アーカイブ - 2012年 4月 24日 - car

国立情報学研究所(NII)、「電子的学術情報資源を中心とする新たな基盤構築に向けた構想」を公表

国立情報学研究所(NII)が、2012年4月24日に、学術コンテンツ運営・連携本部図書館連携作業部会による報告書「電子的学術情報資源を中心とする新たな基盤構築に向けた構想」(2012年3月付け)を公開しました。同部会は、2009年3月に「次世代目録所在情報サービスの在り方について(最終報告)」を公表しました。今回の報告書は、それから3年が経過した現在の状況を整理し、目録所在情報サービスを含めた学術情報の整備等に関する今後の構想について検討した結果をまとめたものです。

電子的学術情報資源を中心とする新たな基盤構築に向けた構想(PDF:26ページ)
http://www.nii.ac.jp/content/archive/pdf/content_report_h23.pdf

ハーバード大学、価格高騰する学術雑誌の購読中止を視野に入れた対策案を教員等に提示

米国のハーバード大学の教員で構成される図書館に関する諮問委員会(Faculty Advisory Council)が、学術雑誌の価格高騰問題へ対応するために教員・学生らに対していくつかの対策を提案しています。

同委員会は、まず、

・ハーバードは大手出版社に対して年間375万ドル支払っている
・一部のジャーナルは年間4万ドルもの購読費がかかっている
・ある2社については過去6年で145%値上がりしている

のような苦しい現状を述べ、主要な学術雑誌の契約、少なくとも大手2社との契約をこれまで通りに続けていくことは不可能という結論に至ったと説明しています。そして、教員及び学生と図書館に対して次の9つの対策を検討するように示し、意見を募っています。(うち、1~6が教員及び学生向け、7~9が図書館向け。)

(1)大学のオープンアクセス(OA)ポリシーに従って自著論文を必ず機関リポジトリに登録すること。
(2)論文の投稿先として、OAジャーナルや、維持可能な価格のジャーナルを検討すること。
(3)ジャーナルの編集委員を担当している場合は、OA化することや、無理な価格設定をする出版社と縁を切ることを検討すること。無理ならば編集委員の辞任も考えること。
(4)専門家組織にこの問題を取り上げてもらうこと。

国立公文書館が2011年度の東日本大震災被災公文書等修復支援事業報告書及び2012年度の同事業概要を公表

国立公文書館が、2011年度に実施した東日本大震災被災公文書等修復支援事業の報告書を公表しました。また、併せて、2012年度の同事業の概要についても公表しています。

平成24年度 被災公文書等修復支援事業概要 (国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/top/111228_02_02.html

かけがえのない郷土、新たな夢と希望に向けて―東日本大震災被災公文書等修復支援事業報告書― (PDF)
http://www.archives.go.jp/top/pdf/111228_02_2_01.pdf

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が研究データ管理に関する講演資料10本を公開

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が研究データ管理(research data management:RDM)に関する講演資料計10本を公開しました。2種類のイベントの資料から成り、2012年3月末に様々なテーマで開催された第5回RLUKメンバー会議の資料(10本中、後半4本がRDM関係)と、RDMをテーマとしたディスカッションの資料6本です。JISCやデジタルキュレーションセンター(DCC)のようなRDM支援を行っている機関や各高等教育機関からの報告のほか、シェフィールド大学のSheila Corrall氏による、図書館員がRDMサービスを提供するに当たって求められるスキルについての講演も含まれています。

Presentations from the RLUK Members Meeting and AGM(RLUK 2012/4/20付け記事)
http://www.rluk.ac.uk/content/presentations-rluk-members-meeting-and-agm

Clarifying the Roles of Libraries in Research Data Management: A Discussion Day to find Creative Solutions(RLUK 2012/4/20付け記事)

シェイクスピアの遺書、サイン(記事紹介)

英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアの誕生日は伝統的に4月23日(死亡日と同じ)とされ、祝われています。彼は1616年に亡くなるわずか数週間前に妻や娘に宛てた遺書を作成しました。英国国立公文書館(TNA)はその遺書をデジタル化してオンラインで公開しています。もっとも、この遺書は弁護士が書いたもので家族や友人に宛てた言葉が記されているわけではないそうです。ただ、シェイクスピアは多くの詩や30以上の劇を残したものの手稿や個人的な手紙が残っておらず、そんななか、この遺書には3回も手書きでサインがされているという意味で貴重です。彼のサインは他に3例しか知られてないそうです。同館では、その他にも、ジェーン・オースティンなどの有名人の遺書や、カンタベリー遺言裁判所(Prerogative Court of Canterbury)の1384年~1858年における100万点以上の遺書などをデジタル化して公開しています。

Shakespeare's will
http://www.nationalarchives.gov.uk/museum/item.asp?item_id=21

Prerogative Court of Canterbury wills (1384 - 1858)

OCLC、MLAにおけるソーシャルメタデータの活用に関するレポート(第3弾)を発表

2012年4月23日、米国OCLCの研究部門OCLC Researchが、“Social Metadata for Libraries, Archives and Museums Part 3: Recommendations and Readings”と題したレポートを公表しました。これは、図書館・博物館・文書館(MLA機関)におけるソーシャルメタデータの活用をテーマとした一連のレポートの第3弾(最終巻)で、これまでに発表された第1弾(2011年9月)と第2弾(2012年1月)の内容を受けて各機関への推奨事項をまとめたものです。あわせて、3本のレポート全体を要約した“Executive Summary”も公表されました。また、このテーマに関するFacebookページ、動画、スライド資料も公開されています。

Social Metadata for Libraries, Archives, and Museums, Part 3: Recommendations and Readings(PDF:78ページ)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2012/2012-01.pdf

米国国立公文書館、DocsTeachのiPad用アプリ公開

米国国立公文書館(NARA)は昨年11月24日に、教師向けのウェブサイト“DocsTeach”を公開していますが、このたび、iPad用のアプリを無料公開したとのことです。

Ref.
National Archives and Its Foundation Announce Launch of DocsTeach App for iPad(米国国立公文書館 2012/4/11付けプレスリリース)
http://www.archives.gov/press/press-releases/2012/nr12-104.html

絵本のメニューをいただきます、福岡県小郡市の「ものがたりレシピ給食」

「子ども読書の日」だった2012年4月23日、福岡県の小郡市立図書館が「ものがたりレシピ給食」という取組を行ったようです。これは、市内の小中学校の給食に絵本で登場する食べ物を取り入れようというもので、2011年に開始されて今年で2回目となるようです。今回は『11ぴきのねことあほうどり』(馬場のぼる作)で登場するコロッケと、『キャベツくん』(長新太作)にちなんだキャベツのサラダが選ばれました。また、協力が得られた学校では市長や栄養士などによる絵本の読み聞かせも行われたり、同館ではテーマ展示の実施やリーフレットの作成・配布も実施しています。

絵本登場のメニュー給食に(西日本新聞 2012/4/24付け記事)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/298816

テーマ展示(小郡市立図書館)(「児童展示コーナー『ものがたりレシピをいただきます』」と紹介あり)
http://www.library-ogori.jp/event.html#03

平成24年度「こどもの読書週間」行事予定(福岡県)
http://www.lib.pref.fukuoka.jp/hp/works/2012/kodomonodokusyoshukan24.pdf

参考:

ユネスコ、世界図書・著作権の日に、翻訳図書にどんなものがあるか探す参考図書"Index Translationum"80周年の記念イベント

4月23日は、ユネスコが定める世界図書・著作権の日でしたが、ユネスコはこの日に合わせ、今年誕生から80周年を迎えた参考図書(レファレンスブック)"Index Translationum"に関するイベントが開催しています。

Index Translationumは、翻訳図書にどんなものがあるか探すツールです。

Ref.
Index Translationum - World Bibliography of Translation
World Book and Copyright Day(ユネスコ)
http://www.unesco.org/new/en/unesco/events/prizes-and-celebrations/celebrations/international-days/world-book-and-copyright-day-2012

80th anniversary of the Index Translationum(ユネスコ)
http://www.unesco.org/new/en/unesco/events/all-events/?tx_browser_pi1[showUid]=6220&cHash=5146a2c07a

大阪市民が選ぶ1冊の絵本、第3回目は『おまえうまそうだな』に決定

大阪市立中央図書館で、2012年4月23日に、第3回目「One Book One OSAKA-みんなでえらぶ1さつのえほん-」発表会が開催されました。同館が2009年に開始したこの取組では、約1年間かけて市民が投票した結果に基づいて「1冊の絵本」(One Book)が決定されます。今回は宮西達也さん作の『おまえうまそうだな』が選ばれ、発表会では朝日放送アナウンサーによる読み聞かせなどが行われました。なお、第1回目は『はらぺこあおむし』、第2回目には『ぐりとぐら』が選ばれています。同館ではこの取組に関するニュースレター“One Book One OSAKA News”も発行しています。

One Book One OSAKA News 19号(2012年4月)
http://www.oml.city.osaka.jp/1bk/1bkn_19.html

One Book One OSAKA News
http://www.oml.city.osaka.jp/1bk/1bkp1.html

大阪市の今年の一冊「おまえうまそうだな」 中央図書館で発表会(MSN産経ニュース 2012/4/24付け記事)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120424/osk12042402040000-n1.htm

参考:

英国図書館、2020年ビジョンに関するデータを紹介するパンフレットを公開

BL(英国図書館)では、2020年ビジョンにおいて世界の情報ネットワークのハブであり続けることを掲げていますが、このビジョンのもとすすめられている各種事業の価値や数値データを紹介したパンフレットを公開しています。

Ref.
Transforming stored knowledge into smart knowledge(英国図書館公開のパンフレット)
http://pressandpolicy.bl.uk/imagelibrary/downloadMedia.ashx?MediaDetailsID=1428
http://pressandpolicy.bl.uk/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=1428

米国議会図書館、アルメニア印刷の創業500年を記念する展示会開催

LC(米国議会図書館)は、アルメニア印刷の創業500年を記念する展示会を4月19日から開催しています。このイベントは、ユネスコによる2012年の"本の首都"(World Book Capital)が、アルメニアの首都エレバンであることを記念するイベントともなっています。

Ref.
Library Marks 500th Anniversary of Armenian Printing With Exhibition, Publication - Exhibition to Open on Vardanants Day, April 19 (米国議会図書館 2012/4/18付けニュースリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2012/12-084.html

参考
2013年の“World Book Capital”はバンコク(タイ)に決定
Posted 2011年7月1日
http://current.ndl.go.jp/node/18569

CoSN、学校における携帯とソーシャルメディアの扱いに関する小レポート公開

CoSN(学校ネットワーク協会)が、携帯とソーシャルネットワークに関する小レポートを取りまとめ公開しています。ALA(米国図書館協会)のAASL(米国学校図書館協会)など関係団体も、リリースに際し名を連ねています。このレポートには、以下のような点が含まれています。

・授業での携帯端末の活用が増え、多くの学校が携帯使用禁止から授業での活用へとポリシーを変更しつつある
・携帯端末とソーシャルメディアの活用を通じた教育的効果が観察されている。
・連邦政府、州政府ならびに地方レベルでのポリシーは、この状況に対応するため修正を要する

Ref.
Making Progress: Rethinking State and School District Policies Concerning Mobile Technologies and Social Media(学校ネットワーク協会 (日付不明))
http://www.cosn.org/Default.aspx?TabId=12543

AASL joins CoSN in release of report on mobile technologies and social media(米国図書館協会 2012/4/23付けプレスリリース)