アーカイブ - 2012年 7月 24日 - car

世界中の研究者にIDを与えるORCID Registryが2012年10月に稼働開始と発表

世界中の研究者に対して一意な識別子を与えることを目指す国際的組織“ORCID”(Open Researcher and Contributor ID)が、2012年10月に“ORCID Registry”を稼働開始する予定だと発表しました。ORCID Registryは研究者情報を蓄積するデータベースで、それぞれの研究者は自身のIDを登録し情報を管理することができるようになっています。稼働開始時に実装予定の諸機能についても発表されており、APIの公開も予定されています。現在、テストとフィードバックをおこなうパートナー(Launch Partners)を募集しています。

ORCID Launch Plan Announced(ORCID 2012/7/17付けニュース)
http://about.orcid.org/content/orcid-launch-plan-announced

ORCID Soliciting Launch Partners(ORCID 2012/7/19付けニュース)
http://about.orcid.org/content/orcid-soliciting-launch-partners

Launch Partners Program(ORCID)

トムソン・ロイター、大学等で研究支援を担当するリサーチアドミニストレータ(URA)等を対象とした有料トレーニングを開催

トムソン・ロイター・プロフェッショナル株式会社が、2012年8月29日から31日にかけて、「第一回URA・研究支援実務担当者向け有料トレーニング」を開催します。大学等の研究機関において研究支援業務をおこなうリサーチアドミニストレータ(University Research Administrator:URA)等のポジションや、研究評価業務に関心のある図書館員等を対象とし、論文や特許等のデータを活用・分析して所属機関の研究評価を行う方法を学ぶという実戦的なトレーニングということです。

第一回URA・研究支援実務担当者向け有料トレーニング(トムソン・ロイター)
http://ip-science.thomsonreuters.jp/ssr/paid/001/

研究評価・分析のための有料トレーニング(トムソン・ロイター)
http://ip-science.thomsonreuters.jp/ssr/paid/

参考:
オープンソースのリサーチアドミニストレーション用ソフトウェア“Kuali Coeus”のバージョン5.0がリリース
http://current.ndl.go.jp/node/21071

【イベント】「リサーチ・アドミニストレーターシンポジウム~日本版リサーチ・アドミニストレーターの導入に向けて~」(3/20・東京)

福島大学附属図書館が「震災関連資料コーナー」で提供している約1,400点の資料のリストを公開

福島大学附属図書館では、館内の「震災関連資料コーナー」に配置している約1,400点の東日本大震災関連資料のリストを25のカテゴリに分類してウェブサイトで公開しています。同館ではこれまでも震災関連資料を特設コーナーに配置するなどしていましたが、2011年度末に学内のうつくしまふくしま未来支援センターと協働して収集した1,400点の資料を、2012年度から「震災関連資料コーナー」として改めて提供しているということです。

震災関連資料コーナー(福島大学附属図書館)
http://lib.fukushima-u.ac.jp/tenji/sinsai.html

福島大学附属図書館(News欄に2012/7/11付けで「平成24年度より「震災関連資料コーナー」を新たに配置しました」とあります)
http://lib.fukushima-u.ac.jp/

OCLCがカナダ・トロントに5か所目となるデータセンターを開設

OCLCがカナダのトロントに新しいデータセンターを開設したと2012年7月23日に発表されました。カナダ国内の図書館に対してOCLC WorldShare Management Servicesによるサービスを提供するためのものです。OCLCのデータセンターは米国2か所、ロンドン、シドニーに次いで5か所目となり、2013年には欧州での設置が予定されています。

OCLC opens data center in Toronto, Canada(OCLC 2012/7/23付け記事)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201246.htm

参考:
E1250 - OCLCが新しいブランド“WorldShare”を発表
http://current.ndl.go.jp/e1250

英国国立公文書館、資料公開30年ルールから20年ルールへの変更等を反映した新たな資料収集方針(ドラフト版)を公開

2012年7月18日、英国国立公文書館(TNA)が、新たな資料収集方針(ドラフト版)を公開しました。

今回の資料収集方針では、特に、データセットやデジタルフォーマット、ケースファイル等のフォーマットについて詳しく定めているほか、2013年に始まるアーカイブズ資料公開の30年ルールから20年ルールへの変更に関する情報も掲載されているとのことです。

The National Archives releases draft Records collection policy (The National Archives 2012/7/18付けの記事)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/742.htm

米ハーバード大バークマンセンターが電子出版と図書館における電子書籍貸出をテーマとした文書を公開

2012年7月1日付けで、米国ハーバード大学バークマンセンターから、“E-Books in Libraries: A Briefing Document Developed in Preparation for a Workshop on E-Lending in Libraries”という文書が公開されています。これは、2012年2月24日に、バークマンセンターの主催で開催された“E-Books in Libraries”というワークショップの準備のために作成された文書とのことです。

ワークショップでは、電子出版のビジネスモデルと図書館における電子出版物へのアクセス提供がメインテーマとされていたことから、文書では、ライセンスや貸出サービス、電子出版ビジネスモデル等、電子出版と図書館に関わる様々なトピックがまとめられています。また、巻末には、参考文献がまとめられており、今後の議論や調査等に役立つとされています。

上海図書館の国際図書寄贈プログラム「上海ウィンドウ」が10周年

2012年7月19日に、中国の上海図書館が、図書寄贈を通じた国際文化交流プログラム「上海ウィンドウ(上海の窓)」の10周年を記念するシンポジウムを開催しました。その開催報告によるとシンポジウムには20か国・地域から70名が参加したそうです。上海ウィンドウでは、これまでに48か国・地域の80以上の図書館に対して計4万冊の中国関係図書・電子資料を寄贈してきており、日本では大阪府立中央図書館や長崎県立長崎図書館がプログラムに参加しています。

上海図書館六十周年を迎え「上海ウィンドウ」開設十周年を記念(上海図書館 2012/7/23付けニュース)
http://www.library.sh.cn/Web/www/shtsg/2012723/n44891783.html

Window of Shanghai
http://windowofshanghai.library.sh.cn/

上海の窓(大阪府立中央図書館)
http://www.library.pref.osaka.jp/central/shanghai.html

県立長崎図書館だより, No.153(PDF:4ページ)
http://www.lib.pref.nagasaki.jp/service/pdf/ishi153.pdf

参考:

金沢大学附属図書館が「いしかわ事業者版環境ISO」を取得 継続的な環境保全活動へ

2012年7月12日に、金沢大学附属図書館が、「いしかわ事業者版環境ISO登録事業所」として石川県の登録を受けました。「いしかわ事業者版ISO」は、石川県内の中小事業者や社会的・公益的な活動に取り組んでいる活動団体などが、気軽に環境保全活動に取り組むための指針として、2007年度に策定されたものです。

今回の申請は、金沢大学が第二期中期目標に掲げている「環境問題への積極的な取組から、良好なキャンパス環境を形成する」という目標に基づくもので、附属図書館では、作成した行動計画に従って、従来の環境学コレクションのさらなる充実を図る等、継続的に環境保全活動等に取り組むとしています。

また、7月23日に同館は、その環境学コレクション構築の一環として、小中学生対象に、省エネや緑化、環境にいいこと、環境の新しい見方等、身近な環境問題についての調査や取組みの結果を募集する「第1回ECO学習コンクール」を開催すると発表しています。

附属図書館が,いしかわ事業者版環境ISOを取得 (金沢大学中央図書館&自然科学系図書館ブログ 2012/7/23付けの記事)
http://ku-lib.blogspot.jp/2012/07/iso.html

第1回金沢大学附属図書館ECO学習コンクール (金沢大学附属図書館)

講義のオンライン化はカンニングを助長しているのか?(記事紹介)

2012年7月23日に、Online College.orgが、大学の講義のオンライン化によって受講生のカンニングが増えているのかどうかをまとめたインフォグラフィックスを公開しています。

“Do Online Students Cheat More Often?”と題したそのインフォグラフィックスでは、オンライン講義の概要、オンライン講義が講義室での受講と同等の教育効果があると考えている人の割合、オンライン講義の受講と講義室での受講のそれぞれの場合においてカンニング経験があると答えた人の割合、オンライン講義でカンニングさせないために教員が行っている工夫がまとめられています。

なお、カンニング経験ありと答えた人は、講義室での受講と比べ、オンライン講義の方が高い割合を示していたものの、講義室での受講においても30%程度の人がカンニング経験があると認める結果となっています。

Do Online Students Cheat More Often? (Online College.org 2012/7/23付けの記事)
http://www.onlinecollege.org/2012/07/23/do-online-students-cheat-more-often/

J-STAGE、JATS-DTD 準拠のXML形式で論文全文搭載開始

科学技術振興機構(JST)では、5月1日より電子ジャーナル発信プラットフォーム「J-STAGE」に新しいシステムを導入していますが、このJ-STAGE3におけるJATS-DTD 準拠のXMLジャーナルの第1号として日本遺伝学会発行の機関誌Genes & Genetic Systems(Vol.87 No.2)が公開されたとのプレスリリースが、レタープレス株式会社より公表されています。

Ref.
国際標準XML でのJ-STAGE 全文搭載開始についてのお知らせ ~国内プラットフォームから世界へ向けたJATS-DTD XML ジャーナル公開開始~(2012/7/23付けプレスリリース)
http://www.letterpress.co.jp/news/2012/news20120723.pdf

Genes & Genetic Systems
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ggs

レタープレス株式会社ウェブサイト
http://www.letterpress.co.jp/

参考:
科学技術振興機構がJ-STAGEをリニューアル Journal@rchiveとの統合、論文剽窃(盗用)検知ツール等を導入
Posted 2012年4月27日

【イベント】国立国会図書館、科学技術情報研修を開催(9/27-28・京都)

国立国会図書館は、科学技術情報研修を、2012年9月27日、28日に関西館で実施します。この研修は、科学技術分野のレファレンスサービスの向上を目的とするものです。申込締切は、2012年7月29日(必着)となっています。

Ref.
平成24年度科学技術情報研修のご案内 (国立国会図書館図書館員の研修 2012/6/1付けの記事)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/guide/1194851_1485.html