アーカイブ - 2012年 9月 - car

9月 6日

ワールド・ワイド・ウェブ財団、ウェブの影響を測る多元的評価指標“Web Index”を発表 トップはスウェーデン

2012年9月5日にワールド・ワイド・ウェブ財団(World Wide Web Foundation)がウェブサイト“Web Index”を公開しました。Web Indexは、ウェブの成長度や利便性、人々や国家への影響を計る世界初の多元的な指標であるとされています。2012年版は61か国が対象になっており、その結果、トップはスウェーデンで、日本は20位でした。関連するレポートや資料、Linked Data形式のデータセットもあわせて公開されています。

Web Index
http://thewebindex.org/

Downloads | Web Index
http://thewebindex.org/data/downloads/

Japan(PDF:1ページ)
http://thewebindex.org/data/all/country/JPN.pdf

Web Foundation Launches the Web Index(World Wide Web 2012/9/5付けニュース)
http://www.webfoundation.org/2012/09/web-foundation-launches-the-web-index/

参考:

東北学院大学、『3.11 東日本大震災 東北学院1年の記録』ウェブ版を公開

宮城県仙台市に位置する東北学院大学が、2012年3月11日に冊子として発行した『3.11 東日本大震災 東北学院1年の記録』のウェブ版を公開しました。図書館の被害状況・写真や、文化財レスキュー事業への協力などもまとめられています。

3.11 東日本大震災 東北学院1年の記録
http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/about/sinsai/record/

3.11 東日本大震災 東北学院1年の記録 公開(東北学院大学 2012/9/4付けニュース)
http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/info/top/120904-1.html

9月 5日

RUSA、"Statistical Abstract of the United States"の長年にわたる活動を表彰(米国)

米国図書館協会(ALA)のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)が、米国の統計に関する概要情報をまとめた参考資料“Statistical Abstract of the United States”が133年にわたり重要な役割を果たしてきたとして、米国統計局に対し特別功労賞を贈ったことを公表しています。

Ref.
RUSA presents lifetime achievement award to Statistical Abstract of the United States(RUSA 2012/9/4付けニュースリリース)
http://www.ala.org/news/pr?id=11335

The 2012 Statistical Abstract
http://www.census.gov/compendia/statab/

参考:
アメリカ合衆国 主な参考資料(国立国会図書館リサーチナビ)
http://rnavi.ndl.go.jp/politics/entry/USGOV-ref.php

米国の公債の発行額について調べる(国立国会図書館リサーチナビ)
http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-378.php

「力強い」図書館協会の設立に向けた2年間の活動成果の報告公表、ボツワナなど6カ国

国際図書館連盟(IFLA)のBuilding Strong Library Association(BLSA)において、最初のプログラムに参加した6カ国(ボツワナ、カメルーン、レバノン、リトアニア、ペルー、ウクライナ)の、2年間の活動報告を紹介するプレゼンテーションファイルが公開されています。

2012年8月のIFLAヘルシンキ大会で発表されたものです。

Ref.
BSLA sessions in Helsinki share results, impact from the first two years of the programme(IFLA BSLA 2012/9/3付けニュース)
http://www.ifla.org/en/news/bsla-sessions-in-helsinki-share-results-impact-from-the-first-two-years-of-the-programme

図書館を支援する政治活動委員会、立ち上げ(米国)

米国において、図書館のための政治活動委員会(Political Action Committee: PAC)が、初めて立ち上げられるようです。

地方の図書館の活動を支援するための資金調達活動を行ったり、図書館が"勝つ"必要のある住民投票等の際に、技術的支援、コンサルタントなども行うようです。

Ref.
アナウンスメント(EveryLibrary 2012/9/5付け)
http://everylibrary.org/announcing-everylibrary-a-new-pac-for-libraries/

EveryLibraryのツイッター
https://twitter.com/everylibrary/

【イベント】2012年図書館国際セミナー「ディスカバリーサービスと未来の図書館システム - OCLC WorldCat LocalとWorldShare -」(10/23・東京、10/26・京都)

紀伊國屋書店とOCLCの共催による2012年図書館国際セミナーが、2012年10月23日に東京会場(東京理科大学)で、10月26日に京都会場(キャンパスプラザ京都)で、開催されます。テーマは「ディスカバリーサービスと未来の図書館システム - OCLC WorldCat LocalとWorldShare -」です。OCLC副社長のChip Nilges氏からWorldCat Localについて、米デラウェア大学図書館のGregg A. Silvis氏からWorldShare Management Servicesの導入事例報告が行われます。また、日本でのWorldCat Localの導入方法についても説明があるようです。申込締切は10月12日までとなっています。

2012年図書館国際セミナー(参加無料)ディスカバリーサービスと未来の図書館システム - OCLC WorldCat LocalとWorldShare -
http://www.kinokuniya.co.jp/03f/libseminar2012.htm

北米研究図書館協会(ARL)の報告書シリーズ“SPEC Kit”第329号のテーマはボーンデジタル資料

北米研究図書館協会(ARL)が、2012年8月付けで、報告書シリーズ“SPEC Kit”の329号として“Managing Born-Digital Special Collections and Archival Materials”を刊行しました。本文は有料ですが、目次・要約部分は無料公開されています。同報告書では、ARL加盟館にとっても比較的新しいテーマであるボーンデジタル資料を取り扱っています。ボーンデジタル資料の管理・提供に関するツール、ワークフロー、方針、職員の育成などについて、加盟館を対象とした調査を行い、その結果をまとめています。

SPEC Kit 329: Managing Born-Digital Special Collections and Archival Materials(目次・要約)(PDF:17ページ)
http://publications.arl.org/2h4qbi.pdf

SPEC Kit 329: Managing Born-Digital Special Collections and Archival Materials (August 2012)

PLOSがグローバルなオープンアクセスの促進に向けたプログラムを発表、低所得国に対して投稿料を無料・減額に

2012年9月4日、PLOSが、グローバルなオープンアクセス(OA)を推進するプログラム“Global Participation Initiative”を開始すると発表しました。OA誌での出版に障壁のある国々からの論文投稿を促進することを目的とした取組みで、まずその第一歩としてコストの問題に取り組むということです。具体的には、PLOSへの投稿料を、グループ1に挙げられた低所得国に対しては無料に、グループ2については一律500ドルにするとしています。

Group One Countries(PLOS)
http://www.plos.org/group-one-countries/

Group Two Countries(PLOS)
http://www.plos.org/group-two-countries/

Global Participation Initiative(PLOS)
http://www.plos.org/about/viewpoints/global-participation-initiative/

Announcing the PLOS Global Participation Initiative(PLOS Blogs 2012/9/4付け記事)

2012年10月開始予定の“ORCID Registry”のテスト協力機関が発表

ORCIDが、2012年10月開始予定の“ORCID Registry”のテストに協力するパートナー機関(Launch Partners)を発表しました。

・The American Physical Society
・Aries Systems
・Avedas
・Boston University School of Medicine
・California Institute of Technology
・CrossRef
・Elsevier
・Faculty of 1000
・figshare
・Hindawi
・JMIR Publications
・KNODE
・Nature Publishing Group
・SafetyLit
・Symplectic
・Thomson Reuters
・Total-Impact
・Wellcome Trust

ORCID Announces its Launch Partners(ORCID 2012/8/31付けニュース)
http://about.orcid.org/content/orcid-announces-its-launch-partners

参考:
世界中の研究者にIDを与えるORCID Registryが2012年10月に稼働開始と発表

オープンアクセスの将来が学術図書館に与える影響は? Sage社が図書館員らによる議論をまとめたレポートを公表

Sage社が“Moving towards an open access future: the role of academic libraries”と題したレポートを公表しました。2012年4月26日に14人の図書館員や企業関係者が英国図書館(BL)に集まり、オープンアクセスが今後の図書館に対して与えうる影響などをテーマとして行ったディスカッションについてまとめたものということです。

Moving towards an open access future: the role of academic libraries(PDF:19ページ)
http://www.uk.sagepub.com/repository/binaries/pdf/Library-OAReport.pdf

図書館カード月間にちなんでサンフランシスコ公共図書館がデザインコンテストを実施

毎年9月は米国図書館協会(ALA)の定める図書館カード登録月間(National Library Card Signup Month)となっています。それにちなみ、サンフランシスコ公共図書館が2012年9月4日から図書館カードのデザインコンテストを開始しました。コンテストは「小学2年生以下」「小学3~5年生」「中学生」「高校生」「大人」という5部門に分かれており、各部門の優秀賞計5作品が、2013年に刷新されるカードのデザインに採用されるということです。なお、同館の図書館カードは現在40万枚以上が使われており、毎年6万枚程度が発行されているそうです。

Art Challenge: Design the Next San Francisco Public Library Cards(サンフランシスコ公共図書館 2012/9/4付けニュース)
http://sfpl.org/index.php?pg=2000556401

参考:
9月の図書館カード登録促進キャンペーン月間、今年の公共公告にはピッツバーグ・スティーラーズのトロイ・ポラマルが協力(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/21638

図書館カードを介したキャンペーン:ハートフォート公共図書館
http://current.ndl.go.jp/node/20636

インド政府機関のオープンデータポータルサイト“data.gov.in”のベータ版が公開

インド政府機関のオープンデータポータル“data.gov.in”ベータ版がリリースされました。米国と共同開発された“Open Gov Platform”が使われており、現在7つの政府機関からの13のデータセットが登載されているようです。

data.gov.in
http://data.gov.in/

Open Government Platform
http://www.opengovplatform.org/

India Launches Beta Data Portal(EPSI Platform 2012/9/3付けニュース)
http://epsiplatform.eu/content/india-launches-beta-data-portal

参考:
ブラジル政府機関のオープンデータポータルサイト“dados.gov.br”が完成
http://current.ndl.go.jp/node/20863

ポルトガル政府機関のオープンデータポータルサイト“Dados.Gov”(ベータ版)が公開
http://current.ndl.go.jp/node/20019

米国政府がインドと協力して“DATA.gov”のオープンソース化を進行中
http://current.ndl.go.jp/node/19717

Springer社による第2回APIコンテストの受賞3作品が発表

Springerが2011年に引き続き実施した第2回のAPIコンテスト“API Challenge 2.0”の結果が発表されました。申請作品は「創造性・独創性」「ユーザ体験・デザイン」「価値・利点」という3つの観点から評価され、一等から三等に決まったものにはそれぞれ8,000ドル、4,000ドル、2,000ドルが与えられます。

今回の一等に決定したのは“Kleenk”でした。これは、昨年のコンテストで二等に終わった“KontentLinks”をブラッシュアップさせたものになります。論文や図書の各章、画像などさまざまなコンテンツの間につながりを作成し、みなで共有するというサービスです。次いで、二等は類似度を可視化する画像検索サービス“Visual Navigator”、三等は生物科学・生物医学分野の検索サービス“Opacmo”でした。

Winners announced for Springer’s API Challenge 2.0(Springer 2012/9/4付けプレスリリース)
http://www.springer.com/about+springer/media/pressreleases?SGWID=0-11002-6-1388242-0

Kleenk
http://kleenk.com

Visual Navigator

ポリシーの違いを超えてWorldCat由来のメタデータをEuropeanaに提供するために、OCLCとEuropeanaが協力合意を発表

OCLCのWorldCat Rights and Responsibilitiesと、EuropeanaのData Exchange Agreement(Europeanaのメタデータはすべてパブリックドメインに)という2つのポリシーの違いのために、OCLCの参加機関がWorldCat由来のメタデータをEuropeanaに提供することについては以前から問題が指摘されていました。

このたび、OCLCとEuropeanaが適切なメタデータ提供の実現のために協力を行うと発表されました。具体的には、OCLCはEuropeanaに対して次の2点を要求し、Europeanaはそれを受け入れたということです。(1)Europenaは、WorldCat由来のメタデータを使用する者に対して、その提供機関とOCLCの両方を提供元として明示させること。(2)Europeanaは、使用者に対してWorldCat Rights and Responsibilitiesを周知すること。

Europeana and OCLC agree on approach for member libraries to contribute metadata to the Europeana.eu portal(OCLC 2012/9/4付けニュース)

9月 4日

本棚のある場所を“図書館”に変える、「リブライズ」がサービス開始

例えばカフェのような、本棚のあるスペースを“図書館”に変えるウェブサービス「リブライズ」が開始しました。利用するためにはバーコードリーダーとFacebookアカウントが必要なようです。本の登録は、リブライズにログイン後にISBNバーコードをスキャンして行います。本を借りるための貸出カードはリブライズにログインすれば表示できます。各地の“図書館”で登録した本はリブライズのウェブサイト上でまとめて検索が可能です。

リブライズ
http://librize.com/

トーハン、電子書籍の書店店頭での販売が可能となるシステム“c-shelf”を発表

株式会社トーハンが、デジタルコンテンツの店頭販売システム“c-shelf”を開発し、2012年12月から全国の取引先書店に提供すると発表しました。c-shelfにより、書店への電子書籍流通サービスを開始し、読者は書店店頭で電子書籍を購入できるようになるということです。出版社向けにはデジタルコンテンツ流通販売システム“e-base”において書店向けの流通機能を搭載するとしています。e-baseは、現在約200社の出版社および10社の配信会社が導入しているそうです。

業界初、取引先書店へ電子書籍流通サービスを提供 12月より全国の取引先書店に新システム「c-shelf」を提供開始(TOHAN 2012/9/3付けプレスリリース)
http://www.tohan.jp/whatsnew/news/post_248/

Library Journal誌の編集主幹を15年務めたFrancine Fialkoff氏が同誌を離れることに

Library Journal誌の編集主幹(editor in chief)を15年以上務めたFrancine Fialkoff氏が、2012年9月1日付けで同誌を離れることを発表しました。図書館系メディアがこぞって取り上げています。彼女がLJ誌に寄せた記事では、その35年に及ぶキャリアについて振り返られています。出版社と図書館員の関係構築を進めた1990年代、優れた図書員を表彰するMovers & Shakersを創設した2002年、Design Instituteをはじめとするさまざまなイベントの開始など……。

My Farewell Editorial(Library Journal 2012/8/31付け記事)
http://lj.libraryjournal.com/2012/08/opinion/editorial/my-farewell-editorial/

Francine Fialkoff Leaves Library Journal(GalleyCat 2012/8/31付け記事)
http://www.mediabistro.com/galleycat/francine-fialkoff-leaves-library-journal_b56906

「歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。」- 松竹大谷図書館、ネットで運営資金の募集を開始

演劇・映画の専門図書館である公益財団法人「松竹大谷図書館」が、運営資金の募集を開始しています。目標金額は200万円、募集期間は9月3日から10月23日までとなっています。

この資金募集は、クラウドファンディングサイト「READYFOR?(レディフォー)」において行われており、プロジェクト名は、「歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。」です。READYFOR?上のプロジェクトページには、松竹大谷図書館の紹介や資金の用途のほか、寄付をした人が金額に応じて受け取れる引換券の内容(オリジナルポストカード、オリジナル一筆箋、台本カバーへの名前の記載など)が案内されています。

Ref.
ネットを通じて当館への支援募集を開始しました(松竹大谷図書館お知らせ 2012/9/3付け)
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/120903.html

READYFOR?(レディフォー)プロジェクトページ「歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。」
https://readyfor.jp/projects/ootanitosyokan

演劇・映画専門の図書館、松竹大谷図書館が支援プロジェクト開始(ぴあ映画生活 2012/9/3更新のニュース)

国際交流基金、国際文化振興会の関係資料をデジタル化し館内で公開

2012年9月4日、国際交流基金のJFICライブラリーは、所蔵している財団法人国際文化振興会(KBS)の関係資料をデジタル化し、館内の端末で閲覧できるようにしました。KBSの資料は、1930年代から1970年代初期における日本の文化交流を知る上で貴重な資料とのことです。

KBSデジタル化資料一覧
http://www.jpf.go.jp/j/about/jfic/lib/material/index.html

国際文化振興会(KBS)の報告書・資料をデジタル化しました。 (国際交流基金 2012/9/4付けの記事)
http://www.jpf.go.jp/j/about/jfic/lib/news.html#09-02

【イベント】21世紀における公共図書館の可能性:ボストン公共図書館の戦略プランから(10/2・NDL東京本館)

2012年10月2日、国立国会図書館東京本館において、ボストン公共図書館長のエイミー・ライアン氏による講演会「21世紀における公共図書館の可能性:ボストン公共図書館の戦略プランから」を開催します。2011年に策定された同館の戦略プラン“Compass”から具体的な取組みについて紹介される予定です。定員は90名で、10月1日まで申込みが受け付けられています。

21世紀における公共図書館の可能性:ボストン公共図書館の戦略プランから(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20121002lecture.html

ページ