アーカイブ - 2013年 10月 - car

10月 31日

新曜社とSAGE社が社会科学分野におけるテキストの共同出版で提携

2013年10月31日、新曜社とSAGE社が社会科学分野における日本語版テキストの共同出版で提携すると発表されました。

まずは学生・大学院生向けの研究方法論のテキスト群、「SAGE質的研究法キット」から出発し、より広範に亘る社会科学分野のテキストに拡大することを視野に入れているとのことです。また、従来形態の書籍に加え、将来的には、電子書籍のマーケットにおける展開に向けても共同して取り組んでいきたいとのことです。

プレスリリース 新曜社 SAGE社 社会科学分野テキストの共同出版にて提携(新曜社, 2013/10/31)
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/sage-c7bb.html

米BISG、電子書籍に対する消費者動向に関する調査結果のレポートを公表

2013年10月29日、米国の書籍産業研究グループ(BISG:Book Industry Study Group)が、電子書籍に対する消費者動向に関する調査結果のレポート"Consumer Attitudes Toward E-Book Reading, Volume 4 "のReport 2 を公表しました。Volume 4のReport 1は4月に発行されており、2013年のレポートは今回公表されたReport 2で最後とのことです。本文は有料ですが、概要で新しい調査結果の一部が紹介されています。

・消費者は印刷版とデジタル版の「セット売り」にとても興味がある。調査回答者の48%が、セット売りならば購入するとしている。
・半数以上の調査回答者が、譲る、あるいは転売できるなら電子書籍に対してより多く支払うとしている。
・数は少ないが、印刷版とデジタル版を区別せずに購入する人の数は増加しており、電子書籍のみ購入する人の数は緩やかに減少している。

Now Available: Report Two of Consumer Attitudes Toward E-Book Reading, Volume 4 (BISG 2013/10/29)

米国議会図書館(LC)が開催した電子情報の保存に関するミーティング“Designing Storage Architectures for Digital Collections”の資料が公開

米国議会図書館(LC)が2013年9月23日、24日に開催した、電子情報のストレージのアーキテクチャ設計をテーマとしたミーティング“Designing Storage Architectures for Digital Collections”の資料が公開されています。

Designing Storage Architectures 2013
http://www.digitalpreservation.gov/meetings/storage13.html

Presentations From LC Meeting On Storage Architectures(CNI News 2013/10/30付け)
http://www.cni.org/news/presentations-from-lc-meeting-on-storage-architectures/

英国国立・大学図書館協会、"SCONUL Library Design Awards"の受賞館を発表

2013年10月29日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、"SCONUL Library Design Awards"の受賞館を発表しました。1973年に創設されたこの賞は、図書館の設計とデザインにおける優れた実践を奨励し、最先端デザインの際立った実例を称えることを目的として、3年に1回発表されるものとのことです。

2013年の受賞館は以下の通りです。
Photobucketでは受賞館の写真が紹介されています。

2000平方メートル以上の図書館部門
Augustine House Library及びStudent Services Centre : Canterbury Christ Church University
マクレイ図書館(The McClay Library) : クイーンズ大学ベルファスト 

2000平方メートル以下の図書館部門
Ayr Library : University of West of Scotland/Scotland’s Rural College (SRUC)

Library Design awards show libraries at the heart of academic life (SCONUL 20103/10/29)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、「学術図書館の動向と統計」の2012年版を刊行

2013年10月30日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2012年版「学術図書館の動向と統計」(2012 Academic Library Trends and Statistics)を刊行したことを発表しました。この資料には、1,495機関の学術図書館のコレクション、支出額、サービス等、6つの項目に分類されたデータがまとめられているとのことです。

無料で公開されている概要によると、資料構築への支出は2011年よりも7.3%増加しており、給料・賃金への支出は3.7%増加しているとのことです。また、過去1年以内に76%の学術図書館がソーシャルメディアを利用していることが報告されています。利用した理由の上位3つは、図書館サービスのプロモーション、イベントのマーケティング、コミュニティの構築とのことです。

2012 Academic Library Trends and Statistics (ALA)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/7898

ACRL 2012 Academic Library Trends and Statistics. Three-volume Set (ALA store)

Serials Solutions社、ディスカバリーサービスSummonの検索対象にロシア語コンテンツMybrary.ruの追加を公表

2013年10月29日、Serials Solutions社は、ディスカバリサービスSummonの検索対象にロシアMybrary社のロシア語コンテンツを追加すると公表しました。

追加されるのは、Mybrary.ruの法律、経済、ビジネス分野のコレクションとのことです

Serials Solutions to Index Mybrary.ru in the Summon Service(2013/10/29)
http://www.serialssolutions.com/en/words/detail/serials-solutions-to-index-mybrary.ru-in-the-summon-service

mybrary
http://mybrary.ru/

Serials Solutions to index Mybrary.ru in the Summon service(Library Technology Guides, 2013/10/29付け)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=18528

参考:
Serials Solutions社、ディスカバリーサービスSummonの検索対象に丸善の日本語電子書籍コンテンツの追加を公表

オーストラリアの学校図書館に関する調査報告書が公開

オーストラリアのSoftlink社による、オーストラリアの学校図書館に関する調査報告書が公開されています。

この報告書では、オーストラリアの学校図書館の予算、職員のレベルと成績、リテラシーの関係が分析されており、調査の結果、学校図書館の予算とNAPLAN(※)の調査結果には正の相関関係があると指摘されているようです。

オーストラリアの800余りの学校がオンラインでの42項目にわたる調査に協力したとのことです。

主な調査結果は以下の通りです。

・81%の学校図書館の予算は現状維持または減少した。
・カトリックや私立学校の図書館に比べて、より多くの公立学校図書館の予算が減少した。
・2013年の学校図書館職員の数について、28%は減少し、63%は変化なしであると報告された。
・昨年電子書籍を購入した学校は28%、今後12カ月で電子書籍を購入もしくは購入する可能性が高いと回答した学校は55%である。
・学校図書館司書の44%は児童の半分以上が個人のモバイル機器(iPod、iPad、スマートフォンやタブレットなど)を所持していると回答した。

10月 30日

フィンランドの公文書館、図書館、博物館の統合検索サービス、Finnaが正式公開

2013年10月15日、フィンランド国立図書館が、フィンランドの公文書館、図書館、博物館等が所蔵する資料のデジタルコンテンツや書誌データを統合的に検索できるサービス、Finnaを正式に公開したことを発表しました。2012年12月にベータ版が公開されたFinnaには、現在22館が参加しており、参加館は今後増加する予定とのことです。

Finna brings together the treasures of Finnish archives, libraries and museums(National Library of Finland 2013/10/15)
http://www.nationallibrary.fi/infoe/uutiset/1381852873903.html

Finna
https://www.finna.fi/

EBSCO社、オーストラリアのAurora IT社と統合図書館システム(ILS)分野で提携

2013年10月29日、EBSCO社とオーストラリアのAurora Information Technology社が統合図書館システム(ILS)分野で提携すると発表されています。

EBSCO Information Services Forms ILS Partnership with Australia’s Aurora Information Technology(EBSCO 2013/10/29付け)
http://www.ebscohost.com/newsroom/stories/ebsco-forms-partnership-with-aurorait

Aurora Information Technology
http://www.ait.com.au/

米国図書館協会がウェブ上で開催した、電子書籍に関するタウンホール・ミーティングの資料等が公開

米国図書館協会(ALA)が、2013年10月23日にウェブ上で電子書籍に関するタウンホール・ミーティングを開催したとのことです。ミーティングには700名以上の図書館員、出版社、メディア関係者が出席したとのことです。2013年10月29日付でミーティングの録画およびプレゼンテーション資料が公開されています。

ミーティングでは、ALA元会長サリヴァン(Maureen Sullivan)氏が、2011年から2012年までの、図書館が電子書籍コレクションを増加させようとした試みの惨状、ALAの出版社に対する公開状、ALAと出版社との対立のピーク等について振り返り、2013年に訪れた大きな進歩について紹介したとのことです。

図書館における電子書籍については、2013年の前進にも関わらず、まだ長い道のりが残されているとのことです。ALAのイノウエ(Alan S. Inouye)氏からは、電子書籍の貸出、電子情報の保存、自費出版された作品へのアクセスの改善、出版者としての図書館、障害のある人への支援やプライバシーなど、顕在化しつつある課題が示されました。ALAのデジタルコンテンツ・ワーキンググループ(DGWG)は、American Libraries’ E-Content blogで、最新情報を提供していくとのことです。

防災専門図書館、震災予防調査会報告『関東大地震調査報文』全6巻を全文公開

公益社団法人全国市有物件災害共済会が運営する、防災専門図書館が、震災予防調査会報告第100号『関東大地震調査報文』全6巻をデジタル化し、全文公開していました。報告書の全文と図版を高精細画像で閲覧することができます。

震災予防調査会報告第100号(防災専門図書館)
http://www.city-net.or.jp/shinsai_htmls/index.html

震災予防調査会報告『関東大地震調査報文』全6巻を全文公開しました(全国市有物件災害共済会 2013/10/4)
http://www.city-net.or.jp/library/archives/423

ORCIDがPublic Data Fileを公開

2013年10月28日、世界中の研究者に識別子を与える国際組織ORCIDが、Public Data Fileを公表しました。このファイルには研究者情報のデータベース“ORCID Registry ”に登録されている全ての公開データが含まれています。ORCIDはこのデータファイルをパブリックドメインで毎年発行し、更新していく予定とのことです。

ORCID Public Data File Now Available (ORCID 2013/10/28)
http://orcid.org/blog/2013/10/28/orcid-public-data-file-now-available

ORCID Public Data File(ORCID)
https://orcid.org/content/orcid-public-data-file

How do I get the public data file?(ORCID)
http://support.orcid.org/knowledgebase/articles/223698

参考:
世界中の研究者にIDを与えるORCID、研究者情報データベースへの登録を受付開始
Posted 2012年10月17日
http://current.ndl.go.jp/node/22097

大学図書館における電子書籍と冊子体の価格差調査(文献紹介)

College & Research Libraries(C&RL)誌が"Cost Differentials between E-Books and Print in Academic Libraries"と題する論文のプレプリントを公開しました(2013年10月受理、2015年1月出版予定)。執筆者は米国のAuburn University at Montgomery(AUM)のTimothy P. Bailey氏らです。

AUMで行われた調査によると、AUMでの電子書籍に対する平均コストは、対応するタイトルの冊子体の平均コストよりも高額であったとのことです。また、この価格差は全てのLC分類の資料に一貫して当てはまり、タイトルの出版元が大学出版か商業出版かは関係なかったとのことです。

Cost Differentials between E-Books and Print in Academic Libraries(C&RL)
http://crl.acrl.org/content/early/2013/10/23/crl13-542.full.pdf

Cost Differentials between E-Books and Print in Academic Libraries(C&RL)

米コピーライト・クリアランス・センター(CCC)が2013年度に著作権者に支払った料金は1億8,800万ドルと公表

Publishers weeklyの記事によると、米コピーライト・クリアランス・センター(Copyright Clearance Center:CCC)が2013年度(会計年度の終了は6月30日)に著作権者に支払った料金は1億8,800万ドルであったとのことです。2012年度の1億7,940万ドルと比べて5%増加したとのことです。

また、同センターがこの10年間で徴収し、支払った著作権使用料は、14億ドルにのぼるとのことです。この料金には、RightsLink、Open Access and APC Management、Republication Serviceなどの新しいデジタルサービスもその対象に含まれているとのことです。

CCC Paid a Record $188.7 Million in Royalties in 2013(Publishers weekly 2013/10/28付け)
http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/copyright/article/59732-ccc-paid-a-record-188-7-million-in-royalties-in-2013.html

Copyright Clearance Center

Europeanaのメタデータについての講義がノースカロライナ大学のMOOCで公開

ノースカロライナ大学チャペルヒル校の情報学部(School of Information and Library Science)の運営するMOOCで、“Metadata: Organizing and Discovering Information”というコースが公開されています。このコースは、Europeanaのスタッフが、Europeanaのメタデータを例として、ウェブ上やデータベースなどで、情報ツールとしてメタデータがどのように使用されているのかについて取り上げています。

同コースは8週間、1週あたり4~6時間で設定されており、シラバスは以下の通りです。

Unit 1: Organizing Information
Unit 2: Dublin Core
Unit 3: How to Build a Metadata Schema
Unit 4: Alphabet Soup: Metadata Schemas That You (Will) Know and Love
Unit 5: Metadata for the Web
Unit 6: Metadata for Networks
Unit 7: How to Create Metadata
Unit 8: How to Evaluate Metadata

米アマゾン社、“Kindle MatchBook”のサービスを開始

米アマゾン社が“Kindle MatchBook”のサービスを開始したとのことです。

Kindle MatchBookは、米アマゾン社で紙媒体の新刊書籍を購入すれば、2.99ドルかそれ以下(無料のコンテンツもあり)で、Kindle版の電子書籍も入手できるサービスとのことです。

2013年9月3日の米アマゾン社のプレスリリースでは、Kindle MatchBookの対象は、10,000冊ということでしたが、実際にサービスを開始した10月29日時点では、70,000冊以上が対象となっているようです。

kindle matchbook
http://www.amazon.com/kindlematchbook

Kindle MatchBook Now Available – Over 70,000 Books Enrolled, and Counting
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1869627&highlight=

大日本印刷、日本ユニシス、図書館流通センター、丸善がクラウド型電子図書館サービスを刷新

2013年10月29日、大日本印刷、日本ユニシス、図書館流通センター、丸善の4社が、共同で、図書館向けにクラウド型で提供する新たな電子図書館サービスを2014年4月に開始すると発表しました。

公共図書館や大学図書館に対して、電子図書館の構築・運営に必要なシステムや利用可能な電子書籍などをクラウド型で提供するものとのことです。

図書館側は、導入時にサーバやシステムを新たに購入、構築することなく、短期間、低価格でのスタートが可能とのことです。また、電子書籍に関しては、「文芸」、「ビジネス」、「言語学習」、「専門書」等の分野を中心に1万タイトル以上が図書館へ提供可能とのことです。

2014年4月に予定されている札幌市の図書館システム更新に併せ、第1号ユーザとしての採用が予定されているとのことです。

大日本印刷 日本ユニシス 図書館流通センター 丸善 クラウド型電子図書館サービスを刷新、図書館と生活者の利便性向上へ(大日本印刷)
http://www.dnp.co.jp/news/10092989_2482.html

電子図書館サービス TRC-DLがこれまで以上に使いやすく!(図書館流通センター)
http://www.trc.co.jp/information/131023_newdl.html

クラウド型電子図書館サービス TRC-DL

10月 29日

英国図書館(BL)所蔵の地図を元にした3Dビデオゲームのコンペティションが開催

英国図書館(BL)が所蔵する地図と、ゲーム開発会社であるCrytec開発のゲームエンジンCryENGINEを融合させた3Dビデオゲームのコンペティション、“Off the Map challenge”が行われ、英国ノッティンガムで2013年10月19日から26日に開催されたビデオゲームのイベント、GameCity8で優勝作品が発表されました。優勝した作品は、BLが所蔵する17世紀のロンドンの地図や版画を元にして、De Montfort Universityの学生チームであるPudding Lane Productions により作成された3Dビデオゲームとのことです。

“Off the Map challenge”は英国の大学生を対象にしたコンペティションで、学生の発想を刺激し、過去の豊富な視覚情報源と最先端技術との融合を主な目的としているとのことです。

British Library maps are the inspiration for a winning videogame concept(BL 2013/10/23)

イリノイ州の“eRead Illinois Project”がBaker & Taylor社の電子書籍プラットフォーム“Axis 360”を採用

2013年10月23日、イリノイ州の住民に電子書籍を提供する“eRead Illinois Project”で、Baker & Taylor社の電子書籍プラットフォーム“Axis 360”を利用することが発表されました。

eRead Illinois Projectは、イリノイ州立図書館とReaching Across Illinois Library System (RAILS)が補助金をうけて2年間で実施するプロジェクトで、同プロジェクトに参加する図書館は、それぞれの資料とAxis 360のプラットフォームを通じて提供される電子書籍を組み合わせて提供することができるとのことです。

なお、RAILSの紹介によると、Baker & Taylor社は、Axis 360でのコレクションの共有について、公共図書館に対しては年間貸出件数の上限を100万件まで、研究・学校図書館に対しては、教員や学生などの規模を25,000人以下に制限しており、それを超える場合は、それぞれでAxis 360のコレクションを購入する必要があるとしているとのことです。

eRead Illinois Project
http://www.railslibraries.info/resource-sharing/ebooks

2013年の“Library of the Year”は伊那市立図書館に

NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が授与している“Library of the Year”の2013年の最終選考が、2013年10月29日に第15回図書館総合展において開催され、先に優秀賞として発表されていた「伊那市立図書館」「千代田区立日比谷図書文化館」「長崎市立図書館」「まち塾@まちライブラリー」の中から、大賞として、伊那市立図書館が選出されたようです。

Library of the Year 2013
http://www.iri-net.org/loy/loy2013.html

Library of the Year 2013 最終選考会-よい図書館を「よい」と言う(USTREAM)
http://www.ustream.tv/channel/lf2013-site-exhall

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