国際的な標準化団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)が、情報検索に関するプロトコル“searchRetrieve”のバージョン1.0を公表しました。現在、2013年1月14日までのパブリックレビュー期間となっており、その後OASIS標準として認められるための投票へと進められます。仕様は以下のような構成になっています。
・Part 0. Overview
・Part 1. Abstract Protocol Definition
・Part 2. searchRetrieve Operation: APD Binding for SRU 1.2
・Part 3. APD Binding for SRU 2.0
・Part 4. APD Binding for OpenSearch
・Part 5. CQL: The Contextual Query Language
・Part 6. SRU Scan Operation
・Part 7. Explain
60-day Public Review for searchRetrieve V1.0 COS01 begins(OASIS)
2012年12月22日、大阪市立中央図書館で、「書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka」というイベントが開催されます。書評漫才とは、複数人による漫才スタイルで本を紹介するというもので、制限時間は3分間となっています。SBRはStand-up Book Reviewの略で、漫才がStand-up Comedyであることにちなんでいます。現在、参加者(関西在住、10~20代)が募集されています。
2012年12月6日付けのニューヨークタイムズ紙に「陰鬱で、かゆい夜(A Dark and Itchy Night)」という記事が掲載されています。図書館で借りた本を介して南京虫(bedbug)が自宅に持ち込まれるという問題やその対策について紹介したものです。利用者のなかには、図書館で借りた本を返す際に、自宅の虫が広がっていかないように、ジップロックに密閉して図書館の外でライブラリアンに手渡しで返却するといった配慮をしている者もいるんだそうです。
2012年12月7日、英国図書館(BL)が、社会福祉に関する情報をまとめたポータルサイト“Social Welfare Portal”を公開しました。これは、Social Care Institute for Excellenceという研究機関と、スタッフォードシャー大学との共同によるものです。ポータルサイトでは、社会福祉に関する研究レポートや政府刊行物などの無料のデジタルコンテンツを提供するとともに、図書や論文、博士論文やアーカイブサイト等の資料へのアクセスも提供しているとのことです。
ひとつはEarly Dutch Books Online(EDBO)と名付けられており、1781年から1800年に出版された11,240冊のオランダ語書籍(タイトルベースでは9,710件)をデジタル化したもので、総ページ数は200万以上に及びます。メタデータ、PDFファイル、各ページの画像ファイル、OCRテキスト、単語の登場位置の情報(Analyzed Layout and Text Object:ALTO)といったデータが、API経由で利用できます。総データ容量は1.2TBとされています。