アーカイブ - 2012年 9月 26日 - car

科学技術振興機構(JST)、インタフェースをリニューアルした“J-GLOBAL”を正式公開

2012年9月26日、科学技術振興機構(JST)が、科学技術情報の探索サービス“J-GLOBAL”を正式公開しました。2009年3月に試行提供が開始されたものです。この正式公開にあたり、インタフェースのリニューアルが行われ、科学技術用語を体系化した「シソーラスmap」という検索支援機能が新たに登載されています。試行開始時と比べて、論文情報が約5倍の3,175万件に増加するとともに、特許引用情報が追加されるなど質的にも向上しているということです。

J-GLOBAL
http://jglobal.jst.go.jp/

誰でも無料で科学技術情報を探索できるサービス『J-GLOBAL』の正式公開をスタート~画面が一新されて使いやすくなり、登載論文情報も試行開始時の5倍に~(JST 2012/9/26付けプレスリリース)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info913/index.html

参考:
JSTの“J-GLOBAL”がWebAPIの提供を開始
http://current.ndl.go.jp/node/15860

J-GLOBAL、収録範囲拡大などのバージョンアップ
http://current.ndl.go.jp/node/15493

JST、科学技術総合リンクセンター「J-GLOBAL」の試行提供を開始

ALA会長が図書館に電子書籍を販売しない大手出版社を批判、すぐさま米国出版社協会からの反論が

米国図書館協会(ALA)会長のサリヴァン(Maureen Sullivan)氏が、電子書籍の図書館向け販売について米国出版社協会(AAP)を批判する書簡を公表しました。

サリヴァン氏は、ビッグ6と呼ばれる米国の大手出版社のうち、サイモン&シュスター、マクミラン、ペンギンの三社が図書館向けに電子書籍を販売していないという点を問題にしています。そのため、例えば、ニューヨークタイムズによるフィクションのベストセラーランキングの半分が提供できないような状態だそうです。また、図書館は、書籍を購入する余裕のない人々に対して読書と教育の機会を提供する“人々の大学”であり、一般向きには提供されている電子書籍を、図書館の利用者に対しては販売しないというのは差別的(discriminatory)であると批判しています。

オープンアクセスの定義は?―多様な“オープンさ”を6つの観点で整理した文書のドラフト版をSPARCらが公開

米国のSPARC、PLOS、オープンアクセス学術出版社協会(OASPA)の三者が共同で“HowOpenIsIt?”という資料を作成し、そのドラフト版を公表しました。2012年10月8日までパブリックコメントを募っています。最終版は今年のオープンアクセスウィーク(10月22日~28日)に公開される予定です。

この短い文書ではオープンアクセスの定義がテーマになっています。オープンアクセスと一口に言っても、刊行後すぐに論文が公開されるものや、6か月間や12か月間の禁止期間(エンバーゴ)を経て公開が許可されるものなど、その“オープンさ”は様々です。ここでは、そういった多様な“オープンさ”を、「読者の権利」「再利用に係る権利」「著作権」「投稿に係る著者の権利」「自動的な投稿」「機械可読性」という6つの観点から、その強弱を各5段階に分けて整理しています。

HowOpenIsIt?(PDF:2ページ)
http://www.arl.org/sparc/bm~doc/howopenisit_open-review.pdf

How Open Is It? - Request for Public Comment(SPARC 2012/9/25付け情報)

スウェーデン図書館協会、電子書籍に対する協会の考えをまとめた資料の英訳版を公開

2012年9月11日付けのLibraries.fiの記事よると、スウェーデン図書館協会による、電子書籍に関する問題と図書館の役割についての資料“Say hello to your new librarian”の英語訳が公開されたとのことです。

Say hello to your new librarian (PDF)
http://www.biblioteksforeningen.org/wp-content/uploads/2012/08/Say-hello-to-yor-new-librarian-120906.pdf

電子ジャーナルも紙の雑誌のように“書架”でブラウジング―iPadアプリ“BrowZine”がリリース

米国の図書館系システム会社のThird Iron社が、“BrowZine”という名のiPadアプリをリリースしました。このアプリは、従来利用者が図書館で行っていたような、“書架”に並べられた学術雑誌をブラウジングし、論文や雑誌を読むという行動を電子ジャーナルについても実現するというものです。自分のよく読む雑誌だけを揃えた“書架”を作る機能や、ZoteroやDropbox等の外部サービス連携も可能とされています。現在BrowZineは、Elsevier、Springer、SAGE、Wiley、ACS、ACM、IEEE、Nature Publishing等のジャーナルに対応しているようです。利用者がBrowZineをフルに使用するためには図書館側で同社と契約を行う必要がありますが、オープンアクセス論文だけに限定したアクセスであれば試すことができるようです。

Third Iron Announces Release of BrowZine(Third Iron 2012/9/25付けプレスリリース)
http://thirdiron.com/2012/09/26/third-iron-announces-release-of-browzine-press-release/

How BrowZine™ Works(Third Iron)

カンタベリー大学、ニュージーランド地震デジタルアーカイブ“QuakeStudies”を公開

2012年9月26日、ニュージーランドのカンタベリー大学が、2010年と2011年に現地で発生したカンタベリー地震に関するあらゆるタイプのコンテンツを登載したデジタルアーカイブ“QuakeStudies”を公開しました。これは、既に公開されているCEISMICプロジェクトの一部として位置づけられているもので、“QuakeStudies”では、地震に関するものだけでなく、地震後の復興に関する資料等も提供されているようです。

QuakeStudies: Leading Earthquake Research
https://quakestudies.canterbury.ac.nz/

QuakeStudies digital archive launched (University of Canterbury 2012/9/26付けの記事)
http://www.comsdev.canterbury.ac.nz/rss/news/?feed=news&articleId=544

参考:
ニュージーランド地震のデジタルアーカイブ“CEISMIC”、検索機能強化
http://current.ndl.go.jp/node/20808

ニュージーランド地震のデジタルアーカイブ“CEISMIC”公開

日本図書館協会(JLA)、「第2期教育振興基本計画について(審議経過報告)」に対する意見を公表

2012年9月26日、日本図書館協会(JLA)が、「「第2期教育振興基本計画について(審議経過報告)」に対する意見」(2012年9月19日付け)を公表しました。「第2期教育振興基本計画について(審議経過報告)」は中央教育審議会教育振興基本計画部会によって取りまとめられ、8月に公表されたものです。

「第2期教育振興基本計画について(審議経過報告)」に対する意見(PDF:5ページ)
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/kenkai/20120919.pdf

第2期教育振興基本計画について(審議経過報告)(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo9/sonota/1325020.htm

日本図書館協会(JLA)、「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」改正案についての意見を公表

2012年9月26日、日本図書館協会(JLA)が、「「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準(改正案)」についての意見」(2012年9月21日付け)を公表しました。

「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準(改正案)」についての意見(PDF:8ページ)
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/kenkai/20120921.pdf

日本図書館協会(2012/9/26付けお知らせに「「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準(改正案)」についての意見を掲載しました」とあります)
http://www.jla.or.jp/

参考:
専門図書館協議会、「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」改正案に対するパブリックコメントを公表
http://current.ndl.go.jp/node/21886

オンライン学習プラットフォーム“edX”の一講義に対してElsevierが教科書のオンライン版を無償提供

2012年5月に発表されたオンライン教育プラットフォーム“edX”には、現在、米国のハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)、カリフォルニア大学バークレー校が参加しています。そのうち、MITが提供する講義のひとつ「電子回路と電子工学」(6.002x: Circuits and Electronics)に対して、Elsevier社が教科書に指定された“Foundations of Analog and Digital Electronic Circuits”のオンライン版を無償提供すると発表されました。また、ダウンロード版及び紙書籍版については40%割引となるようです。

Elsevier Collaborates with edX, Not-for-Profit Venture Offering Interactive Study Via the Web(Elsevier 2012/9/25付けニュース)
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_02475

6.002x: Circuits and Electronics - MITx
https://www.edx.org/courses/MITx/6.002x/2012_Fall/about

国立国会図書館、被災した「吉田家文書」の本格修復を実施へ

国立国会図書館が、東日本大震災復興支援活動の一環として、2012年10月1日から2014年9月30日までの2年間の予定で、被災した岩手県指定有形文化財「吉田家文書」の本格修復を行います。作業の進捗状況については10月1日からFacebookページを通じて紹介されます。吉田家文書を所蔵する岩手県陸前高田市立図書館は津波によって全壊しましたが、書庫に収められていた同文書の多くは流出を免れることができ、現在、岩手県立博物館で保管されています。今後は100冊余りの文書が2回に分けて国立国会図書館東京本館へ搬送され、カビの除去や損傷部分の補てん等の修復作業が行われます。

東日本大震災で被災した古文書の修復を実施します(付・プレスリリース)(国立国会図書館 2012/9/26付けニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/1196080_1827.html

Facebookページ
http://www.facebook.com/yoshidakeshufuku

参考:
津波で全壊した岩手県・陸前高田市立図書館の建物の解体作業が始まる
http://current.ndl.go.jp/node/21184

岩手県陸前高田市立図書館が7月の仮設図書館オープンに向けた準備を進行中

第30回目となる「禁書週間」が始まる(米国)

2012年9月30日から10月6日まで、米国で今年の「禁書週間」(Banned Books Week)が行われます。これは、図書館員、書店、出版社、ジャーナリスト、教師、読者など本に関わる全ての人々を巻き込んで、例年9月の最終週に行われる、読書や情報アクセスの自由をテーマとしたイベントです。

禁書週間は今回で30回目となります。それを記念して、米国図書館協会(ALA)の知的自由部(Office for Intellectual Freedom)により、全米の機関から読書の自由を祝う動画を募集する“50 State Salute”という企画が行われます。また、一般の読者を対象とした企画として、“禁書”となった書籍を読んでいる動画を投稿する“Banned Books Virtual Read-Out”も昨年に引き続いて行われるということです。

Banned Books Week
http://www.bannedbooksweek.org/

50 State Salute(米国図書館協会)
http://www.ala.org/advocacy/banned/bannedbooksweek/calendarofevents/50statesalute

Timeline: 30 Years of Liberating Literature(米国図書館協会)

日本図書館協会、図書館における指定管理者制度の導入の検討結果についての2012年調査報告書を公表

日本図書館協会(JLA)が、都道府県立および市区町村立図書館における指定管理者制度の導入の検討結果について2012年4月~6月に調査した結果をまとめた報告書を公開しました。また、2011年度までに指定管理者制度を導入した市区町村立図書館のリストが別表としてつけられています。

図書館における指定管理者制度の導入の検討結果について2012年調査(報告)(PDF:2ページ)
http://www.jla.or.jp/Portals/0/images/committe/torikumi/sitei2012.pdf

別表(PDF:3ページ)
http://www.jla.or.jp/Portals/0/images/committe/torikumi/sitei2012appendix.pdf

図書館振興財団、2013年度振興助成事業の募集を開始

財団法人図書館振興財団が、2013年度(平成25年度)振興助成事業の募集を開始しました。対象事業は、「電子図書館システム導入によるサービスの整備に対する助成」「特定コレクションに基づく図書館サービスの向上に対する助成」「図書館職員の専門性向上に資する事業に対する助成」の3つです。募集期間は2012年9月28日より2012年11月12日までとなっています。

なお、同財団では「郷土資料・貴重資料(図書資料)等のデジタル化および公開事業」への助成対象者も募集中です(10月31日まで)。

振興助成事業(図書館振興財団)
http://www.toshokan.or.jp/shinko_josei.php

参考:
図書館振興財団、2012年度「郷土資料・貴重資料(図書資料)等のデジタル化および公開事業」への助成を公募
http://current.ndl.go.jp/node/21706