アーカイブ - 2012年 - car

11月 22日

「国立国会図書館デジタル化資料」に歴史的音源約1.3万点を追加、憲政資料約140点および図書約1.8万点をインターネット公開

2012年11月22日、国立国会図書館が、「国立国会図書館デジタル化資料」に、歴史的音源約1.3万点(うち135点はインターネット公開)および国立国会図書館憲政資料室の所蔵資料のうち約140点(すべてインターネット公開)を追加しました。また、著作権処理の済んだ図書約1.8万点をインターネット公開しました。

今回の追加で、歴史的音源の総数は約3.9万点(うち741点はインターネット公開)になりました。これらの音源は、国立国会図書館のほか、歴史的音源の配信に参加する全国約90館の図書館でも利用できます。

1万3千点の歴史的音源、140点の憲政資料を「国立国会図書館デジタル化資料」に追加しました(国立国会図書館 2012/11/22付けニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/1197968_1827.html

憲政資料のタイトル一覧
http://dl.ndl.go.jp/search/searchResult?categoryTypeNo=1&viewRestricted=1&categoryGroupCode=C&categoryCode=07

歴史的音源のインターネット公開分(CSV形式)

再建に向かうシエラレオネ議会図書館から支援を求める声

国際図書館連盟(IFLA)のメーリングリストIFLA-Lで、西アフリカのシエラレオネの議会図書館のSowa館長から、資料寄贈などの支援を求めるメールが流れています。

メールによると、シエラレオネ議会図書館は長期間にわたり専門的なスタッフが配置されることなく放置された状態にあったそうですが、今年になって彼が着任し、再建の準備中です。同館は、古い資料の除却作業を行ない、現在は、最新の研究資料や参考資料を揃えるという課題に直面しているそうです。そこで、資料の寄贈や、立法サービスに関わる職員に対する研修などの支援を求めています。

シエラレオネでは2012年11月17日に大統領選挙および議会選挙が行われ、新しい大統領や議員に提供するための資料が必要だと結ばれています。

Request from the Library of the Parliament of Sierra Leone(IFLA-L 2012/11/21付けメール)
http://infoserv.inist.fr/wwsympa.fcgi/arc/ifla-l/2012-11/msg00046.html

シエラレオネで大統領選 平和定着の試金石 結果発表は約10日後(MSN産経ニュース 2012/11/17付け記事)

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)がeuroCRISと戦略的提携

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とeuroCRISの戦略的提携が発表されました。euroCRISはCRIS(Current Research Information Systems)やCERIF(Common European Research Information Format)の開発・運営などを行う欧州非営利組織です。両組織は、オープンアクセスの重要性についてのビジョンを同じくし、オープンアクセスリポジトリやCRISなどの異なるシステム間の相互運用性についての活動で協力するということです。

euroCRIS and COAR join forces building up a mutual partnership(COAR 2012/11/21付けニュース)
http://www.coar-repositories.org/news/eurocris-and-coar-join-forces-building-up-a-mutual-partnership-2/

Memorandum of Understanding(PDF:2ページ)
http://www.coar-repositories.org/files/Mou-EuroCris-COAR4.pdf

euroCRIS
http://www.eurocris.org/

参考:

メキシコのCONRICYTに参加する72機関がNature誌と契約

2012年11月20日、Nature Publishing Groupが、メキシコのNational Trust of Scientific and Technological Information Resources(CONRICYT)と契約に至ったと発表しました。それにより、CONRICYTに参加する72の大学や研究機関などの機関でNature誌へのアクセスが可能になります。

New agreement signed in Mexico enabling access to Nature(Nature Publishing Group 2012/11/20付けプレスリリース)
http://www.nature.com/press_releases/mexico.html

オープンアクセス誌への投稿料を割引する会員制プログラムの是非(記事紹介)

オープンアクセスに関する情報サイトOpen Access Nowに、“Are "Institutional Memberships" a viable way to reduce Article Processing Charges?”という記事が掲載されています。記事中ではSpringerおよびWileyが例示されていますが、いくつかの出版社では、大学や助成機関などを対象に会員制プログラムを提供し、その構成員が同社のオープンアクセス誌に論文を投稿する際の費用(Article Processing Charge:APC)を割引するなどしています。このような出版社による会員制プログラムに対して、表面的には良いことに思えるが、これによって構成員に対して特定の出版社のジャーナルへの投稿を促しているということにならないか、などと懸念を示しています。一方で、COPE(Compact for Open-Access Publishing Equity)のような取組は特定の出版社に依らないものであると紹介しています。

Are "Institutional Memberships" a viable way to reduce Article Processing Charges?(Open Access Now 2012/11/16付け記事)

Europeana、世界テレビ・デー(11月21日)に関連して記事を掲載

11月21日はユネスコが定める世界テレビ・デーであるということで、Europeanaが、テレビコンテンツについてはEUsreenプロジェクトなどを通じて収集していることや、現在Europeanaで利用可能なビデオコレクションが165,000点に上ることを紹介する記事を掲載しています。

World Television Day(Europeana blog)
http://blog.europeana.eu/2012/11/world-television-day/

Europeanaのビデオコレクション
http://www.europeana.eu/portal/search.html?start=50017&query=*%3A*&qf=TYPE:VIDEO

http://www.un.org/en/events/televisionday/
World Television Day 21 November

参考:
ニュースからドラマまで、欧州のテレビ放送アーカイブ“EUscreen”が17か国の14,000点のテレビ映像を公開
http://current.ndl.go.jp/node/20109

欧州のテレビ放送に関するアーカイブプロジェクト“EUscreen”のポータルサイトが正式オープン

YALSA“ヤングアダルトの365日”、ヤングアダルトサービスの成功事例の情報提供を求める(米国)

米国ヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が、オンラインカレンダーの作成のため、図書館における若者向けサービスの成功事例を寄せてほしいとのプレスリリースを出しています。

これは、“ヤングアダルトの365日”タスクフォースの取り組みであり、内容はプログラム、サービス、ディスプレイ、アクティビティなど、どのようなものでもよいとのことですが、実際に成功した事例を寄せてほしいとのことです。

YALSA needs your hit teen program ideas for the 365 Days of YA online calendar(2012/11/20)
http://www.ala.org/news/pr?id=11898

11月 21日

シカゴ大学図書館、感謝祭を祝い七面鳥についてのリサーチガイドを公開

シカゴ大学図書館が、感謝祭を祝って、七面鳥についてのリサーチガイドを公開しています。取り上げられているトピックは、米国史における七面鳥、七面鳥料理、ニュースの中の七面鳥、七面鳥の経済などで、動画資料も含めた構成になっています。

Turkeys(シカゴ大学図書館 2012/11/20)
http://guides.lib.uchicago.edu/content.php?pid=277886&sid=2289533

オーストラリア国立図書館、「忘れられたオーストラリア人」オーラルヒストリー事業の成果をまとめたブックレットを公表

オーストラリア国立図書館(NLA)が、2009年より3年間かけて進めてきた"National Apology to Forgotten Australians and Former Child Migrants"(忘れられたオーストラリア人と児童移民であった方々への謝罪)のオーラルヒストリー事業について、その成果をまとめ、ブックレットを公表しています。

同プロジェクトでは、200人以上のインタビューを録音しており、その多くがNLAのウェブサイトにおいて利用できるようになっています。

Forgotten Australians remembered
http://www.nla.gov.au/news/2012/11/16/forgotten-australians-remembered-1

Forgotten Australians remembered
http://www.nla.gov.au/media-releases/2012/11/16/forgotten-australians-remembered

(ブックレット) You can't forget things like that

米国図書館協会の38支部が、出版社の電子書籍販売価格に対して異議を唱える共同声明を

米国図書館協会(ALA)の州・地域支部が、出版社やディストリビューターに対して、図書館への電子書籍販売価格について異議を唱える共同声明を出しました。57ある州・地域支部のうち、現在38支部が参加しており、今後、数支部が加わる可能性もあるということです。声明の内容とともに、American Libraries Magazine誌で紹介されています。

ALA Chapters Issue Joint Statement on E-Content Pricing(American Libraries Magazine 2012/11/19付け記事)
http://americanlibrariesmagazine.org/inside-scoop/ala-chapters-issue-joint-statement-e-content-pricing

参考:
「図書館で電子書籍を借りるひとはよく買うひとでもある」 OverDrive社とALAによる大規模ユーザ調査の結果が公表
http://current.ndl.go.jp/node/22338

米国図書館協会(ALA)、図書館の電子書籍導入に関する経済的視点からの分析報告書を公表
http://current.ndl.go.jp/node/22129

漫画で図書館での調査方法を紹介、“図書館ニンジャの伝説”(米国)

図書館における調査方法を紹介する漫画“Legends of the Library Ninjas: A Quest for Knowledge”(図書館ニンジャの伝説)の電子版が公開されています。

この漫画は、カンザス州立大学の図書館員Heidi Blackburnさんと、カンザス・ウェスリヤン大学の図書館員Kate Wiseさんが、カンザス州立大学の学生Greg Charlandさんと協力して作成したものとのことです。

Academic Librarians Get Graphic(2012/11/20)
http://lj.libraryjournal.com/2012/11/marketing/academic-librarians-get-graphic/

大阪府立中之島図書館、図書館職員スキルアップ研修「府域図書館を学ぼう!」を開催、一般利用者も参加可能(12/18・大阪)

大阪府立中之島図書館が、2012年12月18日、図書館職員スキルアップ研修として、「府域図書館を学ぼう!」を開催します。この研修では、大阪府域の各図書館のサービスの現状等が8件報告されることになっており、図書館職員のほか一般利用者も参加可能となっています。

大阪府立中之島図書館 図書館職員スキルアップ研修 「府域図書館を学ぼう!」(2012/11/17付け)
http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/event/skillup2012.html

ラーニングスペースに関する情報提供サイト“Learning Space Toolkit”が公開

新しいタイプのラーニングスペースに関する様々な情報を提供し、その設置を計画している機関を支援するウェブサイト“Learning Space Toolkit”が公開されました。米国のノースカロライナ州立大学図書館などが、博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成を受けて制作しているものです。ここで提供されているツールのひとつ“Space Browser”を眺めると、このサイトの対象としているスペースにどういったものがあるのかがつかめます。

Learning Space Toolkit
http://learningspacetoolkit.org/

Space Browser(Learning Space Toolkit)
http://learningspacetoolkit.org/space-browser/

国立国会図書館、バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)へ参加

国立国会図書館(NDL)が、OCLCのバーチャル国際典拠ファイル(VIAF)に参加し、96万件以上の名称典拠データ(個人名、団体名、家族名、統一タイトル、地名)を提供したと発表されました。VIAFには、2012年10月現在、25か国の32機関が参加し、約3,090万件の典拠レコードを掲載しています。今後は、「国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)」とVIAFの典拠レコード間での相互リンクが予定されています。

バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)への参加について(国立国会図書館 2012/11/21付けニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/1197962_1827.html

バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)への参加について
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/viaf.html

参考:
CA1521 - バーチャル国際典拠ファイル―その試みと可能性― / 鈴木智之
http://current.ndl.go.jp/ca1521

E1198 - 「国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス開発版」公開
http://current.ndl.go.jp/e1198

国立国会図書館月報620号にシリーズ「被災地の図書館は今(2)」が掲載

『国立国会図書館月報』620号(2012年11月)に、シリーズ「被災地の図書館は今(2)」として、以下の2本の記事が掲載されています。

・一歩ずつ、前に 被災資料救済支援の現場から
・陸前高田市立図書館郷土資料救済支援について

なお、617号(2012年8月)で「被災地の図書館は今」として、以下の3本の記事が掲載されています。

・震災、その後――新たな連携に向けて
・東北大学附属図書館ツアー 被害の実態と事前の準備を学ぶ
・宮城県内市町村図書館等に見る東日本大震災からの復興の現状

国立国会図書館月報620号(2012年11月)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_4001886_po_geppo1210.pdf?contentNo=1

国立国会図書館月報617号(2012年8月)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_3525591_po_geppo1208.pdf?contentNo=1

国立国会図書館月報
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/geppo/

参考:
東日本大震災から1年間の国立国会図書館による被災地支援等を振り返る(記事紹介)

“フツー”の図書館でもできる小さな工夫や良い事例を共有しよう―「図書館100連発」

2012年11月20日に開催された図書館総合展第1日目に、「図書館100連発-フツーの図書館にできること」というフォーラムが開かれました。あまり知られることのない図書館の小さな工夫や事例を全部で100個紹介し、図書館を良くしていくことを目指すというものです。

図書館総合展ウェブサイトには早くも同フォーラムのイベントレポートが掲載されており、それら100個の事例がリストアップされています。それによると、「資料提供の工夫」「資料収集・保存の工夫」「利用環境改善の工夫」「地域・利用者連携の事例」「個人発の図書館的サービス」「総合的な改善のために」の6つのカテゴリに分けて紹介が行われたそうです。また、『ライブラリー・リソース・ガイド』創刊号でも「図書館100連発」の特集が組まれています。

フォーラム参加者のツイートのなかには、このような事例を共有するデータベースがあれば、という声も見られました。

図書館100連発-フツーの図書館にできること
http://2012.libraryfair.jp/node/1248

第14回 #図書館総合展 Day1 ARG主催フォーラム「 #図書館100連発 」(Togetter)
http://togetter.com/li/410688

第14回 #図書館総合展 Day1 #図書館100連発(Togetter)

大学図書館支援機構が12月から「RDA講習会」を実施

NPO法人大学図書館支援機構(IAAL)が「RDA講習会」を開始します。第1回は、「プロローグ RDAとはどのようなものか」と題して、2012年12月15日に、東京都港区の機械振興会館で開催されます。定員は90名となっています。第2回以降は、連続講座として、RDAの各セクションの具体的な内容を紹介していくということです。

RDA講習会第1回のチラシ(PDF:1ページ)
http://www.iaal.jp/news/pdf/RDA121120.pdf

NPO法人大学図書館支援機構(IAAL)
http://www.iaal.jp/

11月 20日

文科省、司書教諭に関するFAQを公表

文部科学省がサイト内に「司書教諭 よくある質問集」を掲載しています。司書教諭の仕事やなり方のほか、司書教諭の資格、司書教諭講習修了証書、学校図書館司書教諭講習について、Q&A形式でまとめられています。

司書教諭 よくある質問集
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/sisyo/1327733.htm

文科省 「司書教諭 よくある質問集」を公表(学校図書館協議会2012/11/8)
http://www.j-sla.or.jp/slanews/post-91.html

英CILIP、公共図書館における電子書籍の貸出は無料で行われるべき等とする提言を政府に提出

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が、政府に対して、公共図書館における電子書籍の貸出に係る提言を提出しました。提言のポイントとして以下の4点が挙げられています。

・電子書籍の貸出は、金銭を支払う必要のない知へのアクセスとともに、無料で行われるべきである。
・電子書籍の貸出は、図書館内だけではなく館外からもアクセスできるようになるべきである。
・文化・メディア・スポーツ省のアーツ・カウンシルは、電子書籍の貸出試行による影響についての研究に助成を行うべきである。
・公共図書館員に対して電子コンテンツへのアクセスに関する全国的な研修プログラムが開発・提供されるべきである。

CILIPのPhil Bradley会長は、英国の状況について、「イングランドでは公共図書館の3分の2が電子書籍の貸出サービスを行っているが、提供できるタイトルは限定されている。大手出版社のいくつかは図書館が電子書籍を貸し出すことに対して消極的である。」などとコメントしています。

“Libraries should lend ebooks for free 24/7” professional body tells government(CILIP 2012/11/17付けニュース)

学校でのフィルタリングが教育者の活動の妨げに?AASLが"School Libraries Count!"2012年版を公表(米国)

米国学校図書館協会(AASL)が"School Libraries Count!"の2012年度調査の結果が公表されています。この調査は2007年より毎年実施しているオンライン調査であり、2012年1月から3月にかけて行われたオンライン調査をまとめたものです。

今年度の調査ではオンラインのコンテンツに対するフィルタリングの導入についても尋ねており、これによると、回答のうち98%がフィルタリングを導入しているとしており、フィルタリングを導入している学校のうち88%が、生徒だけでなく職員に対してもフィルターを掛けており、56%は職員へのフィルターが生徒へのものと同じレベルのものであるとのことです。

教育的なウェブサイトの他、有益なソーシャルネットワークツールへのアクセスも制限されており、教育者のカリキュラムの作成や協同の活動の妨げになっていることが示唆されているとしています。

Filtering in schools creates disconnected educators(ALA Press Release 2012/11/16付け)
http://www.ala.org/news/pr?id=11865

School Libraries Count!

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