アーカイブ - 2012年 9月 13日 - car

灰色文献に関するオンラインリソースのリンク集“GreySource Index”

GreyNetが、灰色文献に関するオンラインリソースのリンク集“GreySource Index”の2012年版を公開しています。

GreySource Index
http://www.greynet.org/greysourceindex.html

GreySource Index "Your First Base to Grey Literature"(DIGLIB 2012/9/12付けメール)
http://infoserv.inist.fr/wwsympa.fcgi/arc/diglib/2012-09/msg00021.html

参考:
灰色文献に関する国際的なネットワーク“GreyNet”が20周年を迎える
http://current.ndl.go.jp/node/21506

米コーネル大学図書館、古代ギリシア語やラテン語作品を対象としたリンクリゾルバを開発

2012年9月12日、米国のコーネル大学図書館が、American Philological Association(APA)と共同開発した“Classical Works Knowledge Base”を発表しました。

これは、古代ギリシア語やラテン語で書かれた古典作品のメタデータから、それらに対応する様々なオンライン版資料へとナビゲートするリンクリゾルバと、その背後のデータベース(ナレッジベース)から構成されています。その収録範囲としておおよそホメロス(紀元前8世紀)から聖ビード(紀元後8世紀半ば)までと紹介されています。リンクリゾルバのソフトウェアについてはEducational Community Licenseというライセンスで公開されています。

初めての事例として、オンラインデータベース“L'Année philologique”で使用される予定ということです。

Classical Works Knowledge Base
http://cwkb.org/

OpenURL Demonstration | Classical Works Knowledge Base
http://cwkb.org/demonstration

Classical Works Knowledge Base(コーネル大学古典学部)

オランダ科学研究機構がBioMed Centralらと協定、助成研究成果のオープンアクセス出版料(APC)を負担

オランダ科学研究機構(NWO)がオープンアクセス出版社BioMed CentralおよびSpringer社のオープンアクセスプログラムSpringerOpenとの協定締結を発表しました。NWOによる助成を受けた研究者により、これらのオープンアクセス誌で2008年までに公表された研究論文の出版料(APC)が、NWOによって負担されるという内容です。これはオープンアクセス促進を図るNWOのOpen Access Incentive Fundに沿った取組みということです。

Netherlands Organisation for Scientific Research embraces open access(BioMed Central 2012/9/12付けプレスリリース)
http://www.biomedcentral.com/presscenter/pressreleases/20120912

NWO sluit overeenkomst met grote Open Access-Publisher(NWO 2012/9/11付けプレスリリース)
http://www.nwo.nl/nwohome.nsf/pages/NWOP_8Y2KBX

NWO and Open Access

中国初の漫画・アニメーション専門図書館が南京に開館

南京の金陵科技学院の発表によると、9月8日、中国初の漫画・アニメーションの専門図書館である「南京漫画アニメーション図書館(南京动漫图书馆)」が同校内に開館し、オープンセレモニーが行われたとのことです。

南京漫画アニメーション図書館は金陵科技学院の江寧キャンパス図書館の2階と6階部分に設置され、総面積は約6000平方メートルに及びます。館内は漫画閲覧室、アニメーション視聴エリア、アニメーションマルチメディアエリア、漫画・アニメーション展示エリア、漫画・アニメーション保存室、優秀漫画・アニメーション企業資料庫およびテーマカフェなどの特別エリアから成ります。

所蔵資料は台湾の漫画家で無錫誠美堂動漫製作有限会社の社長でもある潘志輝氏が無償で寄贈した17万冊の漫画、5万件の玩具(フィギュアなど)、300本のアニメーション を中心とするほか、中国、香港、台湾、日本、韓国など過去数十年の間に発行された漫画や4000名以上の国際的に著名な漫画家の作品も所蔵しています。

現在のところ、利用できるのは江蘇省内の大学に所属する学生と一部の業界関係者に限定されていますが、将来は一般利用者にも開放する予定とのことです。

Ref.
全国唯一的动漫图书馆——南京动漫图书馆落户我校 (金陵科技学院HP 2012/9/10付のニュース)

スウェーデンの文化遺産のデジタル化とその保存、そしてアクセスへの取り組みを行うDigisam 英語ブログを開設

2012年9月4日、スウェーデンの国レベルでの文化遺産デジタル化とデジタル保存、デジタル文化遺産へのアクセスに関する取り組みを行う事務局Digisamが、これまでのスウェーデン語版ブログに加えて、英語簡略版の同名ブログを開設しました。

スウェーデンでは2012年から2015年まで国レベルでのデジタル化戦略がとられており、Digisamはスウェーデン国立公文書館が運営母体となっているようです。

Digisam (英語簡略版)
http://digisam-ra-eng.blogspot.it/

Digisam (スウェーデン語版)
http://digisam-ra.blogspot.jp/

10周年を迎えたブダペスト・オープンアクセス運動(BOAI)が次の10年に向けた提言を発表

2012年2月14日に10周年を迎えたブダペスト・オープンアクセス運動(Budapest Open Access Initiative:BOAI)が、これからの10年に向けた提言を発表しました。提言は以下の4節から構成されており、現在、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語訳も公開されています。

1. 方針について(On policy)
2. ライセンスと再利用について(On licensing and reuse)
3. 基盤と持続可能性について(On infrastructure and sustainability)
4. アドヴォカシーと協調について(On advocacy and coordination)

Ten years on from the Budapest Open Access Initiative: setting the default to open(BOAI)
http://www.soros.org/openaccess/boai-10-recommendations

BOAI 10 Translations(BOAI)
http://www.soros.org/openaccess/boai-10-translations

オーストラリア国立データサービスの研究データのメタデータがPrimo Centralのインデクスに収録

Ex Libris社のディスカバリサービスPrimo Centralのインデクスに、オーストラリア国立データサービス(Australian National Data Service:ANDS)の保管する研究データのメタデータが収録されることになったと発表されました。

Ex Libris and the Australian National Data Service Expand Access to Research Data(Ex Libris 2012/9/12付けプレスリリース)
http://www.exlibrisgroup.com/?catid={916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88}&itemid={4999B3E3-ADC1-4552-81D5-AD41F4B9EF9A}

米シカゴ公共図書館の延滞料免除プログラムに10万点の資料が返却される

米国のシカゴ公共図書館が2012年8月20日から9月7日まで実施していた貸出図書の延滞料免除プログラムが終了しました。およそ20年ぶりに行われていたものです。その結果を伝える9月11日付けのChicago Tribune紙によると、合計で101,301点の資料が返却され、同館ではその価値を200万ドル程度と見ているそうです。対して免除された罰金の額は約64万ドルだったということです。

Chicago Public Library amnesty program brings in more than 100,000 lost materials(Chicago Tribune 2012/9/11付け記事)
http://www.chicagotribune.com/news/local/ct-talk-library-amnesty-wrap-up-0912-20120912,0,4562059.story

米図書館の本が78年ぶりに返却、延滞金発生なら47万円(ロイター 2012/9/3付け記事)
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE88100S20120902

参考:
シカゴ公共図書館が、めったにない罰金免除実施中

【イベント】大橘会交流会・公開シンポジウム「――絆―― 図書館と震災を語り継ぐ」(10/7・東京)

2012年10月7日に、筑波大学東京キャンパスにおいて、大橘会交流会・公開シンポジウム「――絆―― 図書館と震災を語り継ぐ」が開催されます。

これは、筑波大学および、同大学図書館情報専門学群などの同窓会組織である茗渓会支部図書館情報学橘会の共催によるものです。シンポジウムでは、基調講演「日本図書館協会による図書館支援の実践報告」に続き、被災地の図書館などに勤務する卒業生やボランティアに参加した学生からのショートスピーチ、パネル討議が行われます。定員300名、参加費無料、卒業生に限らず誰でも参加可能ということです。

2012年度大橘会交流会・公開シンポジウムのご案内(PDF:2ページ)
http://www.tachibana-kai.com/dai_annai2012.pdf

茗渓会支部図書館情報学橘会
http://www.tachibana-kai.com/

図書館と出版社の共存共栄の関係構築を目指す「電子書籍図書館推進協議会」が発足

2012年09月11日に、電子書籍を中心とした図書館と出版社(者)との共存共栄の関係を築くために、具体的な方策を提言することを目的として「電子書籍図書館推進協議会(Ebook Library Promotion Council)」が発足しました。現在、主要メンバーとして、秋田県立図書館、愛知県田原市立図書館、株式会社新人物往来社等の出版社数社が名を連ねています。

電子書籍図書館推進協議会
http://www.bmehw.org/elpc/index.html

『電子書籍図書館推進協議会』発足のお知らせ~図書館と出版社(者)の共存共栄の関係構築を目指す~(SankeiBiz 2012/9/13付け情報)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120913/prl1209131308023-n1.htm

Europeana、デジタルコンテンツ2,000万以上のデータセットをパブリックドメインライセンスで公開

2012年9月12日、欧州のデジタル化文化遺産ポータルEuropeanaが、登録しているデジタルコンテンツ2,000万以上のデータセットについて、クリエイティブコモンズのパブリックドメイン(CC0)ライセンスのもと提供すると発表しました。Europeanaは、今回の公開がタブレット端末やスマートフォン用のアプリ・ゲームの開発、新たなウェブサービスやポータルサイトの構築を促進するものであり、デジタル経済のさらなる発展につながるものとしています。

Europeana’s huge cultural dataset opens for re-use (Europeana 2012/9/12付けの記事)

ニューヨーク公共図書館、Google+のハングアウト機能を利用したブッククラブをライブ放送

2012年9月12日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、Google+のハングアウト機能(ビデオチャット)を利用し、ブッククラブをライブ配信しました。今回の放送が初とのことです。

このブッククラブ“Google + Hangout Book Club”では、今夏ヒットした小説“Gone Girl”を、NYPLの3人の図書館員が議論していくものです。ハングアウトならではのものとして、NYPLのウェブサイトに投稿された利用者からのコメントを図書館員が紹介する際に、それを投稿した利用者がハングアウトに参加できるというものです。

なお、ライブ放送された動画は、YouTubeやGoogle+で見ることができます。

NYPL Google+ Hangout Book Club -- Gone Girl by Gillian Flynn (YouTube 音声が出ますので注意してください。)
http://www.youtube.com/watch?v=DNRjTs7cbTA&feature=youtube_gdata

New York Public Library Google+
https://plus.google.com/+newyorkpubliclibrary/posts