アーカイブ - 2012年 5月 - car

5月 25日

米国オバマ政権、連邦政府機関のウェブサービスを12か月以内にモバイルへ最適化すること等を命じる

2012年5月23日、米国のオバマ政権が、主要な連邦政府機関に対し、今後12か月以内に、ウェブ上で提供しているサービスのうち最低2つ以上について、国民がモバイル端末でアクセスできるよう最適化することを命じたと発表しました。この取組みは、同日付けで発表された、連邦政府のデジタル戦略“Digital Government: Building a 21st Century Platform to Better Serve the American People”の一部として行なわれるものです。同文書では政府情報のオープン化等についても触れられています。

Obama Administration Launches Sweeping Shift to Mobile(The White House 2012/5/24付けプレスリリース)
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2012/05/23/obama-administration-launches-sweeping-shift-mobile

Digital Government: Building a 21st Century Platform to Better Serve the American People(PDF:36ページ)

新潟医療福祉大学図書館、2011年度に図書を多く借りた上位150名の学生に対して「貸出冊数1冊プラス」のクーポン券を配布

新潟医療福祉大学図書館が、2012年4月23日から、利用者に対して特典サービスとして「クーポン券」を発行しています。これは、2011年度の1年間に図書を多く借りた上位150名の学生に対し、「貸出冊数1冊プラス」のクーポン券(12枚綴り)をプレゼントするもので、貸出時にこのクーポン券を提示することで、通常7冊の貸出上限を越えて8冊目を借りることができるとのことです。今後は、「書架整理を手伝っていただいた方」や「推薦図書を紹介してくれた方」など様々な場面でクーポン券を発行していく予定とのことです。

クーポン券発行開始 (新潟医療福祉大学図書館 2012/4/23付けの記事)
http://lib.nuhw-qol.jp/sys/topic/topic_news_list.html#list3

小樽商科大学附属図書館、学年担当司書制度「クラスライブラリアン制度」を開始 国内の大学図書館では初

2012年4月2日に、小樽商科大学附属図書館が「クラスライブラリアン制度(学年担当司書制度)」を開始しました。この制度は、同大学の1年生から4年生、そして大学院生を加えた5つの学年に対して、5人の図書館職員がそれぞれ各学年の担当となって、学生からの質問・相談に応じる制度とです。同大学によると、国内の大学図書館では初の試みとなるようです。

なお、同館では同日の4月2日からFacebookページの運用を開始しており、イベント情報や新着図書の案内等のほか、この「クラスライブラリアン制度」についても紹介しています。同館主催でFacebook講習会も開催したとのことです。

Class Librarianについて(PDF)
http://www.otaru-uc.ac.jp/info/gakuho/class%20librarian.pdf

Class Librarian(小樽商科大学附属図書館Facebookページ)

大阪府立図書館、『図書館の力!! あなたの「しらべる」応援します! 』を公開、大阪府立図書館のレファレンスサービスを解説

大阪府立図書館が、『図書館の力!! あなたの「しらべる」応援します!』と題し、 大阪府立図書館のレファレンスサービスについて紹介するページを公開しています。具体的なアンケート結果等を交えながら、レファレンスサービスの利便性について解説しています。

解説は、太郎と花子が図書館のサービスについて大阪弁で会話するところから始まっています。

Ref.
図書館の力!! あなたの「しらべる」応援します! - 大阪府立図書館のレファレンスサービス(HTML版)
http://www.library.pref.osaka.jp/lib/ref/chikara.html

図書館の力!! あなたの「しらべる」応援します! - 大阪府立図書館のレファレンスサービス
(PDF:8ページ)
http://www.library.pref.osaka.jp/lib/ref/chikara.pdf

OverDrive社の電子書籍サービスが2012年7月リリース予定のAPIの概要を発表

図書館向け電子書籍サービスを提供している米国のOverDrive社が、2012年7月にリリース予定のAPIの概要を発表しました。まずは、第一段として、電子書籍やオーディオブック等のコンテンツのタイトル等を取得できる“Metadata API”、各タイトルの利用可能数等を取得できる“Availability API”、コンテンツを検索できる“Search API”の3種類が提供されます。7月にあわせて公開予定の“OverDrive Developer Portal”というウェブサイトで、関連ドキュメントやテスト用スクリプト等が提供されるとしています。その後、時期は明かされていませんが、第二弾として、コンテンツのブラウズや貸出等ができる“Content API”、コンテンツの発注ができる“Acquisition API”、統計データを取得できる“Reports API”の3種類が利用できるようになるようです。

Developer Portal for OverDrive APIs To Launch in July(OverDrive社のブログ 2012/5/24付け記事)
http://overdriveblogs.com/library/2012/05/24/developer-portal-for-overdrive-apis-to-launch-in-july/

学校図書館界のリーダーたちが30秒で語るco-teachingの成功の鍵、AASLが5人のリーダーのショートビデオを公開(米国)

米国学校図書館協会(AASL)が、学校図書館界のリーダーたちにその洞察を語ってもらうビデオを公開しています。3月・4月のテーマは、coteachingにおける成功の鍵は何か?についてであり、5人のリーダーがそれぞれ30秒で語っています。

ウェブサイトでは、リスナーのコメントも受け付けています。

Ref.
30 Second Thought Leadership
http://www.ala.org/aasl/aaslpubsandjournals/knowledgequest/aboutkq/30second

国立情報学研究所(NII)のWebcatの終了日時が2013年3月8日に決定

国立情報学研究所(NII)が2011年6月にサービス終了を発表した“Webcat”の正式な終了日時が2013年3月8日昼に決定しました。その後は、既に公開済みの“CiNii Books”が、検索機能を拡張した後継サービスとして提供されます。

<サービス>Webcat終了日時について(NII 2012/5/24付けニュース)
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2012/05/webcat_3.html

CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/books/

参考:
国立情報学研究所(NII)、大学図書館所蔵資料を検索できるCiNii Booksを公開
http://current.ndl.go.jp/node/19478

IFLA理事会、危機・紛争・災害時における図書館関連活動への取組原則を承認

国際図書館連盟(IFLA)理事会は、2012年4月に、危機・紛争・災害時における図書館関連活動への取組原則("Principles of Engagement in library-related activities in times of crisis, conflict or disaster")を承認したのとことです。これは、IFLAが2011年‐2012年のキー・イニシアティブの4番目(Cultural Heritage Disaster Reconstruction Programme)の活動の一環であり、2011年8月に設置された諮問委員会が作成してきたものです。

この原則は、シリアやマリにおける紛争や、ハイチにおける地震災害、日本における地震・津波災害等における文化財の喪失を踏まえたものであり、災害時等における文化財の保護に関連する活動への協力と参加を強化していくこと等を目的としたものです。

Ref.
Protection of cultural heritage: Principles of Engagement will guide IFLA in emergency situations(IFLA 2012/5/23付け)

ALA、図書館を通じたデジタルコンテンツへの平等なアクセスの課題について、レポート公表

米国図書館協会(ALA)が、図書館を通じたデジタルコンテンツへの平等なアクセスの課題について検証するレポートを公表しています。American Libraries誌の別冊としての公表であり、プレスリリースによると、複数の主要出版者が電子ブックの販売を拒んでいる状況や、囲い込みにより文化が分断されている状況や、読者のプライバシーが危険にさらされている状況について、記事を掲載しているとのことです。

Ref.
New ALA report explores challenges of equitable access to digital content
(ALA 2012/5/23付け プレスリリース)
http://www.ala.org/news/pr?id=10543

5月 24日

三重県内の貴重資料102点をデジタル化した「テーマで見る『三重』貴重資料閲覧システム」が公開

2012年5月22日、三重県が、「テーマで見る『三重』貴重資料閲覧システム」を公開しました。県立図書館や県立博物館、県立美術館などの三重県内の文化施設等が所蔵する102点の貴重資料を高精細画像でデジタル化してインターネットで公開するものです。公開されている資料は、「お伊勢参り」「三重ゆかりの人」「いにしえの風景」「三重をひもとく」といったテーマで分類されているほか、所蔵施設ごとに探すこともできるようになっています。三重県立図書館が所蔵するオーストリアの経済学者ヨーゼフ・アーロイス・シュンペーターの「資本主義・社会主義・民主主義」(1942年)の直筆原稿も含まれているとのことです。

テーマで見る「三重」貴重資料閲覧システム
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/viewer/

掲載資料一覧(PDF:2ページ)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/201205026120.pdf

「テーマで見る『三重』貴重資料閲覧システム」を公開します(三重県 2012/5/23付けお知らせ)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2012050261.htm

文化施設資料:ネット公開 県絵画、書物、地図など102点 /三重(毎日jp 2012/5/24付け記事)

中国国家図書館と日販が第7期図書寄贈契約に調印

2012年5月21日、日販が中国国家図書館との間で、友好事業である「日本出版物文庫閲覧室」に関する第7期図書寄贈契約の調印を行ったようです。5月22日付けの日販の記事によると、この友好事業は、1982年、中国国家図書館に同館との契約に基づいて「日本出版物文庫閲覧室」を開設したことに始まり、以来日本の出版各社の協力のもと、日本の図書の寄贈を継続的に行なっているものです。これまで6期30年間にわたって図書約28万冊を寄贈し、また、日本からの出版人や図書館関係者の訪中、中国からの訪日団・研修生の受け入れ等の人的交流も実施しているとのことです。

日販 中国国家図書館と図書寄贈契約で調印 (日本出版販売株式会社 2012/5/22付けの記事)
http://www.nippan.co.jp/news/2012/0522.html

米国コピーライト・クリアランス・センターの文献入手サービス“Get It Now”の導入機関が100以上に

米国の著作権集中管理団体であるコピーライト・クリアランス・センター(Copyright Clearance Center:CCC)が、2011年に開始した“Get It Now”サービスを導入する学術機関が100を突破したと発表しました。Get It Nowは、図書館のILLサービスを補間するもので、図書館が購読していないジャーナルのフルテキストを数分以内に入手できるというサービスです。同サービスは、リンクリゾルバに設定したリンクから利用者が直接、あるいは、米国等で広く使用されているILLiad(ILLシステム)から図書館員が、というような利用をするようです。

Over 100 academic institutions adopt Copyright Clearance Center's Get it Now(Library Technology Guides 2012/5/22付けプレスリリース)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=16834

Get It Now(Copyright Clearance Center)
http://www.copyright.com/content/cc3/en/toolbar/productsAndSolutions/getitnow.html

神戸大学附属図書館、同大学社会科学系図書館の歴史案内を作成・公開

2012年5月24日に、神戸大学附属図書館が、国の登録有形文化財に指定されている同大学の社会科学系図書館本館の歴史を案内するパンフレットを作成・公開しました。パンフレットでは、社会科学系図書館の年表や館内に描かれている大壁画「青春」の由来、同館の建設から文化財登録までの歩みを、豊富な写真を交えて紹介しています。

社会科学系図書館、歴史案内のパンフレットを作成しました (神戸大学附属図書館 2012/5/24付けの記事)
http://lib.kobe-u.ac.jp/www/modules/news/index.php?page=article&storyid=476

日本図書館協会、『世界の出版情報調査総覧』を出版

実践女子学園に所属する伊藤民雄氏によりウェブベースで情報が蓄積されてきた「世界の出版情報調査総覧」が、同タイトルの冊子として日本図書館協会から出版されています。

世界117カ国の販売目録125目録,取次174社,書店462社,価格比較62サイト,政府刊行物書店8社,電子書籍書店59サイト,雑誌定期購読109社,古書店総合目録63サイト,図書館蔵書検索397目録,学位論文検索28目録,政府刊行物検索16目録,電子図書館関連13サイトを収録している、とのことです。

Ref.
JLA出版物「世界の出版情報調査総覧」
http://www.jla.or.jp/publications//tabid/87/pdid/p11-0000000337/Default.aspx

冊子『世界の出版情報調査総覧』が出版されました(「世界の出版情報調査総覧」サイト内 2012/5/22付けポスト)
http://rnavi.info/natbib/

デジタル化で取りこぼされるもの(記事紹介)

2012年5月21日付けのEconomist紙に、“More than just text”と題された記事が掲載されています。記事では、米国のフォルガー・シェークスピア図書館のSarah Werner氏の言葉として、本には書かれているテキストの内容だけでなく、物理的なモノとしての見た目や手触り、匂いからも様々な情報を得られるとし、そのような貴重な情報が、少なくとも現在のところ、資料デジタル化では取りこぼされていると指摘しています。記事では、17世紀の資料に残された手形の位置から、その手形が資料の装丁前に付けられたものであること等を実例として紹介しています。そして記事最後では、高精細の資料デジタル化が、資料の、特にテキストの重要な部分の研究を可能とし、資料保存にも貢献しているが、ただ本に書かれた文字のみを保存することを追い求めてしまうと、資料に残された見えにくい特徴を失ってしまいかねないとする、Werner氏の危惧も紹介しています。

More than just text (The Economist 2012/5/21付けの記事)
http://www.economist.com/blogs/babbage/2012/05/book-digitisation

参考:
中世の本の汚れから当時の人々の秘密は読み取れるか?(英国)

オープンソースの図書館システム“Kuali OLE”のバージョン0.6がリリース

2012年5月23日、Kuali財団が、オープンソース次世代図書館システム“Kuali OLE”(Open Library Environment)バージョン0.6を発表しました。バージョン0.6では、バージョン0.3で実装された基盤の拡張を行ない、メタデータスキーマとしてOLE Instance schema(所蔵データに関するもの)やONIX-PL(電子リソース用)を導入する等したとされています。今後は、2012年10月にバージョン0.8、2013年第一四半期にバージョン1.0のリリースが予定されています。

Kuali OLE Announces Milestone Release 0.6 (Kuali Foundation 2012/5/23付けプレスリリース)
http://kuali.org/news/kuali-ole-announces-milestone-release-06

OLE 0.6 Milestone User Documentation
https://wiki.kuali.org/display/OLE/OLE+0.6+Milestone+User+Documentation

Kuali-OLE開発ロードマップ
http://kuali.org/OLE/Timeline

Test Drive (デモサイト)

米Yahoo!、“Yahoo! Axis”と名付けたウェブブラウザ用プラグインとiOSアプリをリリース

米Yahoo!が、2012年5月24日に、“Yahoo! Axis”と名付けたウェブブラウザのプラグイン(Chrome、Firefox、Internet Explorer、Safari用)とiOSアプリ(iPhone・iPad用)をリリースしました。このプラグインを導入すると、ブラウザにYahoo!検索用の小窓が現れ、それを用いてグラフィカルなウェブ検索を行うことができるようです。プラグインやアプリ間での検索履歴やブックマークを同期することも可能とのことです。

Yahoo! Axis - A new way to search and browse
http://axis.yahoo.com/

Yahoo!が独自の新ブラウザ「Yahoo! Axis」をリリース(GIGAZINE 2012/5/24付け記事)
http://gigazine.net/news/20120524-yahoo-axis-browser/

米Yahoo!、“検索ブラウザ”の「Axis」をPCとiOS向けに公開(ITmedia ニュース 2012/5/24付け記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1205/24/news030.html

米国政府、電子政府サービスの今後の指針を公表、携帯端末からの利用増加に対応

米国の電子政府のサービスのモバイル環境への対応についての指針を示すプレスリリースが出されています。またあわせて、報告書"Digital Government
Building a 21st Century Platform to Better Serve the American People"が公開されています。

Ref.
Obama Administration Launches Sweeping Shift to Mobile
The White House (2012/5/23)
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2012/05/23/obama-administration-launches-sweeping-shift-mobile

佐賀県立図書館、動画+テキストで古文書の読み方を学ぶ「くすクスくんのWeb版古文書入門」を正式公開

2012年5月24日、佐賀県立図書館が、ウェブサイト講座「くすクスくんのWeb版古文書入門」を正式公開しました。これは、古文書のくずし字の読み方をテキストと動画(YouTubeに掲載)で学ぶことができるもので、3月30日に「はじめに」から第2章までが試験公開されていました。このウェブページや動画は財団法人図書館振興財団の助成金を活用して作成されたそうです。

くすクスくんのWeb版古文書入門 内容目次
http://www.pref.saga.lg.jp/kentosyo/web-komonjo/index.html

ウェブサイト講座「くすクスくんのWEB版古文書入門」について
http://www.pref.saga.lg.jp/kentosyo/web-komonjo/oshirase.html

東洋文庫、「拓本データベース」を公開

2012年5月24日、東洋文庫が「拓本データベース」を公開しました。東洋文庫が所蔵する漢籍のうち拓本を検索することができるサービスです。

拓本データベース
http://61.197.194.11/open/TakuhonQueryInput.html

拓本データベースが公開されました。(東洋文庫 2012/5/24付け情報)
http://www.toyo-bunko.or.jp/cat105/post-42.html

参考:
東洋文庫、「モリソンパンフレット検索データベース」を公開
http://current.ndl.go.jp/node/20870

ページ