アーカイブ - 2012年 - car

1月 6日

国立国会図書館、館内公開のデジタル化資料として雑誌約27万冊と歴史的音源5千件を追加

国立国会図書館は、2012年1月4日に、国立国会図書館の館内でのみ利用できるデジタル化資料として、歴史的音源5,195件(うち53件はインターネットでも公開)を追加しました。また、1月6日には、同じく館内でのみ利用できるデジタル化資料として、雑誌(主に社会科学分野)約27万冊を追加しました。なお、歴史的音源については、配信試行を行っている公立図書館でも、館内限定公開分を含む全音源を利用できます。

2012年1月のお知らせ(国立国会図書館のデジタル化資料のページ)
http://dl.ndl.go.jp/information?targetInformationMonth=2012-01

26万5千冊のデジタル化資料を国立国会図書館の施設内で追加提供します(国立国会図書館 2012/1/6付けのお知らせ)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2011/1192666_1670.html

米国アリゾナ州立大学図書館の1分動画“Library Minute”の作り方

米国のアリゾナ州立大学図書館が提供している、図書館サービス等を紹介する1分動画“Library Minute”の作り方をまとめた資料を、担当者のMatthew Harp氏等がSlideshareで公開しています。“Library Minute”の動画は、同館のニュースサイトである“Library Channel”やYouTubeで視聴することができます。

The Library Minute: Creating Short and Effective Outreach Video (Slideshareで公開されている資料)
http://www.slideshare.net/mharpasu/the-library-minute-creating-short-and-effective-outreach-videos

Creating the One Minute Video for Your Library (The 'M' Word 2011/12/19付けの記事)
http://themwordblog.blogspot.com/2011/12/creating-one-minute-video-for-your.html

Library Channel (アリゾナ州立大学図書館のニュースサイト)

九州大学附属図書館、iPad館内貸出サービスを全館・全室に拡大

2012年1月5日、九州大学附属図書館は、中央図書館が試行的に行なっていたiPadの館内貸出サービスを正式運用とし、さらに2011年度末まで同サービスを全館・全室に拡大させて試行導入すると発表しています。

iPad館内貸出サービスを全館・室で実施します (九州大学附属図書館 2012/1/5付けの記事)
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/general/ipad_20120105.html

参考:
九州大学附属図書館、大学におけるiPad活用方法を学ぶ「iPadワークショップ」を開催
http://current.ndl.go.jp/node/18469

九州大学附属図書館、館内でのiPadの貸出サービスの試行を開始
http://current.ndl.go.jp/node/18314

1月 5日

Springer社、電子リソースプラットフォームSpringerLINK用の無料iPhoneアプリを公開

Springer社が、同社の電子リソースプラットフォーム“SpringerLINK”用の無料iPhoneアプリを公開したと発表しました。SpringerLINKを契約している機関のネットワークからアプリを利用するか、あるいはそれ以外のネットワークからでもログインすることによって、本文PDFの閲覧も可能なようです。FacebookやTwitterとの連携機能もあるとのことです。

SpringerLink (Apple App Store)
http://itunes.apple.com/app/springerlink/id473166018

SpringerLink App (Springer)
http://www.springer.com/librarians/e-content/apps?SGWID=0-1724013-6-1279821-0

OverDrive社による、図書館で人気の電子書籍ランキング

米国の電子書籍ベンダであるOverDrive社のサービスを通じて、図書館で借りられたあるいは予約された電子書籍のランキングが、同社のウェブサイトで公開されているようです。同社のサービスは世界中で15,000館を超える公共・学校図書館が導入しているとされています。このランキングは、大人向け/子ども向け、フィクション/ノンフィクション、電子書籍/オーディオブックという区分による計8種類が公開されており、米国、英国、カナダ、オーストラリアという4か国のデータを見ることができるようです。ランキングは毎月更新されるようです。

Most Downloaded Books from the Library (Global) (OverDrive)
http://search.overdrive.com/Most-Downloaded-Audiobooks-eBooks-Library/

Which E-Books Are Most Borrowed From Libraries, And Why? (paidContent 2012/1/4付け記事)
http://paidcontent.org/article/419-which-e-books-are-most-borrowed-from-libraries-and-why/

参考:

県立長野図書館、試行中の祝日開館等に関する利用実態調査の結果を公表

2012年1月5日、長野県の県立長野図書館が、2011年5月と6月に行った「県立長野図書館利用実態・祝日開館満足度調査」の集計結果を公開しています。アンケートでは、同館が2011年度に試行的に実施している祝日開館についても質問されており、回答者の8割以上が「祝日開館することになってよかった」「(祝日に)利用したい」と答えているようです。一方で、月曜日が祝日の場合は、約6割の回答者が「休館日でよい」と答えており、その理由としては「休館日が変わるとわかりづらくなる」が(そのうちの)約3分の2だったそうです。

県立長野図書館利用実態・祝日開館満足度調査結果について(PDF)
http://www.library.pref.nagano.jp/news/2012-1/mannzokudo1.pdf

県立長野図書館利用実態・祝日開館満足度調査 ご意見と回答(別紙)(PDF)
http://www.library.pref.nagano.jp/news/2012-1/mannzokudo2.pdf

県立長野図書館利用実態・祝日開館満足度調査結果について(県立長野図書館 2012/1/5付けニュース)
http://www.library.pref.nagano.jp/news/osirase.htm#survey

県立長野図書館の祝日開館について(長野県)

図書館資料を使って地元の歴史に関するWikipediaの記事を充実させるイベント(米国)

米国ミネソタ州ヘネピン郡のミネアポリス中央図書館では、2012年2月に、図書館で所蔵する資料を使ってミネアポリスの歴史に関するWikipediaの記事を充実させるというイベント“Minneapolis History Wikipedia edit-a-thon”が開催されるようです。Wikipedia関係者や地元の歴史家に参加してもらい、図書館のミネアポリス関係資料担当者が選定したトピックについての記事の作成・編集を行うというもののようです。

Minneapolis History Wikipedia edit-a-thon(ヘネピン郡図書館 2011/12/17付けの記事)
http://hclib.tumblr.com/post/14367959720/minneapolis-history-wikipedia

中国の大学図書館コンソーシアムCALISが学位論文検索サービスを正式公開

2011年12月27日、中国の大学図書館コンソーシアム“CALIS”(中国高等教育文献保障系統)が、学位論文検索サービス「CALIS学位論文中心服務系統」を正式開始したそうです。このシステムでは、様々なシステムからハーベストした384万件のメタデータが検索可能のようで、そのうち172万件が中国語のもの、212万件がそれ以外の言語のものとされています。

CALIS学位论文中心服务系统
http://etd.calis.edu.cn/

CALIS三期学位论文中心服务系统正式上线(CALIS 2011/12/27付けニュース)
http://www.calis.edu.cn/educhina/viewnews.do?newsid=113

「震災の記憶、未来へいかにつなぐか──デジタルアーカイブの挑戦」(記事紹介)

2011年12月28日付けのITmediaニュースの記事「震災の記憶、未来へいかにつなぐか──デジタルアーカイブの挑戦」で、東日本大震災の記録を蓄積・保存するデジタルアーカイブについて取り上げられています。記事では、Google「未来へのキオク」、Yahoo! JAPAN「東日本大震災写真保存プロジェクト」、神戸大学附属図書館「震災文庫」、国立国会図書館(NDL)、米ハーバード大学、Internet Archive、東北大学等「みちのく震録伝」、防災科学技術研究所「311まるごとアーカイブス」、せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」、河北新報社「3.11大震災 将来への記憶」等の活動が紹介されており、デジタルアーカイブズが抱える課題として、2次利用に係る著作権問題、コンテンツの長期保存、アーカイブの乱立等についても触れられています。

台湾における中国古典読書推進活動“民國一百、讀享『經』彩”が終了

2011年9月から12月にかけて台湾で行なわれた、中国古典の読書推進活動“民國一百、讀享『經』彩”(The 100th Year of the Republic, a Classical Time for Reading)の終了報告記事が、同活動のウェブサイトおよび台湾国家図書館のウェブサイトに掲載されています。この“民國一百、讀享『經』彩”は、「中華民国建国100周年」記念の一環として行なわれ、中国古典を通じた読書リテラシーの向上を目的に開催されたようです。期間中は、台湾国家図書館及び108の文化教育施設が実施した200件以上のイベントに6万人以上が参加したほか、出版社や政府機関等から公共図書館50館及び高校の学校図書館20館に対し3,000冊以上の図書が寄贈されたようです。台湾国家図書館によると、この“民國一百、讀享『經』彩”は、協力機関と実施期間、そして参加者数の面で、台湾史上最大の読書推進活動であったとのことです。

「民國一百、讀享『經』彩」聯合推廣閱讀中文經典之成果斐然 (民國一百、讀享『經』彩 2011/12/27付けの記事)
http://100read.ncl.edu.tw/news_32.html

情報処理学会、教育ビジョン2011「誰もが情報技術に主体的に向き合う社会の実現をめざして」を発表

2011年12月27日、情報処理学会がこれから教育に取り組んでいく際の基本的な考え方を宣言するものとして、「教育ビジョン2011『誰もが情報技術に主体的に向き合う社会の実現をめざして』」を発表しています。このビジョンでは、「誰もが主体的に情報技術に向き合う社会を実現する」という目標に向けて、学会及び学会員の活動について3つの指針を示しているようです。

教育ビジョン2011「誰もが情報技術に主体的に向き合う社会の実現をめざして」 (情報処理学会 2011/12/27付けの記事)
http://www.ipsj.or.jp/release/vision20111227.html

欧州委員会の助成を受けたコンソーシアム“GRDI2020”、2020年までのグローバル研究データインフラ構築指針を発表

EUの第7次研究枠組み計画(FP7)の下、欧州委員会(EC)の支援を受けて行なわれているGRDI2020が、2020年までのグローバル研究データインフラの構築に向けた指針として、最終報告書“Global Research Data Infrastructures: The GRDI2020 Vision”を2011年12月付けで発表したようです。報告書では、今後の研究データの活用を見据え、11項目からなる提言がまとめられているようです。

Global Research Data Infrastructures: The GRDI2020 Vision (PDF)
http://www.grdi2020.eu/Repository/FileScaricati/6bdc07fb-b21d-4b90-81d4-d909fdb96b87.pdf

GRDI2020 Roadmap Report "Global Scientific Data Infrastructures: The GRDI2020 Vision" - Final Release December 2011 (GRDI2020 2011/12付けの記事)

大規模データ解析を活用した人文・社会科学研究助成プログラム“Digging into Data Challenge”、受賞14チームが発表

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)や全米人文科学基金(NEH)、英国の情報システム合同委員会(JISC)や芸術人文科学研究評議会(AHRC)等の8つの研究助成団体の公募による、大規模データ解析を活用した人文・社会科学研究プロジェクトに対する助成プログラム“Digging into Data Challenge”の受賞14チームが、2012年1月3日に発表されたようです。受賞したのはカナダ、オランダ、英国、米国からの14のチームとのことで、総額480万ドルの助成金が贈られるようです。

Digging into Data Challenge
http://www.diggingintodata.org/

IMLS and Partners Award $4.8 Million for “Digging Into Data” Projects (IMLS 2012/1/3付けの記事)
http://www.imls.gov/imls_and_partners_award_4.8_million_for_%E2%80%9Cdigging_into_data%E2%80%9D_projects.aspx

NEH Announces Winners of 2011 Digging Into Data Challenge (NEH 2012/1/3付けの記事)

1月 4日

米国著作権局、1972年より前の録音物に関する著作権法の整備についての報告書を公開

米国議会図書館(LC)内に置かれている米国著作権局は、2011年12月28日付けで、1972年より前の録音物に関する著作権法の整備についての報告書を公開しています。米国では、1972年2月15日より前に録音された録音物は連邦政府の著作権法ではなく各州の法が適用される状態となっているため、それらを連邦政府の著作権法の対象に含めることについて、関係者への影響や実現のための方策についてまとめられたもののようです。

Copyright Office Publishes Report on Federal Copyright Protection for Pre-1972 Sound Recordings(米国著作権局newsnet 2011/12/28付けの記事)
http://www.copyright.gov/newsnet/2011/446.html

Federal Copyright Protection for Pre-1972 Sound Recordings(本文、PDF214ページ)
http://www.copyright.gov/docs/sound/pre-72-report.pdf

Federal Copyright Protection for Pre-1972 Sound Recordings(関連情報をまとめたページ)

米Amazonの有料会員向け電子書籍貸出サービス“Kindle Owner's Lending Library”の対象タイトルが約7万点に

米Amazon.comのプライムサービス(有料)会員向けの電子書籍貸出サービス“Kindle Owner's Lending Library”で利用可能なタイトル数が約7万点になったようです。同サービスがスタートした2011年11月時点では貸出可能な電子書籍は約5000点とされていました。

Kindle Owner's Lending Libraryで貸出可能な電子書籍の一覧(Amazon.com)
http://www.amazon.com/gp/search/ref=sr_nr_p_n_feature_browse-b_mrr_2?rh=n:283155,p_85:2470955011,p_n_feature_browse-bin:618073011&bbn=283155&tag=kwab-20&ie=UTF8

Amazon has over 65,000 ebooks in Kindle Owners' Lending Library (Public Libraries 2011/12/27付け記事)
http://www.publiclibraries.com/blog/amazon-has-over-65000-ebooks-in-kindle-owners-lending-library/

公開セミナー「東日本大震災と自治体ICT」(2011/11/24、仙台)の講演資料が公開

2011年11月24日に宮城県仙台市で開催された公開セミナー「東日本大震災と自治体ICT」の資料が公開されています。岩手県山田町、陸前高田市、愛知県名古屋市(陸前高田市を支援)、宮城県石巻市、多賀城市、仙台市、福島県国見町の7自治体のICT担当者が、震災発生時に現場で発生した問題やその解決方法、今後の課題などについて講演したとのことです。

公開セミナー「東日本大震災と自治体ICT」の資料を公開しました(仙台市 2011/12/20付け情報)
http://www.city.sendai.jp/shisei/1201134_1984.html

日本電子出版協会(JEPA)、2011年「JEPA電子出版アワード」の結果を発表

2011年12月21日に選考が行われた、日本電子出版協会(JEPA)の第5回「JEPA電子出版アワード」の結果が発表されました。大賞はインプレスR&D社の「EPUB電子雑誌OnDeck」に決定したそうです。その他の各賞は以下の通りとされています。また、故・前田完治氏(JEPA初代会長)と村田真氏(EPUB日本語拡張仕様策定技術責任者)に個人特別表彰が授与されたそうです。

・ネットワーク・コンテンツ賞:「EPUB電子雑誌OnDeck」(インプレスR&D)
・ベスト・ショップ賞:「BookWeb Plus」(紀伊國屋書店)
・オンライン・サービス賞:「iBookstore」(Apple)
・ベンチャー・マインド賞:「e読書ラボ」(国立情報学研究所(NII))
・デジタル・インフラ 賞:「電子書籍交換フォーマット標準化プロジェクト」(電子書籍交換フォーマット標準化会議)
・アドバンスト・デバイス賞:「Kindle Fire」(Amazon)
・ロングセラー賞:「電子書籍販売サイト“eBookJapan”」(イーブックイニシアティブジャパン)

JEPA電子出版アワード受賞作品発表
http://www.jepa.or.jp/award/2011.html

ニューヨークとトロントの公共図書館での多文化サービスについての記事

ニューヨークタイムズに、ニューヨークの公共図書館での移民等のための英語以外の言語の資料の提供についての記事が掲載されています。ニューヨークのクイーンズ図書館では59か国語の資料を提供しており、英語以外の資料は全資料の12%になるとのことです。同様の数字は、ニューヨーク公共図書館では8%、ブルックリン公共図書館では10%とのことです。また、カナダのCBCニュースのトロント公共図書館についての記事では、財政難の状況での非英語資料購入について市議会議員から疑問が呈されたことについてまとめられており、それによると、同館では40か国語の資料を所蔵しており、英語とフランス語以外の資料は全資料の9%になるとのことです。

Queens Libraries Speak the Mother Tongue(ニューヨークタイムズ 2012/1/2付けの記事)
http://www.nytimes.com/2012/01/03/nyregion/queens-libraries-serve-59-languages.html

Toronto library chair defends multilingual collection(CBCニュース 2011/11/30付けの記事)

W3C、障害者によるウェブ上の音声・映像利用の要件をまとめた“Media Accessibility User Requirements”のドラフトを公開

2012年1月3日、World Wide Web Consortium(W3C)が“Media Accessibility User Requirements”のワーキングドラフトを公開しました。この文書は、W3Cのプロトコル・フォーマットワーキンググループ(PFWG)によって作成されたもので、障害を持った人がウェブ上(特にHTML5環境で)の音声・映像を利用する際に求められるアクセシビリティ要件についてまとめられているとのことです。障害者のニーズ、代替コンテンツ技術の発展、これらの技術のアクセシビリティ全体の中での位置付け等について記されているそうです。

Media Accessibility User Requirements (W3C)
http://www.w3.org/TR/media-accessibility-reqs/

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