がクリスマス読書ミニチャレンジを開催

英国読書協会(The Reading Agency)が、「クリスマス読書ミニチャレンジ(the Christmas Mini-Challenge)」を開催しています。同協会は毎年夏休み期間中に4歳から11歳の子どもを対象とした「夏休み読書チャレンジ(Summer Reading Challenge)」を行っていますが、今回のミニチャレンジは、クリスマス休暇の間に本を3冊読むことを促す特別編とのことです。同協会のウェブサイトでアカウントを作成し、地元の図書館に行き、2013年12月12日から2014年1月6日までに、読んだ本を3冊アカウントに登録すると、ヴァーチャルなバッジがもらえ、英国の児童文学作家であるCressida Cowell氏からの特別メッセージの動画を見ることができるとのことです。

Join the Christmas Mini-Challenge! (The Reading Agency)
http://summerreadingchallenge.org.uk/news/general/join-the-christmas-mini-challenge

Christmas library challenge encourages kids to snuggle down with books (the guardian 2013/12/13)

セントルイス警察図書館が来春に新しい建物へ:米国で最も古い“警察図書館”(記事紹介)

St. Louis Post-Dispatch(オンライン)に、2013年12月10付けで、セントルイス警察図書館(St. Louis Police library)を紹介する記事が掲載されています。記事によると、同館は1940年代に設置された米国で最も古い警察図書館とされるもので、来年の春に新しい建物に移設されるようです。同館では20,000冊の本を所蔵し、150タイトルの雑誌を購読しているほか、写真資料や、刑務所の鍵、足枷、水泳大会のトロフィーといった品も所蔵しているとのことです。予約すれば一般の人も利用でき、そのロビーは収蔵品の展示も行っているようです。

記事には動画が付されており、図書館員のBarbara Miksicek氏が同館を紹介しています。

St. Louis Police library reflects history, change in department(St. Louis Post-Dispatch, 2013/12/10付け)

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