アーカイブ - 2012年 5月 16日 - car

高等教育におけるデジタルリテラシーとは何か? 英米の識者に聞く(記事紹介)

2012年5月15日付けの英国GuardianのHigher Education Networkに、“20 ways of thinking about digital literacy in higher education”という記事が掲載されています。高等教育におけるデジタルリテラシーとは何か、また学生はそのスキルをどのように高めるのか等について、英国や米国の研究者、教育関係者等の見解が、20項目に分けてまとめられています。

20 ways of thinking about digital literacy in higher education (Guardian 2012/5/15付けの記事)
http://www.guardian.co.uk/higher-education-network/blog/2012/may/15/digital-literacy-in-universities?newsfeed=true

クラウドファンディングによって書籍のデジタル化&クリエイティブコモンズでの公開に必要な資金を調達する“Unglue.it”

クラウドファンディングによって書籍のデジタル化とクリエイティブコモンズライセンスでの公開を行なう“Unglue.it”というプロジェクトが2012年5月17日に開始予定とのことです。現在、そのウェブサイトが公開されています。Unglue.itでは、ある紙の書籍の電子書籍化を望んでいる読者を集めて、その書籍の権利者によって指定された金額を調達することによって、電子書籍化を行い、かつクリエイティブコモンズの「表示-非営利-改変禁止」(CC BY-NC-ND)ライセンスで公開するというもののようです。出資者には、その金額に応じて様々なオプションが提供されます。

Unglue.it
https://unglue.it/

The Crowdfunding of eBooks: Unglue.it Formally Launches This Thursday(INFOdocket 2012/5/15付け記事)
http://www.infodocket.com/2012/05/15/the-crowdfunding-of-ebooks-unglue-it-formally-launches-this-thursday/

参考:
クラウドファンディングで資金を募った「陸前高田市の空っぽの図書室を本でいっぱいにしようプロジェクト」(記事紹介)

京都国際マンガミュージアムが第41回日本漫画家協会賞特別賞を受賞

2012年5月11日、京都国際マンガミュージアムが、第41回日本漫画家協会賞の特別賞に決定したと発表されました。受賞理由は「漫画文化への貢献に対して」とされています。同ミュージアムは、廃校となっていた龍池小学校の建物を利用し、京都市及び京都精華大学の共同事業として、2006年11月にオープンしました。

2012年度第41回日本漫画家協会賞決定(社団法人日本漫画家協会 2012/5/11付けニュース)
http://www.nihonmangakakyokai.or.jp/news.php?tbl=event&id=799

京都国際マンガミュージアム
http://www.kyotomm.jp/

参考:
CA1637-日本における漫画の保存と利用/内記稔夫,秋田孝宏
http://current.ndl.go.jp/ca1637

Google、世界40か国におけるスマートフォンユーザの行動・意識調査の結果2012年版を公表

Googleは、2011年10月に、世界30か国・30,000人のユーザを対象に実施したスマートフォンに関する大規模調査の結果を“Our Mobile Planet”上で公表しました。2012年5月16日、対象地域を40か国に拡大した2012年版の調査結果が公開されました。日本におけるスマートフォン利用動向として、2011年と比較して、普及率が6%から20%へと急激に増加したことや、スマートフォンからSNSへのアクセスが58%から63%に増加したこと、また、ユーザがインストールしているアプリの平均数は40か国中で最多の40個だったこと等が挙げられています。

Our Mobile Planet
http://www.ourmobileplanet.com/

世界のスマートフォン利用に関する大規模調査 2012 年の調査結果を発表(Google Japan Blog 2012/5/16付けの記事)
http://googlejapan.blogspot.jp/2012/05/2012.html

米国ジョージア州立大学の電子リザーブにおける著作権問題について、連邦判事の意見公表される

米国ジョージア州立大学が電子リザーブにおけるデジタル授業教材の提供により著作権を侵害しているとして訴えられた裁判について、連邦裁判所Orinda Evans判事が意見(opinion)を公表しています。また、その内容を要約・考察する記事が、ARL(米国研究図書館協会)やInside Higher EDから公表されています。
判事の意見では、電子リザーブにおけるフェアユースの原則の適用について詳細な分析がなされているようです。

Ref.
Orinda Evans連邦裁判所判事による判決理由(350p)
http://www.tc.umn.edu/~nasims/GSU-opinion.pdf

Some Leeway, Some Limits(2012/5/14付記事)
http://www.insidehighered.com/news/2012/05/14/court-rejects-many-publishers-arguments-e-reserves#ixzz1uqrWxNfs

ISSUE BRIEF GSU Fair Use Decision Recap and Implications(ARL 2012/5/12付イシューブリーフ)
http://www.arl.org/bm~doc/gsu_issuebrief_15may12.pdf

英Digital Curation Centre、研究データ管理計画の作成支援ツール“DMP Online”バージョン3.0をリリース

英国のDigital Curation Centreが“DMP Online”のバージョン3.0をリリースしました。DMP Onlineは、研究者が所属機関や助成機関から提出を求められる研究データ管理計画の作成を支援するツールで、コードはオープンソースとなっています。今回のバージョンアップでは、複数のテンプレートの利用や計画の共有、Excel(.xlsx)形式でのエクスポートが可能となる等の機能強化が行なわれました。今後はAPIの開発等が予定されているようです。

DMP Online
https://dmponline.dcc.ac.uk/

DMP Online v3.0 launches(Digital Curation Centre 2012/5/14付けニュース)
http://www.dcc.ac.uk/node/9581

Googleの中の人が語るGoogle Art Project(記事紹介)

2012年5月15日付けのartscapeが、Googleの“Art Project”に関するインタビュー記事を掲載しています。記事は、Art Projectの発端、日本におけるArt Project、撮影方法やプロジェクトサイトのデザイン等についてまとめられています。

「Google Art Project」世界とつながっているアート──グーグル 村井説人 (artscape 2012/5/15付けの記事)
http://artscape.jp/study/digital-achive/10029828_1958.html

参考:
東京国立博物館のGoogle Art Project舞台裏―トロリーによる館内360度撮影、70億画素でデジタル化された国宝
http://current.ndl.go.jp/node/20617

1896年アテネから2012年ロンドンまで、英国国立公文書館がオリンピック関連資料のデジタルアーカイブ“The Olympic Record”を公開

2012年7・8月にロンドンオリンピックが開催されます。それに先だって、5月16日、英国国立公文書館(TNA)が、19世紀から21世紀にかけて開催されたオリンピック及びパラリンピックに関する数百点の歴史的資料を収録したデジタルアーカイブ“The Olympic Record”を公開しました。1896年のアテネオリンピックから、今回のロンドンオリンピックまでが対象となっており、1964年の東京オリンピックについても15点の資料が公開されています。また、2004年以降については“UK Government Web Archive”による関連ウェブサイトのアーカイブへのリンクも含まれています。

The Olympic Record
http://www.nationalarchives.gov.uk/olympics/

The Olympic Record - 1964 Tokyo
http://www.nationalarchives.gov.uk/olympics/timeline.htm#&panel1-18

Olympic records available online(The National Archives 2012/5/16付けニュース)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/713.htm

研究データにDOIを付与するオーストラリア国立データサービスの“Cite My Data”(文献紹介)

オープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の2012年5・6月号が刊行されました。その中に、オーストラリアのグリフィス大学のNatasha Simons氏による“Implementing DOIs for Research Data”という論文が掲載されています。日々の研究の過程で生まれる膨大な研究データを利用するために、それぞれのデータにデジタルオブジェクト識別子(Digital Object Identifier:DOI)を付与するという試みがあります。オーストラリア国立データサービス(Australian National Data Service:ANDS)は、2011年から、国際的なコンソーシアム“DataCite”と提携して、同国内の研究機関に対して“Cite My Data”というサービスを提供いるそうです。論文では同サービスの概要や、グリフィス大学における事例等が報告されています。

Implementing DOIs for Research Data
http://www.dlib.org/dlib/may12/simons/05simons.html

D-Lib Magazine Volume 18, Number 5/6
http://www.dlib.org/dlib/may12/05contents.html

ALA等、サイバーセキュリティ法案(2012)に懸念表明(米国)

下院において4月26日にサイバーセキュリティに関する法案Cyber Intelligence Sharing and Protection Act (CISPA)が通過したことにつづき、上院でもサイバーセキュリティ関係の法案(the Cyber Security Act of 2012 (S. 2105) および the SECURE IT Act (S. 2151))が検討されています。これらの法案に対して、ALA(米国図書館協会)、ARL(北米研究図書館協会)等が、情報自由法(FOIA)への制限等の点に関し懸念を表明しています。

Ref.
ORGANIZATIONS OPPOSED TO UNDERCUTTING FOIA IN CYBERSECURITY BILLS(2012/5/14)
http://www.openthegovernment.org/sites/default/files/S2105%20%20S%202151%20oppose%20final%20%282%29.pdf

Dear Senate: Pass Cybersecurity Bills that Promote Openness and Accountability (Open the Government.org 2012/5/14)