アーカイブ - 2012年 - car

1月 20日

コロンビア大学図書館、MendeleyとともにCitation Style Languageツールの開発へ

2012年1月19日、米国のコロンビア大学図書館が、文献管理ソフトを提供するMendeley社とともに、Citation Style Language(CSL)ツールの開発を行なうと発表しています。Citation Style Languageは、文献管理ソフト等を利用して論文等の参考文献リストを出力する際に用いられるXMLベースのフォーマットで、ZoteroやMendeley等が対応しているようです。今回、オープンソースとして開発されるCSLツールは、文献リスト等の書式の作成や修正、共有をすることが可能で、ユーザーはツールを利用することで自分独自の引用書式を作成できるようです。

1月 19日

JSTOR、ユーザ登録すると制限はあるものの無料で論文が見られる“Register & Read”を開始へ

電子ジャーナルアーカイブ等を提供している米国の非営利団体JSTORが、近々、“Register & Read”というプログラムのベータ版を開始するそうです。その内容は、ユーザ登録をすることでJSTORの論文が無料で見られるというものですが、以下のような制限がつくようです。また、開始当初は70種のジャーナルのみが対象となるとされています。

・閲覧できる論文は同時に3点まで(=各ユーザに与えられた「棚」には最大3点まで入れられる)。
・論文は、「棚」に入れてから14日間経過するか、あるいは購入すると「棚」から削除でき、別の論文を閲覧できるようになる。
・論文のファイルは閲覧するだけでダウンロードはできない。

Register & Read
http://about.jstor.org/rr

Register & Readの概要を示すパンフレット
http://about.jstor.org/sites/default/files/register-and-read-lib-20120111.pdf

Register & Readの概要を示す動画
http://about.jstor.org/rr/video

Register & Read対象ジャーナルの一覧(Excelファイル)

データに対するCreative Commonsライセンスの使用に関するFAQページが公開

クリエイティブコモンズ(Creative Commons;CC)が、データやデータベースに対するCCライセンスの使用に関するFAQページを公開したようです。

Data
http://wiki.creativecommons.org/Data

Data and CC licenses
http://wiki.creativecommons.org/Data_and_CC_licenses

CC0 use for data
http://wiki.creativecommons.org/CC0_use_for_data

Springer社が全てのオープンアクセスコンテンツでCC-BYライセンスを採用し商用利用が可能に

2012年1月18日、Springer社が、同社の全オープンアクセス(OA)コンテンツの商用利用が可能になったと発表しました。同社は、2004年に著者選択型OAプログラム“Open Choice”を開始しましたが、そこではクリエイティブコモンズの「表示-非営利」(CC-BY-NC)ライセンスが採用されており、許可なしに商用利用することはできませんでした。一方で、同社のOA誌であるBioMed CentralとSpringerOpenでは、商用利用が可能な「表示」(CC-BY)ライセンスでした。今回、Open Choiceで使用するライセンスをCC-BYに変更することによって、同社の全OAコンテンツの商用利用が可能になったということのようです。

図書館におけるオープンソースソフトウェアの導入を支援する情報サイト“FOSS4LIB”がオープン

2012年1月18日、米国の図書館ネットワークLYRASISが、図書館で使われるオープンソースソフトウェアに関する情報サイト“FOSS4LIB”(Free/Open Source Software for Libraries)を立ち上げました。Andrew W. Mellon財団の助成を受けているようです。FOSS4LIBでは、それぞれのオープンソースソフトウェアに関する情報や、オープンソースソフトウェアの選択といった導入における意思決定を支援するツール(Decision Support Tools)が提供されているようです。

FOSS4LIB
http://foss4lib.org/

Packages (FOSS4LIB)
http://foss4lib.org/packages

Decision Support Tools (FOSS4LIB)
http://foss4lib.org/decision-support

LYRASIS launches FOSS4LIB to provide guidance to libraries about open source software (Library Technology Guides 2012/1/18付け記事)

米OverDrive社の電子書籍サービスに数万点の多言語コンテンツが追加される

2012年1月18日、公共・学校図書館向けの電子書籍サービスを提供している米OverDrive社が、同社のサービスに、数万点の英語以外の電子書籍やオーディオブックを追加し、コンテンツの合計が70万点以上になったと発表しました。発表文では、各国の出版社と契約を交わし、スペイン語、ロシア語、スウェーデン語、イタリア語、ポルトガル語、トルコ語などの言語のコンテンツが収録されたとしています。

OverDrive adds tens of thousands of non-English eBooks to library catalog (OverDrive 2012/1/18付けプレスリリース)
http://overdrive.com/News/OverDrive-adds-tens-of-thousands-of-non-English-eBooks-to-library-catalog-

Search OverDrive(Advanced Searchから資料の言語による検索が可能)
http://search.overdrive.com/

参考:
米OverDrive社による公共・学校図書館での電子書籍の貸出が劇的に増加
http://current.ndl.go.jp/node/19305

オンラインコルクボードサービス“Pinterest”を図書館で活用する方法(記事紹介)

ブログ“iLibrarian”に、2012年1月18日付けで、最近話題を集めているソーシャルネットワークサービス“Pinterest”(ピンタレスト)を図書館で活用する方法についての記事が掲載されています。Pinterestは、オンラインのコルクボードに、自分が気に行った画像を「ピン留め」して公開・共有するというサービスです。記事では次の5つの方法が提案されていました。

(1)ブックカバー画像を使って推薦図書を紹介する
(2)顔写真つきで図書館員を紹介する
(3)ブックカバー画像や著者の写真などを使って作家講演会(author talk)を広報する
(4)利用者参加型のボードを作る
(5)利用者にボードを作成してもらいコンテストを開催する

ブログ“Social Networking Librarian”にも同種の記事が掲載されています。

Pinterest
http://pinterest.com/

5 Ways to Use Pinterest in Your Library (iLibrarian 2012/1/18付け記事)
http://oedb.org/blogs/ilibrarian/2012/5-ways-to-use-pinterest-in-your-library/

米国議会図書館(LC)、連邦議会本会議速記録を利用できるiPadアプリを公開

2012年1月18日、米国議会図書館(LC)が、米国連邦議会の本会議速記録(Congressional Record)を利用できる無料のiPadアプリを公開したようです。このアプリでは、1995年1月4日(104議会第1セッション)から現在までの本会議速記録をPDFで閲覧でき、日付検索や資料内文字列のキーワード検索等が可能のようです。

Library of Congress Offers Congressional Record As iPad App (Library of Congress 2012/1/18付けの記事)
http://www.loc.gov/today/pr/2012/12-017.html

国立国会図書館(NDL)、電子展示会「日本発☆子どもの本、海を渡る」の英語版を公開

2012年1月18日、国立国会図書館(NDL)は、2010年に公開した電子展示会「日本発☆子どもの本、海を渡る」の英語版“Children's Books Going Overseas from Japan”を追加公開しました。

Children's Books Going Overseas from Japan
http://www.kodomo.go.jp/anv10th/e/index.html

日本発☆子どもの本、海を渡る
http://www.kodomo.go.jp/anv10th/index.html

Wiley-Blackwell社、2011年にアクセスの多かった通信工学・統計学・数学分野の論文を無料公開中

学術出版大手のWiley-Blackwell社が、2011年にアクセスが多かった通信工学・統計学・数学分野の論文を無料公開しているようです。

通信工学の2011年アクセス上位論文10報を無料公開(ワイリー・サイエンスカフェ 2012/1/19付け記事)
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=4539

Wiley-Blackwell 統計学・数学ジャーナルの2011年アクセス上位論文を無料公開(ワイリー・サイエンスカフェ 2012/1/19付け記事)
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=4549

Europeana、2011年の主な成果や出来事を振り返る動画を公開

2012年1月13日に、欧州の文化遺産ポータル“Europeana”が、2011年の主な成果や出来事を振り返る動画を公開しました。動画では、第一次世界大戦関連資料のデジタルアーカイブプロジェクト、EuropeanaのAPIやLinked Dataを使ったハッカソンイベント“Hack4Europe”、メタデータの自由利用を目指した新協定、ウェブサイトデザインのリニューアル、登録コンテンツ数の2,000万点突破、クラウドソーシングを基に作成されたウェブ展示等が取り上げられているようです。

Video: Europeana 2011 Highlights (Eurpeana Blog 2012/1/13付けの記事)
http://blog.europeana.eu/2012/01/video-europeana-2011-highlights/

参考:
Europeana等がクラウドソーシングによる第一次世界大戦デジタルアーカイブプロジェクトを開始
http://current.ndl.go.jp/node/17848

Europeana、2014年までに第一次世界大戦関係のデジタル化資料をポータルサイトで提供へ
http://current.ndl.go.jp/node/19507

1月 18日

自治体から地元団体に運営が移管される公共図書館が有料会員制度を導入へ(英国)

英国では財政難の影響により多くの自治体で公共図書館サービスの縮小が計画されていますが、ロンドン郊外のベクスリー地区では、ある図書館の運営が2012年4月に自治体から地元の団体に移管され、それに伴い、「有料会員制度」が導入される予定であると報道されています。無料でも本は借りられますが、年間24ポンドの有料会員になると、返却期限なしで通常より多くの本を借りられたり、コンピュータ利用が無料になったりするとのことです。住民からは導入への批判の声もある一方、運営を担当する団体の代表は「図書館を閉鎖せずにすみ、開館時間も長くすることができる」とコメントしているようです。

Bexley library to bring in membership fees(The Bookseller 2012/1/17付けの記事)
http://www.thebookseller.com/news/bexley-library-bring-membership-fees.html

Library taken over by charity to charge fees(London Evening Standard 2012/1/16付けの記事)

大阪府立中之島図書館、「大阪府立中之島図書館九十年」のPDF版を公開

2012年1月18日、大阪府立中之島図書館が「大阪府立中之島図書館九十年」のPDF版を公開しました。同書は、1904年2月25日に開館した同館が、創立90周年を迎えた1994年に刊行されたもののようです。

大阪府立中之島図書館九十年(PDF:53ページ)
http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/history/90nen.pdf

電子学位論文に関する英文文献リスト第6版が公開

2012年1月17日、ブログ“Digital Koans”の運営で知られるベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏による、電子学位論文に関する英文文献リストの第6版が公開されました。第5版が公開された2010年11月30日から約1年2か月ぶりの更新になります。

Electronic Theses and Dissertations Bibliography
http://digital-scholarship.org/etdb/etdb.htm

「紙の本より便利」な電子書籍用インタフェース

韓国のKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)の研究者が紙の書籍を扱うような感覚で電子書籍を操作できるユーザインタフェースを開発したようです。複数の指を使ったり動かす指のスピードを早めることで複数のページを一度にめくる機能や、気になったページを指で押さえながら別のページを閲覧する機能のほか、指でページ番号をなぞるとそのページにジャンプするという紙の本にはないような機能も備えているようです。YouTubeにデモ動画が掲載されています。

[KAIST ITC] Smart E-Book Interface Prototype Demo (YouTube)
http://youtu.be/rVyBwz1-AiE

九州大学附属図書館、ディスカバリ・サービス“Cute.Search”と蔵書検索“Cute.Catalog”を正式公開

2012年1月18日に、九州大学附属図書館が、これまでベータ版だったディスカバリ・サービス“Cute.Search”と蔵書検索“Cute.Catalog”を正式公開したようです。

Cute.Search
http://search.lib.kyushu-u.ac.jp

Cute.Catalog
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp

ディスカバリ・サービス開始 (九州大学附属図書館 2012/1/18付けの記事)
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/research/20120118_discovery.html

経済産業省等、東日本大震災の被災者等への支援制度をワンストップで検索できる「復旧・復興支援制度データベース」を公開

2012年1月17日、経済産業省が、東日本大震災復興対策本部、内閣官房情報通信技術室、内閣府防災担当、総務省と協力して作成した、「復旧・復興支援制度データベース」を公開しました。これは国や地方公共団体等が運用する支援制度をワンストップで検索できるサービスで、これにより行政機関の窓口担当者や専門家が、被災者に対して最新の支援制度情報を早く的確に案内することができるようになるとのことです。

復旧・復興支援制度データベース
http://www.r-assistance.go.jp/

復旧・復興支援制度データベースの公開について~利用者視点の制度検索サービスの開始~ (経済産業省 2012/1/17付けの記事)
http://www.meti.go.jp/press/2011/01/20120117003/20120117003.html

米国のオンライン海賊行為防止法案(SOPA)等への抗議活動にGoogle、Internet Archive等も参加表明

米下院に提出されたオンライン海賊行為防止法案(Stop Online Piracy Act:SOPA)と上院のPROTECT IP法案に対する抗議活動が、米国のインターネット関連の会社や機関等で広がっているようです。抗議活動では、2012年1月18日にウェブサイトを黒くさせ公開停止する等の措置がとられるようで、1月16日のWikimedia財団に続いてInternet Archive等も1月18日に12時間の公開停止を行なうと発表しています。またGoogleも1月18日に同社ホームページ上に抗議姿勢を明示するリンクを掲載するようです。

More Sites Going Dark Over SOPA and PIPA, But Not Twitter (PCMag.com 2012/1/17付けの記事)
http://www.pcmag.com/article2/0,2817,2398969,00.asp

Websites to go dark in protest of proposed legislation (USA Today 2012/1/17付けの記事)
http://www.usatoday.com/tech/news/story/2012-01-17/sopa-pipa-blackout/52622786/1

京都市内外の13大学が「京都・大学ミュージアム連携」を始動

2011年度の文化庁助成を受けた「京都のミュージアム活性化プロジェクト」の一環として、京都市内外にある13大学の14のミュージアムが連携し、「京都・大学ミュージアム連携」を立ち上げたそうです。その最初の事業として、2012年2月11日にシンポジウム「いま、大学ミュージアムに求められるもの」が開催するそうです。連携機関は、大谷大学博物館、京都教育大学教育資料館まなびの森ミュージアム、京都工芸繊維大学美術工芸資料館、京都嵯峨芸術大学附属博物館、京都市立芸術大学芸術資料館、京都精華大学ギャラリーフロール、京都造形芸術大学芸術館、京都大学総合博物館、同志社大学歴史資料館、花園大学歴史博物館、佛教大学宗教文化ミュージアム、立命館大学国際平和ミュージアム、立命館大学アート・リサーチセンター、龍谷大学龍谷ミュージアム、とのことです。

京都・大学ミュージアム連携
http://univ-museum.kyoto.kit.ac.jp/

saveMLAKが東日本大震災被災地に「本を送りません宣言」(仮称)を発表

東日本大震災の発生以降、博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の支援活動を実施しているグループ“saveMLAK”のウェブサイトに、2012年1月17日付けで、「本を送りません宣言」(仮称)が掲載されています。これは、善意として被災地に本を送っても、送られた先の被災地では対処に困っている状態をグループのメンバーが目にしてきたためのようです。それを踏まえ、「本を送りません宣言」として、被災地に古本も新本も送らないと宣言しているようです。また、それでも本を送りたい人のために、被災地や被災者の要望を十分に把握できていること等を前提に、同グループのウェブサイトに掲載されている「それでも『本を送る』際の目安10ヶ条」を参照するように呼び掛けているようです。

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