アーカイブ - 2012年 8月 16日 - car

PLoS ONE、Science Exchange、figshareが、研究結果の再現性の認定サービスを行う“Reproducibility Initiative”を開始

2012年8月14日、PLoS ONE、Science Exchange、figshareが“Reproducibility Initiative”を立ち上げました。科学者に対して彼らの研究結果の再現性(reproducibility)を認定する有料サービスを提供するものです。このプロジェクトでは、Science Exchangeのパートナー機関が追試(replication study)を行い、PLoS ONEがその追試結果を掲載し、figshareが関連するデータを登載する場所を提供するという役割分担になっています。認定を受けた研究結果については“Certificate of Reproducibility”が与えられ、Natureなどの提携ジャーナルへ掲載される際に使用できるとされています。Reproducibility Initiativeでは、当面40~50件の申請を受け付けるそうです。

Reproducibility Initiative
http://reproducibilityinitiative.org/

Reproducibility Initiative(Mendeley Group)
http://www.mendeley.com/groups/2473351/reproducibility-initiative/

OCLC、英・独・蘭の図書館員が考える優先事項や今後の予測をまとめたペーパーを公開

OCLCが、2012年春に英国・ドイツ・オランダの図書館員を対象として実施した調査の結果をまとめたペーパーがそれぞれ公開しました。優先度の高い活動や課題、今後の利用者ニーズの予測、情報収集の仕方などについて記されています。この一連のレポートは“Libraries: A Snapshot of Priorities and Perspectives”と題されたシリーズとなっており、同様の調査が2011年に米国でも行われています。

Libraries in the UK: Priorities & Perspectives(OCLC)
http://www.oclc.org/reports/uk-libraries/default.htm

Libraries in Germany: Priorities & Perspectives(OCLC)
http://www.oclc.org/reports/de-libraries/default.htm

Libraries in the Netherlands: Priorities & Perspectives(OCLC)
http://www.oclc.org/reports/nl-libraries/default.htm

米イェール大学、大学全体を対象としたデジタル保存サービスを開始

米国イェール大学のデジタル資産・基盤室(Office of Digital Assets and Infrastructure:ODAI)が、大学全体を対象としたデジタル保存サービスを開始したと発表しました。大学のデジタル資産管理システム“Media Manager”にデータを登載し、長期保存対象としたものについては、定期的なデータチェックをするとともに、複数のバックアップを作成してテープへの記録や学外での保管を行うということです。同大学のアート・ギャラリーが最初のユーザとなるとされています。

Digital Preservation Is More Than Backup(PDF:2ページ)
http://odai.yale.edu/node/518/attachment

ふくしま歴史資料保存ネットワーク、初の試みとしてデジカメによる資料デジタル化作業のボランティアを募集中

2012年8月14日に、ふくしま歴史資料保存ネットワークが、歴史資料記録化作業ボランティアの募集を発表しています。

これまで歴史資料の保全活動を続けてきたふくしま歴史資料保存ネットワークですが、今回は初めての試みとして、デジタルカメラで古文書等を撮影する歴史資料記録化作業を行うとしています。同ネットワークは、県内外を問わず歴史資料保全活動に関心ある方々へのボランティアの参加を呼び掛けています。なお、日程は2012年9月6日(木)と7日(金)で、募集人員は約20名とのことです。事前申込が必要となっています。

歴史資料記録化作業ボランティア募集のお知らせ (ふくしま歴史資料保存ネットワーク 2012/8/14付けの記事)
http://blog.ap.teacup.com/fukushimanet/94.html

使われていない建物等を改装してつくられた秀逸な図書館10館(記事紹介)

2012年7月15日付けのFlavor Wireが、“10 Wonderful Libraries Repurposed from Unused Structures”という記事を掲載しています。使われていない建物等を改装してつくられた、世界の図書館10館を紹介しています。記事には、大規模なスーパーマーケットを改装して作られた米国のマッカレン公共図書館や、南アフリカのケープタウンにある元体育館の中央図書館、チリの電車を改装したBiblio Trenesが取り上げられています。

10 Wonderful Libraries Repurposed from Unused Structures (Flavor Wire 2012/7/15付けの記事)
http://www.flavorwire.com/309136/10-wonderful-libraries-repurposed-from-unused-structures?all=1

8月10日に開催されたTwitter上の図書館可視化イベント、その結果は...

2012年8月10日にスペイン語圏の図書館員等によって行われた、Twitterの「トレンド」に「図書館(#biblioteca)」を表示させることを目指したイベントの結果が、スペインの情報専門家マルキーナ(Julián Marquina)氏のウェブサイトで公開されています。

マルキーナ氏の記事によると、イベントでのツイートは、スペインのソーシャルメディア分析企業Pirendoの協力を得て分析が行われたとのことで、その結果の一部は次のようにまとめられています。
・ハッシュタグ#bibliotecaがついたツイートは全部で14,667件
・イベント参加者(ユニークユーザ)は2,879人
・最もツイート数が多かった時間帯は、スペインの時刻で16時から19時の間。
・“#biblioteca”がトレンドに表示された国は、アルゼンチン、チリ、エクアドル、スペイン、メキシコ、ペルー。
・“#biblioteca”がトレンドに表示された都市は、バルセロナ、メキシコシティ、リマ、マドリード、サンチャゴ(チリ)。

マルキーナ氏の記事には、上記の他に、最も影響力のあったツイートの紹介や、ツイートの傾向をまとめたグラフ等が掲載されています。

Academia.edu、研究成果の閲覧状況をリアルタイムにグラフィック表示する新機能“Analytics Dashboard”を公開

2012年8月15日に、研究成果の共有ができる研究者のためのソーシャルネットワークAcademia.eduが、“Analytics Dashboard”という新機能を公開しました。これは、自身の公開した研究成果が、研究者コミュニティの中でどのようなインパクトがあるのか、その閲覧状況についてリアルタイムで分析できる機能です。具体的には、どのようなサーチエンジンから資料に到達したのか、どの国からのアクセスが多いのか等を、グラフィカルに示すもののようです。

Announcing Academia.edu Analytics (Academia.edu 2012/8/15付けの記事)
http://blog.academia.edu/post/29490656413/announcing-academia-edu-analytics

New Academia.edu Dashboard Shows Real-Time Impact of Research (Publishers Weelkly 2012/8/15付けの記事)

文化遺産専門家のためのデジタル人文学案内2012年版(記事紹介)

2012年8月15日付けのLot 49というウェブサイトに、“Navigating DH for Cultural Heritage Professionals, 2012 edition”という記事が掲載されています。このウェブサイトは、デジタル人文学の先進的な取組を行っている、米国ジョージメイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク歴史とニューメディアセンターに所属する、Sheila A. Brennan氏が運営しているものです。記事は、デジタル人文学とは何か、どのようなプロジェクトやツールがあるか等について学びたいと考える文化遺産専門家のために書かれたものとのことで、2011年1月に公開された同内容の記事を、2012年版としてアップデートしたものです。

記事には、デジタル人文学の定義を考えるのに役立つ資料や、人文学と情報技術のそれぞれの専門家らによるアンカンファレンス方式の会合“THATCamp”の案内、図書館等の文化機関(GLAM)に関わるデジタル人文学の組織やその他参考になるウェブサイト等が紹介されています。

Navigating DH for Cultural Heritage Professionals, 2012 edition (Lot 49 2012/8/15付けの記事)