米国のペンシルバニア州のMemorial Library of Nazareth and Vicinityで、2012年1月9日から14日まで“Food for Fines Week”が実施されているようです。これは、通常同館では図書の延滞者に対して1ドルの罰金が科せられるところを、代わりに缶詰等の食品を納めることで免除するというもののようです。納められた食品はナザレ地区フードバンクに送られるようです。図書館側は、特にピーナッツバター、肉や魚の缶詰等を求めているようです。
米シラキュース大学のライブラリースクールが開設しているブログ“Information Space”に「図書館情報学修士号を取得した者のためのライブラリアン以外の仕事61種」(61 Non-Librarian Jobs for LIS Grads)という記事が掲載されていました。この記事を書いた学生は、2011年にライブラリースクールに入学し、図書館情報学修士号(MLIS)を取得した者のキャリアの選択肢の豊富さに驚いたそうで、各種求人サイトから61件の様々な求人情報を紹介しています(記事のタイトルとは異なりその中には図書館員の求人も含まれているようです)。
2011年12月27日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”の327号として“Reconfiguring Service Delivery”を刊行しました。本文は有料ですが、目次・要約部分は無料公開されています。同報告書は、2011年5月から6月にかけてARL加盟図書館(計126館、回答率47%)に対して行われた、館内のサービスポイントや分館の再編をテーマとした調査の結果をまとめたものとされています。電子リソースの普及や予算減等の背景のもと、各館が実施したサービスポイントの追加・廃止・統合の事情、決定に至った理由、それらによる影響、利用者の関与状況等について調査されているようです。