アーカイブ - 2012年 9月 20日 - car

英国国立公文書館、ロンドンオリンピックの記録を保存へ

2012年9月19日、英国国立公文書館(TNA)が、英国オリンピック協会、ロンドンオリンピック・パラリンピック組織委員会、国際オリンピック委員会との間で、2012年ロンドンオリンピックの記録へのアクセス保証で合意に達したと発表しました。これにより、今後、ロンドンオリンピックの記録はTNAに移管され、保存されることになります。

The National Archives set to receive London 2012 digital Olympic records (The National Archives 2012/9/19付けの記事)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/762.htm

プラド美術館、ゴヤ・コレクションをデジタル化公開

2012年9月17日、スペインのプラド美術館が、18-19世紀のスペインの画家ゴヤの作品のみを集めた特設サイト“Goya en el Prado”を公開しました。“Goya en el Prado”では、プラド美術館の所蔵するゴヤの絵画・スケッチ・版画・文書資料を多数デジタル化し提供しています。

Goya en el Prado
http://www.museodelprado.es/goya-en-el-prado/

警察庁、総務省、経済産業省の委員会が情報セキュリティポータルサイト「ここからセキュリティ!」を公開

警察庁、総務省および経済産業省が2011年6月から開催している「不正アクセス防止対策に関する官民意見集約委員会」が、情報セキュリティに関するポータルサイト「ここからセキュリティ!」を、2012年9月19日に公開しました。ポータルサイトは、「被害に遭ったら」、「対策する」、「教育・学習」等のテーマごとのコンテンツや、「ウイルス(マルウェア)」、「不正アクセス」、「標的型攻撃」等の情報セキュリティ上の脅威ごとに新着情報をまとめたコンテンツ等のほか、関係省庁や情報セキュリティ関連団体・事業者が公表する最新の統計資料等も掲載しているとのことです。

ここからセキュリティ!
http://www.ipa.go.jp/security/kokokara/

Association for Literary and Linguistic ComputingがALLC: The European Association for Digital Humanitiesに名称変更

2012年9月19日に、欧州の学術団体Association for Literary and Linguistic Computingが、“ALLC: The European Association for DIgital Humanities”に名称変更すると発表しました。

1973年に創設されたAssociation for Literary and Linguistic Computingは、主に言語・文学研究におけるコンピューティングの活用支援を目的とした学術団体で、米国のAssociation for Computers and the Humanities(ACH)とカナダのSociety for Digital Humanities/Société pour l'étude des médias interactifs (SDH-SEMI)とともに、国際的なデジタル人文学研究団体“Alliance of Digital Humanities Organisations”(ADHO)を形成しています。

大学図書館員と評価業務:リスクアセスメントも大学図書館員の行う必要のある評価か(記事紹介)

Library Jouranal誌に、高等教育機関における殺人事件などの経験を踏まえ、大学図書館員のリスクアセスメントの役割についての考察する記事"Assessment Takes On a New Meaning | From the Bell Tower"が掲載されています。

大学図書館員の役割は学生の学業成績をサポートするものであり、そのサポートの対象はメンタルヘルス上の問題で苦しむ学生も含まれるものであることを確認し、リスクアセスメントは図書館員の専門領域ではないものの、良い仕事をするための評価業務の一種であるとの考えが示されています。

いろんなお話のヒントがつまった“物語の家”、完成(米国)

デートン・メトロ図書館(オハイオ州)の図書館員Gwen Owen氏が、2010年5月にくじで手に入れたドールハウスを“物語の家”に作り変え、図書館に展示しているとのことです。

この“物語の家”には、Goodnight Moon(おやすみなさいおつきさま)からヒントを得て作った赤いフェルトのラグや緑の縞模様のカーテンなど、Owen氏が、約50もの子ども向けの本からヒントを得て作った様々なアイテムが置かれているとのことです。

“物語の家”は、ウェブスペシャリストのErin Abney氏によりウェブ版も作成され、同館のキッズページで見られるようになっています。

Ref.
Building A Storybook House(2012/9/12)
http://lj.libraryjournal.com/2012/09/library-services/building-a-storybook-house/

Wikipediaが検索ログをパブリックドメインで公開開始

Wikipediaを含むWikimedia Foundationの全プロジェクトが、その検索ログの公開を開始しました。2012年9月19日から毎日、前日分のログファイルが公開されていきます(3か月前のぶんまで公開予定とされています)。検索ログには、タイムスタンプや検索キーワード、検索結果数などの10項目が含まれており、IPアドレスなどの削除に加えてメールアドレスやクレジットカード番号などを検索キーワードに含んだものを排除する匿名化処理が行われているということです。ログファイルはクリエイティブコモンズのCC0(パブリックドメイン)ライセンスで公開されています。

米国情報標準化機構、SUSHIプロトコルによるCOUNTER第4版準拠統計の自動収集を実装するための推奨指針を公開

2012年9月17日、米国情報標準化機構(NISO)が、“COUNTER-SUSHI Implementation Profile”(NISO RP-14-2012)という推奨指針を公表しました。これは、COUNTER第4版に準拠した電子リソース利用統計のSUSHIプロトコルによる自動収集を実現するために、どのようにSUSHIサーバ及びクライアントや統計レポートを実装したらよいかについての推奨指針を示すものです。

COUNTER-SUSHI Implementation Profile(PDF:26ページ)
http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/9498/RP-14-2012_COUNTER_SUSHI_IP.pdf

NISO Publishes COUNTER-SUSHI Implementation Profile as a Recommended Practice(NISO 2012/9/17付けニュース)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=cc250ce87edd5db11d7c66f5ce10871f32709a97

参考:
COUNTER実務指針第4版が正式リリース

単行書の出版プラットフォーム“Open Monograph Press”ベータ版がオープンソースでリリース

Public Knowledge Project(PKP)が、単行書の出版を行うことのできるオンラインプラットフォーム“Open Monograph Press”のバージョン1.0(ベータ版)をリリースしました。オープンソースソフトウェアとして公開されています。Open Monograph Pressは、大学出版局や学協会などでの使用が想定されており、単行書の編集や公開、販売などが可能となっています。なお、PKPでは、電子ジャーナル出版のためのオープンソースソフトウェア“Open Journal Systems”も開発・公開しています。

Open Monograph Press(Public Knowledge Project)
http://pkp.sfu.ca/omp

デモサイト
http://pkp.sfu.ca/omp/presentation/

米国議会図書館、新・立法情報提供システムCongress.govのベータ版を公開

米国議会図書館(LC)が開発を進めてきた新しい立法情報提供システムCongresss.govのベータ版が公開されています。これは、既存の立法情報提供システム“THOMAS”や、米国の議会関係者のみが使用できる"Legislative Information System"に替わるシステムとなる予定であり、ベータ版として今後1年ほど運用されるようです。THOMAS等はそれまで運用され続け、時期は正確には公表されていないものの、来年のいずれかのタイミングで終了するようです。

Ref.
Congress.gov Unveiled Today(LC 2012/9/19付け)
http://www.loc.gov/today/pr/2012/12-171.html

日本文藝家協会、「図書館業務の民間委託についての提言」を公表

公益社団法人日本文藝家協会が2012年9月18日付けで「図書館業務の民間委託についての提言」を公表しました。各都道府県の教育長宛てに送付されたもののようです。

営利目的の民間業者への業務委託によって公共図書館の使命(ここでは、国民の知る権利等に応えるために、多様な蔵書の構築、レファレンスサービスの提供、書籍の無償貸出を行うことであるとされています)が損なわれることについての危惧を述べ、公共図書館及び、指定管理者として業務を委託された民間業者に対して、以下の5点を提言しています。

(1)地域住民の、知る権利、学ぶ権利、文化を享受する権利等に応えるために、司書職員を必ず配置し、できる限り多様な書籍を揃える。とくに純文学、児童文学、評論、詩歌、学術の入門書、専門書等を充実させる。
(2)ベストセラーになっているような書籍を複本(同じ本を何冊も揃える)として多量に置かない。
(3)レファレンス・サービスを充実させる。
(4)書き下ろし文庫などの廉価本は、発売後一定期間を置いてから貸出を始める(著作権者の生活を守るための配慮です)。