アーカイブ - 2012年 8月 8日 - car

コロンビア国立図書館、同国の伝統音楽や音楽研究情報等を提供するプロジェクトへの協力者を募集

2012年8月1日、コロンビア国立図書館が、同国の音楽研究や音楽資料等に関する情報を集約するプロジェクト“Cartografía de prácticas musicales”への協力者の募集を発表しています。

“Cartografía de prácticas musicales”では、Googleマップ上にマッピングされた同国の伝統音楽や先住民族の音楽等を聞くことができたり、音楽情報に関するシソーラス等を調べることができます。今回の募集は、“Cartografía de prácticas musicales”の中でも特に、音楽資料保存センターの情報や、研究及び研究者情報を提供するウェブサイト構築への協力者を募集するものです。

Convocatoria de participación en el proyecto "Cartografía de prácticas musicales" (Biblioteca Nacional de Colombia 2012/8/1付けの記事)
http://www.bibliotecanacional.gov.co/?idcategoria=43971

Cartografía de prácticas musicales en Colombia

リコー、被災写真をデジタル化して返却する「セーブ・ザ・メモリープロジェクト」で顔認証技術による検索を可能に

2012年8月8日、株式会社リコーは、東日本大震災で被災した写真をデジタル化して被災者に返却する「セーブ・ザ・メモリープロジェクト」において、NECの顔検出/顔照合エンジン「NeoFace」を導入したと発表しました。リコーは、このシステムの導入により、デジタルカメラで撮影した顔写真を取り込んで被災写真と照合することで、本人に近い顔が抽出され、そこから本人・親戚などの写真を見つけることが可能になるとしています。

被災した写真をデジタル化してお返しするセーブ・ザ・メモリー プロジェクト 被災地で回収された写真の検索に顔認証技術を導入 (株式会社リコー 2012/8/8付けの記事)
http://www.ricoh.co.jp/release/2012/0808_1.html

東日本大震災の被災地で回収された写真、顔認識技術で検索可能に (INTERNET Watch 2012/8/8付けの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120808_552102.html

セーブ・ザ・メモリープロジェクト
http://savethememory.jp/

参考:
リコー、被災者の写真のデジタル化を通じた復興支援プロジェクト「セーブ・ザ・メモリープロジェクト」を開始

次世代DAISY規格(ANSI/NISO Z39.98-2012)が公表

2012年8月7日、米国情報標準化機構(NISO)とDAISYコンソーシアムが、新しい標準規格“Authoring and Interchange Framework for Adaptive XML Publishing Specification”(ANSI/NISO Z39.98-2012)を公表しました。その管理はDAISYコンソーシアムによって行われます。

この規格は、デジタル情報を、様々なアクセシブルなフォーマット(配布フォーマット)へ変換できるようなかたちでXML形式によって記述する枠組みを定めたものです。いわゆる交換(中間)フォーマットに関する規格といえます。交換フォーマットから生成される配布フォーマットについては特に制限を課さず、点字や大活字版、EPUBなどを含めた様々な形式が使用できるようになっています。

Z39.98は、元々、デジタル録音図書に関するDAISY 3(ANSI/NISO Z39.86)の後継として策定が進められていたものです。ただし、ドラフト版へのコメントを受けて、Z39.86とは異なる番号を取得し、Z39.86も今後5年間使用を続けることになったそうです。

ANSI/NISO Z39.98-2012
http://www.daisy.org/z3998/2012/z3998-2012.html

カナダの大学図書館におけるILL依頼数と研究活動の関係(文献紹介)

College & Research Libraries誌のプレプリントとして、カナダのコンコルディア大学図書館のJoanna Duy氏とモントリオール大学准教授のVincent Larivière氏が執筆した“Relationships Between Interlibrary Loan and Research Activity in Canada”という論文が公開されています。

これは、カナダの42の大学図書館における図書館館貸出(ILL)の依頼数と大学の研究活動の関係について調査したもので、相関の程度は大学の種類によるものの正の相関が見られたそうです。ILLと研究活動の関係についての先行研究は見当たらず、これが初めてのものとされています。

Relationships Between Interlibrary Loan and Research Activity in Canada
http://crl.acrl.org/content/early/2012/07/23/crl12-378.short

求職中の住民に就労機会の提供と就職支援を行う取組み“mobile library carts”(シンガポール)

シンガポールで求職中の住民に対して就労機会を提供するとともに就職支援を行う“mobile library carts”という取組みが行われているようです。この取組みは、シンガポール国立図書館庁(NLB)と北東地区社会開発協議会(North East Community Development Council)が連携して行っているもので、北東地区に暮らす40歳以上の求職中の住民に対して、図書館の仕事を6か月間提供し、その間に同協議会が定職を見つけられるよう支援を行います。仕事内容は、100冊程度の図書を積んだブースをコミュニティクラブに設置して、そこで貸出などの仕事を行うというもののようです。2012年7月にセンカンコミュニティクラブおよびパシール・リス西コミュニティクラブで開始され、9月までに他の5つのコミュニティクラブにも広げていく予定ということです。

Mobile library carts introduced to provide jobs for older job seekers(Channel NewsAsia 2012/7/28付け記事)
http://www.channelnewsasia.com/stories/singaporelocalnews/view/1216303/1/.html