2013年12月18日、カンザス州の6つの州立大学の理事会を管理するKansas Board of Regentsが、教職員の処分に関する規定の中に新たにソーシャルメディアの不適切な利用に関する条項を設けたことを発表しました。追加された規定によれば、暴力や治安を乱すことを煽る投稿や、大学の利益に反する投稿、学生の個人情報を公開するような投稿をした場合などが解雇理由となりうるとされています。
American Libraries誌の記事によれば、シカゴ公共図書館のウェブサイトで作成した図書のレビュー等は、同図書館だけではなくBiblioCommonsのプラットフォームを利用している他の図書館利用者との間でも共有できるようになるとのことです。シカゴ公共図書館理事のBrian Bannon氏は、Amazonの強みの一つはコンスタントにレビューを書くなどして同社のプロダクトに貢献する人々のグローバルなネットワークを持っていることであるとした上で、BiblioCommonsによって利用者はAmazonを利用するのと同様の利益を得ることができると述べています。
Collection Management誌に、大学図書館における、データに基づく図書の除籍に関する記事“Data-Driven Deselection: Multiple Point Data Using a Decision Support Tool in an Academic Library”が掲載されています。2013年12月20日にオンラインで公開されています。
OCLCが、2013年12月20日、新たな“WorldCat.org traffic partners”の1つとして、米国で新しく立ち上がった書籍検索サイトの「Novelry」と提携したことを発表しています。米国内の利用者は、Novelryの検索結果から“Find a Copy”の“Borrow”ボタンをクリックすると、WorldCatを経由して地域の図書館の所蔵状況が確認できるようになっているとのことです。
Project Information Literacyから、大学レベルの研究課題に取り組み始める大学1年生が直面する課題、情報探索の戦略に関するレポート“Learning the Ropes: How Freshmen Conduct Course Research Once They Enter College”が公開されています。
2013年12月20日、米国図書館協会の児童図書館サービス部会(Association for Library Service to Children:ALSC)が、子ども向けの優れたオンラインリソースを紹介するポータルサイト“Great Websites for Kids”に、新たに6つのウェブサイトのリンクを追加したことを発表しています。
2013年の“I Love My Librarian Award”の受賞者10名が発表されました。推薦書が併せて公開されています。この賞は、Carnegie Corporation of New YorkとNew York Timesの資金援助を受けて、米国図書館協会(ALA)が運営しているものです。