アーカイブ - 2013年 - car

12月 25日

世界31の“Informational World City”における図書館の中核的サービスに関する調査(文献紹介)

Libri誌の2013年11月号に、“Public Libraries in the Knowledge Society: Core Services of Libraries in Informational World Cities”と題する記事が掲載されています。ドイツのハインリッヒ・ハイネ大学の情報学部(Department of Information Science)のメンバーによるもので、世界の31の“Informational World City”(日本からは東京を含む)における公共図書館の中核的サービスについて、デジタルの側面と物理的な側面の両面から、ウェブ上の情報に基づいて分析したものです。

デジタルの側面については、OPAC、電子情報源(電子ジャーナルや電子書籍等)、デジタル化資料、デジタル形式のガイド、デジタルレファレンスサービス、ソーシャルメディア、携帯端末用アプリの各項目を分析し、また物理的な側面については、ランドマークとしての図書館、スペース、図書館内における飲食、RFID、資料返却の可能な場所、Wi-Fi、マーケティングの各項目を分析したとのことです。

新しいラトビア国立図書館が完成 - “Castle of Light”

建築が進められていた新しいラトビア国立図書館の建物が完成したことが、2013年12月20日付けで報じられています。2008年に建築が開始され、そのユニークなデザインから“Castle of Light”と呼ばれているものです。

2014年1月18日に、最初の資料の到着を祝うイベントが開催されるようです。

162m Latvian national library construction completed (video)(The Baltic Times, 2013/12/20付け)
http://www.baltictimes.com/news/articles/34055/#.UrpRw3mRmSr

NLL NEW BUILDING(National Library of Latvia)
http://www.lnb.lv/en/nll-new-building

Castle of Light
http://www.gaismaspils.lv/gp/index.php?m=start&s=start&l=en
※建築プロジェクトのサイト

Latvijas Nacionālās bibliotēkas būvdarbi pabeigti (2013/12/20付け)

国際図書館連盟、LGBTQユーザに関する研究グループを設置

国際図書館連盟(IFLA)が、LGBTQ(lesbian, gay, bisexual, transgender, queer/questioning)利用者に関する研究会(Special Interest Group:SIG)の設置を承認したとのことです。

同SIGは、LGBTQのコミュニティのための図書館サービスに関連する問題についての実質的な議論がIFLAで行われてこなかったとして、コミュニティにとって必要な蔵書の構築等について考える場を提供していくようです。第1回の集会はリヨン(仏)で開催される2014年のIFLA年次大会で開催されるとのことです。

IFLA approves creation of LGBTQ Users SIG(News from Acquisition and Collection Development、2013/12/24付け)
http://www.ifla.org/node/8253

文部科学省、「世界の成長を取り込むための外国人留学生の受入れ戦略(報告書)」を公表

文部科学省が、「世界の成長を取り込むための外国人留学生の受入れ戦略(報告書)」(2013年12月18付け)を公表しました。2013年3月に高等教育局長のもとに設置された「戦略的な留学生交流の推進に関する検討会(主査:木村孟 東京都教育委員会委員長)」により取りまとめられたものです。

基本的な考え方として、「諸外国の成長を我が国に取り込み、我が国の更なる発展を図るため、重点地域の設定等の外国人留学生受入れに係る戦略を策定することが必要」として、施策の効果が期待できる重点分野、重点地域及び今後の対応方針、重点的に取り組むべき施策などについて示しています。

世界の成長を取り込むための外国人留学生の受入れ戦略(報告書)(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1342726.htm

NDL書誌情報ニュースレター2013年4号が刊行

国立国会図書館(NDL)が、ウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2013年4号(通号27号)を掲載しました。

会議等の報告として、第79回IFLA大会(シンガポール)の報告、VIAF評議会会議の報告、第38回ISSNセンター長会議の参加報告、バーバラ・B.ティレット氏によるワークショップ「新しい知識と情報の組織化:RDAの理念と実践」の参加報告が掲載されています。

NDL書誌情報ニュースレター2013年4号(通号27号)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2013_4/index.html

参考:
NDL書誌情報ニュースレター2013年3号が刊行 Posted 2013年9月26日
http://current.ndl.go.jp/node/24447

文化審議会著作権分科会出版関連小委員会、電子書籍に対応した出版権の整備に関し最終報告

文化庁の文化審議会著作権分科会出版関連小委員会が、2013年12月20日、電子書籍に対応した出版権の整備に関し、最終報告書案を了承したとのことです。この報告書案が同小員会の第9回会議資料として文化庁のウェブサイトに掲載されています。

また、2013年9月27日から10月26日にかけて実施していた同小委員会の「出版関連小委員会中間まとめ」への意見募集の結果も、12月19日に公表されています。意見募集では、合計2045通(団体177通、個人1868通)の意見がよせられたとのことです。

文化審議会著作権分科会出版関連小委員会(第9回)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/shuppan/h25_09/gijishidai.html

文化審議会著作権分科会出版関連小委員会中間まとめに関する意見募集の結果について(文化庁、2013/12/19付け)
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/shuppan_ikenbosyu_kekka_131219.pdf

文化審議会著作権分科会出版関連小委員会中間まとめに関する意見募集の結果について

【イベント】大学図書館国際フォーラム「大学図書館における冊子体コレクションの将来~日本版Shared Printの可能性」開催(2/28・東京)

2014年2月28日、慶應義塾大学メディアセンターが主催し、OCLC Research Library Partnershipが協力する、大学図書館国際フォーラム「大学図書館における冊子体コレクションの将来~日本版Shared Printの可能性~」が開催されます。

資料デジタル化の進展を背景に、複数の図書館が共同で冊子体コレクションの保存・管理・利用のしくみの構築を行う取り組みである「Shared Print(シェアード・プリント)」について、OCLCにおけるこの分野の第一人者、およびシェアード・プリントを実践している研究図書館から担当者を招き、北米の現状や実践から得た知見についての報告、および日本の関係者とディスカッションを行うとのことです。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

大学図書館における冊子体コレクションの将来~日本版Shared Printの可能性~(慶應義塾大学メディアセンター(図書館))
http://www.lib.keio.ac.jp/jp/sharedprint/

KEIO 大学図書館国際フォーラム「大学図書館における冊子体コレクションの将来 ~日本版 Shared Print の可能性~」の開催について(ご案内)慶應義塾大学メディアセンター(図書館))

12月 24日

米国議会図書館、リテラシーアワードの最終選考まで残った機関の活動を“Best Practices” として紹介

2013年12月20日、米国議会図書館(LC)が、9月に発表した“Library of Congress Literacy Awards”において、最終選考まで残った機関の優れた活動を紹介する“Best Practices” を公表しました。この賞には、米国内外でリテラシー不足や読書への無関心といった問題への解決にあたる187の機関が応募し、26の機関が最終選考まで残っていたとのことです。

Library of Congress Literacy Awards Program Publishes ‘Best Practices’ in Literacy Promotion (LC 2013/12/20)
http://www.loc.gov/today/pr/2013/13-217.html

“PubMed Commons”が一般にも閲覧可能に

米国国立衛生研究所(NIH)の国立バイオテクノロジー情報センター(NCBI)が試行していた“PubMed Commons”が、一般にも閲覧できるようになっています。“PubMed Commons”は、PubMedに採録された記事に対して、参加者がコメントを付与し、共有するものです。

2013年12月19日に掲載されたブログ記事によると、現時点で2,300万件以上の記事のデータを持つPubMedにおいては、試験段階で付与された数百件のコメントはごくわずかに過ぎないとのことですが、PubMed Commonsのページや、コメントが付いたものに限定して検索することなどにより、これまでに付与されたコメントを確認することができます。

Meet PubMed Commons: The new comments forum in PubMed(PubMed Commons Blog, 2013/12/19付け)
http://pubmedcommonsblog.ncbi.nlm.nih.gov/2013/12/19/meet-pubmed-commons-the-new-comments-forum-in-pubmed/

PubMed
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed

図書館情報学における“ベストプラクティス”は本当に“ベスト”なのか(文献紹介)

“EBLIP”(Evidence Based Library and Information Practice)の2013年のNo.4において、“Are Best Practices Really Best? A Review of the Best Practices Literature in Library and Information Studies”と題するレビュー記事が掲載されています。図書館情報学分野の文献で頻繁に用いられている“best practice”(ベストプラクティス)という用語に関するものです。

サマリーによると、この記事では、文献において“ベストプラクティス”とされているものがどのようなエビデンスに基づいて他の事例から区別されているのかを、既存の113件の文献をレビューし、分析しています。結果として、エビデンスのベースになっているのは、(1)意見(15%)、(2)文献レビュー(12%)、(3)著者の働いている図書館における事例(17%)、(4)質的・量的なアプローチ(14%)、(5)上記の組み合わせ(30%)、(6)その他(12%)となっていたとのことです。また、“ベストプラクティス”という用語の定義についても分析されており、多くの文献(83%)で定義されていなかったとのことです。

ニューヨーク公共図書館が“Amateur Periodical Collection”の目録作成へ

ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、Aeroflex FoundationとHippocampus Pressから3年にわたる助成を受け、同館の所蔵する“Amateur Periodical Collection”の目録の作成を実施するとのことです。この目録作成は、アクセスの向上を図るとともに、将来のデジタル化の対象となる資料の特定も兼ねているようです。

NYPLのブログ記事によると、このコレクションには、1870年代から第二次世界大戦期までの3,000タイトル、約8,000点の資料があり、機関の所蔵するものとしては最大規模とのことです。また、これらの資料は、若手の作家等により作成されたもので、批評、エッセイ、短編小説、詩などの文学作品が掲載されているほか、レシピや広告、出版物の売り上げなどの情報を掲載しているものもあるそうです。

ソマリアの国立図書館再建への動き

2013年12月19日付けで、BBC(オンライン)が、ソマリアの国立図書館再建の動きについて報じています。記事によると、新しい建物の経費は100万ドルほどで、6カ月間での完成が見込まれているようです。また、資料に関しては、米国から20,000冊が既に寄贈されており、またアラブ諸国から60,000冊が寄贈されることが見込まれているようです。

Somalia to rebuild national library(BBC, 2013/12/19付け)
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-25456228

関連;
Somalia’s national library rises amid the ruins(thestar.com, 2013/7/19付け)
http://www.thestar.com/news/world/2013/07/19/somalias_national_library_rises_amid_the_ruins.html

via.
Africa: Somalia to Rebuild National Library(infoDOCKET, 2013/12/21付け)

岩手県立図書館、東日本大震災関連の展示“「1097歩」~3年目の市町村~”を開催

2013年12月28日から2014年3月24日まで、岩手県立図書館が、展示“「1097歩」~3年目の市町村~”を開催する予定とのことです。

この展示は、東日本大震災発生から3年目を迎えるにあたり、東海新報で連載されていた「定点観測」の写真と、沿岸各市町村に関連する資料を展示し、3年目の「今」を紹介するものとのことです。

「「1097歩」~3年目の市町村~」のお知らせ(岩手県立図書館, 2013/12/17付け)
http://www.library.pref.iwate.jp/info/evecale/event/20131228_1097step.html

国立歴史民俗博物館、企画展示「歴史にみる震災」の開催を予定、あわせて、展示にむけて千葉県内の記録写真を公募

国立歴史民俗博物館は、東日本大震災から3年目に当たる2014年3月11日から5月6日まで、企画展示「歴史にみる震災」を開催する予定です。

また、身近なところであった様々な形の被害を風化させず、記憶にとどめ、後世に伝えていくため、2013年12月20日から2月14日までの期間で千葉県内の東日本大震災の記録写真を公募するとのことです。公募された写真は、企画展示の期間中に館内ロビーのパネル等に掲出するとのことです。

歴史にみる震災(国立歴史民俗博物館)
http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/index.html

東日本大震災での千葉県内の記録写真公募(国立歴史民俗博物館)
http://www.rekihaku.ac.jp/others/press/p131216.html

東北歴史博物館、東日本大震災復興祈念特別展「神さま仏さまの復興-被災文化財の修復と継承-」他を開催

東北歴史博物館で,2013年11月16日から2014年1月13日まで、東日本大震災復興祈念特別展「神さま仏さまの復興-被災文化財の修復と継承-」が開催されています。この特別展は,宮城県内の文化財で,東日本大震災により被害を受け、修復された神像や仏像などに特に焦点をあてたものとのことです。

また、同館の浮島(うきしま)収蔵庫内の考古資料も東日本大震災により被害を受けており、修復作業を行ってきたとのことです。2013年10月1日から2014年3月16日まで、展示「修復された被災文化財 中ノ内A・B遺跡の縄文土器」を開催し、修復が完了した資料の中から、縄文時代中期の縄文集落である川崎町(かわさきまち)中ノ内A・B遺跡から出土した見応えのある縄文土器を厳選して紹介しているとのことです。

東日本大震災復興祈念特別展「神さま仏さまの復興-被災文化財の修復と継承-」(東北歴史博物館)
http://www.thm.pref.miyagi.jp/exhibition/detail.php?data_id=499

【イベント】神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会 第2回講演会「史料保存とレスキュー活動」(1/16・神奈川)

2014年1月16日、平成25年度神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会の第2回講演会「史料保存とレスキュー活動」が開催されます。

国文学研究資料館の西村慎太郎氏による「東日本大震災と歴史資料の保全」、静岡県教育委員会文化財保護課による「静岡県文化財救済ネットワークの活動」、寒川文書館の高木秀彰氏による「自治体における史料保全-地域防災計画と資料ネット-」などの講演が予定されています。

なお、参加にあたっては事前に申込みが必要となっています。

平成25年度 神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会 第2回講演会
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p719634.html

12月 20日

北米研究図書館協会と米国図書館協会、電子書籍リーダーのアクセシビリティに関して連邦通信委員会に意見を表明

2013年12月、北米研究図書館協会(ARL)と米国図書館協会(ALA)は、電子書籍リーダーのアクセシビリティについて、連邦通信委員会(FCC)に意見表明を行ったとのことです。

2010年10月8日に、障害のある人に対して、新しいインターネット通信と映像技術へのアクセスを保証することを目的として、「21世紀における通信と映像アクセシビリティに関する法律(Twenty-First Century Communications and Video Accessibility Act;CVAA)」が成立しました。

電子書籍リーダー製造業者連合(Coalition of E-Reader Manufacturers)は、電子書籍リーダーが、この法律が定める高度通信サービス(Advanced Communications Services)を提供する端末ではないとして、免除申請を行っているとのことです。

ARLおよびALAは、FCCはこの製造者連合からの免除申請を拒否すべきであると、意見表明を行ったようです。なお、ARLは2013年9月にも同様のコメントをFCCに提示しているとのことです。

ARL and ALA File Comments to FCC on E-Reader Accessibility(ARL, 2013/12/13付け)

各府省のオープンデータの利活用サイト「データカタログサイト試行版」が公開

2013年12月20日、「データカタログサイト試行版」が公開されました。このサイトは、各府省の保有データをオープンデータとして利用できる場をつくり、データの提供側・利用側双方にオープンデータのイメージを分かりやすく示すことを目的としているとこのとです。

各省庁のデータへのリンクを集めた「データ」と、活用事例などをまとめた「オープンデータの取り組み」などが提供されています。

「データ」では、各省庁の公開するデータへのリンクを集めたデータセットを組織や重点分野のグループ、タグなどからも探すことができるようです。データについては、「電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ」において重点分野とされた白書、防災・減災情報、地理空間情報、人の移動に関する情報、予算・決算・調達情報を中心に登録しているとこのとです。2013年12月20日現在、約9,400件のデータセットが登録されています。

「オープンデータの取り組み」では、オープンデータに関する方針・決定、図書館横断検索サービス「カーリル」などの公共データ活用事例一覧、各省庁のデータベースサイト一覧が閲覧できます。

データカタログサイト試行版
http://www.data.go.jp/

データカタログサイト試行版(data.go.jp)を開設しました。(データカタログサイト試行版)

OASPA、学術出版における透明性の指針の案文を公開: DOAJ、COPE、WAME及びOASPAの取組み

OASPA(Open Access Scholarly Publishers Association;オープンアクセス学術出版協会)、DOAJ(Directory of Open Access Journals)、COPE(Committee on Publication Ethics;出版倫理委員会)、WAME(World Association of Medical Editors;世界医学雑誌編集者協会)の4団体が、学術出版の透明性の指針及びベストプラクティスについてのドキュメントをまとめているとのことです。OASPAが、2013年12月19日、作成の目的とともに、この指針の案文を公開しています。このドキュメントは作成中のものであり、フィードバックを歓迎する、としています。

査読プロセス、編集組織、編集部の連絡先等、16の項目について指針の内容が示されています。

OCLC Researchのスタッフもホリデー気分。ホリデー向きのレシピや料理本などをPinterestで共有、“Cookbook Finder”もアップデート

OCLC Researchのスタッフが、Pinterestの“Holiday Board”に、彼らのお気に入りの食べ物、レシピ、料理本などをシェアしています。同サイトには、食べ物関係の画像・動画の他、グッズや古い写真、ブックツリーの写真などがシェアされています。

また、OCLC Researchでは、先日、世界の図書館に所蔵されている料理本等の目録データベース“OCLC Woldcat Cookbook Finder”をリリースしましたが、このサイトでも、ホリデー向きの料理本を取り上げ、アップデートしたとのことです。

OCLC Researchが“news”によると、OCLC Researchのスタッフたちもホリデー気分なのだです。

OCLC Research staff share favorite holiday food, recipes and cookbooks on Pinterest(OCLC Research, 2013/12/19付け)
http://oclc.org/research/news/2013/12-19.html

Holiday Board
http://www.pinterest.com/oclcresearch/holiday-board/

Cookbook Finder

ページ