アーカイブ - 2012年 - car

12月 5日

名古屋大学法情報研究センター、自治体向けに立法支援のための条例データベースを無償公開

2012年10月29日、名古屋大学大学院法学研究科附属法情報研究センターが、全国の自治体に向けて、条例づくり支援のための条例データベースを無償で公開しました。

同大学のプレスリリースによると、この条例データベースの特徴は、元々分散している全国の自治体の例規を集められる限り集めて再整理し、それらを自治体横断的に検索することができるようにした点が挙げられるとのことです。また、最も特徴的な機能としては、例規比較表を自動的に作成してくれる機能が提供されていることであるとして、これは条例データベースというよりも、条例づくりの支援システムだと紹介されています。

eLen (エレン:e-Legislation Environment)
http://elensv.law.nagoya-u.ac.jp/project/elen/

名古屋大学法情報研究センターのニュース
http://jalii.law.nagoya-u.ac.jp/janews

OCLCと英国図書館関係団体、公共図書館のリソースと情報を提供するサイト“Bookmark Your Library”を図書館員向けに公開

2012年12月3日、OCLCが、英国の図書館関係団体である、英国図書館長協会(Society of Chief Librarians)、イングランド芸術評議会(Arts Council England)、The Reading Agency等と協同で作成したウェブサイト“Bookmark Your Library”を公開しました。

“Bookmark Your Library”は、英国の公共図書館のリソースやサービスの利用促進と可視化を目的としたものです。利用者はこのウェブサイトでデジタルレファレンスサービスを利用できたり、地域の図書館でのイベント情報の入手や利用者登録等ができるようです。

今回の公開は図書館員向けに行われたもので、OCLCではウェブサイトに関する意見等を求めています。2013年にも正式公開となるようです。

Bookmark Your Library
http://www.bookmarkyourlibrary.org.uk/

第14回図書館総合展ポスターセッション受賞者が発表される

2012年11月20日から22日にかけてパシフィコ横浜で開催された、第14回図書館総合展のポスターセッションの受賞者が発表されました。

最優秀賞は、掲示板号51 - 神戸学院大学図書館「図書館留学;教職協働の学習支援への取り組み ~語学力の向上に向けて」です。

優秀賞は、掲示番号61 - kumori(渡辺ゆきの)「MLAKくんの活動報告」と、掲示番号79 - 青山学院大学図書館・女子短期大学図書館「『情報の探索と表現』コンテスト」プロジェクトとなっています。

第14回図書館総合展ポスターセッションの受賞者が決定 (第14回図書館総合展 2012/12/5付けの記事)
http://2012.libraryfair.jp/node/1268

12月 4日

ニュージーランド国立図書館ウェリントン館、3年間の改修を経て再開館

2012年11月27日、ニュージーランド国立図書館ウェリントン館が、3年間の改修工事を経て、再開館しました。

1階に新たにつくられたTe Ahumairangiは、机を少なくした開放的な空間となっており、Wifi環境を提供して利用者はPCやプリンタ、スキャナ等が利用できるようになっています。また、デジタル化資料の検索等ができるLifelinesという大きなタッチパネルを備えていたり、Big Dataという展示やセミナーのための空間も用意されています。

また再開館にあわせて、同館のウェブサイトも新しくなり、資料検索がより快適になったとのことです。

A stroll through Te Ahumairangi (National Library of New Zealand 2012/11/22付けの記事)
http://natlib.govt.nz/blog/posts/a-stroll-through-te-ahumairangi

The thrill of the new (National Library of New Zealand 2012/11/26付けの記事)
http://natlib.govt.nz/blog/posts/the-thrill-of-the-new

科学技術振興機構、『情報管理』2012年12月号からHTML版も提供開始

科学技術振興機構(JST)は、刊行している『情報管理』について、2012年12月号(vol. 55, no. 9)からXML出版を開始し、これまでのPDF版に加えてHTMLでも全文を提供しています。

『情報管理』
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/johokanri/-char/ja/

科学技術情報流通促進事業
http://sti.jst.go.jp/

CDNLAOニュースレター、最新号の特集は“教育と研修”-国立国会図書館の遠隔研修などを紹介

国立国会図書館が編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”の第75号が公開されています。今回の特集は、図書館の関わる“教育と研修”であり、国立国会図書館の遠隔研修について、コンテン ツの概要や研修生の反応などが紹介されています。また、韓国国立図書館が韓国軍キャンプ図書館(Military Camp Library)や刑務所図書館に対し研修プログラムを提供していることのほか、中国、ラオス、マレーシアの取組みが紹介されています。

CDNLAO Newsletter No.75, November 2012
Special topic: Education and Training
http://www.ndl.go.jp/en/cdnlao/newsletter/075/75ind.html

モニュメントをテーマとした写真コンテスト“Wiki Loves Monuments 2012” 結果発表

2012年12月3日、Wikimedia財団は、世界の遺跡・記念建造物をテーマとした写真コンテスト“Wiki Loves Monuments 2012”の結果を発表しました。大賞に選ばれたのは、インドのニューデリーにある18世紀に建てられた、Safdarjungの墓を写した写真です。2位以下に、スペインのセゴビアにある水道橋、フィリピンのイフガオ州にあるRice Terraces of Batad等の写真が挙げられています。

今年は15,000人以上が参加して、35か国の遺跡・記念建造物を写した350,000点以上の応募があったとのことで、それらはWikipedia等の記事コンテンツで使用されることになります。

また、“Wiki Loves Monuments 2012”の協力機関であるEuropeanaが、これに関連して、GLAM(ギャラリー、図書館、文書館、博物館の意味)を写した写真コンテストを実施しており、現在、EuropeanaのFacebookページで投票が行われています。

And the 2012 winner is… (WIKI Loves Monuments 2012/12/3付けの記事)
http://www.wikilovesmonuments.org/and-the-2012-winner-is/

トリニティ・カレッジ・ダブリン図書館、デジタル化資料提供サイト“Digital Collections”を公開

2012年11月30日、アイルランドのトリニティ・カレッジ・ダブリンの図書館が、同館のデジタル化資料を提供するウェブサイト“Digital Collections”を公開しました。

Digital Collections Trinity College Library Dublin
http://digitalcollections.tcd.ie/home/

Launch of Digital Collections (Trinity College Library Dublin 2012/11/30付けの記事)
http://tcld.wordpress.com/2012/11/30/launch-of-digital-collections/

米国国立印刷局、“プラム・ブック”をアプリで提供

米国政府印刷局(GPO)が“The United States Policy and Supporting Positions”(通称“The Plum Book”)を12月1日に公表しています。今回は、印刷版、オンライン版に加えて、アプリでも提供しており、これは初めてのことであるとのことです。

“The Plum Book”とは、大統領選挙後に公表される出版物で、連邦政府のポストについての情報が掲載されるものです。

GPO RELEASES PLUM BOOK
AVAILABLE AS AN APP FOR THE FIRST TIME(GPO 2012/12/3)
http://www.gpo.gov/pdfs/news-media/press/12news51.pdf

音楽CDを発売日から図書館で貸出可能とする試行についてCILIPとBPIが合意、2013年1月から半年間(英国)

英国の公共図書館において、音楽CDを発売日から貸出可能とする試行が行われるとのことです。

この試行は、英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)と英国レコード産業協会(British Phonographic Industry、BPI)が合意したもので、2013年1月1日から半年間行われます。これまでは、発売日から3カ月間は貸出を行わないとの合意がありましたが、これを一時的に停止するものです。CILIPとBPIの双方が、この試行のインパクトについて評価を行う予定とのことです。

UK libraries able to lend CDs from release date under trial agreement between CILIP and BPI(CILIP 2012/11/29付けプレスリリース)
http://www.cilip.org.uk/news-media/Pages/news121128.aspx

UK Libraries Able to Lend CDs from Release Date Under New Six-Month Trial Agreement Between BPI and CILIP(BPI 2012/11/29 プレスリリース)

私立大学図書館協会、2012年国際図書館協力シンポジウム「大学図書館における学習支援を考える」の報告資料を公開

私立大学図書館協会が2012年11月9日に京都で開催した国際図書館協力シンポジウムの報告と講演資料を公開しています。

このシンポジウムは、「大学図書館における学習支援を考える」をテーマとして開催されたもので、マサチューセッツ州立大学のサラ・ハットン氏が「21 世紀に学ぶ人を支援する:マサチューセッツ大学アマースト校でのマルチメディアプロダクションセンター構築」とのタイトルで、また、ダートマス大学のアンソニー・ヘルム氏が「ダートマスカレッジのラーニングコモンズの理想をさらに高くかかげるために」とのタイトルで講演を行いました。また、立命館大学や龍谷大学の学習支援の事例紹介も行われました。

2012年度国際図書館協力シンポジウム報告・資料を掲載しました(私立大学図書館協会 2012/11/30)
http://www.jaspul.org/news/2012/11/30.html

12月 3日

公共図書館に“メイカースペース”を設置するのは、ランキング上昇の手段?(米国)

メリーランド州のアンアルンデル郡(Anne Arundel County)の図書館で、メイカースペース(創作スペース)を設置する動きがあることが、Crofton West County Gazette紙で取り上げられています。

アンアルンデル郡図書館では、貸出数、来館者数、イベント参加者数などの指標によるランキングが州内でも最も下の方に位置するとのことで、その改善のためメイカースペースの導入を検討していることのようです。

メイカースペースとは、DIY愛好者などに創作のスペースやツールを提供するものです。

Libraries hope 'maker spaces' make a difference (Crofton-West County Gazette 2012/11/30付け)
http://www.capitalgazette.com/crofton_westcounty/news/libraries-hope-maker-spaces-make-a-difference/article_176d4974-377c-5815-aea2-ea3d7d3d0221.html

The Makings of Maker Spaces, Part 1: Space for Creation, Not Just Consumption

図書館流通センター、「TRCスタッフが選んだ本2012」を発表

株式会社図書館流通センター(TRC)がこのたび「TRCスタッフが選んだ本2012」という企画を行い、2012年12月3日付けでその結果を発表しました。

これは、全国の公共図書館で働いているTRCスタッフが、「内容がオススメ」「あまり知られていないけどおもしろい」「表紙・装丁、中の写真などが美しい」といった基準で、2011年に出版されたもののなかから“来館者に手にとってもらいたい本”を投票したものです。有効投票数は2,605票で、投票された図書は1,354タイトルでした。結果については、NDCの0類から9類、文庫、その他といったカテゴリ別の順位のほか、総合順位が公表されています。

いくつかの図書館では投票された図書の展示も行っているということです。

TRCスタッフが選んだ本2012
http://www.trc.co.jp/topics/e_ranking.html

国立国会図書館、平成23年度の年報をウェブサイトに掲載

国立国会図書館(NDL)は、平成23年度の年報をウェブサイトに掲載しました。なお、第11章は「東日本大震災への対応」となっており、国会サービスにおける対応、サービスの変更、被災地への支援等の情報をまとめています。

国立国会図書館年報平成23年度(PDF、9.44MB) 
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_4020281_po_nen23.pdf?contentNo=1

国立国会図書館年報
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/annual/index.html

保存修復家、書物と過ごした63年間のキャリアを閉じる(記事紹介)

米Detroit Free Press紙に、ミシガン大学アナーバー校図書館で働く保存修復家(コンサバター)、クレイヴン(Jim Craven)の半世紀以上のキャリアを紹介する記事が掲載されています。

御年81歳。63年間にわたるキャリアの末に引退することを選びました。ミシガン大学の歴史上、これだけ長い間勤めたものはいないそうです。彼は1947年、まだ高校生だった時分に、大学のある図書館の地下にあった製本所で働き始め、1949年に高校を卒業すると、そのままフルタイムの職員として働くことにしました。地元アナーバーでミシガン大学の製本工の息子として生まれ育ったクレイヴンは、ミュージシャンになることを夢見つつも、定職を探していたということです。1951年ごろには韓国や日本へ従軍し、「仕事があるならそれを続けよう」と思うようになったと述懐しています。

クレイヴンは、ぼろぼろになった本を再び誰かが使えるようにするこの仕事が好きだと言います。彼の修復したことのある書物には、1300年代に遡るという非常に古いもの、あるいは蛇腹のようなものがついていて音を奏でることのできる変わったものもあるそうです。そんな彼の仕事に触れたものは、クレイヴンのことを“芸術家”と呼ぶと言います。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)がビデオゲームの収蔵を開始

米ニューヨーク近代美術館(MoMA)がビデオゲームを同館のコレクションとして収蔵することを発表しました。今回受け入れられたゲームとして以下の14本が挙げられています。

・Pac-Man (1980)
・Tetris (1984)
・Another World (1991)
・Myst (1993)
・SimCity 2000 (1994)
・vib-ribbon (1999)
・The Sims (2000)
・Katamari Damacy (2004)
・EVE Online (2003)
・Dwarf Fortress (2006)
・Portal (2007)
・flOw (2006)
・Passage (2008)
・Canabalt (2009)

これらのビデオゲームは、MoMAが広範囲な収集を行っている分野である“インタラクションデザイン”の一例として選ばれたということです。2013年3月から館内で展示が行われる予定です。同館は、当面約40本のビデオゲームを受け入れていく予定で、今後数年の計画として、「スペースインベーダー」「ドンキーコング」「スーパーマリオブラザーズ」「ゼルダの伝説」「ストリートファイターII」「クロノ・トリガー」などのタイトルを挙げています。

ラテンアメリカにおける研究成果のオープンアクセス化を目指す国際組織“LA Referencia”が結成

2012年11月29日にブエノスアイレスで、中南米の9か国(アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、エルサルバドル、メキシコ、ペルー、そしてベネズエラ)の代表者が集まり、ラテンアメリカにおける学術研究成果のオープンアクセス化を目指すネットワーク組織“LA Referencia”を正式に結成することで合意しました。今後、LA Referenciaは、研究成果のオープンアクセスプラットフォームとなる“Red Federada Latinoamericana de Repositorios de Documentacio'n Cienti'fica”(研究成果リポジトリラテンアメリカ連合ネット)の構築を目指した活動を進めることになるようです。

LA Referencia
http://lareferencia.redclara.net/rfr/

Firmarán acuerdo regional para conformar Red de Repositorios (LA Referencia 2012/11/29付けの記事)
http://lareferencia.redclara.net/rfr/noticias/firmaran-acuerdo-regional-para-conformar-red-de-repositorios

「ロンドン憲章: 文化遺産のコンピュータ・ビジュアリゼーションのために」の最新版の日本語訳が公開される

2012年11月付けで、“London Charter for the Computer-Based Visualisation of Cultural Heritage”の日本語版「ロンドン憲章: 文化遺産のコンピュータ・ビジュアリゼーションのために」が公開されています。

この「ロンドン憲章」は、2006年に英国のキングス・カレッジ・ロンドンのRichard Beacham氏とHugh Denard氏、そしてキプロスのFranco Niccolucci氏らが中心となって作成したもので、文化遺産のコンピューター・ビジュアリゼーションの方法を定めたものとなっています。

今回日本語訳が作成されたのは、最新版である、2009年2月の改定版ver. 2.1です。

ロンドン憲章: 文化遺産のコンピュータ・ビジュアリゼーションのために (Word)
http://www.londoncharter.org/fileadmin/templates/main/docs/london_charter_2_1_jp.doc

ロンドン憲章: 文化遺産のコンピュータ・ビジュアリゼーションのために (PDF)

電話ボックスをミニ図書館に変える“BiblioboXX”プロジェクト フランス・ドイツを中心に拡大中

2012年12月1日付けのBibliofrance.orgの記事によると、フランスとドイツを中心に、使われなくなった電話ボックスをミニ図書館に変える“BiblioboXX”(ドイツ語では“Bu"cherboXX”)というプロジェクトが進行中のようです。フランスのFranceTelecom-Orange社等の企業から電話ボックスの提供を受け、学生等がそれにペイントをする等して図書館に変えて設置しているようです。なお、このプロジェクトは、フランス、ドイツのほかに、デンマーク、ノルウェー、ポーランドでも行われているようです。

BücherboXX
http://www.xn--bcherboxx-q9a.com/

FRANCE TELECOM : les BiblioboXX : des cabines téléphoniques transformées en bibliothèque (Zone Borse 2012/12/1付けの記事)
http://www.zonebourse.com/FRANCE-TELECOM-4649/actualite/FRANCE-TELECOM-les-BiblioboXX-des-cabines-telephoniques-transformees-en-bibliotheque-15558016/

11月 30日

【イベント】知的コミュニティに関する国際シンポジウム2012(12/13-15・筑波)

2012年12月13日から15日にかけて、筑波大学において、「知的コミュニティに関する国際シンポジウム2012―コミュニティの違いを越え、時を越えて情報資源と利用者を結ぶ―」が開催されます。同大学の知的コミュニティ基盤研究センター及び図書館情報メディア系の主催です。

新しい時代における情報学の教育と研究を担うinformation school、ディジタルアーカイブとそれを支えるメタデータ、の2つを中心的なトピックとし、コミュニティの違いを超えて情報資源と利用者を結び付けていくための課題について議論することが目的とされています。

プログラムによると、13日には学生による研究発表、14日及び15日には国内外の招待講演者による講演や議論などが行われる予定です。

知的コミュニティに関する国際シンポジウム2012
http://www.kc.tsukuba.ac.jp/symposium/iskc2012.html

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