2012年5月7日、ProQuest社が、研究図書館を利用できない個人をターゲットとして、査読雑誌論文や新聞記事などの学術コンテンツや、関連ツールを提供するクラウドサービス“Udini”を発表しました。現在、Springer、Nature Publishing Group、the Economist、The New York Timesなどの3,800社と提携し、合計1億5千万件のフルテキストを収録しています。また、PDFファイルをアップロードしたりウェブページを保存して管理するツールや、文献にメモ書きしたりマーカーを引いたりする機能も提供しています。Udiniの料金プランは、月額料金は無料で文献単位の課金である“Pay as you go”、2週間で30ドルの“Project Pass”、1か月で30ドル(最低利用期間は2か月以上)の“Subscription”の3種類が用意されています。
新しい国際目録規則であるRDA(「資源の記述とアクセス」Resource Description and Access)について、RDA開発合同運営委員会(Joint Steering Committee for Development of RDA:JSC)より、研修用としてMARCレコードの例が公開されています。典拠レコード、書誌レコードのそれぞれが用意されています。
米国図書館協会(ALA)のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)が、レファレンスサービス分野の優れた研究を表彰するレファレンスサービスプレス賞(Reference Service Press Award)が発表されています。この賞は、レファレンスサービスプレス社の後援により、RUSAの公式季刊誌である"Reference & User Services Quarterly"(RUSQ)に公表された論文のうち、特に優れたものに対して与えられるものです。
今回の受賞論文は、以下の2本とのことです。
“Promoting Consumer Health Literacy: Creation of a Health Information Librarian Fellowship”
ピッツバーグ公共図書館の健康情報の提供にサービスを充実化させる取組みについて経緯や効果、今後の発展可能性などについて考察しています。
“Are We Getting Warmer?: Query Clarification in Live Chat Virtual Reference”