アーカイブ - 2012年 4月 20日 - car

文部科学省が「アカデミッククラウドに関する検討会」を開始

文部科学省が2012年4月から「アカデミッククラウドに関する検討会」を開始すると発表しました。「アカデミッククラウド」とは、全国の大学等の研究者が多種多様なデータや情報等をオンラインで手軽に利用して、「データ科学」の手法を用いて科学的・社会的に意義のある研究成果を得ることができるような環境のこととされています。調査事項として以下の4点が挙げられています。

(1)データベース等の連携について
(2)システム環境の構築について
(3)データ科学の高度化に資する研究開発について
(4)その他アカデミッククラウドに関すること

第1回の研究会が4月27日に開催されます。

アカデミッククラウドに関する検討会について(文部科学省 2012/4/20付け情報)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shinkou/027/gaiyou/1320068.htm

アカデミッククラウドに関する検討会(第1回)の開催について(文部科学省 2012/4/20付け情報)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shinkou/027/kaisai/1320065.htm

参考:
E1149 - 「知識インフラ」の構築に向けて国立国会図書館が果たす役割

神戸大学附属図書館、デジタルアーカイブ「新聞記事文庫」で大正から昭和初期の新聞切抜資料約9,000記事を追加公開

2012年4月20日、神戸大学附属図書館が、デジタルアーカイブ「新聞記事文庫」で、大分類「(24)政治・行政」中の「議会政党および選挙(29~47巻)」「外交(1~41巻)」の新聞切抜資料約9,000記事分を追加公開しました。「新聞記事文庫」は、神戸大学経済経営研究所によって作成された明治末から昭和45年(1970年)までの新聞切抜資料です。神戸大学附属図書館によると、今回の新規公開分では、大正から昭和初期の国内外の動きを窺い知ることができ、特に「外交」の記事からは、第一次世界大戦勃発前後の緊迫した国際情勢が窺えるとしています。

新聞記事文庫
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/sinbun/

東京国立博物館、音声で見学コースを案内したり伝統工芸の制作工程を体験できるアンドロイド用アプリ「トーハクなび」を公開

2012年4月19日に、東京国立博物館がアンドロイド端末用のアプリとして「トーハクなび」を公開しました。「トーハクなび」は、2011年1月から4月の間、東京国立博物館で貸出サービスとして実施した位置連動型博物館ガイド「とーはくナビ」をベースとして制作されたもので、東京国立博物館総合文化展をめぐる5つの見学コース等を紹介するアプリです。東京国立博物館の説明によると、一部のコースでは、コースに沿って歩くだけで建物や展示室に応じた概要説明が音声や写真、動画を通して提供されるとのことです。また、蒔絵や陶磁などの伝統工芸の制作工程を手元で体験できるインタラクティブなコンテンツも収録しているとのことです。

トーハクなび アプリについて (東京国立博物館 2012/4/19付けの記事)
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1467

スウェーデン王立図書館がOCLC WorldCat不参加を選んだ理由についてコメント

スウェーデン王立図書館は2011年12月に書誌データ利用ポリシーを理由としてOCLCの総合目録WorldCatへの参加を見送ることを発表し、その後OCLCがコメントを発表していました。この件に関して、同館が2012年4月19日付けのブログ記事で不参加の理由を整理したコメントを発表しています。主な内容は以下の3点です。

(1)WorldCatの書誌データの再利用等に関して参加館はOCLCよりも弱い権利しか与えられておらず、非対称な構造になっている。
(2)国立の図書館としてOCLCという単一の組織だけに協力するということはできない。
(3)スウェーデン王立図書館は書誌データを完全に公開することが戦略的に重要だと考えている。

最後に、各館がWorldCatからダウンロードした書誌をCCOライセンス(パブリックドメイン)も含めたオープンなライセンスで他のサービスに提供することをOCLCは許可すべきである、それはOCLCのサービスプロバイダとしての地位を弱めるのではなく強化することにつながるであろう、と主張されています。

メタデータやLinked Data等の専門家として知られるKaren Coyle氏は、自身のブログでこのコメントを紹介し、「スウェーデン王立図書館の反論はもっともであり否定できない」と述べています。

群馬県、「東日本大震災に関する記録―群馬県―」を公表

2012年4月10日に群馬県危機管理室は、東日本大震災への県の対応記録をまとめた「東日本大震災に関する記録-群馬県-」を公表しました。震災の概要や被害状況、県内の初動対応から応急・復旧対応、被災地・避難者支援等がまとめられています。

「東日本大震災に関する記録-群馬県-」について
http://www.pref.gunma.jp/05/am4900008.html

「東日本大震災に関する記録-群馬県-」について(危機管理室) (群馬県 2012/4/10付けの記事)
http://www.pref.gunma.jp/houdou/am5000003.html

参考:
宮城県教育委員会、「東日本大震災に係る教育関連記録集」のページを公開
http://current.ndl.go.jp/node/20666

国立国会図書館、「電子情報に関する標準」のウェブページを開設

国立国会図書館は、2012年4月20日、「電子情報に関する標準」のウェブページを開設しました。国立国会図書館が採用する、メタデータや識別子等の電子情報の収集・提供・保存に関する標準、関連するリンク集や最新情報が掲載されています。

Ref.
電子情報に関する標準(日本語版)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/standards/index.html

電子情報に関する標準(英語版)
http://www.ndl.go.jp/en/aboutus/standards/index.html

Linked Open DataによるWorldCatデータ公開に向けたOCLCの取組(記事紹介)

2012年4月16日~18日に米国オハイオ州で開催されたOCLCのGlobal Council Meetingで、第2日目に、OCLCの副社長であるRobin Murray氏及びJim Michalko氏による“Linked Open Data”と題した講演が行われました。その様子について、LYRASISのPeter E. Murray氏が自身のブログでレポートしています。講演では、Linked DataによるWorldCatのデータの公開に向けたOCLCの取組について紹介され、特に後半ではMichalko氏が権利関係の話題を提供したそうです。レポートからは、OCLCがデータ公開について積極的に捉えていること(“opportunity than threat”)や、公開されるデータには営利目的でも自由に利用可能なODC-BYライセンス(VIAFでも採用)の採用が検討されていることなどが伺えます。講演後には、CC0ライセンス(パブリックドメイン)を採用しているEuropeanaにデータを提供する際の問題についても議論されたそうです。講演映像や資料は後日OCLCのサイトで公開される予定とのことです。

米国地質調査局、130年間のデジタル化地形図等161,000点を提供する“Historical Topographic Map Collection”を公開

米国地質調査局(U.S.. Geological Survey)が、デジタル化した過去130年間に渡る米国の歴史的な地形図等161,000点以上を提供するウェブサイト“Historical Topographic Map Collection”を公開しました。提供されている地形図等についてはフリーダウンロードが可能とのことです。

The National Map: Historical Topographic Map Collection
http://nationalmap.gov/historical/

Historical Maps Go Digital (U.S. Geological Survey 2012/4/19付けの記事)
http://www.usgs.gov/newsroom/article.asp?ID=3176&from=rss_home

Historic Maps Go Digital, More than 161,000 Historic Topographic Maps Now Available from USGS (Free) (LJ INFOdocket 2012/4/19付けの記事)

オーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”がAPIを公開

オーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”がAPIを公開しました。Troveの検索対象には同館がデジタル化した新聞をはじめとする様々なコンテンツが含まれており、ユーザによるテキスト修正やコンテンツへのタグ付け等が盛んに行われています。

API(Trove)
http://trove.nla.gov.au/general/api

API - Technical Guide(Trove)
http://trove.nla.gov.au/general/api-technical

API - Terms of Use(Trove)
http://trove.nla.gov.au/general/api-termsofuse

Trove Application Programming Interface (API)(Trove 2012/4/16付けニュース)
http://trove.nla.gov.au/forum/showthread.php?896-Trove-Application-Programming-Interface-%28API%29

参考:
オーストラリア国立図書館の情報探索システムTroveの機能拡張作業についての記事
http://current.ndl.go.jp/node/19536

北海道大学、科学技術コミュニケーションの基本的な考え方とスキルを動画と電子書籍で学ぶ「道具箱」を公開

2012年4月20日に、北海道大学高等教育推進機構高等教育研究部に設置されている科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)が、科学技術コミュニケーションにおける基本的な考え方やスキルをコンパクトにまとめた「科学技術コミュニケーションの道具箱」を公開しました。「科学技術コミュニケーションの道具箱」は動画と電子書籍で構成されており、「サイエンス・カフェ」「科学技術コンテンツのデザイン」「研究紹介ビデオを作ろう」等の12タイトルがあります。

科学技術コミュニケーション、ビデオと電子書籍で学べます (北海道大学CoSTEP 2012/4/20付けの記事)
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/costep/news/article/184/

福岡市がPinterestに公式アカウントを開設、日本の自治体では初

2012年4月20日に福岡市が画像共有ソーシャルネットワークサービス“Pinterest”(ピンタレスト)に公式アカウント「福岡チャンネル」を開設しました。同市によると日本の自治体としては初めてとのことです。

福岡チャンネル(Pinterest)
http://pinterest.com/fukuokachannel/

福岡市
http://www.city.fukuoka.lg.jp/

福岡市がPinterestで情報発信 国内自治体初(ITmedia ニュース 2012/4/19付け記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1204/19/news087.html

参考:
Pinterestを活用している博物館・美術館の10の事例(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/20604

教員が“Pinterest”を活用するための16の方法(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/20588

EuropeanaがPinterestに公式ページを公開
http://current.ndl.go.jp/node/20433

米シラキュース大学、Pinterestを用いた「未来の図書館」アイディアコンテストを開催中