アーカイブ - 2012年 5月 - car

5月 11日

W3C、Linked Data Platformワーキンググループを立ち上げ

2012年5月9日に、W3Cが、ウェブにおけるLinked Dataの利用を促進することを目的として「Linked Data Platformワーキンググループ」を立ち上げたことを発表しました。Linked Dataを扱うためのRESTfulなAPI等から構成されるLinked Data Platformに関するW3C勧告(recommendation)を2014年3月に公開するという目標に向けて活動を行うそうです。

Linked Data Platform (LDP) Working Group Charter
http://www.w3.org/2012/ldp/charter

W3C Launches Linked Data Platform Working Group(W3C 2012/5/9付けニュース)
http://www.w3.org/News/2012.html#entry-9446

図書館と情報セキュリティに関するメーリングリスト“SEC4LIB”が開設

2012年5月10日に、図書館と情報セキュリティに関するメーリングリスト“SEC4LIB”が開設されました。図書館ニュースサイト“LISNews”等の管理人であるBlake Carver氏らが運営するもので、これまでGoogleグループ等で運営していた同種のメーリングリストを統合して「公式版」を作ったということのようです。なお、同氏は、2011年7月に“Security4Lib”というウェブサイトを立ち上げています。

SEC4LIB
https://listserv.nd.edu/cgi-bin/wa?A0=SEC4LIB

The ‘Official’ Sec4Lib Listserve(Security for Libraries 2012/5/10付け記事)
http://sec4lib.wordpress.com/2012/05/10/the-official-sec4lib-listserve/

経産省「コンテンツ緊急電子化事業」の電子書籍制作仕様書(確定版)が公開

2012年5月10日に、日本出版インフラセンター(JPO)が受託している経済産業省の「コンテンツ緊急電子化事業」のウェブサイトで、JPOのコンテンツ緊急電子化事業プロジェクトチームの作成した「コンテンツ緊急電子化事業 電子書籍制作仕様書」(確定版)が公開されました。

コンテンツ緊急電子化事業電子書籍制作仕様書(PDF)
http://www.kindigi.jp/dlfiles/jpo20120508/specific-20120508.pdf

電子書籍制作仕様書の確定版を公開しました (緊デジ.jp 2012/5/10付けの記事)
http://www.kindigi.jp/info/20120510a/

米Amazonの有料会員向け電子書籍貸出サービス“Kindle Owner's Lending Library”に「ハリーポッター」全7作が追加

2012年5月10日、米国Amazon.comの電子書籍無料貸出サービス“Kindle Owners' Lending Library”のラインナップに、J・K・ローリング氏の「ハリー・ポッター」シリーズ全7作が追加されると発表されました。同サービスは年会費79ドルのAmazon Prime会員限定のもので、現在145,000点の電子書籍を借りることが可能です。ハリー・ポッターシリーズの貸出開始は6月19日からとなっており、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語版が提供される予定です。

All 7 Harry Potter eBooks Coming to Kindle Owners’ Lending Library(Amazon.com 2012/5/10付けプレスリリース)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1694446&highlight=

Amazon、電子書籍無料貸し出しに「ハリー・ポッター」追加(ITpro 2012/5/11付け記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120511/396001/

インドで開催されたブックセラピーに関する国際会議の報告(記事紹介)

2012年2月にインドで開催されたブックセラピー(Book Therapy)に関する国際会議の報告が、国際子ども図書館のウェブサイトに掲載されています。日本代表として同会議に参加した翻訳家の野坂悦子氏によるものです。同会議は、インド児童文学作家イラストレーター協会(Association of Writers and Illustrators for Children)及び国際児童図書評議会インド支部(IBBY India)が主催するもので、世界各国から200名が参加したそうです。ブックセラピーとは、本を通して精神の回復をめざし、心と体のヒーリングを実現するものだといいます。野坂氏は、「『二度と』―紙芝居と平和」と題した講演のなかで原爆の悲惨さと平和への祈りを描いた紙芝居「二度と」を紹介したほか、東日本大震災被災地支援を行なう「<子どもたちへ>あしたの本プロジェクト」の活動を紹介する発表も行ったそうです。

AWIC/IBBY India主催「ブックセラピーに関する国際会議」参加報告(国際子ども図書館 2012/5/10付け記事)
http://www.kodomo.go.jp/info/child/2012-033.html

インドのニューデリーで、ブックセラピーに関する国際会議を開催予定(国際子ども図書館 2011/10/27付け記事)

国立大学図書館協会、「大学図書館における著作権問題Q&A」(第8版)を公開

2012年5月9日に、国立大学図書館協会が国公私立大学図書館協力委員会大学図書館著作権検討委員会による「大学図書館における著作権問題Q&A」(第8版)を公開しました。文書の日付けは2012年3月23日となっています。

大学図書館における著作権問題Q&A(第8版) (PDF)
http://www.janul.jp/j/documents/coop/copyrightQA_v8.pdf

国立大学図書館協会
http://www.janul.jp/

【イベント】国立情報学研究所(NII)オープンハウス2012(6/7~8・東京)

2012年6月7日と8日に、東京都千代田区の学術総合センターにおいて、国立情報学研究所(NII)オープンハウス2012が開催されます。そのなかで、8日には、大学図書館員等を対象としたワークショップ「大学図書館と共に拓く新たな学術コンテンツ基盤の地平」が開かれ、CiNii Booksや電子リソースの共同管理、実務研修やJUSTICEのようなNIIと大学図書館の連携に関する発表及びディスカッションが行われます。

NIIオープンハウス2012「大学図書館と共に拓く新たな学術コンテンツ基盤の地平」
http://www.nii.ac.jp/content/event/2012/openhouse.html

オープンハウス(NII)
http://www.nii.ac.jp/event/openhouse/

オープンハウスアーカイブ(NII)
http://www.nii.ac.jp/event/openhouse/archives/

参考:
E1189 - 大学図書館コンソーシアム連合JUSTICEの誕生:現状とその将来
http://current.ndl.go.jp/e1189

E1065 - 国立情報学研究所オープンハウス2010<報告>
http://current.ndl.go.jp/e1065

5月 10日

椙山女学園大学文化情報学部の「東日本大震災・映像記録シリーズ」第2弾3作品が公開、英語版作品は米報道博物館で紹介される

2012年5月10日に、椙山女学園大学文化情報学部が、「東日本大震災・映像記録シリーズ」の第2弾として、3作品の映像記録を公開しました。シリーズ3とシリーズ4の作品は宮城県の地域紙である石巻日日新聞社と、シリーズ5の作品は宮城県の東北福祉大学との協力・連携で制作されたものです。シリーズ3では、取材中に津波に流されて九死一生の体験をした地元記者の証言インタビューを軸に記者の思いや被災地の現状を、シリーズ4では、石巻市政担当記者の証言インタビューを軸に被災地の復興に向けた課題を取り上げており、そしてシリーズ5では、地元学生のボランティア活動を取り上げ、被災地の復興支援や「地域の絆」再生に向けた取り組みを、それぞれ映像記録としてまとめています。また、椙山女学園大学文化情報学部が5月7日に公開したシリーズ1作目「6枚の壁新聞から1年」の英語版映像記録が、米国の報道博物館“Newseum”で紹介されています。報道博物館は、石巻日日新聞社が東日本大震災の地震直後の6日間に手書きで作成し避難所等に張り出していた『石巻日日新聞』を、永久コレクションにした博物館です。

東日本大震災シリーズ3 津波被害・記者として~九死一生の体験を語る~ (椙山女学園大学文化情報学部 2012/5/10付けの記事)

【イベント】史料保存利用問題シンポジウム「東日本大震災から一年、資料の救済・保全の在り方を考える」(6/23・東京)

2012年6月23日に、学習院大学において、日本歴史学協会と日本学術会議史学委員会の主催により、史料保存利用問題シンポジウム「東日本大震災から一年、資料の救済・保全の在り方を考える」が開催されます。報告者とタイトルは次の通りです。
青木睦(国文学研究資料研究部准教授)
「文化財等レスキューにおける被災行政文書の復旧活動と今後の課題」
永井康雄(山形大学地域教育文化学部教授)
「文化財建造物の被災調査と復旧・復興に向けての官民協働」
岩崎真幸(みちのく民俗文化研究所代表)
「「伝承」という資料のゆくえ―原発事故被災地からの報告」
シンポジウムの入場は無料で、事前申込も不要となっています。

史料保存利用問題シンポジウム 東日本大震災から一年、資料の救済・保全の在り方を考える(PDF)
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/150-s-1-1.pdf

世界初、緑の子ども図書館"My Tree House"建築へ(シンガポール)

シンガポール国立図書館委員会(NLB)が、世界初の緑の子ども図書館"My Tree House"の建設計画を公表しています。

この子ども図書館は、緑の図書館をコンセプトとし、環境にやさしい建築や施設管理を実現するとともに、7万冊の蔵書のうちの3割は、動植物、自然、水資源、環境や気候変動など“緑”に関する書籍とする予定とのことです。完成は2013年半ばを目標としています。

Ref.
My Tree House, World's 1st Green Library for Kids(NLB 2012/5/9付プレスリリース)
http://www.nlb.gov.sg/Corporate.portal?_nfpb=true&_windowLabel=PRHandler_1&PRHandler_1_actionOverride=%2FIBMS%2FcorpHomePR%2FcorpPRHandler%2Fdetail&PRHandler_1detailId=613&PRHandler_1mediaType=1&_pageLabel=Corporate_page_ne_pressreleases

My Tree House World’s 1st Green Library for Kids

西オーストラリア州で有料宅配サービスの試行開始、州外の資料も対象に(オーストラリア)

オーストラリアの国立図書館及び州立図書館の連合であるNSLA(National and State Libraries Australia)によると、西オーストラリア州で、資料の有料宅配サービスを試験的に開始したとのことです。料金は1冊当たり10ドルとなっており、西オーストラリア州下の図書館で所蔵されていない資料についても、相互貸借により他の図書館等から入手したうえで宅配するとのことです。

Ref.
Home delivery pilot lets West Australians Get It! (NSLA2012/5/7付けニュース)
http://www.nsla.org.au/news/home-delivery-pilot-lets-west-australians-get-it

横浜市立図書館緑図書館、絵本選びに悩む保護者のための「はじめて出会う赤ちゃん絵本セット」貸出を開始

横浜市立図書館の緑図書館が、子ども読書の日(4月23日)を記念して、2012年5月1日より「はじめて出会う赤ちゃん絵本セット」の貸出を開始しました。これは、初めての絵本選びに悩む保護者の方のために、主に0歳児から1歳児を対象とした絵本を6冊セットにして貸し出すというものです。同館によると、このようなセットでの貸出は市内では初めてで、全国的にみても珍しいとのことです。

横浜市立図書館緑図書館(「緑図書館のお知らせ」欄にサービス紹介があります)
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/chiiki/midori/

読み聞かせ絵本をセットに(タウンニュース 2012/5/10付け記事)
http://www.townnews.co.jp/0102/2012/05/10/143682.html

茨城史料ネット、茨城県及び栃木県で発生した竜巻による指定文化財等の被災状況を報告

2012年5月6日に茨城県及び栃木県で発生した竜巻による指定文化財や歴史資料の5月8日時点での被災状況が『茨城史料ネットニュースレターNo.43』で報告されているようです(「転載・転送自由」とのこと)。その内容が歴史資料ネットワークのブログに転載されています。

5月6日の茨城・栃木の竜巻情報(『茨城史料ネットニュースレターNo.43』)(歴史資料ネットワーク(史料ネット) 2012/5/9付け記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/siryo_net/36351035.html

茨城史料ネット
http://ibarakishiryou.web.fc2.com/

IFLA、「ホームレスと図書館」をテーマとするサテライトミーティングを開催(エストニア)

IFLA(国際図書館連盟)の“特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会”(Library Services to People with Special Needs:LSN)より、8月10日エストニアにおいて、「ホームレスと図書館-すべての人のための情報と知識の権利」をテーマとするサテライトミーティングを開催するとのアナウンスが出ています。

図書館が貧困層の民主社会への参加において重要な役割を果たすべきとの理念がある一方で、貧困地域の図書館の開館時間が通常より短い、"不快な体臭"や居眠りに関する規定がある等の現実があることも観察されている、とし、図書館の現状の施策のインパクトや、貧困層の図書館利用の効果等について意見交換する場とすることを企図して開催するもののようです。

2012年3月で廃止された大分県点字図書館が民営化して6月に再オープン

2012年3月末で老朽化のために廃止された大分県点字図書館が、新設された大分県盲人福祉センター内に設置される民営の図書館として6月1日から再オープンすると報じられています。旧図書館は1956年に開館し、2006年から大分県盲人協会が指定管理者となって運営していました。新図書館の運営は引き続き同協会が行います。2010年4月時点での国の調査によると、都道府県による公立公営の点字図書館は奈良県と山口県のみで、公立民営や完全な民営化で運営されているところが多いと紹介されています。

民営で来月“再出発” 県点字図書館(大分合同新聞 2012/5/9付け記事)
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_133654233977.html

長野県富士見町図書館の人口1人当たりの貸出件数が同規模自治体のなかで14年連続全国トップに

日本図書館協会(JLA)の調査によると、長野県諏訪郡の富士見町図書館の2010年度における人口1人当たりの貸出件数が、人口が1万5千人以上2万人未満の自治体のなかで全国1位となり、14年連続で記録を守りつづけていると報じられています。2010年度は全国の自治体のなかでも5位だったそうです。JR富士見駅近くに位置する同館の所蔵資料数は約15万1千点で、2010年度の貸出件数(CD、DVDなどを含む)は約27万8千点、人口1人当たりでは18.0点となります。絵本を充実させ、授乳スペースやベビーベッドを用意しているという取組や、成人式のアンケートで思い出の場所1位として同館が選ばれているというエピソードなども紹介されています。

富士見町図書館、全国1位 1人当たり貸出数で14年連続(信州Liveon 2012/5/9付けニュース)
http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_216154

富士見町図書館
http://www.town.fujimi.nagano.jp/site/library1/

参考:
福井県立図書館、入館者数と貸出冊数が人口比で全国1位に 入館者数は8年連続
http://current.ndl.go.jp/node/19121

【イベント】国際セミナー「デジタル記録とアーカイブズ」(6/23・京都)

2012年6月23日に、学習院大学大学院アーカイブズ学専攻と京都大学大学文書館の共催で、国際セミナー「デジタル記録とアーカイブズ」が、京都大学の芝蘭会館別館2階研修室において開催されます。このセミナーでは、電子記録管理論の第一人者で、国際的研究プロジェクト“International Research on Permanent Authentic Records in Electronic Systems”(InterPARES)の代表者でもある、ルチアナ・デュランチ(Luciana Duranti)博士による“Trusting Digital Records: the Major Findings of the InterPARES Project”「デジタル記録の信頼性確保に向けて ―インターパレス・プロジェクトの成果―」と題した講演が行われるとのことです。参加費は無料で、参加申込も不要となっています。

国際セミナー「デジタル記録とアーカイブズ」を開催します (京都大学大学文書館 2012/5/2付けの記事)
http://kua1.archives.kyoto-u.ac.jp/ja/ugoki.html

新着情報 (学習院大学人文科学研究科アーカイブズ学専攻 2012/5/2付けの記事に国際セミナーのお知らせが掲載されています。)

第98回全国図書館大会島根大会のウェブサイトが公開

第98回全国図書館大会島根大会のウェブサイトが公開されました。同大会は「文化を伝え未来を創る図書館-古事記編纂1300年 神々の国しまねから」をテーマとして、2012年10月25日及び26日に島根県松江市で開催されます。第1日目には東京大学の玄田有史教授による基調講演を含めた全体会などが、第2日目には12の分科会が開催されます。

第98回全国図書館大会島根大会
http://mice.ntour.jp/shimane_tosyokan2012/index.html

島根県立図書館(2012年5月9日付けのお知らせに「平成24年度(第98回)全国図書館大会 島根大会HPを公開しました!」とあります)
http://www.lib-shimane.jp/

ニュージーランド地震のデジタルアーカイブ“CEISMIC”、検索機能強化

カンタベリー大学が中心となって進めているカンタベリー地震のデジタルアーカイブ“CEISMIC”では、新しい検索機能として、DitalNZの検索技術を導入したとのことです。

CEISMICは、ニュージーランドのカンタベリー地方で発生したカンタベリー地震(2010年9月4日、2011年2月22日発生)に関する動画や音声、文書や画像等を収集保存しているデジタルアーカイブであり、カンタベリー大学、クライストチャーチ市立図書館、カンタベリー博物館、ニュージランド国立図書館、カンタベリー地震復興局などのデジタルコンテンツ約8000(現時点)を統合的に利用できるようにしているものです。

Ref.
DigitalNZ powers UC CEISMIC(ニュージーランド国立図書館 2012/5/10付ニュース)
http://www.natlib.govt.nz/about-us/news/media-releases/digitalnz-ceismic

5月 9日

ProQuest、研究図書館を利用できない個人をターゲットとしたクラウドサービス“Udini”をリリース

2012年5月7日、ProQuest社が、研究図書館を利用できない個人をターゲットとして、査読雑誌論文や新聞記事などの学術コンテンツや、関連ツールを提供するクラウドサービス“Udini”を発表しました。現在、Springer、Nature Publishing Group、the Economist、The New York Timesなどの3,800社と提携し、合計1億5千万件のフルテキストを収録しています。また、PDFファイルをアップロードしたりウェブページを保存して管理するツールや、文献にメモ書きしたりマーカーを引いたりする機能も提供しています。Udiniの料金プランは、月額料金は無料で文献単位の課金である“Pay as you go”、2週間で30ドルの“Project Pass”、1か月で30ドル(最低利用期間は2か月以上)の“Subscription”の3種類が用意されています。

Udini
http://udini.proquest.com/

Udini - Plans
http://udini.proquest.com/plans/

Udini - Tools
http://udini.proquest.com/organize/

Udini - Publications

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