2012年7月4日に、九州大学附属図書館において、セミナー「Power of Library ~大学図書館のパワー~」が開催されます。プログラムは、第一部「今求められている図書館経営」と第二部「これから求められる図書館像」に分かれています。ゲストスピーカーとして、米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校図書館長兼図書館部長のコーフマン(Ms. Paula Kaufman)氏と、インディアナ大学ブルーミントン校図書館部長のジョンソン(Ms. Brenda L. Johnson)氏が来日します。
ドイツの北部を中心とする7州にまたがる図書館ネットワーク“Gemeinsamer Bibliotheksverbund”(GBV)が、“Patrons Account Information API”(PAIA)というAPI仕様のドラフトを公開しました。このAPIは、NCIPと同種の機能を持つもので、図書館利用者の貸出や予約状況、延滞料などの情報を取得したり、貸出中資料の更新などの処理を行うためのものです。仕様の本体は、6種類のメソッドを定めた“PAIA core”と認証の仕方を定めた“PAIA auth”に分かれており、後者の認証においてはTwitterなどでも用いられているOAuthを採用しているようです。GBVは、その他に、図書館等の所蔵資料の利用状態を取得するための“Document Availability Information API”(DAIA)も定めています。