アーカイブ - 2012年 - car

1月 11日

フィンランド教育文化省が2010年に発表した公共図書館サービス向上に関する勧告書の英語版が公開

フィンランドの教育文化省は、2010年に公表した同国の公共図書館のサービス向上に関する勧告をまとめたレポートの英語版を、2011年11月28日に公開しました。レポートはフィンランドの図書館及び情報サービスの進展状況を踏まえた上で、自治体の図書館サービスに対するコミットメント、図書館サービスとその利用、人的資源、コレクション、そして図書館設備の5つの観点から勧告が示されているようです。また報告書の最後に、フィンランドの図書館の概況や、特に公共図書館が置かれている現状等について解説した附録が掲載されているようです。

Quality recommendation for public libraries (フィンランド教育文化省のウェブサイト。英語版のレポートをダウンロードできます。)
http://www.okm.fi/OPM/Julkaisut/2010/Yleisten_kirjastojen_laatusuositus.html?lang=en

Quality recommendation for public libraries (Libraries.fi 2012/1/10付けの記事)

延滞の罰金の代わりに缶詰を 米国ペンシルバニア州の公共図書館で延滞者に呼び掛け

米国のペンシルバニア州のMemorial Library of Nazareth and Vicinityで、2012年1月9日から14日まで“Food for Fines Week”が実施されているようです。これは、通常同館では図書の延滞者に対して1ドルの罰金が科せられるところを、代わりに缶詰等の食品を納めることで免除するというもののようです。納められた食品はナザレ地区フードバンクに送られるようです。図書館側は、特にピーナッツバター、肉や魚の缶詰等を求めているようです。

Food for Fines Week (PDF)
http://www.nazarethlibrary.org/events/2012FoodForFines.pdf

Library has a fine idea (Morning Call 2012/1/10付けの記事)
http://www.mcall.com/news/local/burbs/mc-food-for-fines-burbs-20120110,0,7358491.column

Memorial Library of Nazareth and Vicinity
http://www.nazarethlibrary.org/

参考:
図書館で借りた本の延滞料金、「物納」でも払えます(米国)

1月 10日

Project MUSEが電子ジャーナルと電子書籍の両方に対応する新サイトを公開

2012年1月3日、人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEが、電子ジャーナルと電子書籍の両方に対応する新サイトを正式公開したようです。現在のところ、約70の大学出版局等からの12,000点以上の学術書と500点以上のジャーナルタイトルを利用できるようです。

Project MUSE
http://muse.jhu.edu./

New Project MUSE Web Interface is Live (Project MUSE 2012/1/3付けの記事)
http://tools.muse.jhu.edu/cgi-bin/announcements.cgi#20120103160518

英国の大学が過去6年間に図書延滞料で得た総額が5,000万ポンドを超すことが明らかに

2004-2005年度からの6年間に、英国の大学が図書貸出延滞の罰金で学生等から徴収した総額が5,000万ポンドを超えていることが明らかになったと、2012年1月7日付けの英国各紙が伝えています。これは、英国出版社協会(PA)が同国の全大学へ情報公開請求を行ない、回答のあった101の大学の結果に基づくもののようです。延滞料徴収金額の最も高い大学は、リーズ大学の180万ポンド、次いでマンチェスター大学の130万ポンドで、調査の結果最も少なかったのはインペリアル・カレッジ・ロンドンの約2万6,000ポンドだったようです。また行方不明の図書の冊数は、全体で30万冊を超えているようです。

Universities raise £50m in library fines (Telegraph 2012/1/7付けの記事)
http://www.telegraph.co.uk/education/educationnews/8999494/Universities-raise-50m-in-library-fines.html

Universities collected £50m in library fines, figures show (Guardian 2012/1/7付けの記事)

明治大学生田図書館、同館職員有志によるトイカメラ写真展「トイカメノトイカケ」開催へ

明治大学生田図書館が、同館の職員有志の撮影による写真展「トイカメノトイカケ」を開催するようです。これは、トイカメラとよばれる、歪みやぼけが生じることのある比較的安価なカメラで撮影した写真展のようです。会期は2012年1月13日から1月26日までとのことです。

トイカメノトイカケ (明治大学図書館 2012/1/10付けの記事)
http://www.lib-ref.jp/meiji/opennews/NewsViewAction.do?id=NS00000738

広島県福山市中央図書館、市広報紙や新聞各紙地方版等をデジタル化し、可能なものはインターネット公開へ

中國新聞の2012年1月9日付け記事で、広島県の福山市中央図書館が、2012年2月から所蔵する同市広報紙、新聞各紙の地方版、古地図等をデジタル化し、4月以降順次インターネット公開していくと報じられています。記事では、新聞については館内閲覧に限られるものの、デジタル化によって、同館が所蔵する新聞のうち劣化防止のため閲覧ができない1971年以前発行分についても利用が可能になる、とされています。

広報紙や新聞…デジタル化へ(中國新聞 2012/1/9付け記事)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201201090002.html

福山市図書館
http://www.tosho.city.fukuyama.hiroshima.jp/

米国議会図書館(LC)が選ぶ2011年の電子情報保存事業の進展トップ10

2012年1月6日付けの米国議会図書館(LC)のブログ“The Signal”に、LCが選ぶ2011年の電子情報保存事業の進展トップ10が掲載されています。取り上げられた内容は以下のとおりです。

(1) LCがNational Preservation Week期間中に“Preserving Your Personal Digital Memories”を開催
(2) LCが無料のデジタルコレクションプラットフォーム“Viewshare”をリリース
(3) 国家デジタル管理連盟“National Digital Stewardship Alliance”の加盟機関が100を超える
(4) DuraSpaceがデジタルコンテンツの保存サービス“DuraCloud”をリリース
(5) カリフォルニア大学が研究データ管理計画の作成を支援する“DMPTool”をリリース
(6) デジタルファイル解析ツール“DROID 6”と“JHOVE2”がアップグレード
(7) LCが電子情報保存に関するアウトリーチ・教育プログラムを実施
(8) 連邦機関デジタル化ガイドラインイニシアチブ(FADGI)が“JPEG 2000 Summit”を開催

図書館情報学修士号を取得した者のための61種の仕事(記事紹介)

米シラキュース大学のライブラリースクールが開設しているブログ“Information Space”に「図書館情報学修士号を取得した者のためのライブラリアン以外の仕事61種」(61 Non-Librarian Jobs for LIS Grads)という記事が掲載されていました。この記事を書いた学生は、2011年にライブラリースクールに入学し、図書館情報学修士号(MLIS)を取得した者のキャリアの選択肢の豊富さに驚いたそうで、各種求人サイトから61件の様々な求人情報を紹介しています(記事のタイトルとは異なりその中には図書館員の求人も含まれているようです)。

61 Non-Librarian Jobs for LIS Grads (Information Space 2011/12/23付け記事)
http://infospace.ischool.syr.edu/2011/12/23/61-non-librarian-jobs-for-librarians/

Job Opportunities for Library and Information Science Grads (Information Space 2011/9/14付け記事)

HathiTrustの登録資料数が1000万点を突破

米国の大学図書館等によるデジタル化資料の共同リポジトリHathiTrustの登録資料数が、2012年1月5日に1000万点を突破したとのことです。1月6日付けのHathiTrustのブログ記事には、資料の内訳(著作権状態、年代別、国別)やこれまでの歴史の概略がまとめられています。

Ten Million and Counting(HathiTrustのブログ 2011/1/6付けの記事)
http://www.hathitrust.org/blogs/perspectives-from-hathitrust/ten-million-and-counting

参考:
CA1760 - デジタル化資料の共同リポジトリHathiTrust―図書館による協同の取り組み/ 田中 敏
http://current.ndl.go.jp/ca1760

宮城県名取市に「名取市図書館どんぐり子ども図書室」がオープン

2012年1月6日、東日本大震災で被災した宮城県名取市に「名取市図書館どんぐり子ども図書室」がオープンしたそうです。同図書室は、saveMLAKプロジェクトによる呼びかけで、日本ユニセフ協会が建設費を寄付し、東海大学による震災復興応急住宅モデル「どんぐりハウス」のノウハウを活用して建設されたそうです。横浜コミュニティデザイン・ラボのウェブサイトに図書室や開所式の様子等の多くの写真が掲載されています。現在も、図書室に設置する本棚のための寄付と、移動図書館用ワゴン車の寄贈を募っているとのことです。

名取市図書館どんぐり子ども図書室オープン(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 2012/1/7付け記事)
http://yokohamalab.jp/blogs/fukkou/1474

名取市、子ども図書室を開設 被災図書館の代替施設(河北新報 2012/1/7付けニュース)
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120107t11024.htm

東日本大震災:被災した宮城・名取市図書館、児童書の分館開館 県内関係者、建設に協力 /神奈川(毎日jp 2012/1/7付けニュース)
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20120107ddlk14040202000c.html

1月 6日

【イベント】シンポジウム「学術情報流通の改革を目指して5~電子ジャーナル・コンソーシアムとバックファイルの基盤整備~」(2/7・東京)

2012年2月7日に、東京大学生産技術研究所コンベンションホールにおいて、国立大学図書館協会主催のシンポジウム「学術情報流通の改革を目指して5~電子ジャーナル・コンソーシアムとバックファイルの基盤整備~」が開催されるようです。参加対象者は大学図書館関係者(国公私立の別は不問)で、参加費は無料のようですが、事前に参加申し込みが必要となっています。

2012年2月7日(火)シンポジウム「学術情報流通の改革を目指して5~電子ジャーナル・コンソーシアムとバックファイルの基盤整備~」開催 (JUSTICE 2012/1/5付けの記事)
http://www.nii.ac.jp/content/justice/news/2012/0105111529.php

ヘルシンキ中央図書館のデザインに関する国際コンペ、募集が始まる(フィンランド)

2012年1月5日から、フィンランドのヘルシンキ中央図書館のデザインに関する国際コンペの募集が開始されたようです。求められるデザインとして、ヘルシンキ中心部のTöölönlahti地区の景観にあったもので、質が高く長期にわたって利用でき、十分にエコに配慮したもの等の条件が挙げられているようです。この国際コンペは2段階選抜となっており、今回の募集は第1ステージとして4月16日まで行なわれるようです。また、最終結果は2013年6月に発表される予定のようです。

Central Library Architectural Competition begins in January (Helinki CIty Library 2011/10/25付けの記事)
http://www.lib.hel.fi/Page/09446be1-0e1d-4418-a551-b84e04d05cde.aspx?groupId=4604fa1b-3fad-4673-a82a-4baa58c6e5f2&announcementId=ae18727f-b632-4575-9ba7-4e87102ca86b

Helsinki Central Library Open International Architectural Competition

北米研究図書館協会(ARL)、大学図書館におけるサービスポイント・分館の再編に関する調査結果報告書を発表

2011年12月27日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”の327号として“Reconfiguring Service Delivery”を刊行しました。本文は有料ですが、目次・要約部分は無料公開されています。同報告書は、2011年5月から6月にかけてARL加盟図書館(計126館、回答率47%)に対して行われた、館内のサービスポイントや分館の再編をテーマとした調査の結果をまとめたものとされています。電子リソースの普及や予算減等の背景のもと、各館が実施したサービスポイントの追加・廃止・統合の事情、決定に至った理由、それらによる影響、利用者の関与状況等について調査されているようです。

Reconfiguring Service Delivery (PDF:20ページ、目次・要約のみ)
http://www.arl.org/bm~doc/spec-327-web.pdf

株式会社インプレスR&D、書籍の縦書き・横書きに関する意識調査の結果を発表

2012年1月5日、株式会社インプレスR&Dが、書籍の縦書き・横書きに関する意識調査の結果を発表しました。調査対象と期間は、電子雑誌「OnDeck」の読者に対して2011年12月6日から12月19日まで、gooリサーチのアンケートパネルに対して12月9日から12月13日までとなっています。また有効回答数は、OnDeck読者が558件、gooリサーチが1,068件とのことです。調査の結果、日常生活における文書の書き方では、OnDeck読者のほとんどが「横書き」と回答し、「縦書き」との回答は2%であったこと、gooリサーチの結果もほぼ横書き中心であったものの、「主に紙の用紙で横書き」という回答が21%でOnDeckの読者と異なるものであったこと、また「文章はほとんど書かない」という回答も14%あったようです。次に、好きな作家の作品が横書きのみの書籍で販売される場合に購入するかどうかを尋ねたところ、OnDeck読者は「気にせず購入する」が37%、「気になるが好きな作家の作品なので購入する」が31%だったようです。また、gooリサーチでは「気にせず購入する」が46%、「気になるが好きな作家の作品なので購入する」は16%であったようです。

一橋大学附属図書館、同大学経済研究所編の『経済研究』バックナンバーを機関リポジトリで公開

2011年1月6日、一橋大学附属図書館が、同大学の経済研究所編集の『経済研究』のバックナンバーについて、機関リポジトリであるHERMES-IR上での公開を開始したようです。現在のところ、60巻4号(2009年10月)までの57論文の本文を公開しているようです。今後は、61巻1号(2010年1月)以降は刊行から2年後、60巻4号以前については著者の許諾が取れ次第、HERMES-IRで公開していく予定のようです。

HERMES-IRの『経済研究』のページ
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/19459

『経済研究』掲載論文本文の公開を開始しました (一橋大学附属図書館 20112/1/6付けの記事)
http://www.lib.hit-u.ac.jp/blog/%E3%80%8E%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%80%8F%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%AB%96%E6%96%87%E6%9C%AC%E6%96%87%E3%81%AE%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%82%92%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/

一橋大学経済研究所の『経済研究』のページ

岡山大学、博士論文および学内プロジェクト研究成果のインターネット公開の義務化が決定

2012年1月6日、岡山大学附属図書館が、学内プロジェクトの研究成果および学位論文(博士)のインターネットによる無償公開の原則義務化を決定したと発表しました。同大学の機関リポジトリ「岡山大学学術成果リポジトリ」を通じて公開されるようです。

学内プロジェクト研究成果および学位論文(博士)のインターネット公開を義務化に(岡山大学附属図書館 2012/1/6付けニュース)
http://www.lib.okayama-u.ac.jp/news/news_id1373.html

参考:
CA1753 - 動向レビュー:大学キャンパスの中のオープンアクセス / 森 いづみ
http://current.ndl.go.jp/ca1753

米国情報標準化機構(NISO)、SERU(Shared E-Resource Understanding)改訂版のドラフトを公開

米国情報標準化機構(NISO)がSERU(Shared E-Resource Understanding)の改訂版のドラフトを公開し、2012年2月19日までパブリックコメントを募集しています。SERUは、図書館-出版社間における電子ジャーナルの利用条件についての共通理解文書で、図書館が電子ジャーナルを契約する際の労力を軽減させることを目的として2008年に策定されたものです。

SERU改訂版ドラフト(NISO)
http://www.niso.org/apps/group_public/document.php?document_id=7842&wg_abbrev=serumaintenance

Shared E-Resource Understanding (SERU) (NISO)
http://www.niso.org/committees/SERU/

SERU現行版(NISO)
http://www.niso.org/publications/rp/RP-7-2008.pdf

SERU参加者一覧(NISO)
http://www.niso.org/workrooms/seru/registry

ハーバード大学ロースクールの図書館ラボ、クリエイティブコモンズにならった“Library License”というアイディアを発表

ハーバード大学ロースクールの図書館ラボが、クリエイティブコモンズライセンスにならった“Library License”というアイディアを発表しています。著作権保護期間内のコンテンツの、図書館による非商用利用に対して、著作権者がどのような権利を与えるかを示すことを目的としたライセンスのようです。Library Licenseのマークは、丸で囲んだ“LL”を基本として、その右側に、権利が与えられるまでの年数や、権利が与えられる機関の名称等を併記するようになっているようです。また、コンテンツの売上に応じて変化するライセンス(Performance-based Licenses)や、マウスカーソルを合わせると詳しい情報が表示されるインタラクティブなマークも提案されています。

Library License
http://librarylicense.org/

Library License (Harvard Library Innovation Laboratoryのブログ 2012/1/5付け記事)
http://librarylab.law.harvard.edu/blog/2012/01/05/library-license/

参考:
ハーバード大学ロースクールの図書館ラボがポッドキャストを開始

静岡県焼津市、津波対策として重要公文書を隣接する藤枝市へ移すことを決定

中日新聞のCHUNICHI Webが、2011年12月29日付けで、東日本大震災の津波被害を教訓として、静岡県焼津市が内陸部の藤枝市へに重要な公文書を移すことを決定したというニュースを掲載しています。焼津市役所の本庁舎は海岸近くに位置しているそうです。作業は2013年秋の予定で、分量は約30センチ四方の箱で3600個相当とされています。

焼津市が公文書を内陸へ 津波対策で藤枝の広域事務組合に(中日新聞 2011/12/29付けニュース)
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20111229/CK2011122902000128.html

「国立国会図書館サーチ」が正式サービス化、新しいNDL-OPACも公開

国立国会図書館は、2012年1月6日から、これまで開発版として提供していた「国立国会図書館サーチ」を正式サービスとしました。また、同日から、新しいNDL-OPACの公開を開始するとともに、館内サービスも新しくなりました。

平成24年1月、国立国会図書館のサービスが変わりました(国立国会図書館 2012/1/6付けのお知らせ)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2011/1192695_1670.html

国立国会図書館サーチが正式サービスとなりました(2012年1月6日)(国立国会図書館サーチ 2012/1/6付けのお知らせ)
http://iss.ndl.go.jp/information/2012/01/06_release/

国立国会図書館サーチ
http://iss.ndl.go.jp/

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