アーカイブ - 2012年 4月 - car

4月 20日

国立国会図書館、「電子情報に関する標準」のウェブページを開設

国立国会図書館は、2012年4月20日、「電子情報に関する標準」のウェブページを開設しました。国立国会図書館が採用する、メタデータや識別子等の電子情報の収集・提供・保存に関する標準、関連するリンク集や最新情報が掲載されています。

Ref.
電子情報に関する標準(日本語版)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/standards/index.html

電子情報に関する標準(英語版)
http://www.ndl.go.jp/en/aboutus/standards/index.html

Linked Open DataによるWorldCatデータ公開に向けたOCLCの取組(記事紹介)

2012年4月16日~18日に米国オハイオ州で開催されたOCLCのGlobal Council Meetingで、第2日目に、OCLCの副社長であるRobin Murray氏及びJim Michalko氏による“Linked Open Data”と題した講演が行われました。その様子について、LYRASISのPeter E. Murray氏が自身のブログでレポートしています。講演では、Linked DataによるWorldCatのデータの公開に向けたOCLCの取組について紹介され、特に後半ではMichalko氏が権利関係の話題を提供したそうです。レポートからは、OCLCがデータ公開について積極的に捉えていること(“opportunity than threat”)や、公開されるデータには営利目的でも自由に利用可能なODC-BYライセンス(VIAFでも採用)の採用が検討されていることなどが伺えます。講演後には、CC0ライセンス(パブリックドメイン)を採用しているEuropeanaにデータを提供する際の問題についても議論されたそうです。講演映像や資料は後日OCLCのサイトで公開される予定とのことです。

米国地質調査局、130年間のデジタル化地形図等161,000点を提供する“Historical Topographic Map Collection”を公開

米国地質調査局(U.S.. Geological Survey)が、デジタル化した過去130年間に渡る米国の歴史的な地形図等161,000点以上を提供するウェブサイト“Historical Topographic Map Collection”を公開しました。提供されている地形図等についてはフリーダウンロードが可能とのことです。

The National Map: Historical Topographic Map Collection
http://nationalmap.gov/historical/

Historical Maps Go Digital (U.S. Geological Survey 2012/4/19付けの記事)
http://www.usgs.gov/newsroom/article.asp?ID=3176&from=rss_home

Historic Maps Go Digital, More than 161,000 Historic Topographic Maps Now Available from USGS (Free) (LJ INFOdocket 2012/4/19付けの記事)

オーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”がAPIを公開

オーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”がAPIを公開しました。Troveの検索対象には同館がデジタル化した新聞をはじめとする様々なコンテンツが含まれており、ユーザによるテキスト修正やコンテンツへのタグ付け等が盛んに行われています。

API(Trove)
http://trove.nla.gov.au/general/api

API - Technical Guide(Trove)
http://trove.nla.gov.au/general/api-technical

API - Terms of Use(Trove)
http://trove.nla.gov.au/general/api-termsofuse

Trove Application Programming Interface (API)(Trove 2012/4/16付けニュース)
http://trove.nla.gov.au/forum/showthread.php?896-Trove-Application-Programming-Interface-%28API%29

参考:
オーストラリア国立図書館の情報探索システムTroveの機能拡張作業についての記事
http://current.ndl.go.jp/node/19536

北海道大学、科学技術コミュニケーションの基本的な考え方とスキルを動画と電子書籍で学ぶ「道具箱」を公開

2012年4月20日に、北海道大学高等教育推進機構高等教育研究部に設置されている科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)が、科学技術コミュニケーションにおける基本的な考え方やスキルをコンパクトにまとめた「科学技術コミュニケーションの道具箱」を公開しました。「科学技術コミュニケーションの道具箱」は動画と電子書籍で構成されており、「サイエンス・カフェ」「科学技術コンテンツのデザイン」「研究紹介ビデオを作ろう」等の12タイトルがあります。

科学技術コミュニケーション、ビデオと電子書籍で学べます (北海道大学CoSTEP 2012/4/20付けの記事)
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/costep/news/article/184/

福岡市がPinterestに公式アカウントを開設、日本の自治体では初

2012年4月20日に福岡市が画像共有ソーシャルネットワークサービス“Pinterest”(ピンタレスト)に公式アカウント「福岡チャンネル」を開設しました。同市によると日本の自治体としては初めてとのことです。

福岡チャンネル(Pinterest)
http://pinterest.com/fukuokachannel/

福岡市
http://www.city.fukuoka.lg.jp/

福岡市がPinterestで情報発信 国内自治体初(ITmedia ニュース 2012/4/19付け記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1204/19/news087.html

参考:
Pinterestを活用している博物館・美術館の10の事例(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/20604

教員が“Pinterest”を活用するための16の方法(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/20588

EuropeanaがPinterestに公式ページを公開
http://current.ndl.go.jp/node/20433

米シラキュース大学、Pinterestを用いた「未来の図書館」アイディアコンテストを開催中

4月 19日

文献管理ツール“Mendeley”のライブラリーを利用した学術検索のパーソナライズは可能か?

研究者はどのように学術的な検索を行っているのか、そして彼らが文献管理ツール“Mendeley”のライブラリーに登録したデータを活用することでそれらの検索結果をパーソナライズすることは可能なのかという問題意識による研究が進行中だそうです。この研究を行っているのは米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校のJaime Arguello氏で、現在、検索履歴等のデータの提供とインタビューに応じてくれる協力者を募集しています(期間は一か月、謝礼50ドルありとのこと)。

Transforming scholarly search with Mendeley
http://jasonpriem.github.com/schol-search-study/overview_and_signup.html

Transforming Scholarly Search with Mendeley: Your help needed!(Mendeley Blog 2012/4/17付け記事)
http://blog.mendeley.com/mendeley-use-case/transforming-scholarly-search-with-mendeley-your-help-needed/

参考:

三重県立図書館、改革実行計画「明日の県立図書館」に基づく「平成24年度アクションプログラム」を公表

2012年4月19日、三重県立図書館が、同館の2011~2014年度における改革実行計画「明日の県立図書館」に基づいた「平成24年度アクションプログラム」を公表しました。アクションプログラムでは、改革実行計画で示された「2つの約束」を実現するための「3つの活動」及び「5つの方策」について、2012年度に実行していく行動がスケジュールも含めてまとめられています。

平成24年度アクションプログラム(PDF:7ページ)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/201204015320.pdf

「明日の県立図書館~三重県立図書館改革実行計画~」平成24年度アクションプログラムを公表します(三重県立図書館 2012/4/19付け情報)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2012040153

EDUCAUSE、「教科書の変化について知っておくべき7つのこと」を公開

2012年4月16日に、米国のNPO・EDUCAUSEが、毎月刊行している「知っておくべき7つのこと」シリーズの最新号として、「教科書の変化について知っておくべき7つのこと」(7 Things You Should Know About the Evolution of the Textbook)を刊行しました。デジタル教科書やタブレット端末等の登場による教科書の変化について7項目から論じています。

7 Things You Should Know About the Evolution of the Textbook
http://www.educause.edu/Resources/7ThingsYouShouldKnowAbouttheEv/249927

大阪市立大学、美術館等でのギャラリートークをインターネットで配信する「CURATORS TV」を公開

2012年4月13日に、大阪市立大学都市研究プラザが、全国の美術館等のキュレーターによるギャラリートークを、インターネットで配信する研究プロジェクト「CURATORS TV」を公開しました。「CURATORS TV」とは、美術館やアートを身近に感じてもらうことを目的に、全国の美術館のギャラリートークをまとめてインターネットで配信する日本初の試みとのことです。

CURATORS TV
http://www.curatorstv.com/

全国の美術館のギャラリートーク(作品解説)をインターネットで配信するCURATORS TVを4月13日に公開(グローバルCOE拠点大阪市立大学都市研究プラザ 2012/4/12付けの記事)
http://www.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/2012/04/-curators-tv-4-13.html

ICタグ導入、iPad館内貸出、図書購入費2倍等、大阪府箕面市の全市立図書館がサービスを全面リニューアル

2012年4月20日から、大阪府箕面市の市立図書館全6館がICタグシステムを導入し、府内で初めて図書の貸出・返却を完全自動化するようです。また、iPadの館内無料貸出と無線LAN設置によりインターネット環境の整備、図書購入費を年間3,100万円から6,200万円へ拡大、図書館の新設を行うと発表しています。また一方で、2011年8月に策定した「箕面市知の拠点づくりアクションプラン」に基づき、業務の見直しによって人件費を8,000万円削減するとしています。

(報道資料)箕面市の図書館がサービス充実の全面リニューアル~府内初、貸出・返却を完全に自動化/年間の図書購入費2倍に~ (箕面市 2012/4/18付けの記事)
http://www.city.minoh.lg.jp/library/toshokan_servicejuujitsu.html

英国図書館、シェイクスピアのファーストフォリオとコナン・ドイルのオリジナル原稿を4月23~25日に東京で公開

2012年4月16日に、英国図書館(BL)は、同館が所蔵するシェイクスピアの戯曲作品集である1623年の『ファースト・フォリオ』(First Folio)と、アーサー・コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズのうちの一つ『スリークォーターの失踪』(The Adventure of the Missing Three-Quarter)のオリジナル原稿を、4月23日から25日にかけて東京で開催されるイベントで公開すると発表しました。このイベントは、英国政府が2012年に実施している英国文化発信事業「グレート・キャンペーン」の一環として行なわれるものです。

GREAT British icons bound for Tokyo (British Library 2012/4/16付けの記事)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/GREAT-British-icons-bound-for-Tokyo-58b.aspx

奈良教育大学、奈良女子大学、奈良先端科学技術大学院大学の図書館が相互協定を締結

奈良先端科学技術大学院大学総合情報基盤センター、奈良教育大学学術情報教育研究センター図書館、奈良女子大学附属図書館の間で「奈良県内国立大学図書館の連携協力に関する協定書」が締結されました。各大学の構成員は他の大学の図書を直接借りるなどの利用ができるようになりました。なお、これら3大学の図書館は奈良県立図書情報館とも相互協定を結んでいます。

奈良県内国立大学図書館特別利用開始
http://library.naist.jp/library/news/20120405.html

奈良先端科学技術大学院大学附属図書館・奈良教育大学学術情報教育研究センター図書館の利用について
http://www.lib.nara-wu.ac.jp/index.php?page_id=50#nara3u

関東の都県立図書館が大規模災害時に相互連携を

関東地区公共図書館協議会が2012年3月に関東の都県立図書館の間で大規模災害時の相互連携に関する申合せを行ったそうです。連携内容として、貴重資料の保管や被害状況調査などが挙げられています。同協議会は、東京都・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・新潟県・山梨県・長野県・静岡県の都県立及び市区町村立図書館によって構成されています。

災害時に相互応援態勢 県立中央図書館と関東の都県立図書館(静岡新聞 2012/4/19付け記事)
http://www.at-s.com/news/detail/100116901.html

関東地区公共図書館協議会ホームページ
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/kanburo/kanburo.htm

CrossRef、論文PDFから参考文献情報を抽出するツールをオープンソースで公開

論文のリンキングサービスを提供するCrossRefが、学術雑誌論文のPDFファイルから参考文献の情報を抽出する“PDF-Extract”というツール(Rubyスクリプト)をオープンソースで公開しました。同ツールのウェブ版インタフェース“Extracto”も用意されており、APIも提供されています(ただし、サーバが貧弱なので注意とのこと)。出版社がCrossRefに参加して自社コンテンツへのDOI(Digital Object Identifier)を付与する際には、そのコンテンツに含まれる参考文献にDOIを使ったリンクを設定しないといけないそうで、中小規模出版社にとっては負担となるこの作業を容易にするためにこのようなツールを作成したと説明されています。

PDF-Extract(GitHub)
https://github.com/CrossRef/pdfextract

Extracto
http://extracto.labs.crossref.org/

PDF-Extract(CrossRef Labs)
http://labs.crossref.org/styled-6/pdf_extract.html

PDF-Extract(CrossTech 2012/4/17付け記事)

OCLCの研究開発部門OCLC Researchが2011年の活動報告を公表

OCLC Researchが2011年の活動報告“OCLC Research: 2011 Activity Report”を公表しました。1978年に設立されたOCLC ResearchはOCLCの研究開発部門として様々なプロジェクトを行っており、システム開発や調査研究などの活動を行っています。活動報告では同部門が掲げる次の3つの役割に沿って1年間の活動をまとめています。

(1)研究開発に関する社会の情報源となる
(2)OCLCに対して先進的な開発や技術的サポートを提供する
(3)OCLCとメンバー館の間の結びつきを深め、共有される課題についてコミュニティを組織する

OCLC Research: 2011 Activity Report(PDF:36ページ)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2012/2011activityreport.pdf

Newly Published Report Highlights 2011 Work, Engagements of OCLC Research(OCLC 2012/4/18付け記事)
http://www.oclc.org/research/news/2012-04-18.htm

参考:

宮城県教育委員会、「東日本大震災に係る教育関連記録集」のページを公開

2012年4月18日に、宮城県教育委員会が、「東日本大震災に係る教育関連記録集」のウェブページを公開しました。東日本大震災に対する県教育委員会や県立施設、市町村立小中学校等の対応の記録がまとめられています。

東日本大震災に係る教育関連記録集
http://www.pref.miyagi.jp/kyouiku/new/top2.html

(宮城県教育委員会 2012/4/18付けの記事に「『東日本大震災に係る教育関連記録集』を掲載しました(総務課)」とあります)
http://www.pref.miyagi.jp/kyouiku/

4月 18日

東日本大震災の津波で流出した茨城県五浦海岸の「六角堂」が再建される

東日本大震災の津波で流出した茨城県の「六角堂」が再建され、2012年4月17日に完成式が行われました。4月28日より一般公開されます。六角堂は、正式には「茨城大学五浦美術文化研究所六角堂」という名称で、岡倉天心が設計した木造建築物です。2012年2月に流出を理由に抹消されるまでは国の登録有形文化財にも登録されていました。再建費用の約4,000万円の大半は寄付で賄われたそうです。

六角堂復活、復興に弾み 津波で流失、周辺住民「感無量」(MSN産経ニュース 2012/4/18付け記事)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120418/ibr12041802070004-n1.htm

六角堂、再び 再建完了、28日から公開(東京新聞 2012/4/18付け記事)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012041802000110.html

「復興シンボルに」六角堂の完工祝う(茨城新聞ニュース 2012/4/18付け記事)
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13346710784330

六角堂等復興基金の募集等について(茨城大学)
http://www.ibaraki.ac.jp/donation/

ブルーシールド、シリアの文化財保護に関して2度目の声明

IFLA(国際図書館連盟)のアナウンスメントによると、ブルーシールドが、混乱の続くシリアにおける文化財の保護について、2度目の声明を公表したとのことです。

(※現時点でブルーシールドのウェブサイトでは原文未掲載)

Ref.
Blue Shield - 2nd Statement on Syria (IFLA 2012/4/16付けのアナウンスメント)
http://www.ifla.org/en/news/blue-shield-2nd-statement-on-syria

参考:
E688 - ブルーシールド―危険に瀕する文化遺産の保護のために<文献紹介>No.112 2007.08.29
http://current.ndl.go.jp/e688

英JISCの研究グループがモバイル端末向けの図書館サービスインフラを議論するコミュニティサイトを公開

2012年4月17日に、英国のJISCが2011年11月から2012年9月まで実施している、モバイル端末向けの図書館サービスインフラの研究プロジェクト“Mobile Infrastructure for Libraries”が、その研究プロジェクトの一環としてコミュニティサイトを公開しました。このウェブサイトでは、モバイル端末向けの図書館サービスインフラ等について議論するためのもので、現在「コンテンツ」「技術」「サービス」「一般」「ポリシーと戦略」の5つのグループが開設されています。ログインしなくても議論の内容を閲覧できますが、プロジェクトは積極的な登録参加を呼び掛けています。

m-libraries online community
http://www.m-libraries.info/community/

ページ