アーカイブ - 2012年 5月 11日 - car

図書館が地域住民を巻き込んで1冊の小説を書きあげるプロジェクト(米国)

米国のカンザス州にあるトペカ・ショーニー郡図書館(Topeka & Shawnee County Public Library)が“Community Novel Project”というプロジェクトを行なっているようです。これは、地域の住民を巻き込んで1冊の小説を書きあげるという内容で、各章ごとに著者を募り、トペカを舞台として、地域の有名な場所等を盛り込んだ物語を書いてもらうというものです。2012年4月に開始し、現在は第1章及び第2章が同館のウェブサイト公開されており、8月の完成が目標のようです。完成の暁には電子書籍及び紙の書籍として刊行する予定とのことです。

Community Novel Project
http://tscpl.org/community-novel/

Topeka & Shawnee County Public Library
http://tscpl.org/

米EDUCAUSE、高等教育におけるIT活用に関する論考・ケーススタディをまとめた書籍“Game Changers”を公開

米国のNPO・EDUCAUSEが、2012年5月2日付けで、“Game Changers: Education and Information Technologies”と題した書籍のPDFを公開しました。大学の学長や教員、その他関係者によって執筆された、ITと教育に関する17の論考と21のケーススタディがまとめられたものです。

Game Changers: Education and Information Technologies
http://www.educause.edu/game-changers

Game Changers: Education and Information Technologies
http://www.educause.edu/Resources/GameChangersEducationandInform/249721

SCREAL、「学術情報の利用に関する調査 2011」の結果の速報版を公表

学術図書館研究委員会(SCREAL)が、2011年10月頃に行なっていた、研究者及び大学院生を対象とする「学術情報の利用に関する調査2011」の結果の速報版(2012年3月19日付け)が公表されています。

「学術情報の利用に関する調査 2011」の結果の速報版(PDF:1ページ)
http://www.screal.jp/03192012SCREAL_first_release_3.pdf

SCREAL
http://www.screal.jp/

参考:
学術図書館研究委員会(SCREAL)、研究者・大学院生を対象とした「学術情報の利用に関する調査2011」を開始
http://current.ndl.go.jp/node/19291

生涯投稿料99ドルの査読付きオープンアクセス誌“PeerJ”が2012年秋に創刊

PLoS ONE出版代表のPeter Binfield氏が、2012年5月18日でPLoSを去り、オープンアクセス出版社“PeerJ”を立ち上げるそうです。同社が2012年秋に創刊する予定の査読付きオープンアクセス誌では、論文ごとに投稿料を支払うのではなく、99ドルの会費を支払うことで生涯投稿が可能になるというモデルを採用するようです。この価格設定について、PeerJのウェブサイトには「100ドルでヒトゲノム解析ができることが目標とされているのなら、学術出版でも同じことができるのではないか」(If we can set a goal to sequence the human genome for $100, then why can't we do the same for academic publishing?)と書かれています。ブログ“Scholarly Kitchen”が“The Open Access Price Wars Have Begun”と題した記事でこの動きを取り上げています。

PeerJ
http://peerj.com/

PeerJ Blog
http://blog.peerj.com/

下関市立中央図書館が「デジタル資料館」を公開、デジタル化した郷土資料をPC端末上で閲覧する電子書籍として提供

2012年4月7日に、下関市立中央図書館が同館のデジタルアーカイブ事業として「デジタル資料館」を公開しました。現在のところ「デジタル資料館」では、明治時代末期の郷土資料『関門錦苑』(写真集)を、PC端末上で閲覧する電子書籍として提供しています。この「デジタル資料館」いは、資料内のキーワード検索や付箋、ペンでの書き込み機能や書き込みを共有する機能等があるようです。

下関市立中央図書館デジタル資料館
http://www.shimonoseki-library.jp/index.html

下関市立図書館 (2012/4/7付けの記事に「アーカイブス事業がスタートしました!」とあります。)
http://www.library.shimonoseki.yamaguchi.jp/

講談社、Twitter・Facebookでリクエストを受け付け、入手困難作品を電子書籍で復刊する「復☆電書」を開始

2012年5月10日、講談社が、過去に同社で出版されたが現在は入手困難な作品を電子書籍で復刊する「復☆電書」という試みを始めました。5月末までTwitterとFacebookで復刊リクエストを受け付け、RT(リツイート)や「いいね!」が多かった作品から復刊交渉を行うそうです。なお、海外翻訳作品、コミック、雑誌は対象外とのことです。

復☆電書
http://sp.kodansha.co.jp/fukuden/

講談社、「電子書籍で復刊」プロジェクト Twitter・Facebookでリクエスト受け付け(ITmediaニュース 2012/5/10付け記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1205/10/news092.html

W3C、Linked Data Platformワーキンググループを立ち上げ

2012年5月9日に、W3Cが、ウェブにおけるLinked Dataの利用を促進することを目的として「Linked Data Platformワーキンググループ」を立ち上げたことを発表しました。Linked Dataを扱うためのRESTfulなAPI等から構成されるLinked Data Platformに関するW3C勧告(recommendation)を2014年3月に公開するという目標に向けて活動を行うそうです。

Linked Data Platform (LDP) Working Group Charter
http://www.w3.org/2012/ldp/charter

W3C Launches Linked Data Platform Working Group(W3C 2012/5/9付けニュース)
http://www.w3.org/News/2012.html#entry-9446

図書館と情報セキュリティに関するメーリングリスト“SEC4LIB”が開設

2012年5月10日に、図書館と情報セキュリティに関するメーリングリスト“SEC4LIB”が開設されました。図書館ニュースサイト“LISNews”等の管理人であるBlake Carver氏らが運営するもので、これまでGoogleグループ等で運営していた同種のメーリングリストを統合して「公式版」を作ったということのようです。なお、同氏は、2011年7月に“Security4Lib”というウェブサイトを立ち上げています。

SEC4LIB
https://listserv.nd.edu/cgi-bin/wa?A0=SEC4LIB

The ‘Official’ Sec4Lib Listserve(Security for Libraries 2012/5/10付け記事)
http://sec4lib.wordpress.com/2012/05/10/the-official-sec4lib-listserve/

経産省「コンテンツ緊急電子化事業」の電子書籍制作仕様書(確定版)が公開

2012年5月10日に、日本出版インフラセンター(JPO)が受託している経済産業省の「コンテンツ緊急電子化事業」のウェブサイトで、JPOのコンテンツ緊急電子化事業プロジェクトチームの作成した「コンテンツ緊急電子化事業 電子書籍制作仕様書」(確定版)が公開されました。

コンテンツ緊急電子化事業電子書籍制作仕様書(PDF)
http://www.kindigi.jp/dlfiles/jpo20120508/specific-20120508.pdf

電子書籍制作仕様書の確定版を公開しました (緊デジ.jp 2012/5/10付けの記事)
http://www.kindigi.jp/info/20120510a/

米Amazonの有料会員向け電子書籍貸出サービス“Kindle Owner's Lending Library”に「ハリーポッター」全7作が追加

2012年5月10日、米国Amazon.comの電子書籍無料貸出サービス“Kindle Owners' Lending Library”のラインナップに、J・K・ローリング氏の「ハリー・ポッター」シリーズ全7作が追加されると発表されました。同サービスは年会費79ドルのAmazon Prime会員限定のもので、現在145,000点の電子書籍を借りることが可能です。ハリー・ポッターシリーズの貸出開始は6月19日からとなっており、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語版が提供される予定です。

All 7 Harry Potter eBooks Coming to Kindle Owners’ Lending Library(Amazon.com 2012/5/10付けプレスリリース)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1694446&highlight=

Amazon、電子書籍無料貸し出しに「ハリー・ポッター」追加(ITpro 2012/5/11付け記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120511/396001/

インドで開催されたブックセラピーに関する国際会議の報告(記事紹介)

2012年2月にインドで開催されたブックセラピー(Book Therapy)に関する国際会議の報告が、国際子ども図書館のウェブサイトに掲載されています。日本代表として同会議に参加した翻訳家の野坂悦子氏によるものです。同会議は、インド児童文学作家イラストレーター協会(Association of Writers and Illustrators for Children)及び国際児童図書評議会インド支部(IBBY India)が主催するもので、世界各国から200名が参加したそうです。ブックセラピーとは、本を通して精神の回復をめざし、心と体のヒーリングを実現するものだといいます。野坂氏は、「『二度と』―紙芝居と平和」と題した講演のなかで原爆の悲惨さと平和への祈りを描いた紙芝居「二度と」を紹介したほか、東日本大震災被災地支援を行なう「<子どもたちへ>あしたの本プロジェクト」の活動を紹介する発表も行ったそうです。

AWIC/IBBY India主催「ブックセラピーに関する国際会議」参加報告(国際子ども図書館 2012/5/10付け記事)
http://www.kodomo.go.jp/info/child/2012-033.html

インドのニューデリーで、ブックセラピーに関する国際会議を開催予定(国際子ども図書館 2011/10/27付け記事)

国立大学図書館協会、「大学図書館における著作権問題Q&A」(第8版)を公開

2012年5月9日に、国立大学図書館協会が国公私立大学図書館協力委員会大学図書館著作権検討委員会による「大学図書館における著作権問題Q&A」(第8版)を公開しました。文書の日付けは2012年3月23日となっています。

大学図書館における著作権問題Q&A(第8版) (PDF)
http://www.janul.jp/j/documents/coop/copyrightQA_v8.pdf

国立大学図書館協会
http://www.janul.jp/

【イベント】国立情報学研究所(NII)オープンハウス2012(6/7~8・東京)

2012年6月7日と8日に、東京都千代田区の学術総合センターにおいて、国立情報学研究所(NII)オープンハウス2012が開催されます。そのなかで、8日には、大学図書館員等を対象としたワークショップ「大学図書館と共に拓く新たな学術コンテンツ基盤の地平」が開かれ、CiNii Booksや電子リソースの共同管理、実務研修やJUSTICEのようなNIIと大学図書館の連携に関する発表及びディスカッションが行われます。

NIIオープンハウス2012「大学図書館と共に拓く新たな学術コンテンツ基盤の地平」
http://www.nii.ac.jp/content/event/2012/openhouse.html

オープンハウス(NII)
http://www.nii.ac.jp/event/openhouse/

オープンハウスアーカイブ(NII)
http://www.nii.ac.jp/event/openhouse/archives/

参考:
E1189 - 大学図書館コンソーシアム連合JUSTICEの誕生:現状とその将来
http://current.ndl.go.jp/e1189

E1065 - 国立情報学研究所オープンハウス2010<報告>
http://current.ndl.go.jp/e1065