アーカイブ - 2012年 - car

12月 11日

フォルジャー・シェイクスピア・ライブラリー、シェイクスピアのテキストを提供する“Folger Digital Texts”を公開

2012年12月6日、米国ワシントンD.C.にあるフォルジャー・シェイクスピア・ライブラリー(Folger Shakespeare Library)が、“Folger Digital Texts ”を公開しました。現在のところ、同館の編纂した『ハムレット』や『マクベス』等、シェイクスピアの戯曲12編のテキストが公開されており、また、TEIに従ってエンコーディングされたそれらテキストも、非商用利用であれば、フリーダウンロードが可能となっています。今後2013年にかけて、シェイクスピアの全作品を追加公開していく予定とのことです。

Folger Digital Texts
http://www.folgerdigitaltexts.org/

ニュージーランド国立図書館の電子図書館ポータル、Europeanaにある同国に関するコンテンツの提供を開始

2012年12月3日、ニュージーランド国立図書館の電子図書館ポータル“Digital NZ”が、EuropeanaのAPIを利用して、Europeanaに登録されているニュージーランドに関する電子コンテンツの提供を開始したと発表しています。

Digital NZ (Digital NZで提供されているEuropeanaのコンテンツ一覧)
http://digitalnz.org.nz/user_sets/50c50c31fb002c10df000083

Europeana joins DigitalNZ (DNZ Blog 2012/12/3付けの記事)
http://digitalnz.org.nz/blog/posts/europeana-joins-digitalnz

東北大学附属図書館、留学生による図書館利用・学習相談サービス「留学生コンシェルジュ」を開始

2012年12月10日、東北大学附属図書館が、留学生による図書館利用・学習相談サービス「留学生コンシェルジュ」を開始しました。日本語、英語、中国語、ロシア語等で留学生向けにレファレンスサービスを提供するもののようです。

留学生による図書館利用・学習相談サービス「留学生コンシェルジュ」が始まりました。 (東北大学附属図書館 2012/12/10付けの記事)
http://tul.library.tohoku.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=535

12月 10日

バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)とWikipediaの間に25万件の相互リンクが作成

2012年12月7日、OCLC Researchが、バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)とWikipediaの間に25万件の相互リンクを作成したことを発表しました。これらのリンクは、VIAFbotと名付けられたプログラムによって機械的に作成したということです。

VIAFbot Edits 250,000 Wikipedia Articles to Reciprocate All Links from VIAF into Wikipedia(OCLC 2012/12/7付けニュース)
http://www.oclc.org/research/news/2012/12-07a.html

参考:
国立国会図書館、バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)へ参加
http://current.ndl.go.jp/node/22359

単なる“金もうけ”の疑いのあるオープンアクセス出版社のリスト(2013年版)

米コロラド大学デンバー校図書館のJeffrey Beall氏が、2012年12月4日付けの自身のブログ“Scholarly Open Access”で、“Beall’s List of Predatory Publishers”というリストの2013年版を公開しました。

このリストは、著者の支払う論文投稿料(APC)の“搾取(predatory)”を目的としているとBeall氏が判断した出版社を紹介するもので、研究者らに対してこれらと関わらないよう推奨しています。リストの前半は疑わしいオープンアクセス出版社、後半はどこのプラットフォームでも出版されてないという疑わしいジャーナルのリストです。リストへの掲載基準も併せて公開されています。

なお、2011年12月に公表されたリストでは24社が挙げられていましたが、今回は244社が“predatory”とされています。

Beall’s List of Predatory Publishers 2013(Scholarly Open Access 2012/12/4付け記事)
http://scholarlyoa.com/2012/12/06/bealls-list-of-predatory-publishers-2013/

国立国会図書館、2013年7月開始のオンライン資料制度収集に関する説明会を実施

国立国会図書館が、2013年1月30日および4月17日に、オンライン資料制度収集に関する説明会を開催します。会場は東京本館及び関西館(TV中継)です。

この制度収集は、2013年7月1日から開始されるもので、民間で出版されたオンライン資料(電子書籍、電子雑誌等)を国立国会図書館に納入することが義務付けられるという内容です。当面は、オンライン資料のうち、無料かつDRM(技術的制限手段)のないものが納入の対象となります。収集についての詳しい情報がウェブサイトに掲載されています。

オンライン資料制度収集説明会開催のお知らせ(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/online_seminar.html

オンライン資料の収集(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/online_data.html

国立国語研究所、形態素解析辞書「近代文語UniDic ver.1.3」及び「中古和文UniDicver.1.3」を公開

国立国語研究所が、2012年12月10日に、形態素解析辞書「近代文語UniDic ver.1.3」及び「中古和文UniDicver.1.3」を公開しました。これらは、現代語版のUniDicをベースに作成された、近代文語文や仮名文学を解析できるようにした形態素解析辞書ということです。

UniDic
http://www2.ninjal.ac.jp/lrc/index.php?UniDic

国立国語研究所(2012/12/10付けニュースに「形態素解析辞書「近代文語UniDic ver.1.3」及び「中古和文UniDicver.1.3」を公開しました。」とあります。)
http://www.ninjal.ac.jp/

Mendeley、参考文献リストの書式を自作するツールをリリース

2012年12月5日、文献管理サービスを提供するMendeleyが、米コロンビア大学図書館と共同開発したCSL Editorをリリースしました。

通常文献管理ツールには論文などに挿入する参考文献リストを出力する機能が備わっていますが、学術雑誌によって書式は異なり、文献管理ツールは様々なフォーマットでリストを出力することが求められます。文献管理ツールではあらかじめ多数のフォーマットに対応していますが、それだけでは十分でないこともあり、ユーザが自分で独自の書式を作成できるようになっています。

このCSL Editorは、そのような、参考文献リストの書式を自分で作成するためのオープンソースのツールです。作成した書式は、Citation Style Languageという標準的な形式でXMLファイルとして保存することができ、Mendeleyだけでなく、その他の文献管理ツールなどで使用することができます。書式は一から作成することも、既存の書式を流用して作成することも可能です。WYSIWYGで作成できるVisual Editorと、XMLで記述するCode Editorの2種類が用意されています。

Visual CSL Editor(※Mendeleyへのログインが必要)
http://csl.mendeley.com/

OASIS、情報検索に関するプロトコル“searchRetrieve”の標準化に向けたパブリックレビューを実施中

国際的な標準化団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)が、情報検索に関するプロトコル“searchRetrieve”のバージョン1.0を公表しました。現在、2013年1月14日までのパブリックレビュー期間となっており、その後OASIS標準として認められるための投票へと進められます。仕様は以下のような構成になっています。

・Part 0. Overview
・Part 1. Abstract Protocol Definition
・Part 2. searchRetrieve Operation: APD Binding for SRU 1.2
・Part 3. APD Binding for SRU 2.0
・Part 4. APD Binding for OpenSearch
・Part 5. CQL: The Contextual Query Language
・Part 6. SRU Scan Operation
・Part 7. Explain

60-day Public Review for searchRetrieve V1.0 COS01 begins(OASIS)

大阪市立中央図書館が「書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka」を開催

2012年12月22日、大阪市立中央図書館で、「書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka」というイベントが開催されます。書評漫才とは、複数人による漫才スタイルで本を紹介するというもので、制限時間は3分間となっています。SBRはStand-up Book Reviewの略で、漫才がStand-up Comedyであることにちなんでいます。現在、参加者(関西在住、10~20代)が募集されています。

書評漫才(SBR)グランプリin Osaka ver2.0(大阪市立中央図書館)
http://www.oml.city.osaka.jp/teens/2012sbr.html

書評漫才(SBR)グランプリin Osaka ver2.0(PDF:2ページ)
http://www.oml.city.osaka.jp/teens/sbr20121222f.pdf

12月 7日

図書館の本を介して広がる南京虫(米国)

2012年12月6日付けのニューヨークタイムズ紙に「陰鬱で、かゆい夜(A Dark and Itchy Night)」という記事が掲載されています。図書館で借りた本を介して南京虫(bedbug)が自宅に持ち込まれるという問題やその対策について紹介したものです。利用者のなかには、図書館で借りた本を返す際に、自宅の虫が広がっていかないように、ジップロックに密閉して図書館の外でライブラリアンに手渡しで返却するといった配慮をしている者もいるんだそうです。

A Dark and Itchy Night(The New York Times 2012/12/6付け記事)
http://www.nytimes.com/2012/12/06/garden/bedbugs-hitch-a-ride-on-library-books.html

英国図書館(BL)、社会福祉に関するポータルサイトを公開

2012年12月7日、英国図書館(BL)が、社会福祉に関する情報をまとめたポータルサイト“Social Welfare Portal”を公開しました。これは、Social Care Institute for Excellenceという研究機関と、スタッフォードシャー大学との共同によるものです。ポータルサイトでは、社会福祉に関する研究レポートや政府刊行物などの無料のデジタルコンテンツを提供するとともに、図書や論文、博士論文やアーカイブサイト等の資料へのアクセスも提供しているとのことです。

Social Welfare Portal
http://socialwelfare.bl.uk/

10周年を迎える英DPCが2012年のデジタル保存アワードを発表―ヨーク大学の考古学データサービス等が受賞

英国のデジタル保存連合(Digital Preservation Coalition:DPC)が2012年の「デジタル保存アワード」を発表しました。まず、教育・コミュニケーション部門にはロンドン大学コンピューターセンターのデジタル保存研修プログラムが、研究・イノベーション部門にはPLANETSプロジェクトが選ばれました。そして、DPCの10周年を記念した最も栄誉ある賞“Decennial Prize”には、その研究データの保存における優れた功績を称えて、ヨーク大学の考古学データサービス(Archaeology Data Service)が選ばれました。

Saving the digital decade: DPC rewards organizations helping to safeguard our digital memory(Digital Preservation Coalition)
http://www.dpconline.org/newsroom/latest-news/945-saving-the-digital-decade-dpc-recognizes-major-accomplishments-to-safeguard-our-digital-memory

参考:

Ex Libris社、Linked Dataに関する取組みの一環としてW3C Schema Bib Extend Community Groupに参加

2012年12月5日、Ex Libris社が、Linked Dataに関する取組みの一環として、W3C Schema Bib Extend Community Groupに参加したと発表しました。このコミュニティグループは、インターネットにおける書誌データの表現方法を改善するために様々な図書館関係の組織や個人が参加しているもので、Schema.orgの傘下に位置付けられています。

Ex Libris Promotes Linked Data Techniques to Make Library Data More Open and Accessible(Ex Libris 2012/12/5付けプレスリリース)
http://www.exlibrisgroup.com/?catid={916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88}&itemid={97C7DCE3-2AF6-442A-88C0-9E7C8299EA9B}

デジタル人文学と図書館に関するウェブサイト“dh+lib” 米国大学・研究図書館協会(ACRL)内のグループが開設

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)のDigital Humanities Discussion Groupが、2012年11月に、デジタル人文学と図書館についての議論の活性化を目的に、“dh+lib”というウェブサイトを開設しています。

ウェブサイトでは、同グループがメーリングリストで実施した図書館におけるデジタル人文学の状況調査結果、図書館員によるデジタル人文学プロジェクトの評価のための枠組み等の記事が掲載されています。また、デジタル人文学と図書館に関するウェブ情報もまとめられています。

dh+lib
http://acrl.ala.org/dh/

ACRL Digital Humanities Discussion Group
http://www.ala.org/acrl/aboutacrl/directoryofleadership/discussiongroups/acr-dgdh

ACRL Digital Humanities Discussion Group (ALA Connect)
http://connect.ala.org/node/158885

参考:
「デジタル人文学 まずはここから」(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/21983

Plum Analytics、figshareのAPIを利用して研究データの利用に関する指標を表示

Plum Analyticsとfigshareが研究データの利用状況を測定する指標に関して協働していると発表されました。Plum Analyticsは“altmetrics”と呼ばれるソーシャルメディアを活用した新しい研究評価指標を用いたサービスを、figshareは研究者が出版した論文に関する研究データなどを共有することのできるプラットフォームを提供しています。今回の協働により、Plum Analyticsはそのサービスの中で、figshareのAPIを用いてデータセットの利用状況についての指標を表示することができるようになったということのようです。

Plum™ Analytics and figshare Collaborate to Ensure Researchers Get Credit for Their Research(Plum Analytics 2012/12/3付けプレスリリース)
http://www.plumanalytics.com/pr/plum-analytics-and-figshare-collaborate.html

Altmetricsの可能性:ソーシャルメディアを活用した研究評価指標 / 坂東慶太
http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.55.638

参考:

オランダ王立図書館が2種類の大規模データセットを公開―18世紀オランダ語書籍と2世紀にわたる議会文書

オランダ王立図書館(KB)がこのたび2種類の大規模データセットを公開しました。

ひとつはEarly Dutch Books Online(EDBO)と名付けられており、1781年から1800年に出版された11,240冊のオランダ語書籍(タイトルベースでは9,710件)をデジタル化したもので、総ページ数は200万以上に及びます。メタデータ、PDFファイル、各ページの画像ファイル、OCRテキスト、単語の登場位置の情報(Analyzed Layout and Text Object:ALTO)といったデータが、API経由で利用できます。総データ容量は1.2TBとされています。

もうひとつは1814年から1995年という期間の議会文書です。こちらの総データ容量は30TBとされています。

Early Dutch Books Online(オランダ王立図書館)
http://www.kb.nl/banners-apis-en-meer/dataservices-apis/early-dutch-books-online

Staten-Generaal Digitaal(オランダ王立図書館)
http://www.kb.nl/banners-apis-en-meer/dataservices-apis/staten-generaal-digitaal

すべての出版物をオープンアクセスで提供するアマースト大学出版局が誕生

米国マサチューセッツ州の私立大学であるアマースト大学が、全ての出版物をオープンアクセスで提供するアマースト大学出版局(Amherst College Press)を立ち上げました。このような大学出版局は米国では初とされています。

アマースト大学出版局は、人文・社会科学分野を対象とし、査読された書籍をオンラインで無償提供していきます。この出版局は、アマースト大学図書館のBryn Geffert館長の発案によるもので、館内に設置され、資金も同館などから提供されるということです。

Amherst College Press
https://www.amherst.edu/library/press

FAQ(Amherst College Press)
https://www.amherst.edu/library/press/faq

米国国立公文書館、Google Apps for Governmentを2013年に導入

米国国立公文書館(NARA)が2013年にGoogleの米国政府機関向けクラウドサービス“Google Apps for Government”を導入すると発表されました。同館の4,500人の職員等が同サービスを利用するということです。

Google Apps for Governmentは、通常のGoogle Appsと同様にGMailやGoogle Calendar等のウェブアプリケーションを利用することができるものですが、データ保管場所が隔離されるなど、連邦情報セキュリティ管理法(FISMA)の基準を満たしているとされます。

The National Archives is going Google(Official Google Enterprise Blog 2012/12/6付け記事)
http://googleenterprise.blogspot.jp/2012/12/the-national-archives-is-going-google.html

Google Apps for Government
http://www.google.com/enterprise/apps/government/

12月 6日

国立国会図書館、2013年2月にレファレンス協同データベースのシステムリプレースを実施予定

国立国会図書館が、2013年2月にレファレンス協同データベースのシステムリプレースを実施する予定です。このたび、そのスケジュールや新システムの概要について案内するウェブページを公開しました。

システムリプレースについて(2013年2月実施予定)
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/replace_201302.html

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