アーカイブ - 2012年 9月 12日 - car

【イベント】読書の秋2012「デジタル時代における本のゆくえ」(11/28・東京)

2012年11月28日、東京都渋谷区の日仏会館において、読書の秋2012「デジタル時代における本のゆくえ」が開催されます。

このイベントは、文化遺産である書物のデジタル化が図書館の未来にどのような展望を開くのか、電子書籍の法律的・経済的な諸問題、民間企業に対する国家の果たすべき役割は何かをテーマに、大滝則忠国立国会図書館長、中山正樹国立国会図書館電子情報部長、ブルーノ・ラシーヌフランス国立図書館館長、植村八潮専修大学教授、クリストフ・マルケ日仏会館フランス事務所所長が議論するというものです。

なお、入場は無料ですが、参加申込が必要となっています。

読書の秋2012 「デジタル時代における本のゆくえ」 大滝則忠、中山正樹、ブルーノ・ラシーヌ、植村八潮、クリストフ・マルケ (アンスティチュ・フランセ東京のウェブサイト)
http://www.institut.jp/ja/evenements/12222

Googleがオンライン講義を作成するオープンソースソフトウェア“Course Builder”を公開

Googleがオンライン教育業界に進出をはじめ、その第一弾として“Course Builder”というオープンソースプロジェクトを実験的に開始しました。Course Builder(言語はPython)は、同社が2012年7月に開講したオンライン検索講座“Power Searching with Google”を作成・提供するのにも使われているソフトウェアで、講義資料をオンラインで提供するだけでなく、受講生の成績をつけるなどといったことも可能になっています。

Course Builder
https://code.google.com/p/course-builder/

Helping the World to Teach(Google Research Blog 2012/9/12付け記事)
http://googleresearch.blogspot.jp/2012/09/helping-world-to-teach.html

Googleがオープンソースのコースビルダーを提供–小学校から大学までクラスのオンライン化に貢献(TechCrunch JAPAN 2012/9/12付け記事)
http://jp.techcrunch.com/archives/20120911google-launches-open-course-builder/

9.11デジタルアーカイブの開設から10年を迎えて(記事紹介)

米国のジョージメイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク歴史とニューメディアセンター(RRCHNM)が運営している“September 11 Digital Archive”が、2012年9月11日に開設から10年を迎え、これまでを振り返る記事をウェブサイトに掲載しています。

記事では、まだインターネットが「見る」ためのプラットフォームであった10年前に、9.11デジタルアーカイブは、利用者から9.11に関するボーンデジタル資料の投稿を受け付ける、いわばWeb2.0の“走り”だったとあります。そして、この成功を受けてRRCHNMは、スタンドアローンで動作する、デジタルコレクションの収集と保存を行うソフトウェア“Omeka”の開発や、その成果を利用したハリケーン「カトリーナ」等のデジタルアーカイブ“Hurricane Digital Memory Bank”等の作成を行ったとのことです。現在、RRCHNMは、9.11デジタルアーカイブに登録された15万点のデジタル資料について、より安定したOmekaのプラットフォームへ移す作業を実施しているとのことです。

米ジョージア州立大学図書館の電子リザーブ訴訟、原告出版社らは上訴へ

2008年より続く米国ジョージア州立大学の電子リザーブ訴訟について、2012年9月10日、原告のオックスフォード大学出版局、ケンブリッジ大学出版局、Sage社が、連邦地裁による5月11日の判決を不服として上訴を行うとの発表を行いました。発表文で原告らは「高等教育で発生する著作権問題を明らかにしていかねばならないが、今回の裁判はそのための重要な第一歩になる可能性を持っている。デジタル環境におけるフェアユースについては現在非常に幅のある実践がなされており、正当な司法の指示を仰ぐことが有益である」としています。

PLAINTIFFS TO APPEAL GEORGIA STATE UNIVERSITY DECISION(Association of American Publishers 2012/9/10付けプレスリリース)
http://publishers.org/press/78/

AAP STATEMENT ON GSU APPEAL(Association of American Publishers 2012/9/10付けプレスリリース)
http://publishers.org/press/79/

【イベント】国立国会図書館、データベースフォーラムを開催(10/17・東京)

国立国会図書館では、2012年10月17日(水)、東京本館において「国立国会図書館データベースフォーラム」を開催します。先着順で300名の参加者を募集します。申込受付は9月11日より開始しています。

なお、関西館では、9月19日(水)に、関西館開館10周年記念行事の一環として開催予定となっており、同じく申込受付中です。

Ref.
国立国会図書館(NDL)データベースフォーラム
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/dbf2012.html

参考:
【イベント】国立国会図書館(NDL)データベースフォーラムを開催(9/19・京都) Posted 2012年8月1日
http://current.ndl.go.jp/node/21519

地下鉄駅でQRコードを利用した電子書籍提供プログラムを実施(メキシコ)

2012年9月11日、メキシコの連邦区文化局(Secretaría de Cultura del Distrito Federal)は、携帯端末によるQRコードの読み取り機能を利用した新たな読書振興プログラム“LibroPuertos Digitales”を発表しました。

これは、メキシコシティを走る地下鉄線Línea 3の全駅の出入り口にそのプログラムのポスターを設置し、それに記載したQRコードを利用者が携帯端末のカメラを使って読み取ることで、電子書籍等を提供するというものです。電子書籍は現在50点が提供されていますが、ダウンロードできるのは図書の一部分のみとなっているようです。

Libropuerto Digital
http://www.cultura.df.gob.mx/index.php/component/content/article/80-recomendaciones/6713-libropuerto-digital

Nuevas herramientas tecnológicas para fomentar la lectura (Secretaria de Cultura del Gobierno del Distrito Federal 2012/9/11付けの記事)

ブックオフオンライン、「いわてを走る移動図書館プロジェクト」への1年間の支援活動を振り返る(記事紹介)

ブックオフオンライン株式会社は、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会によって2011年7月から実施している「いわてを走る移動図書館プロジェクト」に対して支援を行っています。同社が、2012年9月11日付けのブログにこの1年間の支援活動を振り返る記事を掲載しています。それによると、活動を開始したころは手芸や編み物の本などの人気が高かったそうですが、震災から1年が過ぎたあたりから、震災や津波に関する本、ビジネス関係など実用的な本へのニーズが強くなってきたということです。同プロジェクトは9月から福島県および宮城県へも活動範囲を広げていく予定です。

あれから1年。被災地の移動図書館は今・・・(ブックオフオンラインスタッフブログ 2012/9/11付け記事)
http://www.bookoff-online.jp/blog/archives/19168

参考:
ブックオフコーポレーションが被災地支援プロジェクト“BOOKS TO THE PEOPLE 2012”を発表、小学校への課題図書寄贈およびシャンティへの支援を実施
http://current.ndl.go.jp/node/21509

シャンティ国際ボランティア会、9月に福島県南相馬市と宮城県山元町で移動図書館プロジェクトを開始
http://current.ndl.go.jp/node/21505

OCLC Research、ボーンデジタル資料の保存に向けて協同の必要性を説くレポート公開

ボーンデジタル資料の取扱い方に関するリポート“You’ve Got to Walk Before You Can Run: First Steps for Managing Born-Digital Content Received on Physical Media”を公開していたOCLC Researchが、このシリーズの第2段となるレポート“Swatting the Long Tail of Digital Media: A Call for Collaboration”を公表しています。今後数カ月の間に第3段以降も公表されるとのことです。

記録媒体の多様性や、既存データをより安定的な媒体への変換する必要性を指摘した上で、その役割を担う主体として“SWAT”(software and workstations for antiquated technology) サイトの必要性を提議しています。

Ref.
New Report: "Swatting the Long Tail of Digital Media: A Call for Collaboration"(OCLC Research 2012/9/11付けニュース)
http://oclc.org/research/news/2012/09-11.html

記事本体

電子書籍やiPadの貸出も。セルフサービスを実現するキオスク端末の役割とは?

Library Journal誌のProduct Watchのコーナーで、利用者のセルフサービスのためのキオスク端末についての記事がでており、電子書籍貸出用の製品やiPad貸出用の製品などが紹介されています。

電子書籍については、図書館の貸出サービスの可視性を高める上で一助になるとの文脈で、3M社のCloud Library Discovery TerminalsとOverDrive社が開発中というMedia Stationsが紹介されています。

まだiPadについては、Tech Logic社のMediaSurferが紹介されており、タブレット端末の貸出は、パソコンのワークステーションに占有されているスペースの節約にもつながる点などを評価するカリフォルニア州の小規模図書館の図書館長Clara Di Felice氏がコメントが掲載されています。

この他、One Equity Partners社が進めているmyCommunityイニシアティブというプロジェクトにおいて、図書館がコミュニティのハブとなるよう、支払い機能等も兼備するキオスク端末の導入が英国でパイロットテスト中であることなどが紹介されています。

Ref.

【イベント】Japanese Association for Digital Humanities 2012(9/15-17・東京)

2012年9月15-17日、東京大学において、Japanese Association for Digital Humanities 2012が開催されます。これは、2011年に結成されたJapanese Association for Digital Humanitiesの2回目の年次大会です。

9月15日には、イリノイ大学アーバナシャンペーン校のJ. Stephen Downie氏による講演“HathiTrust Research Center: Pushing the Frontiers of Large Scale Text Analytics”等が開催されます(参加無料)。

また、9月16日、17日は、国内外の研究者によるデジタル人文学に関係した様々な講演や研究報告が行われます(16-17日の大会参加にあたっては参加費が必要)。Japanese Association for Digital Humanities 2012の大会ウェブサイトには、報告のアブストラクトが掲載されています。

Japanese Association for Digital Humanities 2012
http://www.jadh.org/jadh2012

JADH2012のアブストラクト (PDF)

宮城県図書館、県内の各産業や地域における復旧復興の様子を紹介する特別展「復興の道標-東日本大震災文庫展III-」を開催

宮城県図書館が、2012年9月7日から11月25日まで、特別展「復興の道標-東日本大震災文庫展III-」を開催しています。

東日本大震災からおよそ一年半が経過する現在の,県内の各産業や地域における復旧,復興の様子を紹介するとともに、宮城県図書館が休館した1カ月間に実施した県内公共図書館に対する支援活動の様子や、社団法人日本図書館協会とsaveMLAK による図書館の支援活動の様子も紹介するとのことです。

Ref.
特別展「復興の道標-東日本大震災文庫展III-」を開催します。
http://www.library.pref.miyagi.jp/oshirase/index.html#6

ポスター
http://www.library.pref.miyagi.jp/oshirase/img/hukkounomichishirube.pdf

国際原子力機関(IAEA)、福島第一原発事故後の放射線量モニタリングデータベースを公開

2012年9月7日、国際原子力機関(IAEA)が、東京電力福島第一原子力発電所の事故後、日本の政府機関が収集しIAEAへ提出された放射線量のモニタリングデータをデータベース化した“Fukushima Monitoring Database”を公開しました。このデータベースでは、放射線量のデータのほか、葉や水、土壌に含まれる環境サンプリングデータの検索とダウンロードができるようです。

Fukushima Monitoring Database
https://iec.iaea.org/fmd/

IAEA Launches Database of Fukushima Radiation Information (IAEA 2012/9/10付けの記事)
http://www.iaea.org/newscenter/news/2012/fukushimadb.html