2013年6月12日に、英国の放送大学図書館は、米国のOCLC Researchと英JISCの協力を得て、MOOCsと図書館に関するイベント“MOOCs and Libraries: The Good, the Bad and the Ugly”を開催します。これは、3月18日-19日にOCLC Researchとペンシルバニア大学図書館が主催して開催した同様のイベントに触発されたものとのことです。
ニューヨーク市の3つの公共図書館(ニューヨーク公共図書館、クイーンズ図書館、ブルックリン公共図書館)の館長が、同市の公共ラジオ放送局(WNYC)のトーク番組The Brian Lehrer Showにそろって出演したようです。技術的変化、住民の変化に3図書館がどのように対応しているのかについて語っているようです。
2013年5月30日、ユニセフは『世界子供白書2013』“The State of the World's Children”レポートを刊行しました。日本ユニセフ協会の記事によると、この白書はユニセフが、子どもたちに影響を与えている世界の傾向を包括的に分析し毎年発行している基幹出版物のひとつであり、今回は、1980年の第1号発行以来はじめて、「障がいのある子どもたち」をテーマにまとめられたとのことです。
米国ボストンのノースイースタン大学(Northeastern University)が、昨年2012年オープンしたラーニングコモンズ“Digital Media Commons”を拡張すると発表しています。これまでSnell Libraryの2階にあったラーニングコモンズを1階にも拡張し、3Dプリンター等の設備を導入するとのことです。
米国のハーバード大学図書館が、“Research Data Collaborative”というプログラムを開始することを公表しています。このプログラムは、ハーバードの研究者のために新しいデータのライフサイクルを生み出すものとのことです。まず手掛けるプロジェクトとして、研究者や図書館員等のためのデータ管理に関する研修、データ管理計画の問題評価、データ管理のニーズ評価などが、挙げられています。
2013年5月29日に、出版大手のHachette Book Groupが、米国議会図書館(LC)の視覚障害者及び身体障害者のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Physically Handicapped:NLS)に、録音図書を無償提供する計画を発表したようです。2013年末からNLSのTalking Booksプログラムで利用可能となるようです。
2013年5月28日、農学分野のコレクションの保存事業やデジタル化事業を支援するProject Ceresが、16の機関のプロジェクトに資金提供を行うことを発表しました。Project Ceresは、米国の研究図書館センター(CRL)、United States Agricultural Information Network(USAIN)及びAgriculture Network Information Collaborative(AgNIC)が2012年に開始した共同プロジェクトです。今回資金提供が行われるのは、農業の歴史や経済の研究に必要な印刷資料を保存し、デジタル化する小規模なプロジェクトで、2014年8月までに完了予定とのことです。
・子どものメンタルケアに役立つ本やDVDを、図書館員と心理学者が選びウェブで紹介。
・自宅が被災した職員のために基金を用意。
・被災者が復旧に必要な情報を得るためのリンク集を作成、またこれに関する質問の受付を実施。
・Dave Moore Computersやその他のボランティアによるコンピュータのデータリカバリーサービスが開始(5月23日から)。特に竜巻がすぐ近くを通った同システムのMoore Public Libraryは、壊れたデバイスの受取場所になっている。
本日、2013年5月30日に、「文化とデジタル技術」をテーマとしたイベントを米国やカナダ等の各国で開催し、それを一つにつなげて24時間の巨大なシンポジウムにするAround the World Symposium on Technology and Cultureが開催されます。この企画のホスト役はアルバータ大学の Kule Institute for Advanced Studiesで、イベントはオンラインでも配信されます。
2013年5月24日、スペイン国立図書館は、電子図書館Biblioteca Digital Hispánica(BDH)にアラートサービス機能を実装したと発表しました。これは、ユーザが関心のある文献等の情報を登録することで、BDHにそれに関連した資料が登録されるとEメールで連絡されるという機能です。同館はこれにより定期的に検索を行う必要がなくなるとしています。
2013年5月29日、歴史的な写真を地図上にマッピングするサービスを提供するHistorypinが、ハリケーン「サンディ」に関するプロジェクトサイト“Hurricane Sandy: Record, Remenber, Rebuild”を公開しました。GoogleやMetropolitan New York Library Council等と共同で行われているプロジェクトです。