アーカイブ - 2012年 4月 - car

4月 26日

ハーバード大学、1200万件以上の書誌データをCC0(パブリックドメイン)ライセンスで公開

2012年4月24日、米国のハーバード大学図書館が、同館の書誌データのうち1,200万件以上を、クリエイティブコモンズのCC0(パブリックドメイン)ライセンスで公開しました。MARC21フォーマットの一括ダウンロードファイル(約3.1GB)が提供されているほか、米国デジタル公共図書館(Digital Public Library of America:DPLA)経由でAPIによる利用も可能のようです。同時に、同大学の機関リポジトリ“DASH”のメタデータにもCC0が適用されました。

Harvard Library Open Metadata
http://openmetadata.lib.harvard.edu/

Millions of Harvard Library Catalog Records Publicly Available(THE HARVARD LIBRARY TRANSITION 2012/4/24付けニュース)
http://isites.harvard.edu/icb/icb.do?keyword=k77982&pageid=icb.page498373

Harvard Releases Big Data for Books(New York Times 2012/4/24付け記事)

2013年7月からOCLCの書誌レコードIDの体系が変更される予定

2013年7月1日からOCLCの書誌レコードのIDである“OCLC Number”の体系が変更されるそうです。これまでに付与されたOCLC Numberが10億に近づいているために桁数の拡張を行なうという内容で、桁数に応じて以下のように対応が異なります。

・1~99999999の場合(8桁以下):12345→ocm00012345^(^ = 半角スペース)
・100000000~999999999の場合(9桁):123456789→ocn123456789
・1000000000~の場合:1234567890(10桁以上)→on1234567890

9桁以下の場合は“ocm”“ocn”といった接頭辞(prefix)・ゼロ・半角スペースを使って12桁に揃え、10桁以上の場合は“on”をつけるだけということのようです。

図書館員、図書館システムベンダ、出版社等の関係者に対して注意が呼びかけられています。

OCLC Control Number expansion(OCLC)
http://www.oclc.org/us/en/batchprocessing/number-expansion.htm

OCLC control number expansion in 2013(OCLC Developer Network 2012/4/23付け情報)

日本障害者リハビリテーション協会、シンポジウム「届けたい、読める教科書、DAISY教科書を!」報告書を公開

2012年2月5日に東京都で開催されたシンポジウム「届けたい、読める教科書、DAISY教科書を!」の報告書がまとめられ、日本障害者リハビリテーション協会の情報サイト「障害保健福祉研究情報システム(DINF)」で公開されました。マルチメディアDAISY教科書やEPUB等に関する講演、事例報告、パネルディスカッション等の資料が掲載されています。

シンポジウム「届けたい、読める教科書、DAISY教科書を!」報告書(トップページ「新着・更新情報」欄に2012/4/25付けで掲載とあります。)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/daisy/120205daisy_symp/index.html

専門図書館協会、ザンビアでの読み書き習得支援事業、終了へ(米国)

米国専門図書館協会では、ザンビアで恵まれない子供たちに対しコンピュータを使った読み書き習得支援事業を行ってきましたが、このたび事業を完了したことを伝えるプレスリリースがだされています。この事業は、Lubuto図書館プロジェクト(Lubuto Library Project)と協力して進めてきたもので、ザンビアの主要7言語でそれぞれ100回、合計700回のレッスンを提供したとのことです。

Ref.
SLA Members Support Lubuto Library Project, Zambian Literacy Information Professionals Help Deliver Literacy Program for African Children()
http://www.sla.org/content/SLA/pressroom/pressrelease/12pr/pr2012-04.cfm

上田女子短期大学の「図書館職員学び直し講座」の第6講座

長野県の上田女子短期大学が主催する「図書館職員学び直し講座」の第6講座「児童青少年サービス演習」が、2012年5月14日から2012年9月10日にかけて開催されます。子供たちの読書推進・情報活用能力の育成に向けた知識と技術がテーマとなっています。

図書館職員学び直し講座 「第6講座」 のご案内
http://www.uedawjc.ac.jp/news_from_jc/2012/news_from_jc2012-02.html

参考:
上田女子短期大学、「図書館職員学び直し講座」を開設
Posted 2009年10月19日
http://current.ndl.go.jp/node/14967

4月 25日

被災文化財等救援委員会が『保存科学』51号の2つの文献を公開 津波等による被災文書の救済がテーマ

2012年4月24日に、東京文化財研究所に事務局を置く「被災文化財等救援委員会」が、東京文化財研究所の研究報告『保存科学』51号に掲載された2つの文献をPDFで公開しました。その2つの文献とは、どちらも津波等によって被災した文書等の救済をテーマとしたもので、「〔報告〕水・塩水で被災した資料の殺菌燻蒸の注意点:資料中の水分・塩分による副生成物の生成量の調査結果について」と、「〔報告〕津波等で被災した文書等の救済法としてのスクウェルチ・ドライイング法の検討」です。

〔報告〕水・塩水で被災した資料の殺菌燻蒸の注意点:資料中の水分・塩分による副生成物の生成量の調査結果について (PDF)
http://www.tobunken.go.jp/japanese/rescue/20120424-2.pdf

エレバンで世界の本の首都を祝うイベント開催(アルメニア)

アルメニアの首都エレバンは、2012年の世界の“本の首都”(World Book Capital)に指名されています。4月21日から22日にかけて、エレバン各所でイベントが開催されたとのことです。

なお、エレバンは“本の首都”の企画が2001年にユネスコ、IFLA、国際出版連盟(IPA)などにより開始されて以来、12番目の"首都"であり、次の"首都"はタイのバンコクに決定されています。2014年の応募はまもなく4月27日に締め切られるとのことです。

Ref.
JOIN US FOR THE CELEBRATIONS OF YEREVAN WORLD BOOK CAPITAL 2012. DOZENS OF CULTURAL EVENTS ALL OVER THE DOWNTOWN FOR FREE!(2012/4/22付けアナウンスメント)
http://www.yerevan2012.org/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=43&Itemid=127&lang=en

World Book Capital City: An acknowledgement of the best programme dedicated to books and reading.

今年のPR上手な図書館は?2012年コットン・ディーナ図書館PR賞受賞8館発表される(米国)

米国図書館協会(ALA)傘下の図書館管理・経営協会(LLAMA)は毎年、図書館のPRで大きな実績を示した図書館を表彰する“John Cotton Dana Library Public Relations Award”を選定していますが、LLAMAから、この2012年版を受賞した8つの図書館(テキサス州アーリントン図書館、アイオワ州シダーラピッズ公共図書館、カリフォルニア州コントラコスタ公共図書館など)が、簡単な紹介とともに発表されています。

アーリントン図書館は、図書館ボランティアに“本のお医者さん”、“文化遺産探偵”、“図書館の覆面調査員”などのキャラクター付けをし、ボランティア活動を活性化したことが評価されたようです。また、シダーラピッズ図書館は、2008年の洪水で被災した本館の再建にあたって、ブランドの再構築を図るキャンペーンを展開し、図書館カード発行数を36%とするなど成功をおさめたことが評価されたようです。

Ref.
Winners of the 2012 John Cotton Dana Library Public Relations Award(米国図書館協会 2012/4/24付けプレスリリース)
http://www.ala.org/news/pr?id=10208

参考:

国立大学図書館協会、「電子環境下における今後の学術情報システムに向けて」を公開

2012年4月18日に、国立大学図書館協会が、学術情報委員会学術情報システム検討小委員会報告書として「電子環境下における今後の学術情報システムに向けて」を公開しました。報告書の日付けは2011年11月付けとなっています。

電子環境下における今後の学術情報システムに向けて (PDF)
http://www.janul.jp/j/projects/si/gkjhoukoku201111.pdf

国立大学図書館協会 (2012/4/18付けの記事に「学術情報委員会 学術情報システム検討小委員会報告書『電子環境下における今後の学術情報システムに向けて」(平成23.11)を掲載しました。』とあります)
http://www.janul.jp/

舞鶴引揚記念館、戦時中の手紙や引揚証明書等引き揚げ経験者からの寄贈品のデジタル化を実施(記事紹介)

2012年4月25日付けの京都新聞に「抑留耐え抜いた衣類や手紙 舞鶴引揚記念館がデジタル化」という記事が掲載されています。記事では、京都府舞鶴市の舞鶴引揚記念館による、引き揚げ経験者からの寄贈品のデジタル化事業について紹介しています。

抑留耐え抜いた衣類や手紙 舞鶴引揚記念館がデジタル化 (京都新聞 2012/4/25付けの記事)
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20120425000045

舞鶴引揚記念館
http://www.maizuru-bunkajigyoudan.or.jp/hikiage_homepage/next.html

第38回米国図書館立法の日に350人以上の図書館関係者が参集

4月23日、24日は、図書館関係者が、第38回米国図書館立法の日でした。図書館に関心を寄せる人々が、連邦議会の内部の人々と交流し、図書館に関する重要な法案に関して議論したり、アドヴォカシー活動を行う日となっています。今年の図書館立法の日には、350人以上の図書館関係者が参集したとのことです。

Ref.
Library advocates gathered in Washington for 38th annual National Library Legislative Day(米国図書館協会 2012/4/24付けプレスリリース)
http://www.ala.org/news/pr?id=10243

National Library Legislative Day (NLLD) 2012(米国図書館協会 図書館立法の日に関する特設ページ、各種資料、当日の模様を伝える写真データなど)
http://www.ala.org/advocacy/advleg/nlld

National Library Legislative Day April 23-24, 2012 KEY ISSUES(重要案件についての米国図書館協会のポジションを概説した資料)

明治大学図書館OPAC、授業名から図書館資料の検索が可能に

2012年4月25日に、明治大学図書館が、授業名から図書館資料を検索できるシステムをOPACに実装しました。同大学の和泉キャンパスで開講される学部授業が対象で、語学・実技授業は全キャンパス対象外とのことです。NDC分類を使って授業内容と図書館資料を結びつけているとのことです。

授業名から資料が探せます!-授業分類システムリリースー (明治大学図書館 2012/4/25付けの記事)
http://www.lib-ref.jp/meiji/opennews/NewsViewAction.do?id=NS00000764

図書館でガーデニング・プログラム(米国)

ALA(米国図書館協会)が、この数年来ガーデニングや家庭菜園がますます盛んになっており、図書館も、ガーデニング等の初心者から上級者まで参加できる様々なプログラムを提供している、として、プレスリリースを出しています。

バージニア州のリッチモンド公共図書館では、"Gardening @ your library"のキャンペーンを主宰し、10代、20代の若者をターゲットにしたガーデニングクラブを開催し、地域の専門家から学ぶ機会を提供し、またガーデニング関係のコレクションを提供しているとのことです。

ミネソタ州のグランド・ラピッズ地域図書館では、地域の新聞で“Organic gardening @ your library”として図書館の所蔵するガーデニング関係の情報源を紹介する記事が掲載されているとのことです。

Ref.
Growing gardening programs @ your library(米国図書館協会2012/4/24付けのプレスリリース)
http://www.ala.org/news/pr?id=10186

Organic Gardening @ your library(GrandRapidmn.com 2011/6/3付けの記事)

4月 24日

国立情報学研究所(NII)、「電子的学術情報資源を中心とする新たな基盤構築に向けた構想」を公表

国立情報学研究所(NII)が、2012年4月24日に、学術コンテンツ運営・連携本部図書館連携作業部会による報告書「電子的学術情報資源を中心とする新たな基盤構築に向けた構想」(2012年3月付け)を公開しました。同部会は、2009年3月に「次世代目録所在情報サービスの在り方について(最終報告)」を公表しました。今回の報告書は、それから3年が経過した現在の状況を整理し、目録所在情報サービスを含めた学術情報の整備等に関する今後の構想について検討した結果をまとめたものです。

電子的学術情報資源を中心とする新たな基盤構築に向けた構想(PDF:26ページ)
http://www.nii.ac.jp/content/archive/pdf/content_report_h23.pdf

ハーバード大学、価格高騰する学術雑誌の購読中止を視野に入れた対策案を教員等に提示

米国のハーバード大学の教員で構成される図書館に関する諮問委員会(Faculty Advisory Council)が、学術雑誌の価格高騰問題へ対応するために教員・学生らに対していくつかの対策を提案しています。

同委員会は、まず、

・ハーバードは大手出版社に対して年間375万ドル支払っている
・一部のジャーナルは年間4万ドルもの購読費がかかっている
・ある2社については過去6年で145%値上がりしている

のような苦しい現状を述べ、主要な学術雑誌の契約、少なくとも大手2社との契約をこれまで通りに続けていくことは不可能という結論に至ったと説明しています。そして、教員及び学生と図書館に対して次の9つの対策を検討するように示し、意見を募っています。(うち、1~6が教員及び学生向け、7~9が図書館向け。)

(1)大学のオープンアクセス(OA)ポリシーに従って自著論文を必ず機関リポジトリに登録すること。
(2)論文の投稿先として、OAジャーナルや、維持可能な価格のジャーナルを検討すること。
(3)ジャーナルの編集委員を担当している場合は、OA化することや、無理な価格設定をする出版社と縁を切ることを検討すること。無理ならば編集委員の辞任も考えること。
(4)専門家組織にこの問題を取り上げてもらうこと。

国立公文書館が2011年度の東日本大震災被災公文書等修復支援事業報告書及び2012年度の同事業概要を公表

国立公文書館が、2011年度に実施した東日本大震災被災公文書等修復支援事業の報告書を公表しました。また、併せて、2012年度の同事業の概要についても公表しています。

平成24年度 被災公文書等修復支援事業概要 (国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/top/111228_02_02.html

かけがえのない郷土、新たな夢と希望に向けて―東日本大震災被災公文書等修復支援事業報告書― (PDF)
http://www.archives.go.jp/top/pdf/111228_02_2_01.pdf

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が研究データ管理に関する講演資料10本を公開

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が研究データ管理(research data management:RDM)に関する講演資料計10本を公開しました。2種類のイベントの資料から成り、2012年3月末に様々なテーマで開催された第5回RLUKメンバー会議の資料(10本中、後半4本がRDM関係)と、RDMをテーマとしたディスカッションの資料6本です。JISCやデジタルキュレーションセンター(DCC)のようなRDM支援を行っている機関や各高等教育機関からの報告のほか、シェフィールド大学のSheila Corrall氏による、図書館員がRDMサービスを提供するに当たって求められるスキルについての講演も含まれています。

Presentations from the RLUK Members Meeting and AGM(RLUK 2012/4/20付け記事)
http://www.rluk.ac.uk/content/presentations-rluk-members-meeting-and-agm

Clarifying the Roles of Libraries in Research Data Management: A Discussion Day to find Creative Solutions(RLUK 2012/4/20付け記事)

シェイクスピアの遺書、サイン(記事紹介)

英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアの誕生日は伝統的に4月23日(死亡日と同じ)とされ、祝われています。彼は1616年に亡くなるわずか数週間前に妻や娘に宛てた遺書を作成しました。英国国立公文書館(TNA)はその遺書をデジタル化してオンラインで公開しています。もっとも、この遺書は弁護士が書いたもので家族や友人に宛てた言葉が記されているわけではないそうです。ただ、シェイクスピアは多くの詩や30以上の劇を残したものの手稿や個人的な手紙が残っておらず、そんななか、この遺書には3回も手書きでサインがされているという意味で貴重です。彼のサインは他に3例しか知られてないそうです。同館では、その他にも、ジェーン・オースティンなどの有名人の遺書や、カンタベリー遺言裁判所(Prerogative Court of Canterbury)の1384年~1858年における100万点以上の遺書などをデジタル化して公開しています。

Shakespeare's will
http://www.nationalarchives.gov.uk/museum/item.asp?item_id=21

Prerogative Court of Canterbury wills (1384 - 1858)

OCLC、MLAにおけるソーシャルメタデータの活用に関するレポート(第3弾)を発表

2012年4月23日、米国OCLCの研究部門OCLC Researchが、“Social Metadata for Libraries, Archives and Museums Part 3: Recommendations and Readings”と題したレポートを公表しました。これは、図書館・博物館・文書館(MLA機関)におけるソーシャルメタデータの活用をテーマとした一連のレポートの第3弾(最終巻)で、これまでに発表された第1弾(2011年9月)と第2弾(2012年1月)の内容を受けて各機関への推奨事項をまとめたものです。あわせて、3本のレポート全体を要約した“Executive Summary”も公表されました。また、このテーマに関するFacebookページ、動画、スライド資料も公開されています。

Social Metadata for Libraries, Archives, and Museums, Part 3: Recommendations and Readings(PDF:78ページ)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2012/2012-01.pdf

米国国立公文書館、DocsTeachのiPad用アプリ公開

米国国立公文書館(NARA)は昨年11月24日に、教師向けのウェブサイト“DocsTeach”を公開していますが、このたび、iPad用のアプリを無料公開したとのことです。

Ref.
National Archives and Its Foundation Announce Launch of DocsTeach App for iPad(米国国立公文書館 2012/4/11付けプレスリリース)
http://www.archives.gov/press/press-releases/2012/nr12-104.html

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