アーカイブ - 2012年 9月 - car

9月 12日

ブックオフオンライン、「いわてを走る移動図書館プロジェクト」への1年間の支援活動を振り返る(記事紹介)

ブックオフオンライン株式会社は、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会によって2011年7月から実施している「いわてを走る移動図書館プロジェクト」に対して支援を行っています。同社が、2012年9月11日付けのブログにこの1年間の支援活動を振り返る記事を掲載しています。それによると、活動を開始したころは手芸や編み物の本などの人気が高かったそうですが、震災から1年が過ぎたあたりから、震災や津波に関する本、ビジネス関係など実用的な本へのニーズが強くなってきたということです。同プロジェクトは9月から福島県および宮城県へも活動範囲を広げていく予定です。

あれから1年。被災地の移動図書館は今・・・(ブックオフオンラインスタッフブログ 2012/9/11付け記事)
http://www.bookoff-online.jp/blog/archives/19168

参考:
ブックオフコーポレーションが被災地支援プロジェクト“BOOKS TO THE PEOPLE 2012”を発表、小学校への課題図書寄贈およびシャンティへの支援を実施
http://current.ndl.go.jp/node/21509

シャンティ国際ボランティア会、9月に福島県南相馬市と宮城県山元町で移動図書館プロジェクトを開始
http://current.ndl.go.jp/node/21505

OCLC Research、ボーンデジタル資料の保存に向けて協同の必要性を説くレポート公開

ボーンデジタル資料の取扱い方に関するリポート“You’ve Got to Walk Before You Can Run: First Steps for Managing Born-Digital Content Received on Physical Media”を公開していたOCLC Researchが、このシリーズの第2段となるレポート“Swatting the Long Tail of Digital Media: A Call for Collaboration”を公表しています。今後数カ月の間に第3段以降も公表されるとのことです。

記録媒体の多様性や、既存データをより安定的な媒体への変換する必要性を指摘した上で、その役割を担う主体として“SWAT”(software and workstations for antiquated technology) サイトの必要性を提議しています。

Ref.
New Report: "Swatting the Long Tail of Digital Media: A Call for Collaboration"(OCLC Research 2012/9/11付けニュース)
http://oclc.org/research/news/2012/09-11.html

記事本体

電子書籍やiPadの貸出も。セルフサービスを実現するキオスク端末の役割とは?

Library Journal誌のProduct Watchのコーナーで、利用者のセルフサービスのためのキオスク端末についての記事がでており、電子書籍貸出用の製品やiPad貸出用の製品などが紹介されています。

電子書籍については、図書館の貸出サービスの可視性を高める上で一助になるとの文脈で、3M社のCloud Library Discovery TerminalsとOverDrive社が開発中というMedia Stationsが紹介されています。

まだiPadについては、Tech Logic社のMediaSurferが紹介されており、タブレット端末の貸出は、パソコンのワークステーションに占有されているスペースの節約にもつながる点などを評価するカリフォルニア州の小規模図書館の図書館長Clara Di Felice氏がコメントが掲載されています。

この他、One Equity Partners社が進めているmyCommunityイニシアティブというプロジェクトにおいて、図書館がコミュニティのハブとなるよう、支払い機能等も兼備するキオスク端末の導入が英国でパイロットテスト中であることなどが紹介されています。

Ref.

【イベント】Japanese Association for Digital Humanities 2012(9/15-17・東京)

2012年9月15-17日、東京大学において、Japanese Association for Digital Humanities 2012が開催されます。これは、2011年に結成されたJapanese Association for Digital Humanitiesの2回目の年次大会です。

9月15日には、イリノイ大学アーバナシャンペーン校のJ. Stephen Downie氏による講演“HathiTrust Research Center: Pushing the Frontiers of Large Scale Text Analytics”等が開催されます(参加無料)。

また、9月16日、17日は、国内外の研究者によるデジタル人文学に関係した様々な講演や研究報告が行われます(16-17日の大会参加にあたっては参加費が必要)。Japanese Association for Digital Humanities 2012の大会ウェブサイトには、報告のアブストラクトが掲載されています。

Japanese Association for Digital Humanities 2012
http://www.jadh.org/jadh2012

JADH2012のアブストラクト (PDF)

宮城県図書館、県内の各産業や地域における復旧復興の様子を紹介する特別展「復興の道標-東日本大震災文庫展III-」を開催

宮城県図書館が、2012年9月7日から11月25日まで、特別展「復興の道標-東日本大震災文庫展III-」を開催しています。

東日本大震災からおよそ一年半が経過する現在の,県内の各産業や地域における復旧,復興の様子を紹介するとともに、宮城県図書館が休館した1カ月間に実施した県内公共図書館に対する支援活動の様子や、社団法人日本図書館協会とsaveMLAK による図書館の支援活動の様子も紹介するとのことです。

Ref.
特別展「復興の道標-東日本大震災文庫展III-」を開催します。
http://www.library.pref.miyagi.jp/oshirase/index.html#6

ポスター
http://www.library.pref.miyagi.jp/oshirase/img/hukkounomichishirube.pdf

国際原子力機関(IAEA)、福島第一原発事故後の放射線量モニタリングデータベースを公開

2012年9月7日、国際原子力機関(IAEA)が、東京電力福島第一原子力発電所の事故後、日本の政府機関が収集しIAEAへ提出された放射線量のモニタリングデータをデータベース化した“Fukushima Monitoring Database”を公開しました。このデータベースでは、放射線量のデータのほか、葉や水、土壌に含まれる環境サンプリングデータの検索とダウンロードができるようです。

Fukushima Monitoring Database
https://iec.iaea.org/fmd/

IAEA Launches Database of Fukushima Radiation Information (IAEA 2012/9/10付けの記事)
http://www.iaea.org/newscenter/news/2012/fukushimadb.html

9月 11日

日本電子書籍出版社協会が「電書協EPUB 3 制作ガイド ver.1.0」を公開

2012年9月11日、日本電子書籍出版社協会が「電書協EPUB 3 制作ガイド ver.1.0」を公開しました。これは、EPUB 3の表示がビューワによって異なることや、EPUB 3を制作する方法が複数あるといった問題に対応するため、加盟出版社に対して、一般書の電子書籍をEPUB 3フォーマットで制作する際の指針を示すものです。

日本電子書籍出版社協会(略称:電書協)「電書協EPUB 3 制作ガイド ver.1.0」を公開(PDF形式:2ページ)
http://www.ebpaj.jp/images/press_guide.pdf

電書協EPUB 3 制作ガイド ver.1.0(Zip形式)
http://www.ebpaj.jp/images/ebpaj_epub3guide_ver1.0.zip

【イベント】国立国会図書館、法令・議会・官庁資料研修を開催(12/6-7・東京)

国立国会図書館は、法令・議会・官庁資料研修を、2012年12月6日、7日に東京本館で実施します。この研修は、国内の図書館員を対象に、日本の法令・議会・官庁資料の特徴などの基本的な知識と、インターネット上の検索ツールや当館の各種データベースを用いた資料の入手方法の習得を目指して行います。

申込締切は、2012年10月5日(必着)です。

Ref.
平成24年度資料法令・議会・官庁資料研修のご案内 (国立国会図書館図書館員の研修 2012/8/17付けの記事)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/guide/1195736_1485.html

前回の研修資料(平成22年度法令・議会・官庁資料研修 講義資料)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/material/1190838_1486.html

国際開発における公共図書館の役割を再発見する国際カンファレンス、10月3日ワシントンD.C.で開催

2012年10月3日、ワシントンD.C.において"Local Alternatives for Global Development: Rediscovering Libraries"と題する国際カンファレンスがBeyond Accessの主催により開催されるとのことです。このカンファレンスは、情報アクセスの方策とその開発への関係について議論する場であり、公共図書館関係者と政策立案者、財団、NGOとの議論を活性化することを目指したもののようです。

ゲストスピーカーとして、リカルド・ラゴス氏(元チリ共和国大統領)やラジブ・シャー(米国国際開発庁長官)が招かれており、またDeborah Jacobs氏(ゲイツ財団Global Libraries Director)が司会を務めるプログラムなどが企画されています。

Ref.
A Sneak-Peek at the Local Alternatives for Global Development Event, October 3rd(Beyond Access 2012/9/10付け)

LibraryThing、ポートランド公共図書館でBookPsychicの運用開始(米国)

ソーシャルブックサイトを手掛けるLibraryThingがBowker社とともに、ユーザーごとに図書を推薦するシステムBookPsychicの運用を開始しました。最初の開始となったのは、メイン州のポートランド公共図書館とのことです。

利用者ごとの推薦が、LibraryThingに蓄積された2億件にのぼるデータと、利用者の推薦に対する評価やブラウジングの履歴等を分析して行われるもののようです。

Ref.
LibraryThing debuts BookPsychic at Portland Public Library(Bowker 2012/9/10付けプレスリリース)
http://www.bowker.com/en-US/aboutus/press_room/2012/pr_09102012.shtml

BookPsychic
http://www.bookpsychic.com/
※"About BookPsychic"参照

米国情報標準化機構(NISO)の季刊誌“Information Standards Quarterly”、最新号でMLAにおけるLinked Dataを特集

この度刊行された、米国情報標準化機構(NISO)の季刊誌“Information Standards Quarterly”(ISQ)の2012年春夏号が、“Linked Data in Libraries, Archives, and Museums”という特集を組んでいます。なお、ISQはオープンアクセスで刊行されている雑誌です。

Information Standards Quarterly (ISQ)
http://www.niso.org/publications/isq/2012/

FOIAに基づく情報開示請求の滞貨増加、原因は請求件数の大幅な増加

FederalNewsRadio.comに米国政府機関が連邦情報公開法(FOIA)を通じた情報開示請求の件数についてまとめた記事を掲載しています。

2011年度、FOIAに基づく情報開示請求は64.4万件あり、前年度の59.7万件から8%増加であったとのことです。この増加により、2011年度には63.1万件を処理したものの、未処理のものが7万件から8.3万件に約20%増加しているとのことです。

データは、米国司法省(Department of Justice)のsummary of annual FOIA reportsから取得しているものとのことです。

英VITAE等、若手研究者とその監督者のためのソーシャルメディア活用ハンドブックを刊行

高等教育機関・研究機関所属の博士研究者や研究スタッフのキャリア開発に取り組む英国のVITAEという組織が、同国の放送大学(Open University)とともに、2012年9月3日に“Handbook of Social Media for Researchers and Supervisors: Digital techonologies for research dialogues”という資料を刊行しました。このハンドブックは、若手研究者とその指導監督者が特に研究に関する議論を進める際に、ソーシャルメディアを活用するための支援となるべく作成されたものとのことです。

New social media handbook launched to support research dialogues (VITAE 2012/9/3付けの記事)
http://www.vitae.ac.uk/researchers/917-569781/New-social-media-handbook-launched-to-support-research-dialogues.html

参考:
英国研究情報ネットワーク(RIN)、研究者のためのソーシャルメディア活用ガイドを公開
http://current.ndl.go.jp/node/17602

9月 10日

カタルーニャの公共図書館150館がWikipediaの普及活動と新規コンテンツ追加で協力 世界初の試み

2012年8月23日に、スペインのカタルーニャ自治政府は、カタルーニャの公共図書館150館が図書館利用者に対しWikipediaの普及活動を行うことと、図書館員がWikipediaへ新コンテンツの入力協力を行うことを発表しました。これは、図書館や博物館等いわゆるGLAMとWikimediaの活動との連携プロジェクト“GLAM-Wiki”への協力で行われるもので、同種の取り組みは、図書館界において世界初の試みとのことです。

Les biblioteques públiques de Catalunya col•laboren en la difusió i la creació de nous continguts a la Viquipèdia (Generalitat de Catalunya 2012/8/23付けの記事)
http://premsa.gencat.cat/pres_fsvp/AppJava/notapremsavw/detall.do?id=159566&idioma=0&departament=14&canal=15

Las bibliotecas públicas colaborarán en la creación de nuevos contenidos de Wikipedia (Que.es 2012/8/23付けの記事)

非印刷出版物の法定納本に関する規則が2013年4月に導入予定(英国)

英国では非印刷出版物の法定納本に関する規則の作成が進められています。この件については、2012年2月から5月にかけて規則案に関する意見募集が行われていましたが、それに対する文化・メディア・スポーツ省の回答が9月5日に発表されました。それによると現案に若干の修正を加えたうえで2013年4月に規則を導入予定のようです。同国における法定納本図書館のひとつである英国図書館(BL)がそれに対して賛同の意を表明しています。

The Government Response to the public consultation on the draft Legal Deposit Libraries (Non-print works) Regulations 2013
http://www.culture.gov.uk/publications/9322.aspx

British Library welcomes Government response on Non-Print Legal Deposit regulations(BL 2012/9/6付けプレスリリース)

英国政府が大学による公的助成研究のオープンアクセス化促進に1,000万ポンドの助成を実施へ

英国のビジネス・イノベーション・職業技能(BIS)省が、各大学による公的助成研究成果のオープンアクセス(OA)化を促進するために政府が1,000万ポンドの助成を行うと発表しました。Finchレポートの内容に沿った取組みです。助成金は、各大学におけるOA方針の策定や、OA誌への投稿料(APC)支払いのためのファンドの設立などに用いられることが想定されているようです。詳細は2012年秋に発表されるということですが、30機関を対象に、英国研究会議(RCUK)通して支援がなされるそうです。

Government invests £10 million to help universities move to open access(BIS省 2012/9/6付けプレスリリース)
http://news.bis.gov.uk/Press-Releases/Government-invests-10-million-to-help-universities-move-to-open-access-67fac.aspx

参考:
Peter Suber氏による、欧州のオープンアクセスに関するここ数か月の動向まとめ(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/21783

総務省、「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標」を公表

2012年9月10日、総務省が、「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標」を公表しました。これは、インターネット・リテラシーの中でも、特に、インターネット上の危険・脅威への対応能力やモラルに配慮しつつ、的確な情報を判断するために必要な能力を、3つの大分類、7つの中分類に整理し、それぞれに対応する問題を作成し点数化することにより、各能力を可視化したものです。

総務省は、この指標の副題として「ILAS(Internet Literacy Assessment indicator for Students)」と名付け、今後、経済協力開発機構(OECD)などの場において、国内外で周知を図っていく予定としています。

青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標 (PDF)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000175589.pdf

オープンアクセス図書のダイレクトリ“DOAB”がSummonのインデクスに追加へ

欧州のOpen Access Publishing in European Networks(OAPEN)が運営しているオープンアクセス(OA)の単行書のダイレクトリ“Directory of Open Access Books(DOAB)”が、Serials Solutions社のウェブスケールディスカバリサービスSummonのインデクスに追加される予定であると発表されました。DOABのサイトによると、現在33社からの1,200を超える図書が登録されているということです。同社の発表文ではその他にもLibertas Academica社やeScholarship@McGillの追加についても記されれています。

The Summon Discovery Service Expands Coverage of Open Access Scholarly Content(Serials Solutions 2012/9/7付けニュース)
http://www.serialssolutions.com/en/words/detail/the-summon-discovery-service-expands-coverage-of-open-access-scholarly-cont

DOAB
http://www.doabooks.org/

参考:

スイス国立図書館がOPACのメタデータをパブリックドメインとして公開

スイス国立図書館(Schweizerische Nationalbibliothek)がそのオープンデータ戦略のひとつとして同館のオンラインカタログ“Helveticat”のメタデータをパブリックドメイン(クリエイティブコモンズライセンスのCC0)で公開しました。メタデータはZ39.50あるいはOAI-PMH経由で取得可能とのことです。同館は今後も様々なデータの公開を進めていくとしています。

Open Data Strategie: Freigabe der Metadaten von „Helveticat“(Schweizerische Nationalbibliothek 2012/9/6付けニュース)
http://www.nb.admin.ch/aktuelles/03147/03950/04156/index.html?lang=de

使われていない建物等を改装してつくられた秀逸な書店10軒(記事紹介)

2012年9月9日に、Flavorwireが“10 Awesome Bookstores Repurposed from Unused Structures”という記事を掲載しています。記事は、使われていない建物等を改装してつくられた書店10軒を紹介したもので、映画館を改装してつくられたアルゼンチンのLibrería El Ateneo Grand Splendidという書店、米国ウィスコンシンにある、たい肥のタンクを再利用したCastle Arkdale等が取り上げられています。

10 Awesome Bookstores Repurposed from Unused Structures (Flavorwire 2012/9/9付けの記事)
http://www.flavorwire.com/326360/10-awesome-bookstores-repurposed-from-unused-structures?all=1

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