アーカイブ - 2013年 9月 10日 - car

英国下院のBIS委員会、ゴールドOA偏重路線に再考を促すリポートを公表

英国下院に設置されたビジネス・イノベーション・技能委員会(Business, Innovation and Skills Committee: BIS committee)が、ゴールドOAに偏重した路線に再考を促すリポート“Open Access”を公表しています。全面的なオープンアクセスの達成に向けた政府の姿勢を評価し、またゴールドOAは望ましい究極の目標だとしつつも、5年間の移行期間中にゴールドOAに偏重するのは誤りだとの指摘がなされているようです。

レポートの「結論と提言」部分(31ページ~)では、政府や英国研究会議(RCUK)に対する提言などが示されています。

Government mistaken in focusing on Gold as route to full open access, says Committee (2013/9/10付け)
http://www.parliament.uk/business/committees/committees-a-z/commons-select/business-innovation-and-skills/news/on-publ-open-access/

Open Access(リポート本体)

米国図書館協会、デジタルインクルージョンにおける公共図書館の役割に関し、全国調査を開始

米国図書館協会(ALA)の研究・統計部(Office for Research & Statistics)と、メリーランド大学のInformation Policy & Access Centerが、博物館・図書館サービス機構(IMLS)の資金により、デジタルインクルージョンにおける公共図書館の役割についての調査を行うとのことです。

この調査は、継続して実施されてきた“Public Library Funding & Technology Access Study”を土台にして、2013年と2014年に2回の全国調査を行う予定となっています。2013年の調査は、9月3日から11月15日までのスケジュールで行われるとのことです。

Digital Inclusion Survey
http://www.ala.org/research/digitalinclusion

ALA gears up for national Digital Inclusion Survey(ALA news, 2013/8/7付け)
http://www.ala.org/news/press-releases/2013/08/ala-gears-national-digital-inclusion-survey

【イベント】JLA分類委員会、「日本十進分類法新訂10版」第2回試案説明会を開催(11/12・東京)

2013年11月12日に日本図書館協会(JLA)分類委員会では、「日本十進分類法新訂10版」第2回試案説明会を開催します。内容は、改訂方針の確認、進捗状況、刊行までの予定、公表された試案(1,4,6,8,9類等)の概説、懸案事項に関する意見聴取、意見交換等となっています。

参加は無料ですが、資料は有料です。また、事前に参加申込が必要となっています。

JLA図書館イベントカレンダー
「日本十進分類法(NDC)新訂10版」第2回試案説明会
http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx

本としてのゲーム:専門知識に基づいた大学図書館のためのゲーム選書(文献紹介)

このほど刊行されたThe Journal of Academic Librarianshipに“Game as Book: Selecting Video Games for Academic Libraries based on Discipline Specific Knowledge”という論文が掲載されています。執筆者は、カタールのカルガリー大学のChristopher M. Thomasa氏、カナダのカルガリー大学のJerremie Clydeb氏の二人です。

この論文は、近年の学術研究におけるテレビゲームの使用を背景に、大学図書館でのテレビゲームの蔵書構築をテーマとしたものです。論文では、テレビゲームは、主にフォーマットの観点から収集が行われているとし、それを踏まえてテレビゲームが専門分野(ここでは歴史学)の知識にどれほど結びついたものかを評価しています。また最後には、大学図書館がテレビゲームの専門領域に基づいて、テレビゲームを蔵書に加えるべきとしているようです。

Game as Book: Selecting Video Games for Academic Libraries based on Discipline Specific Knowledge (The Journal of Academic Librarianship)

ハーバード大の2011年東日本大震災デジタルアーカイブが新機能・コンテンツを追加 トップページも新調

ハーバード大学が進めている2011年東日本大震災デジタルアーカイブが、トップページを新調し、さらに機能やコンテンツを新たに追加したと発表しました。

トップページには、ユーザがアーカイブの資料から作成した「マイ・コレクション」を更新すると更新される「新しいコレクション」のスライドショーの機能等が追加されています。

その他の新機能には、ユーザが自ら資料の説明の翻訳し、翻訳内容を公開出来る“Translate”ボタンが設置されたほか、今後初秋にも、ブラウザのツールバーから直接資料をアーカイブに投稿するためのブックマークレットと、アーカイブ資料をもとにマルチメディアのスライドショーを簡単に作成出来るプレゼン編集ツールが公開される予定とされています。

さらに、朝日新聞社の“Asahi Asia & Japan Watch”から英語の全文記事が、時事通信や毎日・読売・産経新聞等の報道サイトより日本語のニュース見出しが、NHKより日本語のニュース動画が追加されているとのことです。

2011年東日本大震災デジタルアーカイブ
http://jdarchive.org/en/home

BBC Radio 4で公共図書館に関する番組“Our Libraries: The Next Chapter”を放送

英国放送協会(BBC)のBBC Radio 4で、公共図書館に関する番組が2回にわたって放送されます。この番組は“Our Libraries: The Next Chapter”と題するもので、エピソード1は2013年9月4日にすでに放送されており、アーカイブを聞くことができます。またエピソード2は9月11日に放送される予定となっており、9月3日に開館したバーミンガム公共図書館が取り上げられるようです。

Our Libraries: The Next Chapter(Episode 1)
http://www.bbc.co.uk/programmes/b038xx7b

Our Libraries: The Next Chapter(Episode 2)
http://www.bbc.co.uk/programmes/b039q5dv

EBSCO社、ビジネスに関する電子書籍パッケージ“eBook Business Collection”の提供を開始

2013年9月9日、EBSCO社が、ビジネススクールの図書館等向けの電子書籍パッケージ“eBook Business Collection”の提供開始についてニュースリリースを出しています。

このパッケージでは、マーケティング、ファイナンス、サプライチェーン・マネジメント、アントレプレナーシップなどのトピックに関する書籍9,400冊以上を収載しているとのことで、コンテンツは定期的に追加されるとのことです。

EBSCO Information Services Launches eBook Business Collection(EBSCO, 2013/9/9付)
http://www.ebscohost.com/newsroom/stories/ebsco-launches-ebook-business-collection

ProQuest社、図書館の支出傾向等に関する調査レポートを公表

ProQuest社とUnisphere Research社が、2013年9月6日、図書館の支出傾向や予算のトレンド・優先順位に関するレポートとして、“Libraries: At the Epicenter of the Digital Disruption”を公表しています。

ProQuest社のブログ等によると、このレポートは、公共図書館、大学図書館等の館長や管理者など796人に対し、2013年及び2014年の支出の予測や傾向を尋ねた調査の結果をまとめたもので、主な結果として以下のようなことが明らかになったとのことです。

・図書館の予算は回復しつつある、あるいは現状維持の状態にある。
・4分の3の図書館で電子情報源への需要が高まっている。
・テクノロジーを基盤としたとしたアクセスを提供することが最も優先すべき事項となっている。

New LRG Library Spending Report Now Available(ProQuest Blog, 2013/9/6付け)
http://corporate.blogs.proquest.com/blog/proquest/new-lrg-library-spending-report-now-available/

携帯電話で図書館の利用をもっと身近に:ロングアイランドの図書館、地元のIT会社の開発したCapiraMobileを採用

米国ニューヨーク州のロングアイランドの公共図書館であるJericho Public Library、Hampton Library、Mattituck-Laurel Libraryが、同地に本拠を置くCapira Technologies社の携帯アプリCapiraMobileを採用し、サービスを提供しているとのことです。The Digital Shiftで、9月6日付けで紹介されています。

CapitalMobileでは、携帯端末から図書館カード登録を行うためのアプリ、携帯端末を図書館カードとして利用するためのアプリ、ISBNをカメラでスキャンして図書館の目録DBを検索することを可能にするアプリなどを提供しています。

The Digital Shiftの記事によると、10代の子どもが、図書館カードを忘れることが多い一方で携帯は忘れず持っていることから、このサービスを開始しようと考えたようです。

Long Island Libraries Roll Out New Custom App(The Digital Shift, 2013/9/6付け)
http://www.thedigitalshift.com/2013/09/mobile/long-island-libraries-roll-out-new-custom-app/

明治大学の米沢嘉博記念図書館と日本SF作家クラブ、展示会「SFと未来像」を開催

明治大学の米沢嘉博記念図書館と、2013年に創立50周年を迎える日本SF作家クラブが、9月1日から29日にかけて、「SFと未来像」展を開催しています。「SFと社会的に流布されてきた未来像との相関に焦点を合わせ、その時代ごとの変遷と、これから造られる現実の未来へのヴィジョンを,原画などにより展示」するとのことです。

なお、この展示会の期間中、明治大学米沢嘉博記念図書館では、「小松左京『日本沈没』‐未来へのヴィジョン‐」も10月6日まで開催しています。

「SFと未来像」展(明治大学米沢嘉博記念図書館)
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-miraizo.html

「SFと未来像」展(2013.09.01~09.29)
http://sfwj50.jp/events/2013/09/sf-miraizo-20130901-0929.html